無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで201万冊以上配信中!
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
Posted by ブクログ
「cocoon」に続く戦争もの。「アノネ、」のタイトルの通り「アンネの日記」に題材をとっているが、今作も架空の国が舞台であり主人公の名もアンネではなく花子。迫害される身でありながら、どこまでも牧歌的な花子。
そして、もう一人の主人公太郎は、かつて芸術家を目指しながら夢敗れ、今は花子たちの民族を収容所送りにする軍事国家の将校。ヒトラーがモデルであることは言うまでもない。
二人は角砂糖の部屋の中で日々を過ごす。互いに傷つけあいながら、互いに依存しあいながら。迫害されるユダヤ人の象徴たるアンネ=花子と、迫害するナチスの代表ヒトラー=太郎、本来ならば決して交わることない二人の関係。本来ならば禁忌と言ってもいいその組み合わせをあえて描き、そうしてできた作品は前作を圧倒的に超えて迫る。
「cocoon」もよく出来てはいたが、今作では一気に次のステージに上がったように思う。凡庸な戦争ものが多いなかで、これは傑作と言っていいんじゃないだろうか。
Posted by ブクログ
夢を見るにも、周りの人々に支えられなければならない
それは子供だからしかたない
逆に言うと、大人たちは子供に夢を託すしかないのである
そのことにうすうす気づきはじめたふたりは
自由な世界におびえ、絶望するのだった
自分がなんでもできるというのは思い込みで
大人たちの助けを当然のように受け入れていた結果でしかない
その事実をどうしても受け入れられないのは
まあ、大人たちの劣等感の受け皿にされたという恨みにもよるだろう
しかし大人たちが自信を喪失した時代にあって
少年の自暴自棄な行動が、むしろ希望として賞賛されたとき
不自由ながらも安定した毎日にしがみつく少女は
白昼夢の世界からはじき出されてしまうのだった
そこではじめて他者への、心からの思いやりを持てるのだけど
そのとき彼女はすでに引き返せないところまで来てしまっていたというね
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
ビジネス・実用
小説・文芸
少女・女性マンガ