宮下英樹のレビュー一覧

  • センゴク外伝 桶狭間戦記(5)

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    桶狭間合戦に至るまでの今川・織田両雄の足取りを描く最終第五巻。遂に桶狭間合戦。今川義元の思い描いた秩序立った世は訪れず、まだ戦国の混乱は続くことになる。そしてそれを締めくくる、信長・秀吉・家康の時代へとつながっていく。
    雄々しく散った義元の最期、信長との直接の交わりがあればまた時代も変わったのかもしれない。

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    2023年05月14日
  • センゴク外伝 桶狭間戦記(4)

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    桶狭間合戦に至るまでの今川・織田両雄の足取りを描く第四巻。ついに今川義元挙兵。幕府を見限り、法度と寄親寄子制度により築き上げた強力な軍団で尾張へと侵攻する。攻める今川、守る織田、ともに伊勢湾貿易の要たる熱田と津島が焦点とみて軍勢を寄せるが果たして。。。

    信長の熱田戦勝祈願も今川侵攻に動揺する熱田勢を押さえるためとの描写。互いに銭の力を知る者同士の知力戦が見どころ。

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    2023年05月14日
  • センゴク外伝 桶狭間戦記(3)

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    桶狭間合戦に至るまでの今川・織田両雄の足取りを描く第三巻。雪斎の策による甲相駿三国同盟締結と織田家中の跡目争いを描く。
    今川義元が着実に力をつけていく姿と、織田信長が非情によって国をまとめていく姿が相対されて示される。今川が海道一の弓取りと呼ばれていたのは知っていたけれど、これほど他国に力を及ぼしていたとは知らなかった。
    ところで雪斎はラ〇ウですかね。。。

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    2023年05月14日
  • センゴク外伝 桶狭間戦記(2)

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    桶狭間合戦に至るまでの今川・織田両雄の足取りを描く第二巻。今巻は信長の幼少期から家督相続までを追いながら、銭の力と織田家の内情を描いていく。
    借用書取引のような金融市場の発達を描いているところが面白かった。いつの時代もどの世界も、同じような道をたどるのだなと。

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    2023年05月14日
  • センゴク外伝 桶狭間戦記(1)

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    桶狭間合戦に至るまでの今川・織田両雄の足取りを描く第一巻。今川義元・雪斎師弟を軸に、小氷河期による飢饉と銭の力の台頭を背景とした戦国大名の姿、特に今川と織田および間に挟まれた松平の国造りと抗争を描いていく。
    今川の師弟コンビが生き生きとしていて良い。そして国家・社会論の視点からも見どころあり。

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    2023年05月14日
  • センゴク権兵衛(27)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語最終巻。
    秀吉が死に、関ヶ原合戦をへて家康の世となる。その中を"縁"を頼りに肩の力を抜いて乗り切る権兵衛。縁故の人々の行く末も描きながらの最終巻は、長い物語の終わりの静けさに満ちている。

    熱血のシリーズ開幕から紆余曲折あって、後半特に終盤は主人公の影が薄くなり気味ではあったけれど、新しい歴史解釈も取り入れ、三河の三英傑をまた違った角度から眺めることのできる、読み応えのある作品だったと思う。長らくお疲れさまでした。

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    2023年05月14日
  • センゴク権兵衛(26)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第二十六巻。
    死期の近づく秀吉と緒将の葛藤。権兵衛も心の中で秀吉との別れを済ませる。そして正室お藤の方との別れ。
    寂しくなってきたなあ。

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    2023年05月13日
  • センゴク権兵衛(25)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第二十五巻。
    小諸の国づくりに奔走する権兵衛は、頑なな民衆に手を焼きつつも、日々の安らぎを実感する。一方中央では秀次事件が起こる。だんだんと精神を追い詰められていく秀次の姿が苦しい。失意の秀吉を支えるよう求められるが距離を置く決断を刷る権兵衛。終わりが見えてきたか。

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    2023年05月13日
  • センゴク権兵衛(24)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第二十四巻。
    前半は厭戦気分広がる陣中の様子と、後半は市中の荒廃とそれを代表する石川五右衛門の捕り物。

    権兵衛すらいつかは秀吉の死を望む気持ちになるかもしれないと思い、寂しさに襲われる。為政者の孤独と孤立。

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    2023年05月13日
  • センゴク権兵衛(23)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第二十三巻。
    鶴松の死をきっかけに急速に進む朝鮮侵攻。秀吉は強気と迷いを繰り返しながら名護屋に移る。先発隊の快進撃に秀吉の渡海が待たれるところだが、次の一手はどう打つのか。

    それにしても家康腹黒くなったなあ。。。

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    2023年05月12日
  • センゴク権兵衛(22)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第二十二巻。奥州仕置きにより乱世は終結したにもかかわらず豊臣政権に漂う暗雲。秀吉亡き後の政権構想をめぐって様々な思惑が入り乱れる。一方小諸入りした権兵衛は厳しい状況の中、一歩ずつ領国経営に歩んでいく。
    秀長、利休といった大物が淡々と去る一巻。

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    2023年05月11日
  • センゴク権兵衛(21)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第二十一巻。
    先の小田原城攻めの功で仙石家の大名復帰が決まるが、権兵衛は思うところあって秀吉のもとへ向かう。道中かつての同僚が秀吉に手打ちにされたとの報を聞き、一言意見せねばと決意するのだが。。。

    織田信雄も改易される中でも自分を通す権兵衛に、また新たな有力者とのかかわりが生まれる。そしてついに始まる秀吉の海外構想。流石に風呂敷を広げすぎという気もするが、果たして。

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    2023年05月10日
  • センゴク権兵衛(20)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第二十巻。伊達政宗の小田原参陣と戦いの終結。"宮下版"政宗は眼帯なしか。見た目がちょっと怖いな。やっぱり眼帯があった方がいい気がする。
    そして、北条氏直の一生一度の法度破りがかわいい。

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    2023年05月09日
  • センゴク権兵衛(17)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第十七巻。
    小田原攻めに浪人として参加していた権兵衛は、これまでの人の縁のつながりで、攻城戦への参加のきっかけをつかむ。だが、共闘するはずの堀久に異変が?
    権兵衛再出世の糸口をつかめるか。次巻期待。

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    2023年05月08日
  • センゴク権兵衛(16)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第十六巻。
    家来を連れて小田原へ向かう権兵衛。物語の始まりの地、稲葉山城他をめぐりながら過去語りをするところは感慨深い。そして支城の山中城攻め。軍功に焦ることなく着実に進む姿には彼の成長が窺える。秀吉との邂逅の場面もまたノスタルジック。
    それにしても微妙なおふざけは要らなかったかな。

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    2023年05月07日
  • センゴク権兵衛(15)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第十五巻。
    秀吉の小田原城攻めに至るまでの後北条氏の物語。そして最後に遂に権兵衛の現場復帰。

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    2023年05月07日
  • センゴク権兵衛(14)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第十四巻。
    前半はお棄誕生後の落首事件etc秀吉政権の変貌、後半は後北条氏の国造り物語。いかに戦国関東の雄が生まれたか。

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    2023年05月07日
  • センゴク権兵衛(13)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第十三巻。
    心の余裕をなくしていく秀吉に周囲の心配も募る。奥では何とかのし上がらんとする茶々がお籠りを決断。家康と秀吉のバカ試合もまた見どころ。

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    2023年05月07日
  • センゴク権兵衛(12)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第十二巻。
    権兵衛の高野山での人生を見つめなおす日々。様々な人との縁がやがて彼を戦国の世へと呼び戻す。その表世界では秀吉の九州征伐が完了、時代はそれぞれに新しい未来へと移りゆく。秀吉の世界構想の行く末は。

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    2023年05月07日
  • センゴク権兵衛(11)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第十一巻。戸次川合戦後の情勢。
    秀吉の命に反し島津と合戦に及びさらには敗戦にて緒将を失った権兵衛は改易となる。家臣団は解散、婿をも失って失意の家中。権兵衛はおのれを見つめなおすため、高野山入山を決意する。
    権兵衛人生最大の岐路に、彼の生きる力が試される。

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    2023年05月07日