あらすじ
小氷河期による飢饉によって、人々が危機的状況にあった戦国時代。人間の欲望を膨張させる“銭”なる魔物が、日本をさらなる戦乱の世へと駆り立てようとしていた――。若き日の織田信長(おだ・のぶなが)は、尾張国の商業都市・津島で、その“銭”なるものの魔性を肌で感じていた。織田家三代にわたって続けられてきた“銭”との戦いの末に、信長が勝ち得た“力”とはいかなるものか!?
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Posted by ブクログ
今までとは違った今川義元観に圧倒されました。
また信長ではなく、あえて父親の信秀にフォーカスを当てるあたり、戦国好きにはたまらない内容です。
本編のセンゴクも然りですが、今まで歴史書で語られることがなかった経済的な側面を捉えているところがこれまでの凡百の歴史漫画とは一線を画する部分ではないかと思います。
Posted by ブクログ
信長の幼少時代、そして織田信長の父や祖父にスポットライトが当たる巻。こういった人物がクローズアップされるのは宮下作品ならではだなあ。高値安定。
Posted by ブクログ
桶狭間合戦に至るまでの今川・織田両雄の足取りを描く第二巻。今巻は信長の幼少期から家督相続までを追いながら、銭の力と織田家の内情を描いていく。
借用書取引のような金融市場の発達を描いているところが面白かった。いつの時代もどの世界も、同じような道をたどるのだなと。