宮下英樹のレビュー一覧

  • センゴク権兵衛(8)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第八巻。
    九州侵攻の前触れとして豊後入りした権兵衛達。思いのほか家中の統一を欠く大友勢を前に、無理をするなとの建前のもと、島津を討つ大義名分づくりに思案する。彼の胸の内は。
    一方"某"は着実に成長を遂げ、仙石家になくてはならない立場へと。次巻決戦。

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    2023年05月06日
  • センゴク権兵衛(7)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第七巻。前半は島津四兄弟による耳川合戦、後半は九州攻めに向けた政略のあれこれ。
    島津四兄弟はもう十年早く登場していれば。と思わなくもない。

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    2023年05月06日
  • センゴク権兵衛(5)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第五巻。四国攻めは長宗我部と秀吉側黒田官兵衛の策の読みあいとなる。権兵衛達から過年の引田合戦の様子を聴いた官兵衛が下す決断は。。。
    遂に秀吉が関白就任。天下惣無事時代が見えてきた。

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    2023年05月06日
  • センゴク権兵衛(4)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第四巻。紀州攻め終結から四国攻め開始まで。
    一兵卒に戻ったかのような槍働きは権兵衛に生気を取り戻させる。だがやがて大きな戦略の渦に巻き込まれてゆく。秀吉との再会に懐かしさとともに違和感を感じる権兵衛。四国では巨鯨長宗我部が待ち受ける。。。
    裏主人公の田宮"某"の成長と恋路に期待も出てきた一巻。

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    2023年05月06日
  • センゴク権兵衛(3)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第三巻。
    湯川党に紀州の山中に引き込まれた権兵衛たち。彼らのテリトリーの中で慣れない戦いに苦しめられるが。。。権兵衛のしぶとさと適応力、武将一人一人の才覚が徐々にかみ合いだす。このまま勝利なるか?

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    2023年05月06日
  • センゴク権兵衛(2)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第二巻。
    紀州根来攻め。権兵衛に仕える同地出身の"ソバカス"こと津田杉ノ坊妙算の苦しい胸の内が描かれる。そして湯川勢との新たな戦いへと。

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    2023年05月06日
  • センゴク権兵衛(1)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第一巻。

    淡路の大名となった権兵衛のもとに田宮"某"が仕官。若い彼の目線も交えながら、もはや一兵卒ではない権兵衛の働きが描かれていく。物語は秀吉旗下で能吏が重きをなされていく様を描きながら、紀州根来攻めへと。

    ところでなぜ沖田畷の合戦がプロローグに持ってこられたのだろうか。九州攻めはひとつのテーマとはいえ、天下分け目の戦いというわけでもないと思うのだが。

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    2023年05月06日
  • センゴク一統記(15)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部最終第十五巻。小牧・長久手合戦終結から、講和後までを描く。

    池田恒興が見せた最期の気概と余裕が美しい。暗愚に描かれてきた信雄も、ここで見せ場を一つ。物語は権兵衛と堀秀政、秀吉との新しい世・戦国大名のありかたについての語らいで幕を閉じる。そこにある希望のイメージは今後どのように具現化していくのだろうか。

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    2023年05月06日
  • センゴク一統記(14)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第十四巻。
    小牧・長久手合戦中盤。遂に立ち上がった家康。その動きを見抜いた秀吉は王手飛車取りの策を練るのだが。。。
    家康・三河武士の活躍光る一巻。

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    2023年05月05日
  • センゴク一統記(13)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第十三巻。
    天下取りに動き出した秀吉。一方の織田は凋落を続ける。最後に残った信雄は家康と組んで対抗しようとするが。。。
    小牧・長久手合戦前夜。

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    2023年05月05日
  • センゴク一統記(12)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第十二巻。
    引田合戦の後日譚と賤ヶ岳合戦から柴田勝家の破滅まで。若い力が散り、老兵は去る。これで時代はまた一歩前へと進んだ。
    賤ヶ岳での秀吉の演説は、古代ローマの名将カエサルのルビコン渡河時演説のもじりか。うーん。

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    2023年05月06日
  • センゴク一統記(11)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第十一巻。
    羽柴・柴田が賤ヶ岳にらみ合う裏、四国で勃発した引田合戦。権兵衛は自らの名を分け与えた若手三人衆とともにこれにあたるが。。。
    新しい時代の希望と、戦国の世の厳しさが交錯する一巻。

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    2023年05月05日
  • センゴク一統記(10)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第十巻。
    賤ヶ岳合戦前夜。羽柴・柴田の軋轢は引き返しのつかないところまで来ていた。そんな中、戦の形の変化に緒将たちは新しい時代の到来と、それに抗する古い力の強さに想いを馳せていた。

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    2023年05月05日
  • センゴク一統記(9)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第九巻。
    前半は長宗我部元親の一代記と対する三好三郎の寸評。後半は柴田・羽柴の仲違いと信長の葬儀にまつわるetc。ついに秀吉が動く。

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    2023年05月04日
  • センゴク一統記(7)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第七巻。
    山崎合戦決着。秀吉は戦後処理へと。権兵衛はいまだ正式な国主の知らせは来ないものの、一同には安堵の空気が流れていた。信長の妹お市の方の三姉妹も登場。織田家中の跡目争いが本格化する前の穏やかな日々が描かれる。

    どこまでも静かに散っていった光秀。この後の国の在り方、それを担う秀吉に想いをはせる姿は満ち足りた達観の境地にも見える。けれど最後に彼の狂気を見たかった気もする。

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    2023年05月04日
  • センゴク一統記(6)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第六巻。
    理想主義の光秀と現実主義の秀吉。天下百年の計をかけた山崎合戦がついに始まる。

    判官贔屓か、光秀の理想主義に賭けたくもなるが、秀吉の語る人の姿もまた実像。兵力に劣りながらも圧倒する明智軍に、秀吉が権兵衛の書状をきっかけに奮起するところで本巻は終わり。
    個人的にはなぜか合戦の気合というものが本巻からは今一つ伝わってこなかった。

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    2023年05月04日
  • センゴク一統記(5)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第五巻。
    本能寺の変後の足場固めを急ぐ光秀に、急報を受け急ぎ毛利方との和睦を成し京への大返しへと移る秀吉。権兵衛は秀吉とは別れ、淡路の抑えに向かう。

    混乱の中、緒将の迷いと決断、政治力が描かれる一巻。

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    2023年05月04日
  • センゴク一統記(4)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第四巻。遂に場面は本能寺の変に至る。そして事を成し遂げた光秀が打ち立てんとするまったく新しい天下の政とは。

    本能寺の変の場面は静かに信長たちの終わりを描いているように思えた。"下剋上すべて堪能せり"とは終焉にふさわしい。また、光秀の描くボトムアップの新しい政はこの時代にはさすがに早すぎるように思う。ただ、堺のような自治都市の例もあり、それを発展していけば?と思わなくもないが、やはりそれを日本全国の一般民草まで落とし込むのは難しいかったろう。いくら当時の庶民の教育レベルが高かったとはいえ。

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    2023年05月04日
  • センゴク一統記(3)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第三巻。丸々一巻、明智光秀の過去から今までを追い、本能寺の変実行を決心するまでの人生を綴る。光秀と信長、近しい業を背負った二人の分かれ道とは。

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    2023年05月04日
  • センゴク一統記(2)

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    信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした天下一統物語第三部第二巻。
    家康を試す信長と光秀。彼の信を見極めるや"高転び"を防ぐ今後の展望について明かす。
    備中高松城では秀吉が水攻めを敢行、淡路では権兵衛が海賊平定に苦慮するなか、信長は本能寺へと着陣する。。。

    それぞれが腹のうちに秘めたるものが見え隠れする一巻。

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    2023年05月04日