あらすじ
神がかり的な強さを誇る島津家久の前に、為す術もなく敗走した仙石権兵衛秀久!! 数多くの家臣、同朋、盟友を喪いながら、讃岐へと帰り着いた仙石に、今や天下人となった秀吉はいかなる処断を下すのか…!? これより仙石家は厳しい試練の時を迎えるのだった!
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Posted by ブクログ
惨敗の後を描くのはいいね。
画期的。特にptsd になった戦国武将とかとても良い。ここからの復活こそが人生ですね。ただ勝つよりも、何倍も価値のある物語になってきた。
ヴィンランドサガのよう。罪や恥を背負った上で、人はどう生きるのか。見せて欲しい。
Posted by ブクログ
信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第十一巻。戸次川合戦後の情勢。
秀吉の命に反し島津と合戦に及びさらには敗戦にて緒将を失った権兵衛は改易となる。家臣団は解散、婿をも失って失意の家中。権兵衛はおのれを見つめなおすため、高野山入山を決意する。
権兵衛人生最大の岐路に、彼の生きる力が試される。
処置
非常に寛大な処置に見える。やはり。三成の言うように些事であったのか、小一郎の言うように「子飼い」であったからなのか。後者と思いたい。
淀殿を得て秀吉の喜びようなんてこんなに描かんでも、と思いきやそういうことなのね。運というのか。