【感想・ネタバレ】センゴク権兵衛(19)のレビュー

あらすじ

決戦地は小田原城早川虎口。対岸から豊臣秀吉が見下ろす戦場に、最前線で槍を振り回す懐かしき猪武者の姿があった!! 敵将 笠原正巌の巧みな用兵の前に、仙石権兵衛は苦戦を強いられるが、旧き戦友や志を重ねる牢人衆とともに、一つまた一つと関門を突破してゆく。失ったものを取り返すため、そして新たな生き様を示すため、鈴鳴り武者は戦場を駆け抜ける!! 激動の戦国を生き抜いた、武将たちの群像、ここにあり!!

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ネタバレ 購入済み

権兵衛滾る!

ついにセンゴクこと仙谷秀久の名誉挽回のクライマックスである「小田原城虎口攻略」
のクライマックスに突入。窮地に次ぐ窮地、死地に次ぐ死地の中、虎口攻略組は、
絶望することなく、果敢に攻めかかる。

その権兵衛一党の獅子奮迅の戦いに人臣位を極めた秀吉も名人堀も元亀天正の時代、
信長と共に戦場を駆けていたあの頃を思い出す。

読者の自分も読んでいる内にシリーズの一番最初である「センゴク」のような手に
汗握る気持ちになっていた。

久しぶりに権兵衛のひたむきで真っすぐな姿がこの巻では堪能出来る巻。

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2020年05月16日

購入済み

感想

歴史の好きな人(特に、織田信長、豊臣秀吉が好きな人)にはおすすめです。
今、大河ドラマも明智光秀をやっており、それと一緒に見るとなお面白いと思います。
何事にも前向きで、大きな失敗(戸次川の戦い)後も挽回する力に、いつも励まされています。

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2020年05月14日

Posted by ブクログ

信長・秀吉に仕えた武将仙石秀久(権兵衛)を主人公にした戦国物語完結編第十九巻。
小田原城の虎口攻め完結。権兵衛達の決死の働きが実る。だが、敵もまたかつての自分。互いにおのれの闘う意味を問いながら武具をふるう。将たらんとして死すもの、将のまえにまず一人の侍として戦うもの。それぞれの道がある。

戦い後の秀吉との久々の再会にはほっとした。これで一つ権兵衛の復帰への道は進んだ。

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2023年05月08日

購入済み

虎口

虎口を落とした権兵衛。ものすごく怒られるかと思いきや、みんな毒気を抜かれてなんかいい感じでお仕舞いに。でもこれがいいんだろう。

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2022年11月14日

ネタバレ 購入済み

薄味?しかし、感動するシーンも

仙石権兵衛と、秀吉や孫、ソバカス太郎との再会が、さっぱりし過ぎているかな?って感じました。浪人して数年ぶりに再会したわりに、いままでずっと一緒にいた感じが、ちょっと寂しく感じました。
ただ、権兵衛が戦で疲れて寝ている時に、お藤の髪を握っているのは、感動しました。
心のよりどころはお藤なんですね。色々な感情が、あの場面に詰め込まれている感じがしました。

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2020年05月22日

Posted by ブクログ

早川虎口の死闘のなか、ゴンはかつての自分を見る。まだ何者にもなっていない若年の敵=自分を殺すゴンは、そこに志半ばで戦死した自身の可能世界を見る。戸次川戦の失敗以来、ゴンの生き様は急激に深みを増してくる。彼の今後、というよりも彼の今後の「生き様」に興味が尽きない。
他方、笠原正厳もまた立派である。というよりも北条方の折り目正しきは、ユートピア感さえある。東国という一種の独立国。源頼朝のころから続くこの文化は、どう終幕を迎えていくのか。(迎えずに江戸を迎えるような気もする)

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2020年05月11日

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