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ネタバレ 購入済み
天下人の孤独
権兵衛も無事に新しい領地に入り、良かった。若い頃と違って、年貢の悪米に目溢ししようとしたり、良き領主となりそうでこの先が楽しみである。
それと違い、天下人となった秀吉は、あれこれ考え過ぎて、心に余裕が無くなったのか、利休を無き者とし、他の大名とも、心の何処に距離をおき、そして第一の理解者である弟が先立ち、ついには息子までが。
心の支えとなる人物がどんどんと居なくなり、孤独感を増すばかりになってきた。
その秀吉の寂しい気持ちと、それを表に表せない天下人の立場が上手く表現されていて、読むたびにドキドキした。
今回も大変面白く読めました。 -
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