君嶋彼方のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
男性を知らないまま生きてきた女性、自らの老いに苦しみながらも夢を追い続ける女性、誰でもいいから自分のことを覚えていてほしいと願う女性、夫に長年虐げられながらも歪んだ愛情を抱える女性、死に取り憑かれながら死ぬことのできない女性と、彼女のために死を諦めた女性。
六十代以上の女性のみが利用できる風俗店『銀楼館』でキャストとして働く櫻のもとには、日々さまざまな女性から依頼が寄せられる。
この櫻という人物が、なかなか掴みどころがなく、各話でキャラがぶれているなーと感じる点がありそこだけもやもやしながら読んでいたのだけど、最後の最後で合点がいった。男娼を描いた職業小説ではなかったが、櫻という天性の大嘘つ -
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ネタバレ男性の同性愛の話らしいと聞いたので、読んでみた。
普段は女性が描くBL小説を読み、そのテンプレに則って、相手とどう結ばれていくかという話を読んできたので、今作は付き合った後の葛藤が描かれていて面白い。みんな悩んでるのが良い。
メインカプの二人の雰囲気は、年の差モノだが『としのさ夫夫 』を思い出した。引け目を感じているところとか。
祥太視点が無いのは、元ノンケが男を好きになる葛藤をあえて省いて読者に想像させるためかな、と思った。
「ヴァンパイアの朝食」
ゲイの柏木文也と元ノンケの西澤祥太。
日陰者であることをヴァンパイアに例えていて面白い。吸血して同属にしてしまった引け目。面白いな。
祥 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ佐倉と秋津は男友達だが佐倉はゲイで秋津が好き。カースト上位清楚女子新藤も秋津が好きで家に生まれつき病気姉がいて帰りたくない。新藤が秋津と思いLINEしてた相手は佐倉で二人で秋津を置いて走って帰る。秋津は長見を守る。
カースト上位女子の和香はデブ家族で元デブだが痩せて美人に。デブ時代の連れデブで上位から嫌われてる雀子と高校で再開し弁当を共に食う。和香は国語教師で演劇部の脚本を書く芥川先生が好き。喧嘩して仲直り。
いじめられっ子老け顔長見。不良の小村にタバコを献上したり、いじめっ子にお昼ご飯を買うなどする。どっちも辞める宣言するが、不良との仲は継続する。
成瀬千夏が好きな赤彦は他人に点数を付 -
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男女入れ替わりものは個人的に好きなジャンルのため、本書を手に取りました。
本作では入れ替わりという設定だけでなく、その後の人生をどう生きていくのかという点が丁寧に描かれていると感じました。特に、入れ替わり後に相手の人生を壊さないように生きようとする姿勢が印象的でした。
また、入れ替わり後の家族との関係性も興味深く感じました。陸(まなみの体)は実家との関係が複雑で会うことが難しい一方、まなみ(陸の体)は陸の家族から歓迎され、定期的に会うようになります。この対比から、それぞれの家族の特徴が表れているように感じました。
さらに印象に残ったのは、陸(まなみの体)が実の父が亡くなった際に涙を流さな -
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先日読みました短編集『いただきますは ふたりで』に収録されていました、君嶋さんの
「ヴァンパイヤの朝食」から始まる連作短編集。
小説新潮連載作のようです。
時々 腐女子になったりするのですが、
そんな時は、
凪良さん 甘いわー
一穂さん 切ないわー
木原さん 痛いわー
とかなんとか思いながら読んでます
この小説は、BLの方向性を持ちますが、一言でゲイカップルの話で括られるわけではないと思います。
主体となる二人の男子の関係を軸にしながら、
その周囲にいる人々の揺らぎや、性別越境を含むさまざまな在り方までも巻き込んで、
世界が少しずつ広がっていく構成になっています。
先日参加したドラァグク -
Posted by ブクログ
同性愛者の主人公とその周りの人達の話。
恋愛って苦しいな、とか子供が“普通”ではないことを許容できない親の傲慢さ、とか色々な感想を持ったが、一番感じたのはゲイ男性の中にも男性性イデオロギーが内面されていて、ジェンダー構造的には支配側に存在しているのが感じられて、このマッチョイズムやホモソーシャル(この場合は意味が違うから使い方は間違っていると理解しているが)は社会的な問題なのだと強く感じた。
そこはレズビアンや他のセクシャルマイノリティの女性とは全く違うのだと感じた。
これは物語であって、現実ではないのだけど、その面にリアリティを感じられた。
上記した、親の視点の話について。
父親視点の短編