君嶋彼方のレビュー一覧

  • 駅と旅

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    松崎有理さん目当てでしたが、他の方々の作品の駅・旅・旅人のどれもひかれるところがあり、思わぬ出会いがありました。
    旅モノの作品集として楽しめ、今度はここに行ってみようと旅ガイドになるのと同時に、こんな面白い作品を書いている作者の他の作品はどんなのだろう?と新しい作家と作品への旅立たせてくれる、そんな1冊です。

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    2025年04月16日
  • 春のほとりで

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    デビュー作『君の顔では泣けない』から追い続けている君嶋彼方作品。

    本作も瑞々しさに満ち溢れていた。

    「走れ茜色」
    「樫と黄金桃」
    「灰が灰に」
    「レッドシンドローム」
    「真白のまぼろし」
    「青とは限らない」
    各話のタイトルに色が入った6話収録の連作短編集。

    とある高校を舞台に繰り広げられる青春小説だがこの年代ならではの心理描写がリアル。

    大人でも子どもでもない彼らの純粋さや未熟さ、承認欲求など全ての感情が鮮明に浮かび上がる。

    読み進めるうちに感じる繋がりと違和感。
    最終話の伏線回収で構成の妙に感動した。

    あなたの青春は何色ですか?

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    2025年02月21日
  • 春のほとりで

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    人との距離感
    10代の頃わからなかった
    今も変わらないけど
    教室の中での微妙な立ち位置
    それぞれの複雑な思い
    私の10代は何色?で季節は何だろう?
    と思いを巡らせた
    今10代の人にも、もう10代を忘れてしまった人にも手にしてほしい一冊です

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    2024年12月26日
  • 春のほとりで

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    同じ高校に通っている高校生6人の視点で描く連作短編。

    青春ってキラキラドキドキだけじゃない。
    割り切れなかったり、ドラマや漫画みたいに突然劇的に何かが変わるわけでもないけど、今のままでもいられない。

    同じグループで一緒にいるのに2人きりになったらそんなに話せない子いたなぁとか、逆に2人だからこそ気兼ねなく喋れる子私もいたなぁとか、高校生だった頃の記憶がひょっこり顔をのぞかせる。

    ミステリーじゃないけど、最後の話を読んだら
    「あっ!わっ!ほんとだ!」って最初からバーっと確認しちゃうこと必至。
    初めて読んだ作家さんだったけど、するする最後まで読めました。

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    2024年11月30日
  • 春のほとりで

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    ザ☆青春って感じ。
    高校の放課後。
    誰もいない教室の窓から
    校庭を走るあの人をそっと目で追っている。
    どうしようもできない気持ち。
    揺れる想い。
    ああ、甘酸っぱくてほろ苦すぎるー。
    誰かが誰かを大切に思う気持ちが
    あふれていて
    もう、そんな純粋なものを
    ずーっと忘れかけていたから
    そのまっすぐさに
    不覚にも泣きそうになってしまった…

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    2024年11月14日
  • 春のほとりで

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    当初、連作短編集なのかな?と思っていたら、連作は連作だけど、最後の最後に一気にいろいろ回収された。思わずぱらぱらと読み返した。なるほど、うまい構成だ。面白かった。

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    2024年11月08日
  • 春のほとりで

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    今時の高校生はインスタだのラインだの華やかなツールが標準装備となっているが、青春の悩みはいつだって不変。ポケベルではしゃいでいた我々と根本は変わっていないのかもしれない。要は、イケてる学生ばかりではない。何となくくすぶっている高校生たちの連作短編集。まず繊細で丁寧な描写に引き込まれた。私も「一刻も早く卒業したい」と常に念じていた冴えない高校生だったので共感はひとしお。そしてボーっと読んでいるとまったく気づかない構成と繋がり。思わず最初の章に飛ぶ。面白かった。お気に入りは『真白のまぼろし』『青とは限らない』

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    2024年11月08日
  • 春のほとりで

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    学校の片隅で紡がれる、青とも春とも限らない日々を描いた連作短編集。(作品紹介より)
    君嶋さんの作品は、初読みでした!
    最後の短編で一気に繋がっていくところが楽しかったです。伏線とっても楽しめました。他の作品も読んでみたいです。
    読解力なくて(ToT) “ホワイトパレット”の作者…あれ?ってなりました。

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    2024年11月04日
  • 春のほとりで

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    学校の片隅で紡がれるそれぞれの物語。
    青い春とも呼べない、なんでもない日常でも、たった一つの忘れられない瞬間があったということだけで、きっと人は生きていける。
    全てを読み終わった時に、もう一度読み返したくなる本。

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    2024年10月27日
  • 春のほとりで

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    あの頃って、なんて事ない事でも敏感に反応してたなって思う。
    素直なんだけど
    素直になりきれない時もあって
    決してウソをついてるんじゃなくて
    本当の事が言えなかったり
    本当の事を言いたくなかったり
    本当の事を言うまでに時間が必要だったり
    本当の事に気づいて欲しかったり

    経験値も足りないから
    手探りで周りとの距離感保って
    だけど結局は
    自分に気づいて欲しい
    自分を認めて欲しい
    そんな承認欲求の塊なんだろうなって思う。

    あの頃はあのころでキラキラしてたけど
    今はもっと、キラッキラしてる!って
    最後の1話で大人になるのも悪くないって思う。

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    2024年10月27日
  • 春のほとりで

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    ネタバレ

    連作短編集6編
    同じ高校を舞台に十年の時差で二つの高校生たちの青春.同じ教師が出てきたりするので少し時系列がこんがらがったりするが,ひりつくようなもどかしさなど高校生のいろんな立ち位置の心理描写が巧みだ.1番良かったのは最初の「走れ茜色」最後の「青とは限らない」ですっきり全部が種明かし.

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    2024年10月19日
  • 春のほとりで

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    キラキラしていなくても、青春だな。
    最後の一話でいろいろな答え合わせができて、おぉ!と思わず言ってしまった。
    まさかこんなふうに繋がるとは‥。

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    2024年10月14日
  • 春のほとりで

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    予想はしていたけれど、見事な伏線?回収だった。
    現代は人とのつながりは薄いと言われているけど、高校生の時くらい人と接してこんな葛藤を味わってもいいのではと思う。

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    2024年09月16日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    別のシリーズを読んでわりと良かったのでこちらも手に取ってみました

    表紙とタイトルから、ほっこりする癒しの本だと思っていたけれど、ちょっと違いました
    でも、いただきますは、一人じゃなくてふたり、
    そう、だれかと一緒にしたいものですよね

    アンソロジー、良いものですね

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    2026年07月05日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食を通じて人との繋がりを描く短編&エッセイ集。

    一穂ミチさん、山本ゆりさん、原田ひ香さんがよかった。大谷翔平が云々という小説は興味がなさすぎて飛ばしてしまったのだけど、それ以外は全般良かった。

    特に原田さんの「夏のカレー」は、主人公の年代や時代背景にそこはかとない切なさを感じて、久々に泣いてしまった。そんなにものすごく特別な話じゃないのに、しかも短編なのに、読み終わるときには二人の幸せを願う気持ちにさせられる。映画一本見たような感覚。筆力がすごいな。

    小説とエッセイを一度に楽しめるのが贅沢。

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    2026年07月03日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食にまつわるアンソロジー。
    古内一絵「ワタシノミカタ」、奥田亜希子「白と悪党」、田辺智加「初恋と食事」がお気に入り。
    田辺智加って、ぼる塾の田辺さん!
    尾形真理子は、好きだけど今回のは特に好みではなかった。期待してただけに残念。
    それにしても偶然なのかなんなのか、食にまつわるどころか幽霊にまつわる話もいくつかあって、不思議〜。

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    2026年06月26日
  • 一番の恋人

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    恋愛は相手を知るものだと思っていたけど、本当は“自分の醜さや弱さを知る行為”なのかもしれないと思わされた。

    一番の恋人 は、恋愛の綺麗な部分だけではなく、欲望や不安、見返りを求めてしまう感情まで描いていた作品だった。

    特に印象に残ったのは、「愛情」と「欲望」は綺麗に分けられないということ。

    相手を大切にしたい。
    裏切りたくない。
    でも触れたいし、満たされたい。

    そして、本当は関係ないはずなのに、不安や満たされなさが、“与えた量”を数え始めさせる。

    だからこそ、

    「人間はな、与えた分だけ与えられたい生き物なんだよ」

    という言葉がかなり刺さった。

    同時に、

    「何かをしないっていう

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    2026年06月12日
  • 枯れ枝に桜

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    六十代以上の女性のみを対象にした風俗店「銀楼館」のキャスト・櫻。彼が相手をした女性たちの事情を描く6つの短編。

    君嶋作品を読むのは「一番の恋人」「君の顔では泣けない」からのこれ。青春小説からいきなり老人の性と振り幅大きい。
    ただ、どの作品も性を切り口にして、登場人物たちの人生そのものを描き出している。
    年をとっても、いや、年を重ねたからこそ身のうちに積もる業のようなものが描かれていて、その重さに圧倒されるも、ピンク色の髪の櫻の軽やかさに救われた。

    美しい男娼と女性たちという設定からドラマ「潤一」を思い出して、櫻は志尊淳くんに脳内変換。尊い。

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    2026年06月07日
  • だから夜は明るい

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    うん、

    男同士であり、女同士であり、
    ノーマルであり、

    いずれにしても、関係性は難しいってこと。

    みんなおんなじ、
    恋愛はいいことばかりじゃないよ。

    でも、
    いろんな困難を抱えて、
    みんな頑張って行くわけだ‼️‼️‼️

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    2026年06月05日
  • 枯れ枝に桜

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    六十代以上の女性専門風俗店『銀楼館』の櫻。その設定に驚く、現実にあるのかな。でも嫌な感じでなく櫻の掴みどころのないゆるさと仕事に対するプロ意識からスッキリした描かれ方。客の要望を一番に、一緒にいるときは恋人だと思っている、リップサービスにしてもすごいな。自分の名前を読んでほしい、その気持ちはわかる気がした。

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    2026年05月29日