君嶋彼方のレビュー一覧

  • 君の顔では泣けない

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    ネタバレ

    あらすじ読んで買って、ブックカバー付きでしばらく積読。その後タイトルだけであらすじ見ないで読み始める為、久しぶりに「あ、このタイトルってそういう意味だったんだ」となった本。

    まなみほんと大人。
    まなみの坂平くんや他の人とのやり取りを見てると、高校時代のあの女二人組みとも本当は合わなかったけど合わせてたのかなって思ってしまう。

    最後に、「本当は坂平くんが憎かった」ってあった通り本当は色んな感情を持っていても、出す事に意味がないと思った感情は取り出さないで抑えることが出来る子なんだなって

    大人だな、すごいなと思う半面どこまでそれを本人生きづらいと思っているんだろう
    坂平君みたいに素直な人に憧

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    2025年08月17日
  • 一番の恋人

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    アロマアセクの千凪を好きでいるのは辛いだろうけど、自分を好いてくれている人を好きになれない千凪も辛いだろうなと思った。何気ない会話をしたい相手はお互い同じで、相手のことを深く思い遣っているところが素敵だった。結局お父さんからは認めてもらえなかったところが悲しい。

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    2025年08月17日
  • 君の顔では泣けない

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    ・我々も、この肉体と人生が誰かからの預かり物だったら、今よりも丁寧に生きるかもしれない。ただその時の一日一日の判断や感情は想像できない。

    水村まなみ
    蓮見涼 夫
    まどか 娘
    ペロ 実家の犬

    笹垣桜 高校友人
    高見

    坂平陸
    禄 弟

    田崎 高校友人
    飯田

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    2025年08月16日
  • 一番の恋人

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    恋愛感情も性的欲求も抱けない人との恋。子供がそんな人を恋人に。自分や自分の子供がその立場なら。さあ、どう感じて、どう動くか。なかなか、正解が分からないテーマ。

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    2025年08月08日
  • 一番の恋人

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    普通でいたいのに普通になれないのは辛い
    好きな人と触れ合えないのも辛い
    それぞれに辛さがある
    自分の好きな人がアロマンテイックアセクシャルなら私ならとても辛く感じると思う
    それでも否定はしたくないと思った

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    2025年07月26日
  • 紙魚の手帖Vol.23

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    ホリー・ジャクソンの最新作先行掲載が気になりすぎて、初めて購入。読みたい作品もたくさん出来てしまった、、辻堂ゆめさんの連載も途中からだけど続きが気になってしまうし、寺地はるなさんの短編も安定の良さ。気になる作家さんの短編をたくさんつまみ食いできた感覚で、満足度が高かった。

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    2025年07月18日
  • 一番の恋人

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    一番の父には中々嫌悪感を抱きながら読んでいた。私自身、アロマ・アセクは少し心当たりというか近いものがあるなと思っているから。かといって千凪さんと全く同じ考えということではないけれども。
    普通とか一般的じゃなくても幸せなことはあるし、そうでないことはある。それは皆同じじゃないかしら…。
    一番はわからないけど、受け入れようとして、でもやはり悲しくて分からなくて…それでもしない方の愛をみつけた。
    ずっと彼らが続くかは分からないけど、2人で今何気ない幸せを感じられるならそれで良いと思う。

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    2025年06月25日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    大切な誰かと共にする食事にまつわる物語やエッセイ。大人の恋、思い出の恋、同性愛、初恋などなど全部面白かった。山本ゆりさんのゆかりのパスタは絶対に作ろ。。

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    2025年06月20日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    「恋と食」 がテーマの、小説新潮に掲載された短編を収録したアンソロジー。甘やかで幸せなだけのお話が一編もなくて逆に楽しめた。
    一穂ミチさんは、淡白な味を好む淡白そうに見えるカップルのまったく淡白ではない情念のお話。言われてみればポン酢ってしびしびしてるかも。
    古内さんは、計算だけではないけど計算も働かざるを得ない大人の恋愛の話。旨味調味料はハマると駄目になる気がして避けて生きてます。
    君嶋さんはこの中で最もオーソドックスな恋愛小説。キュンとします。
    錦見さんの短編は語り手が料理上手なだけあって一番美味しそうな料理が登場した。不思議なお話で、恋愛だったの??という感想。
    奥田さんは毒親を捨てる

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    2025年06月20日
  • 一番の恋人

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    恋愛感情や性的欲求が顕在化しない人をアロマンティック アセクシャルと称するようだが.初めて聞いた言葉だった.このような性質を持つ神崎千凪が道沢一番と付き合っているが、それぞれの親たちには受け入れられない.偽装結婚の形を取って傍からみると恋人同志のような期間も作ったが、うまく行かない.ただお互いに一緒にいる事は大事だと思っている.一番は父母に千凪のことを話すが、受け入れてもらえない.しかし、二人は一緒に住んでいる.何とも奇妙な物語だったが、このような人がいることは理解できたつもりだ.

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    2025年06月11日
  • 春のほとりで

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    タイトルから、なんかのんびりしたお話かなぁとか思ってたら、見事に裏切られました。読んでる間中、苦しかった。高校生のどろどろした感情のお話。なんか、経験したことある思いがたくさんあって、身につまされる。
    こういうのひっくるめて、青春って呼ぶ気がするんだけど、違うのかなぁ。

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    2025年05月04日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    恋は、甘くてほっこりだけじゃない、というテイストの本。
    恋のはじまりと、途中と、おわり。そこにある、食の風景。
    恋と食を通して、たとえば、どろりとした部分もしたたかさも葛藤も、いろんな感情が描かれるのが面白かった。

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    2025年05月03日
  • 一番の恋人

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    アセクシャルっぽいとこあるから、女の子の語りに共感できるところがたくさんあった。
    この世に体の関係なしで自分とずっと一緒にいたいと思ってくれる人はいるんだろうか、、

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    2025年04月21日
  • 駅と旅

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    松崎有理さん目当てでしたが、他の方々の作品の駅・旅・旅人のどれもひかれるところがあり、思わぬ出会いがありました。
    旅モノの作品集として楽しめ、今度はここに行ってみようと旅ガイドになるのと同時に、こんな面白い作品を書いている作者の他の作品はどんなのだろう?と新しい作家と作品への旅立たせてくれる、そんな1冊です。

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    2025年04月16日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ふたりで「いただきます」
    いろいろな場面でいろいろな立場の二人が
    いろいろな料理を食べる

    記憶とメニューが繋がるのだろか
    同じものを食べると
    当時を思い出すのだろうか

    朝と昼は一人で食べ
    夜はたまにふたりで食べる、ほとんど黙って
    これは寂しい食生活と言えるのかな……

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    2025年04月11日
  • 一番の恋人

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    一番と千凪の視点が交互に描かれていて、同じ出来事でも二人が全く違った感情を抱いていたこと、その落差や葛藤が生々しくて共感しやすかった。
    自分の息子に「勝利」「一番」と名付け、男らしさを強要する一番の父親が気持ち悪い。父親の教えに感謝すら覚え逆らえない一番も気持ち悪い。この親子関係にはモヤっとした。

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    2025年03月16日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    どの短編もなかなかの良品で楽しめます。間に挟み込まれたエッセイも箸休めにgood!
    ただ残念だったのは大好きな原田ひ香さんの作品が既読の「夏のカレー」だったこと。まあ2回目でもいい話なので、よしとしましょう。

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    2025年03月10日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    わりと人間関係のダークな部分
    どれも好きだった、その中でも原田さんのお話グッときた。
    絶対運命なんだけど、結ばれることはない
    最後会いにきてくれて泣いた

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    2025年03月08日
  • 春のほとりで

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    デビュー作『君の顔では泣けない』から追い続けている君嶋彼方作品。

    本作も瑞々しさに満ち溢れていた。

    「走れ茜色」
    「樫と黄金桃」
    「灰が灰に」
    「レッドシンドローム」
    「真白のまぼろし」
    「青とは限らない」
    各話のタイトルに色が入った6話収録の連作短編集。

    とある高校を舞台に繰り広げられる青春小説だがこの年代ならではの心理描写がリアル。

    大人でも子どもでもない彼らの純粋さや未熟さ、承認欲求など全ての感情が鮮明に浮かび上がる。

    読み進めるうちに感じる繋がりと違和感。
    最終話の伏線回収で構成の妙に感動した。

    あなたの青春は何色ですか?

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    2025年02月21日
  • 春のほとりで

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    人との距離感
    10代の頃わからなかった
    今も変わらないけど
    教室の中での微妙な立ち位置
    それぞれの複雑な思い
    私の10代は何色?で季節は何だろう?
    と思いを巡らせた
    今10代の人にも、もう10代を忘れてしまった人にも手にしてほしい一冊です

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    2024年12月26日