君嶋彼方のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレあらすじ読んで買って、ブックカバー付きでしばらく積読。その後タイトルだけであらすじ見ないで読み始める為、久しぶりに「あ、このタイトルってそういう意味だったんだ」となった本。
まなみほんと大人。
まなみの坂平くんや他の人とのやり取りを見てると、高校時代のあの女二人組みとも本当は合わなかったけど合わせてたのかなって思ってしまう。
最後に、「本当は坂平くんが憎かった」ってあった通り本当は色んな感情を持っていても、出す事に意味がないと思った感情は取り出さないで抑えることが出来る子なんだなって
大人だな、すごいなと思う半面どこまでそれを本人生きづらいと思っているんだろう
坂平君みたいに素直な人に憧 -
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Posted by ブクログ
「恋と食」 がテーマの、小説新潮に掲載された短編を収録したアンソロジー。甘やかで幸せなだけのお話が一編もなくて逆に楽しめた。
一穂ミチさんは、淡白な味を好む淡白そうに見えるカップルのまったく淡白ではない情念のお話。言われてみればポン酢ってしびしびしてるかも。
古内さんは、計算だけではないけど計算も働かざるを得ない大人の恋愛の話。旨味調味料はハマると駄目になる気がして避けて生きてます。
君嶋さんはこの中で最もオーソドックスな恋愛小説。キュンとします。
錦見さんの短編は語り手が料理上手なだけあって一番美味しそうな料理が登場した。不思議なお話で、恋愛だったの??という感想。
奥田さんは毒親を捨てる -
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