【感想・ネタバレ】君の顔では泣けないのレビュー

あらすじ

高校1年生の坂平陸は、ある日突然クラスメイトの水村まなみと体が入れ替わってしまう。どうやら一緒にプールに落ちたことがきっかけのようだ。突然のことに驚き、戸惑いながらも入れ替わったことはお互いだけの秘密にしようと決めた2人。しかし意外やそつなく坂平陸として立ち振る舞うまなみに対し、陸はうまく水村まなみとして振る舞えず、落ち込む日々が続く。まなみの家族との距離感、今まで話したこともなかったまなみの友達との会話、部活の顧問からのセクハラ……15年間、男子として生きてきた自分が、他人の人生を背負い女性として生きること。いつか元に戻れる日を諦めきれないまま、それでも陸は高校を卒業し上京、そして結婚、出産と、水村まなみとしての人生を歩んでいくことになる――入れ替わった後の15年を圧倒的なリアリティで描く、第12回小説野性時代新人賞受賞作!!

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Posted by ブクログ

「もしかして、私たち(俺たち)入れ替わってる〜?!」的なストーリーとは違う!!!!
異性として生きていくこと、入れ替わった相手の人生を生きること、その心理的葛藤が繊細に描かれていて、その描写がリアルだった(男女が入れ替わるリアリティとは?)。

心理描写が繊細すぎて、本当に入れ替わってしまったような気持ちになり、泣きそうになりながら読んだ。Uruを流しながら読むと泣ける。

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2026年01月15日

Posted by ブクログ

高校1年の夏、同級生の坂平陸と水村まなみは一緒にプールに落ちたことがきっかけか、身体と中身が入れ替わる。
まず、入れ替わりといえば【君の名は】みたいな男女が入れ替わってそこからお互い気になって好きになって、と王道な話かと思っていたが全く違う!

入れ替わって15年も元にもどらないという今までにない設定。そして女性の身体で中身は男の坂平くんが結婚して、出産している。すごいタフな人達なのかと思っていたが読んでいく内にみえる、2人の想いに感動した。

入れ替わって混乱し、戸惑う2人。
きっと元に戻るとポジティブな水村さんがとても大人だと思った。坂平くんは八つ当たりしていたが自分が入れ替わって戻れなかったらきっと同じことすると思う。
自分の環境や身体が変わり、うまく行かない坂平くんの焦りだったり、本当の親や兄弟、友達と以前のような関係になれない寂しさ、嫉妬。そしてずっとこのままなのかという恐怖。

最後の水村さん目線の話は切ないと思った。
ずっと憎んでいたとは、、
それでも2人は運命共同体で、これからもお互いの身体を守っていく。
本当に水村さんはかっこいいなぁ。相手が自分の願いを叶えたことにちゃんと喜んで、自分は自分なりの人生を歩んでいく。
素敵なお話でした。

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2026年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中身が入れ替わった主人公と同級生の話。

入れ替わった男側(体は女性)の目線で物語は進んでいく。
入れ替わりの物語は多々あるが、15年という月日を描いたものは少ないように思う。

その中でそれぞれが「この体は自分の体だけではないから」と気を遣いながら、時にそれを嘆きながら生活するその様は斬新な気持ちで読んでいて面白い。

でも性に関しての描写や、入れ替わった先が異性故の悩みなどジェンダーに関するところは現代的だと感じた。

現実にはありえないからこそ登場人物の苦悩を想像し、その気持ちを察しようという思考になる点がこの小説の醍醐味であり魅力だった。

読み終わるまで時間は掛からなかったし、どんどん読み進められるそんな面白い小説だった。

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2025年12月28日

Posted by ブクログ

実写映画化のニュースで設定を聞き、面白そうと思い読んでみた。男女入れ替わりもの、とだけだったら、解説にあるように古典的な設定だけども、元に戻れずに何年も過ごすことになったら、という発想が面白いし、しかもその間の葛藤や苦難がリアルで、さらにいうとその特殊設定はありつつも全ての人に刺さるような、素敵な作品だなと思った。きっかけはどうあれ、誰かと生きるということ、こうあれたなら、こう思えたら、それはとても良いことだな。などと。
全然本筋ではないけど、涼、良い人だなぁ。

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2025年12月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

*第12回小説野性時代新人賞受賞作

「もし、入れ替わったら、どうする?」
これは、"男女の入れ替わりの物語"

今まで、「入れ替わり」の物語は見たことがあった。
しかし、高1の頃から15年にもわたる期間の長さに驚いてしまった。

坂平と水村は朝起きたら入れ替わっていた。
それは家族にも、友だちにも誰にも言えない。
情報交換をしながら、互いを演じ切ることを決意する。
しかし、そんな中で、"水村"がこの1として生きる"坂平"がこの15年の間に恋愛し、結婚し、それに子供まで作るのは、すごいなぁと思った。

自分がもし、誰かと入れ替わったら、どうするのかな?
15年もどうやって生きていくんだろう…?
この2人の人生がリアルに描かれている。
続きが気になったので、スラスラと読み進められた。

映画化で話題の本作!
映画もかなり楽しみな作品です!!

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2025年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白くて一気読みした。
入れ替わる系はどの作品でもよくあるストーリーだから期待してなかったのに、思ってたよりも面白くてとても好みな作品でした!
生々しいシーンや恋愛、結婚、出産と入れ替わったままでもしっかり人生を歩んでいく感じがリアルで、あやふやにせず描写されているところが凄く好き!
坂平くんが弱音を吐くシーン、それを水村さんがあっさりと慰める感じが男性と女性での精神的な強さの違いを表現されてる気がしてそこも好き。
そして結末が分からないのもこの作品の良さだと思います。

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2025年11月17日

匿名

購入済み

よくある物語だと思ったが違った。その体でずっと続いていく人生。自分ならどうするか?きっと気が狂いそうになるだろう。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ


男だったら誰もが一度は考えたことがある「もし異性と入れ替わったら」そんな題材で書かれた本作は、私が考えていた不純なものではなく、実際の性差やよりリアルな生きづらさを描かれており、非常に読み応えがあった。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

映画観てから読みました。
映画は演者属性的に変えざるを得ないところもあったり、オチというかエンディングに向けてのアプローチは違ったけど、かなり良い映像化になってるなというイメージ。
この、よくありがちと言われそうな入れ替わりもので、長期間もはや人生が入れ替わるくらいの期間になると、途端にファンタジー、コメディ要素が極薄になって、とんでもなく壮大な、考えさせる物語になるよね。でも一気に地味にというか、生活、人生そのものになるから、小説でも映画でも丁寧に描かれて、入れ替わっていなくても人生の節目になることへの向き合い方とか気持ちが描かれていて、とても好きでした。
タイトルもとても良い。
プライムビデオでそろそろ映画の方の配信もあるみたいなのでまた観るのも楽しみ。

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2026年02月04日

Posted by ブクログ

後半、ぼろぼろ泣きながら読んだ。
男女入れ替わりもの、というといくつか作品が思い浮かぶが、ここまで繊細で複雑な心情をじっくりと描いた作品は初めてだった。

もしかして、私たち…入れ替わってるー?!という台詞からコマ送りでてんやわんやな日々が過ぎていく…というあの映画もとても好きだが、実際は何度も苛立ちと悲しみに打ちひしがれ、性差に戸惑いながら、不安と重責に押しつぶされそうな日々をなんとか生きていく、本作の陸とまなみの姿のほうがリアルだろう。

他人と入れ替わった場合に辛いことを挙げればキリがないが、私は本当の家族に他人のように振る舞われることが特に辛いと感じた。
気の置けない大切な人たちに、よそ行きの態度を取られる。一緒に過ごした思い出を語り合うこともできない。ましてや敵意のようなものを向けられたら、信じてもらえないと分かっていても全てを打ち明けたくなるだろう。

そして15年間元に戻れないとなると、入れ替わったまま大切な人が亡くなったり、新たな命が生まれたり。そこにどう向き合ったらいいのか、私も同じように悩むだろう。
さらに自分の体で過ごした時間よりも他人の体で過ごす時間のほうが長くなると、本当の自分はどっちなんだろう…と考えてしまいそう。

中盤、まなみの体で過ごす陸が男性に対して母性のような感情を持っていて、まなみの体の女性ホルモンが陸の心情にまで影響しているのかなと感じた。

最後は感情がぐちゃぐちゃにかき乱されたが、前向きな終わり方でとても良かった。映画もまた観てみたい。


印象に残った言葉✍
・でも何故だか、俺だけ置いてけぼりを食らっているようだった。俺が行き止まりだと思っていた道の先を、水村たちはどんどん進んでいっている。

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

入れ替わりものの非現実的な内容のため、登場人物に感情移入はできなかったが、内容自体はとても面白いのでさくさく読めた。

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2026年02月01日

Posted by ブクログ

よくある入れ替わり小説とは全く違う!実際に入れ替わったら何に困るか、どう感じるかリアリティをもって考えさせられた。
というか面白かった!

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2026年01月08日

Posted by ブクログ

入れ替わって15年という今までになかったような話。生きてきた15年間。入れ替わった15年間。相手のことを考えているようで自分しか考えていない男の成長を感じた。また女の方も様々考えている中での葛藤や変化もよかった。絶対に切っても切り離せない関係があるっていうのもなんかいいなと思った。夫婦になっても心のつながりがある人や本当に思ったことを言い合える人っているだけで最高

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2026年01月04日

Posted by ブクログ

R8.1.1
読み終わった。お互い入れ替わったまま、最後まで戻るか分からない所が新鮮だった。
入れ替わったまま、死んだ時に誰にも死んだ事を気付かれない、家族とも会えないまま、友達にも秘密にしたままとか悲しいなと思った。
Another storyでまなみ側の気持ちが少し描かれていたが、陸を憎んでいる(正確には入れ替わった陸の姿だけど)とは思わなかった。けど、私も女性だから分かるけど、何となく結婚して子どもを作って平凡に生きて行く事が突然出来なくなったら、入れ替わった姿が憎くなるかもしれない。
けど、最後に陸もまなみも今のままでも人生を楽しもう、お互いに恥じないよう生きて行こうとしてた所、自分は1人で生きているのではなく、お互いや、周りの人たちに支えられて生きているという描写は良かった。
タイトルの意味は、分かったような分からないような、、だけど。

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2026年01月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

『君の顔では泣けない』は、感情表現と主人公の生き方という点において、非常に静かで、しかし確かな重みをもった作品だと多くの読者に受け止められている。

本作の感情表現は、声高に叫ばれることがない。主人公・陸が抱える苦悩や迷いは、涙や激情として噴き出すのではなく、日常の選択や沈黙、諦念に似た受容の中に沈殿していく。その抑制された描写が、かえって感情の深さを際立たせている。
「泣けない」というタイトルが象徴するように、感情は常にそこにあるのに、それを素直に表出できない。その不自由さが、読む側の胸に静かに迫ってくる。

主人公の生き方もまた、この作品を重厚なものにしている要素だ。
陸は「元に戻るために生きる」のではなく、戻れないかもしれない現実を引き受けながら、その都度、自分に与えられた人生を選び続ける。異性の身体で生きることの違和感や痛みを抱えながらも、結婚し、家族を持ち、社会の中で役割を果たしていく姿は、英雄的でも劇的でもない。だからこそ、それは現実の人生と地続きの重みを持つ。

読者の多くが心を打たれるのは、主人公が「正解」を選んでいるわけではない点だろう。
迷い、後悔し、それでも立ち止まらずに生きていく。その姿は、人生とは取り戻す物語ではなく、積み重ねていく物語なのだという静かな真実を突きつけてくる。入れ替わりという非現実的な設定を用いながら、描かれているのは極めて現実的な生の重さだ。

感情を爆発させない代わりに、時間と生活の中で感情を育てていく。
主人公の生き方は、「どう生きるか」を問いかけるというより、「こうして生きてしまう人間もいるのだ」と示す。その誠実さが、読後に長く残る余韻を生んでいる。

派手なカタルシスはない。だが、自分の人生を他人の顔で生きざるを得なかった一人の人間が、それでも人生を肯定しようとする姿は、確かに胸を打つ。
この作品の感情表現と主人公の生き方は、読む者にそっと問いを残す――自分なら、この人生を引き受けられるだろうか、と。

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2025年12月24日

Posted by ブクログ

 男女入れ替わりという設定は、「君の名は。」やドラマ「天国と地獄」など数多くのヒット作が示す通り、決して珍しいものではない。多くの場合、入れ替わりによって生じる秘密や齟齬を娯楽的に消費し、物語はコメディやロマンスへと収斂していく。しかし『君の顔では泣けない』は、「元に戻れない」という一点において、それらの作品と決定的に異なる。入れ替わりは一時的な出来事ではなく、十五年という長い時間として引き受けられ、妊娠や出産、親の死といった人生の重みが回避されることなく描かれる。
 本作の中心に据えられているのは、他人の人生を生きることに伴う責任である。今の身体と人生は借り物であるという自覚のもと、いつ元に戻っても相手が困らないよう、誠実に生きようとする姿が切実に描かれる。ジェンダーや社会的役割といった現代的な主題を内包しながらも、声高な主張に陥ることはない。最終的に提示されるのは、人生が思い通りにならなくとも、いかに生きるかは選び続けることができるという普遍的な問いであり、その切なさと尊さが静かに読後に残る。

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2025年12月12日

Posted by ブクログ

入れ替わりを題材とした作品はたくさんあるけれど、そこから元の体に戻ることに重きを置いたものが多い中、この作品は入れ替わることによって起こる生活について書かれていてとても興味深い。

しかもそれがずっと続く。

果たしてここまでの歳月が経った今、元の体に戻りたいと思うのか?最後、2人は元に戻ったのか?
読後の余韻が心地よい。

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2025年12月05日

Posted by ブクログ

映画を観てなんだかよく分からなかったので、原作を読んでみたくて購入。
まなみと陸が入れ替わった原因が分かってよかった。
映画にはないエピソードとか繋がりが素敵で、なんでこれを入れなかったのかなあという気持ちです。時間の都合かな。
仲間意識から恋心が芽生える、というよくありそうな展開ではなく、あくまでそれぞれの人生をそれぞれが生きているのが新鮮で面白かった。

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2025年12月04日

Posted by ブクログ

とっても良かったです。入れ替わる系かぁと、現実では多分実際起こらないことを題材にしている話は若干苦手意識がありました。けれど、こちらの話は戻ることなく、15年間入れ替わったまま。お話もどんどんページがすすんでいきました。改めて、女を生きることは大変だと改めて感じました。きっと男の人も大変だと思うけど、陸はよく耐えたと思います。そうそう、女って生理前はイライラするし、妊娠前はマタニティブルーもある。自分の感情ではなく、勝手にホルモンに支配されて人に当たったり、面倒臭い態度をしてしまうもの。何十年も女として生きていくとそれがわかるが、男の子がこれを一から経験するとホントに女の体は分からないことだらけ。女性と付き合いたい人、結婚を考えている人は相手をマルっと受け止め、女性のホルモンを理解することが重要と感じた。時々陸の感情に喉の奥がグッとなった。とっても良い作品でした。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

設定が面白い。他の入れ替わりものの結末を知らないけど、とても丁寧にその後を書いている。
支え合う男女2人の友情物語としてよんだら泣けてきた。
自分の本当の姿を言えない、それでも自分らしくいきる道を模索するという意味では万人に共通するテーマだと思う。

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2025年12月01日

Posted by ブクログ

映画化の告知で面白そうだと思って読んだ。入れ替わりものだから体戻すために人生を捧げるみたいな謎解き要素が強いと思っていたけどそんなことなくお互いに人生を全うしていた。そういう意味では思っていたのと違ったけど良かった。坂平の方は所々「うざっ」って思ったけど全体通して面白かったからよかった。非常に読みやすいのも良い!

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2025年11月25日

Posted by ブクログ

刊行まもなく読みたい本に入ってたけど、映画化されるのと文庫化されたので。
高校に入って間もない15歳の坂平陸と水村まなみの二人は、特別知り合いというほどでもなかったのに、ひょんなことから入れ替わってしまう。これはよくある設定だが、違うのはそのまま戻れずに30歳までそれぞれの人生を歩んでいっている点。基本的に水村の身体にいる陸の視点から語られる。時系列が行ったり来たりするので混乱するけど、15年たった今は戻ることよりも今を生きている。1年に1回、7月に会うことを続けていて、それが二人の支えになっている。

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2025年11月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分が性別が違う人と入れ替わったらどうだろうと想像して怖くなった。
家族や友人、職場、慣れ親しんだ場所が他人のものになり、自分には新しい場所が与えられて、でも他人を演じないといけないから上手くやれなくて、、二人の立場を想像すると本当に辛く、苦しい
自分にはとても上手く生きていく自信が無いと思った。

苦しみながら、それでも二人は諦めずに自分の人生を生きていて逞しい。
入れ替わってから15年間、相手のことを大切にする気持ちと共に、自分の人生も諦めなかったから、元に戻るのが怖いと感じるんだなと思った。
ラスト二人がどうなったのかは明かされないけれど、そのまま戻れなくても、元に戻ったとしても、二人は自分だけの人生を生きていくことができるんだろうと思った。

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2025年11月18日

Posted by ブクログ

自分の人生に困難が訪れた時、気持ちや現実を共有することができる存在は、とても尊いと思う。そんな関係性を長年続けるためには、相手の状況を見て、何を伝えるか伝えないか取捨選択することが大切だと感じた。一方が我慢し続ける関係はいつかどこかで関係が破綻してしまう。とても難しいが、自分も相手の状況をみながら自分の本音を伝えられるようにならなければと思う。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

男が男とヤる表現はキショくて吐きそーやったわ

あ、おれ、ノーマルなので。

結局戻らのかい!!てなったわ

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

設定はよくある入れ替わりものなんだけど、その後 全く戻らないという…
静かに繊細に紡ぐ15年の入れ替わり人生。
最初は戸惑いながらお互いを演じていたのが、次第に自分の考えで切り開いて生きていく過程がとても丁寧に描かれていた。
他人として他人の人生を引き受けるとは…
想像以上に孤独で、何とも耐え難い。
自分でもよく分からない感情がわき、箇所箇所で涙してしまう。明るいタッチで書かれていたのがせめてもの救い。読後に改めてタイトルの意味をかみしめると、深く切ない余韻が残る。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公2人が冒頭から入れ替わる所から物語が始まっていく。今までの交友関係や学力、好きなことも全然違う中、入れ替わった子を守るため適応しようと頑張る主人公から、本来の自分とは何か考えさせられた。家族に本当の自分で会いにいけないことが辛くて、私もそうなったら本当に辛いだろうと苦しくなって涙。入れ替わりもののストーリーって良くあるし、大体元に戻るために奮闘する話になりがちだけど、今作は入れ替わった後、お互いの身体で起こる心境を丁寧に描かれてるから男女の描写がリアルで珍しかった。元に戻らないもどかしさはあるけれど、2人しか知らない秘密を喫茶店で話すときだけ秘密基地で遊ぶ子どもたちを見ているみたいでほっこり…自分とは何なのか、そしてありのままの自分で家族に会いたくなる、そんなお話。作中の坂平陸が高橋海斗にピッタリで映画も見てみたくなった。

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

男女が入れ替わってそのまま15年戻らず
結局なんで入れ替わったかもわからず、戻ることもなく

2人の視点を書くのではなく1人固定というのも珍しくとても楽しく読めました。

映画化のCMで15年経った、そして妊娠しているのをみて衝撃すぎて読みましたが読んでよかったです

男と女、生きやすいのはどっちなんだろうなあと何度も思った。

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2026年01月27日

Posted by ブクログ

気になってネタバレ全部知って読んでしまったから驚きはなかったけど、切なく面白い本だった。
描写が割と淡々としてる上にマジでネタバレで読んだ通りの出来事しか起こらないかはちょっと拍子抜けした
もっと周りは怪しむだろ、とか田舎で男女の友情もっと怪しまれるだろ、とか色々気になりはするけれど、自分の人生だけど自分の人生じゃない人生の最適解って気が狂いそうになるだろうなと思った
夫が万年筆を捨てずに持ってたところが良かったな、あまりにも都合のいい存在だけど、そういう人を求めて結婚するのは打算的な結婚よりよっぽど大事にできそう

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2025年12月14日

Posted by ブクログ

よくある入れ替わりもの、と違って、その後15年間の、片方からだけの視点が書かれてるのが新鮮。
思ったよりもちゃんと言葉が選ばれていて、ただの流行りやアイデア勝ちではなく、良かった。

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2025年12月03日

Posted by ブクログ

学生の男女入れ替わりなんて擦られた題材だなと、ラノベ感覚で読んでるとアレアレ全然元に戻らないまま老いていく。
本人の意識に反してホルモンに作用される身体。求められる役割。家族との別れ。リアルな苦悩と葛藤が描かれている。

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2025年11月25日

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