君嶋彼方のレビュー一覧

  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    力のある女性作家の皆さんが恋と食に関する小説とは、贅沢な本だった!

    特に「ワタシノミカタ」と「SUMMER STREAMER」が良かった。「SUMMER STREAMER」では、70近い婦人が大ファンの大谷翔平さんのプレイを観たくて単身でアメリカに行く話。その中で、大谷選手はどんな人と結婚するのだろうかと。あれこれあげて、最後に一番悔しくない人は「彼の母親に似ている女性」とあり、まさしくその通りの女性と結婚していた。結婚発表より前に書かれた小説で見事言い当てていたので驚いた。大谷夫妻は素敵!嫌いと言う人はまずいないだろうな!

    この本を通して、いろんな作家さんを知ったので、読書が広がりそうで

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    2026年04月17日
  • 君の顔では泣けない

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    体が入れ替わった男女の高校生たち。
    その2人が戻れなくて15年すぎる世界線を描くという珍しい小説。

    人は1人では生きれなくて。誰がいると思うから、自分も頑張ろうと思える。そう強く思えた。

    同時に見た映画化されたものも構成が違って、一緒に楽しめた。

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    2026年04月07日
  • 君の顔では泣けない

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    なかなか面白かった。
    入れ替わった視点での文章だからゴチャゴチャしそうなのにちゃんとどっちの台詞かわかりやすかったから、文章上手だなぁと思った。
    あとは、自分が入れ替わったらどんな気持ちになるんだろうということは考えた。身体が変わるから性欲的な部分に少し影響あるみたいだけど、同性を好きになるのはきついなぁ。でも、本物の女の身体でしばらく過ごすと考え方まで変わってしまうのだろうか。
    色々と考えさせられる話であった。

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    2026年04月05日
  • 君の顔では泣けない

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    高校一年生の男女の体が入れ替わり、15年間戻っていないお話

    思春期男女の入れ替わりと言えば、入れ替わった二人が最初は反発をしたりするけど、協力と相互理解の末に困難に立ち向かって最終的には元に戻るというパターンが多い
    だけど、今作は元に戻るまでの物語ではなく、入れ替わった人生を生きる物語

    冒頭で、15年経っても一度も戻ったことがない事が明言されている
    そして、陸の視点では、結婚、出産までしていて、さらにそれが存外不満ではないという印象を受ける

    入れ替わり当初の混乱と、15年後が入り混じりながら物語は展開していく

    サッカーが得意で勉強は苦手な坂平陸
    容姿はほどほどで、成績は良く、上品な両親

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    2026年03月25日
  • 君の顔では泣けない

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    ネタバレ

    中身が入れ替わる物語はあるが、15年後から始まったことが衝撃。まなみになった陸の入れ替わったことによる心の葛藤や上手くいかない苛立ちがリアルに描かれ、引き込まれていった。何故陸になったまなみは冷静にいられたのか。どちらも違うやり方でお互いを想い合っていて、前向きだが切なさも感じた。

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    2026年03月17日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    料理×小説(エッセイ)というと、なんとなく心温まるイメージで読み始めたら、ちょっと違ってびっくりする。
    すべてのお話に美味しそうな料理が出てくるけれど、どれもこれも「ほっこり」した美味しさとは毛色が異なる。
    この読後感は、どんな「後味」と言ったらよいのだろうか。
    でも、悪くない。すっぱい、からい、ほろ苦い……それもまた料理であり、人生なのだ。

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    2026年03月17日
  • 駅と旅

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    電車旅の相棒に。最後の鳥山まことさんのやつが良かった。旅の良さは、自分と向き合えることと新しいものと出会えることにある。
    「駅」の要素はあまり感じなかったが、旅の魅力が詰まった楽しい小説であった。

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    2026年03月12日
  • だから夜は明るい

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    翔太くんと文也くんのゲイカップルを中心とした、連作短編集ですね。
    いろんな愛の形が描かれていて、どんな人間関係だって、悩みはあるよね、って思わせてくる。しんどいなぁ、と思いながら、でも、読むのをやめられませんでした。一気読み。
    「醜いあひるが真夜中に」が、一番好き。

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    2026年03月08日
  • 夜がうたた寝してる間に

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    ネタバレ

    君嶋彼方の『夜がうたた寝してる間に』は、超能力という非日常の設定を用いながら、実のところ極めて繊細で普遍的な「青春の孤独」を描き出した作品である。時間を止める能力を持つ高校生・旭の視点から語られる物語は、派手な奇跡や劇的な事件よりも、人が他者と共に生きることの難しさ、そしてそれでもなお他者を求めてしまう人間の心の動きを静かに浮かび上がらせていく。

    本作が印象的なのは、「普通であること」という曖昧な概念を丁寧に掘り下げている点だ。誰もが当たり前のように口にする“普通”という言葉。しかしそれは、往々にして見えない規範となり、人を縛り、時に孤立させる。時間を止める能力という特異な力を持つ旭は、その

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    2026年03月07日
  • 君の顔では泣けない

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    たまたま映画のあらすじを見て
    なんだか面白そう!原作読みたい!と思った作品。

    15年かあーー長いなあ。。。
    なんで入れ替わっちゃったのかな。

    違う人の人生を生きるのは
    もう想像つかないくらい
    しんどくて辛くて大変で悲しい。
    でも生きていかなくちゃいけない。

    戻りたい、戻らなきゃ、戻れるよね、
    もう戻らないのかな、いま戻るのかな

    一気に読んでしまった!
    まなみサイドも読めて良かった。

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    2026年03月04日
  • 君の顔では泣けない

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    君の顔では泣けない
    君嶋彼方

    体が入れ替わってしまった男女の話。2人の恋愛や元に戻るための試行錯誤の話ではない。友人家族恋人を、女子の体に入れ替わってしまった"中身は男子の主人公"の目線でリアリティ豊かに描いている。

    恋する男子のもどかしさや、女性への久しぶりの連絡のような「実在するリアリティ」だけでなく、いつか戻った時のための葛藤や、本来の家族とのもどかしさのような「中身が入れ替わったという設定のもと生まれたリアリティ」もとても繊細。

    作者はこれまで、男としても女としても生きてきたのか!?と疑ってしまう。

    丁寧に、一歩一歩人生を歩んでいこうと踏みしめられるような作

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    2026年03月04日
  • 君の顔では泣けない

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    入れ替わる物語。
    普段読まないからこそおもしろかった。
    もし私が男になったら何をするんだろう……??
    これを映像化するって凄いなぁと感じてます。

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    2026年03月01日
  • だから夜は明るい

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    自分にも息子がいるので、祥太の父親の章は親として共感する部分が多くグッときた。
    息子の恋人が男だったら、きっとこんな気持ちになるだろうな。
    バーのママの章も苦い痛みが感じられて好み。

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    2026年03月01日
  • 君の顔では泣けない

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    ネタバレ

    まるで冬の夜明け前、凍てつくような寒さの中で、どこまでも澄みきった藍色の空を仰ぎ見るような読書体験だった。

    物語の軸となるのは、15歳の夏に入れ替わった男女が、元の姿に戻ることなく大人になっていくという、残酷なまでに精緻な思考実験だ。語り手である坂平の視点を通じ、私は十代の頃に抱いた異性への得体の知れない戸惑いを追体験することになった。当時は言語化できなかった「性」による身体的・社会的な差異への反応が、入れ替わりという装置によって色濃く浮き彫りにされていく過程は、あまりに鋭く、そして懐かしい。

    特に印象的だったのは、坂平が対峙する「二重の人生」の重責だ。自分の選択が、いつか戻るはずの相手の

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    2026年02月21日
  • 一番の恋人

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    初めての作家でしたが、最近の本らしくおもしろかったですね。
    時代にマッチしてる本でもありですね。
    少し作家に興味をもちましたね。
    これからも読んでいこうと思います。君嶋彼方の作品は。

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    2026年02月20日
  • 一番の恋人

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    父さんは悪者役だし、完全に同意はできないけど、けど父さんの気持ちもわかるなあ。
    多様性多様性って言われるけど、多様性を認めていこうって言う人達って大概マジョリティだし、自分がマイノリティ側じゃ無いから言えるんだよな。

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    2026年02月16日
  • 君の顔では泣けない

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    男だったら誰もが一度は考えたことがある「もし異性と入れ替わったら」そんな題材で書かれた本作は、私が考えていた不純なものではなく、実際の性差やよりリアルな生きづらさを描かれており、非常に読み応えがあった。

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    2026年02月15日
  • 君の顔では泣けない

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    映画観てから読みました。
    映画は演者属性的に変えざるを得ないところもあったり、オチというかエンディングに向けてのアプローチは違ったけど、かなり良い映像化になってるなというイメージ。
    この、よくありがちと言われそうな入れ替わりもので、長期間もはや人生が入れ替わるくらいの期間になると、途端にファンタジー、コメディ要素が極薄になって、とんでもなく壮大な、考えさせる物語になるよね。でも一気に地味にというか、生活、人生そのものになるから、小説でも映画でも丁寧に描かれて、入れ替わっていなくても人生の節目になることへの向き合い方とか気持ちが描かれていて、とても好きでした。
    タイトルもとても良い。
    プライムビ

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    2026年02月04日
  • 君の顔では泣けない

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    後半、ぼろぼろ泣きながら読んだ。
    男女入れ替わりもの、というといくつか作品が思い浮かぶが、ここまで繊細で複雑な心情をじっくりと描いた作品は初めてだった。

    もしかして、私たち…入れ替わってるー?!という台詞からコマ送りでてんやわんやな日々が過ぎていく…というあの映画もとても好きだが、実際は何度も苛立ちと悲しみに打ちひしがれ、性差に戸惑いながら、不安と重責に押しつぶされそうな日々をなんとか生きていく、本作の陸とまなみの姿のほうがリアルだろう。

    他人と入れ替わった場合に辛いことを挙げればキリがないが、私は本当の家族に他人のように振る舞われることが特に辛いと感じた。
    気の置けない大切な人たちに、よ

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    2026年02月03日
  • 駅と旅

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    どれもお初な作家さんで、楽しめた!こういうオムニバス作品て作風も違うから、気分も変えられて、楽しいよね。
    国内から海外まで幅広く。情景を思い描きながら読むのが、楽しいよね。自分でドラマ化してる気分。

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    2026年02月01日