君嶋彼方のレビュー一覧

  • 君の顔では泣けない

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    よくある入れ替わり小説とは全く違う!実際に入れ替わったら何に困るか、どう感じるかリアリティをもって考えさせられた。
    というか面白かった!

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    2026年01月08日
  • 君の顔では泣けない

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    入れ替わって15年という今までになかったような話。生きてきた15年間。入れ替わった15年間。相手のことを考えているようで自分しか考えていない男の成長を感じた。また女の方も様々考えている中での葛藤や変化もよかった。絶対に切っても切り離せない関係があるっていうのもなんかいいなと思った。夫婦になっても心のつながりがある人や本当に思ったことを言い合える人っているだけで最高

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    2026年01月04日
  • 君の顔では泣けない

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    R8.1.1
    読み終わった。お互い入れ替わったまま、最後まで戻るか分からない所が新鮮だった。
    入れ替わったまま、死んだ時に誰にも死んだ事を気付かれない、家族とも会えないまま、友達にも秘密にしたままとか悲しいなと思った。
    Another storyでまなみ側の気持ちが少し描かれていたが、陸を憎んでいる(正確には入れ替わった陸の姿だけど)とは思わなかった。けど、私も女性だから分かるけど、何となく結婚して子どもを作って平凡に生きて行く事が突然出来なくなったら、入れ替わった姿が憎くなるかもしれない。
    けど、最後に陸もまなみも今のままでも人生を楽しもう、お互いに恥じないよう生きて行こうとしてた所、自分は

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    2026年01月01日
  • 君の顔では泣けない

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    ネタバレ

    『君の顔では泣けない』は、感情表現と主人公の生き方という点において、非常に静かで、しかし確かな重みをもった作品だと多くの読者に受け止められている。

    本作の感情表現は、声高に叫ばれることがない。主人公・陸が抱える苦悩や迷いは、涙や激情として噴き出すのではなく、日常の選択や沈黙、諦念に似た受容の中に沈殿していく。その抑制された描写が、かえって感情の深さを際立たせている。
    「泣けない」というタイトルが象徴するように、感情は常にそこにあるのに、それを素直に表出できない。その不自由さが、読む側の胸に静かに迫ってくる。

    主人公の生き方もまた、この作品を重厚なものにしている要素だ。
    陸は「元に戻るために

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    2025年12月24日
  • だから夜は明るい

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    同性愛者を繊細に描いている内容はこの作者らしくて素晴らしいのですが、踏み絵のように自問することが多く、どんな感想も表面的過ぎて書けない。それほどよく描かれている作品です。

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    2025年12月18日
  • だから夜は明るい

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    ネタバレ

    同性愛者と元異性愛者の恋愛、周囲の人々、現在と未来。

    自分の恋心が相手の在りえた未来を奪う密やかな恐れ。自分の性をなんとか受け入れて生きている人たちの人生の岐路が描かれている。

    元カノ、連れ、両親、ゲイバーのママ、と様々な周囲の人が「同性と付き合っている」ことをどう感じるのか。昔ほど毛嫌いすることはなくなったけど、じゃあ彼らに対してこれからどう接したらいいの?という周囲の困惑。

    生理的嫌悪はあっても困惑はするけれど全否定はしない両親もいる、世界は少しは私、私たち、彼、彼女らに優しくなっていっているのだろう(か?)

    「醜いあひるが真夜中に」のアラフォーのゲイのママの話が私の心には一番馴染

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    2025年12月14日
  • 君の顔では泣けない

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     男女入れ替わりという設定は、「君の名は。」やドラマ「天国と地獄」など数多くのヒット作が示す通り、決して珍しいものではない。多くの場合、入れ替わりによって生じる秘密や齟齬を娯楽的に消費し、物語はコメディやロマンスへと収斂していく。しかし『君の顔では泣けない』は、「元に戻れない」という一点において、それらの作品と決定的に異なる。入れ替わりは一時的な出来事ではなく、十五年という長い時間として引き受けられ、妊娠や出産、親の死といった人生の重みが回避されることなく描かれる。
     本作の中心に据えられているのは、他人の人生を生きることに伴う責任である。今の身体と人生は借り物であるという自覚のもと、いつ元に

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    2025年12月12日
  • 君の顔では泣けない

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    入れ替わりを題材とした作品はたくさんあるけれど、そこから元の体に戻ることに重きを置いたものが多い中、この作品は入れ替わることによって起こる生活について書かれていてとても興味深い。

    しかもそれがずっと続く。

    果たしてここまでの歳月が経った今、元の体に戻りたいと思うのか?最後、2人は元に戻ったのか?
    読後の余韻が心地よい。

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    2025年12月05日
  • だから夜は明るい

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    ネタバレ

    同性愛の話だけど、それだけじゃない。彼らの周りの人の描写が細かく書かれていて良かった。カミングアウトされた側の気持ち、元カノの気持ち、人とセックスをする感覚が違う人の気持ち…色んな人視点の物語が交差していて読んでいて面白かった。
    同性愛だけが注目されてきているけど、みんなそれぞれに戦っていることがあるんだなと。

    この人の別の作品も読んでみたいな。

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    2025年12月05日
  • 君の顔では泣けない

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    映画を観てなんだかよく分からなかったので、原作を読んでみたくて購入。
    まなみと陸が入れ替わった原因が分かってよかった。
    映画にはないエピソードとか繋がりが素敵で、なんでこれを入れなかったのかなあという気持ちです。時間の都合かな。
    仲間意識から恋心が芽生える、というよくありそうな展開ではなく、あくまでそれぞれの人生をそれぞれが生きているのが新鮮で面白かった。

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    2025年12月04日
  • 君の顔では泣けない

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    とっても良かったです。入れ替わる系かぁと、現実では多分実際起こらないことを題材にしている話は若干苦手意識がありました。けれど、こちらの話は戻ることなく、15年間入れ替わったまま。お話もどんどんページがすすんでいきました。改めて、女を生きることは大変だと改めて感じました。きっと男の人も大変だと思うけど、陸はよく耐えたと思います。そうそう、女って生理前はイライラするし、妊娠前はマタニティブルーもある。自分の感情ではなく、勝手にホルモンに支配されて人に当たったり、面倒臭い態度をしてしまうもの。何十年も女として生きていくとそれがわかるが、男の子がこれを一から経験するとホントに女の体は分からないことだら

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    2025年12月03日
  • 君の顔では泣けない

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    ネタバレ

    設定が面白い。他の入れ替わりものの結末を知らないけど、とても丁寧にその後を書いている。
    支え合う男女2人の友情物語としてよんだら泣けてきた。
    自分の本当の姿を言えない、それでも自分らしくいきる道を模索するという意味では万人に共通するテーマだと思う。

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    2025年12月01日
  • 君の顔では泣けない

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    映画化の告知で面白そうだと思って読んだ。入れ替わりものだから体戻すために人生を捧げるみたいな謎解き要素が強いと思っていたけどそんなことなくお互いに人生を全うしていた。そういう意味では思っていたのと違ったけど良かった。坂平の方は所々「うざっ」って思ったけど全体通して面白かったからよかった。非常に読みやすいのも良い!

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    2025年11月25日
  • 君の顔では泣けない

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    刊行まもなく読みたい本に入ってたけど、映画化されるのと文庫化されたので。
    高校に入って間もない15歳の坂平陸と水村まなみの二人は、特別知り合いというほどでもなかったのに、ひょんなことから入れ替わってしまう。これはよくある設定だが、違うのはそのまま戻れずに30歳までそれぞれの人生を歩んでいっている点。基本的に水村の身体にいる陸の視点から語られる。時系列が行ったり来たりするので混乱するけど、15年たった今は戻ることよりも今を生きている。1年に1回、7月に会うことを続けていて、それが二人の支えになっている。

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    2025年11月23日
  • 一番の恋人

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    これまで読んだ中でも突出して切ない恋愛小説でした。

    二人を引き離す要因として、病気だとか家庭事情だとかがよくあるパターンですが、本作はまったく異なる角度から攻めていて新鮮でした。(具体的に書きたいけどネタバレが・・・)

    平凡思考の自分には、このような恋愛ハードルは想像もおよばずに共感は無いのですが、それだけに没入して読めました。

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    2025年11月23日
  • 春のほとりで

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    決してハッピーだけじゃない青春、なんかよかったです。最終話、連作ならではを超えるプチサプライズ設定が気持ちよさを倍増させました。冬木先生がフェイクでしたね。

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    2025年11月22日
  • 一番の恋人

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    正解はないとわかりながら、「この話のテーマは何だったのだろう?」と考えてみる。

    p244
    「いいか。幸せの形はひとそれぞれだなんて、ふざけたこと言うなよ。周りから幸せに見えることが幸せなんだ。結局普遍的なことが幸せなんだよ。俺が、お前が幸せになるために、どれだけ心血をそそいできてやったと思ってるんだ。恩を仇で返すつもりか?」
    ここは、もはや作品のテーマの1つとして考えても良いだろう。家族のような近しい存在でも、同じ人生を歩んできたわけではない。分かり合えない存在・思想がある。大切なのは、他人に注がれる心血ではない。自身の人生観だ。それは誰にも侵すことは許されない。許してはいけない。それが自分

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    2025年11月22日
  • 一番の恋人

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    ネタバレ

    これだけ多様性、多様性と言われる世の中になり、様々な人がいるということは理解しているし、受容、尊重したいと思うけど、当事者になったら果たして自分は本当にそうかを考えさせる作品。

    特に極端なのは一番の父親で、古臭いジジイだなって思ってた。でもこの人なりの息子への愛なんだよなって最後には思うようになった。自分が男性らしく振る舞えなくて苦しんだからこそ、息子には同じような思いをしてほしくなかったんだろうね。最後まで全然わかってくれないし、間違ってるけど。

    一緒にいたい人と埋められない何かがあるとき、綺麗事を抜けば、譲ったり我慢したりすることになる。私は意地悪なのかなー、そうしようと思ってもそれが

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    2025年11月21日
  • 君の顔では泣けない

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    ネタバレ

    自分が性別が違う人と入れ替わったらどうだろうと想像して怖くなった。
    家族や友人、職場、慣れ親しんだ場所が他人のものになり、自分には新しい場所が与えられて、でも他人を演じないといけないから上手くやれなくて、、二人の立場を想像すると本当に辛く、苦しい
    自分にはとても上手く生きていく自信が無いと思った。

    苦しみながら、それでも二人は諦めずに自分の人生を生きていて逞しい。
    入れ替わってから15年間、相手のことを大切にする気持ちと共に、自分の人生も諦めなかったから、元に戻るのが怖いと感じるんだなと思った。
    ラスト二人がどうなったのかは明かされないけれど、そのまま戻れなくても、元に戻ったとしても、二人は

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    2025年11月18日
  • だから夜は明るい

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    ネタバレ

    んー。なんというか。あまりうまく言葉にまとめられる気がしないんだけど。「もう幸せって個人で違うから、他人がおいそれと語ることじゃないよね!」ってことなんだろうけど。じゃあ物事に対して無関心でいることが正しいのかって考えると、そういう事でもないだろうし、差別は良くないとかわかり合えるとかって言葉もどうかと思うし……。ぐるぐると考えがまとまらず、結果的に「まあ、距離をとって気にしないのが一番なのかな」となるような気がした。私の場合は。

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    2025年11月17日