君嶋彼方のレビュー一覧
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No.6『一番の恋人』
男らしく生きる事を強要されてきた道沢一番。
アロマンティック・アセクシャルに悩む千凪。
男らしいとは?女性の幸せとは?結婚とは?
問題にぶつかりながらも2人は前に進んでいく物語
〜好きな言葉〜
『どうして私は誰も愛する事ができないんだろう』
『好きな人から以外の好意なんて、ただ気持ち悪いだけ』
『何かをしてあげるのも愛情だけど、何もしない愛情もある』
『どんな形だっていいんだよ。千凪が幸せなら』
『相手が思ってることを勝手に想像して落ち込むなんて馬鹿』
アロマンティックアセクシャル恥ずかながら
この小説を読むまで知らなかったし、想像もできなかった。
人を好きになれ -
Posted by ブクログ
アロマンティックアセクシャルの女性と男性性に縛り付けられた思考よりの男性の物語。
ストーリー自体はシンプル。
だけど、2人の自身のどうしても抗えないところと相手を想うからこその葛藤がすごく伝わってきて私は好き。
いいなって思ったのは自分が性的マイノリティだと気がついてそのコミュニティに参加しようとした時、必ずしもマイノリティのみんなが同じ葛藤を抱えているわけではなく、人それぞれの形があるって展開。
自分が異物になるのは怖い。仲間は欲しい。でも人それぞれな部分は受け入れようよ、っていうあの件はめっちゃよかった。
2人の別れ方がふっと、
あっダメだってなった瞬間が凄くしっくりきたのと、2人が -
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ネタバレとある高校の、とある教室。冬木先生を担任にもつ生徒たちの、ままならない学校生活が連作短編になっている。
大人でも子どもでもない十代後半、みんないろいろあるよねーなんて半ば退屈しつつのんきに読み進めていたのだが、最終話を読んで驚愕することになった。
え、え、10年前にLINEを使ってたような高校生が、もう26歳になって学校の先生をしてるってこと!?
種明かしというか、その時の流れの速さにひっくりかえりそうになった。信じられなくて調べたら、LINEがサービス開始したのは13年前なんですって……。そうかぁ、そんなに昔かぁ。
時代が交錯するタイプの叙述トリックとして使われるほどの年月が経って、それに -
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おもしろかったーーー!
途中から、お、これ同じ学校のひとたちなんだね、と知って、最終的に、この人がえーー!あの人で、えーー!!!
と、まるで過去その人達とわたしがクラスメイトだったかのように、知ってる!あの人が今こうなったの?そんでそことここが繋がってるの?!
という驚きも、ものすごく嬉しく楽しい感動の要因になりました。
高校生のお話だけど、大人になった今のわたしでも、懐かしいなあ、こんなだったなぁ、とかじゃなくて、結局人ってそんな変わらないんだよなぁ、と思いながら、それでも年月が経つことで色々なことを寛容にみられるようになることもたくさんあるよなぁと思いました。
わたしも見切れてる登 -
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推し作家さんの1人である君嶋さんの良さが詰まったような素敵な青春作品だったと思います。最近、仕事で荒んでいた私の心にもすっと沁み入るような、嫌味がなく、そしてしつこくない、良い塩梅の青春加減でした。
本作は、ある高校を舞台にした6篇からなる短編集。同じ人を好きになってしまった2人の関係性を描く「走れ茜色」。小学校の時の旧友と再会し、過去の秘密がバラされることに怯える主人公を描く「樫と黄金桃」。ある不良と、クラスで酷い扱いを受ける主人公との交流を描く「灰が灰に」。クラスの友達のとんでもない裏アカを見つけてしまう「レッドシンドローム」。初めて漫画を描いていると打ち明けた友達との関係を描く「真白の -
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ネタバレ『もし、特殊能力者になったら…?』
特殊能力×学園×ミステリー
この設定、最高だわ!
能力者だからこそ、悩むこともあり、差別されることが多いそんな世界。
世界には、およそ1万人に1人の割合で、特殊能力者がいる。
特別支援地区 通称:特地区。
ここは、本当に、特殊能力所持者にとってのユートピアなのだろうか。
でも、特殊能力者ということを知っていても、離れない友人がいるのは、恵まれてるなぁと思った。
私が、特殊能力者になったら、我妻のように、周りとの距離を置いてしまうかもしれないと感じた。
途中から、旭が本当にヒーローに見えてきた。
私も、旭のように、周りを救えるヒーローになれるのだろ -
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R8.1.1
読み終わった。お互い入れ替わったまま、最後まで戻るか分からない所が新鮮だった。
入れ替わったまま、死んだ時に誰にも死んだ事を気付かれない、家族とも会えないまま、友達にも秘密にしたままとか悲しいなと思った。
Another storyでまなみ側の気持ちが少し描かれていたが、陸を憎んでいる(正確には入れ替わった陸の姿だけど)とは思わなかった。けど、私も女性だから分かるけど、何となく結婚して子どもを作って平凡に生きて行く事が突然出来なくなったら、入れ替わった姿が憎くなるかもしれない。
けど、最後に陸もまなみも今のままでも人生を楽しもう、お互いに恥じないよう生きて行こうとしてた所、自分は -
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ネタバレ『君の顔では泣けない』は、感情表現と主人公の生き方という点において、非常に静かで、しかし確かな重みをもった作品だと多くの読者に受け止められている。
本作の感情表現は、声高に叫ばれることがない。主人公・陸が抱える苦悩や迷いは、涙や激情として噴き出すのではなく、日常の選択や沈黙、諦念に似た受容の中に沈殿していく。その抑制された描写が、かえって感情の深さを際立たせている。
「泣けない」というタイトルが象徴するように、感情は常にそこにあるのに、それを素直に表出できない。その不自由さが、読む側の胸に静かに迫ってくる。
主人公の生き方もまた、この作品を重厚なものにしている要素だ。
陸は「元に戻るために