君嶋彼方のレビュー一覧

  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    別のシリーズを読んでわりと良かったのでこちらも手に取ってみました

    表紙とタイトルから、ほっこりする癒しの本だと思っていたけれど、ちょっと違いました
    でも、いただきますは、一人じゃなくてふたり、
    そう、だれかと一緒にしたいものですよね

    アンソロジー、良いものですね

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    2026年07月05日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食を通じて人との繋がりを描く短編&エッセイ集。

    一穂ミチさん、山本ゆりさん、原田ひ香さんがよかった。大谷翔平が云々という小説は興味がなさすぎて飛ばしてしまったのだけど、それ以外は全般良かった。

    特に原田さんの「夏のカレー」は、主人公の年代や時代背景にそこはかとない切なさを感じて、久々に泣いてしまった。そんなにものすごく特別な話じゃないのに、しかも短編なのに、読み終わるときには二人の幸せを願う気持ちにさせられる。映画一本見たような感覚。筆力がすごいな。

    小説とエッセイを一度に楽しめるのが贅沢。

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    2026年07月03日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食にまつわるアンソロジー。
    古内一絵「ワタシノミカタ」、奥田亜希子「白と悪党」、田辺智加「初恋と食事」がお気に入り。
    田辺智加って、ぼる塾の田辺さん!
    尾形真理子は、好きだけど今回のは特に好みではなかった。期待してただけに残念。
    それにしても偶然なのかなんなのか、食にまつわるどころか幽霊にまつわる話もいくつかあって、不思議〜。

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    2026年06月26日
  • 一番の恋人

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    恋愛は相手を知るものだと思っていたけど、本当は“自分の醜さや弱さを知る行為”なのかもしれないと思わされた。

    一番の恋人 は、恋愛の綺麗な部分だけではなく、欲望や不安、見返りを求めてしまう感情まで描いていた作品だった。

    特に印象に残ったのは、「愛情」と「欲望」は綺麗に分けられないということ。

    相手を大切にしたい。
    裏切りたくない。
    でも触れたいし、満たされたい。

    そして、本当は関係ないはずなのに、不安や満たされなさが、“与えた量”を数え始めさせる。

    だからこそ、

    「人間はな、与えた分だけ与えられたい生き物なんだよ」

    という言葉がかなり刺さった。

    同時に、

    「何かをしないっていう

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    2026年06月12日
  • 枯れ枝に桜

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    六十代以上の女性のみを対象にした風俗店「銀楼館」のキャスト・櫻。彼が相手をした女性たちの事情を描く6つの短編。

    君嶋作品を読むのは「一番の恋人」「君の顔では泣けない」からのこれ。青春小説からいきなり老人の性と振り幅大きい。
    ただ、どの作品も性を切り口にして、登場人物たちの人生そのものを描き出している。
    年をとっても、いや、年を重ねたからこそ身のうちに積もる業のようなものが描かれていて、その重さに圧倒されるも、ピンク色の髪の櫻の軽やかさに救われた。

    美しい男娼と女性たちという設定からドラマ「潤一」を思い出して、櫻は志尊淳くんに脳内変換。尊い。

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    2026年06月07日
  • だから夜は明るい

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    うん、

    男同士であり、女同士であり、
    ノーマルであり、

    いずれにしても、関係性は難しいってこと。

    みんなおんなじ、
    恋愛はいいことばかりじゃないよ。

    でも、
    いろんな困難を抱えて、
    みんな頑張って行くわけだ‼️‼️‼️

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    2026年06月05日
  • 枯れ枝に桜

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    六十代以上の女性専門風俗店『銀楼館』の櫻。その設定に驚く、現実にあるのかな。でも嫌な感じでなく櫻の掴みどころのないゆるさと仕事に対するプロ意識からスッキリした描かれ方。客の要望を一番に、一緒にいるときは恋人だと思っている、リップサービスにしてもすごいな。自分の名前を読んでほしい、その気持ちはわかる気がした。

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    2026年05月29日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    食べ物を囲む二人の間柄も境遇も様々。ほっこり穏やかばかりではない。
    丁寧で淡白だったり、舌が痺れるほどジャンクな味わいだったり一筋縄でいかない閉じた空間は止まらない味わい。

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    2026年05月20日
  • 君の顔では泣けない

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    テーマはts系だから興味が湧いたが内容に関してそこまで自分に大して面白かったかと言われるとそこそこの印象。ただ、本当に久しぶりに本を1冊通して読めたのでそんな自分が嬉しかった。アナザーストーリーまで見ないと水村の気持ちはわからず、ただただ頼れる強い女で見せられていた。性的なシーンを読む時のスピードが自分は早かったので自覚しているよりももっと僕は性的な行為に興味があるのかもしれない。
    僕がこの作品で1番好きだったのは妙にオシャレな文脈だった。もし作詞とかで悩んだら見返してみるといいよ、未来の俺

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    2026年05月20日
  • だから夜は明るい

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    ゲイの男性と元恋人は女性の男性のカップルを中心とした短編集。途中不穏な感じに行くか?と思ったがなんか最後は丸く収まった感じ?

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    2026年05月19日
  • 夜がうたた寝してる間に

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    君嶋彼方さんの作品は、自然と物語に入り込んでしまいサクサクと読めてしまいます。
    これからも楽しみです。

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    2026年05月14日
  • 枯れ枝に桜

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    男性を知らないまま生きてきた女性、自らの老いに苦しみながらも夢を追い続ける女性、誰でもいいから自分のことを覚えていてほしいと願う女性、夫に長年虐げられながらも歪んだ愛情を抱える女性、死に取り憑かれながら死ぬことのできない女性と、彼女のために死を諦めた女性。
    そうした六十代以上の女性のみが利用できる風俗店『銀楼館』でキャストとして働く櫻のもとには、日々さまざまな依頼が寄せられる。

    この櫻という人物が、なかなか掴みどころがなく、各話でキャラがぶれているなーと感じる点がありそこだけもやもやしながら読んでいたのだけど、最後の最後で合点がいった。男娼を描いた職業小説ではなかったが、櫻という天性の大嘘つ

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    2026年05月08日
  • 夜がうたた寝してる間に

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    『君の顔では泣けない』がすごく良かったので読んでみた。
    これもなかなか良かったけど、より中高生向けな印象。能力者という特殊な設定だが、偏見やいじめといった普通の高校生活でも起こりうる問題が多く描かれている。

    どの登場人物に共感できるか?
    主人公と同い年の息子に薦めてみよう。

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    2026年05月05日
  • 君の顔では泣けない

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    人の人生の重さだ。
    入れ替わりものなんてそこでくっつくもんやと思ってたけど、「人生を監視されてる」かぁー
    逃げ出したい気持ち分かるかも

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    2026年04月14日
  • だから夜は明るい

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    ネタバレ

    男性の同性愛の話らしいと聞いたので、読んでみた。

    普段は女性が描くBL小説を読み、そのテンプレに則って、相手とどう結ばれていくかという話を読んできたので、今作は付き合った後の葛藤が描かれていて面白い。みんな悩んでるのが良い。
    メインカプの二人の雰囲気は、年の差モノだが『としのさ夫夫 』を思い出した。引け目を感じているところとか。

    祥太視点が無いのは、元ノンケが男を好きになる葛藤をあえて省いて読者に想像させるためかな、と思った。


    「ヴァンパイアの朝食」
    ゲイの柏木文也と元ノンケの西澤祥太。
    日陰者であることをヴァンパイアに例えていて面白い。吸血して同属にしてしまった引け目。面白いな。

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    2026年03月28日
  • 君の顔では泣けない

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    「入れ替わり」というファンタジー設定の物語。
    しかし、元に戻れないまま15年もの時が過ぎてゆく。他者の靴を履いて歩く(他人の立場を本当の意味で理解する)ことの究極の難しさと、その先にある受容を教えてくれます。

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    2026年03月19日
  • いただきますは、ふたりで。―恋と食のある10の風景―(新潮文庫nex)

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    色々な恋愛があった。でもそこまで食がメインという感じではないかな。あくまでも恋愛メイン。
    私は恋愛が得意ではないので(特に色々複雑な感じ)あまり惹かれなかった。

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    2026年03月19日
  • 春のほとりで

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    ネタバレ

    佐倉と秋津は男友達だが佐倉はゲイで秋津が好き。カースト上位清楚女子新藤も秋津が好きで家に生まれつき病気姉がいて帰りたくない。新藤が秋津と思いLINEしてた相手は佐倉で二人で秋津を置いて走って帰る。秋津は長見を守る。

    カースト上位女子の和香はデブ家族で元デブだが痩せて美人に。デブ時代の連れデブで上位から嫌われてる雀子と高校で再開し弁当を共に食う。和香は国語教師で演劇部の脚本を書く芥川先生が好き。喧嘩して仲直り。

    いじめられっ子老け顔長見。不良の小村にタバコを献上したり、いじめっ子にお昼ご飯を買うなどする。どっちも辞める宣言するが、不良との仲は継続する。

    成瀬千夏が好きな赤彦は他人に点数を付

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    2026年03月22日
  • 君の顔では泣けない

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    男女入れ替わりものは個人的に好きなジャンルのため、本書を手に取りました。

    本作では入れ替わりという設定だけでなく、その後の人生をどう生きていくのかという点が丁寧に描かれていると感じました。特に、入れ替わり後に相手の人生を壊さないように生きようとする姿勢が印象的でした。

    また、入れ替わり後の家族との関係性も興味深く感じました。陸(まなみの体)は実家との関係が複雑で会うことが難しい一方、まなみ(陸の体)は陸の家族から歓迎され、定期的に会うようになります。この対比から、それぞれの家族の特徴が表れているように感じました。

    さらに印象に残ったのは、陸(まなみの体)が実の父が亡くなった際に涙を流さな

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    2026年03月15日
  • 駅と旅

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    ネタバレ

    みんな自分勝手→青春の締めくくり→ジェンダー逆転感→とんでもねえ飛び道具→タイトルに偽りあり→雰囲気最高だけどこれ以上長いと読み続けられないだろう文体。
    5目当てで読んだのだが1と3は構造も似ている気がする。4はあまりにも異物でげらげら笑ってしまった。2は佳作というかうまいことまとまっており後味はいちばんいい。6はさすが海外に飛び出してるだけあって旅感が強く、トリにふさわしかった。

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    2026年03月14日