佐原ひかりのレビュー一覧

  • スターゲイザー

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    アイドルの卵6人の青春群像劇。デビューという同じ目標に向かいながら、目的も性格も違う彼らが“チーム”になっていく過程はまさしく「青春」でも、ただの夢物語ではなく、各々の事情が見えてくるほどリアルな重みも滲むのが良い。「推される側」に視点を置いている点も新鮮で、アイドルを推す人ならより共感できる部分が多いんじゃないかな?番組やリアリティショーが盛り上がる理由がちょっと分かった気がする。

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    2026年01月18日
  • 鳥と港

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    「これからの働き方物語」とあるが、そこまでの話ではないと感じた。逆に、文通というアナログなコミュニケーションと二人の関係性が新鮮で、瑞々しい。SNSでも、言葉にする事をもっと大事にしていこうと考えさせられた。

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    2026年01月17日
  • リデルハウスの子どもたち

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    セオとの話し合いがやセオは結局どうなったのかよくわからなかった。
    主要人物達は個性豊かで素敵な子ばかりでした。

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    2026年01月14日
  • ネバーランドの向こう側

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    両親に大事にされ、言われたことはきちんと守り、いい子で育った実日子。
    1人になったとき、生活力がなく頼りなく、世間知らずで、周りからも30歳なのかと驚かれる状態。
    それでも、知らなくて恥ずかしくても周りの人をちゃんと頼れるから、失敗してもなんとか乗り越えていく。行き当たりばったりなところはあるけれど、年齢や立場など関係なく、いろんな人と関わり仲良くなれる実日子はすごい。

    子供の頃想像していた大人って、もっと落ち着いて冷静で頼りになるイメージだったけど、実際自分がその歳になると全然で少しへこむ。
    この本を読んで、そんな自分も受け入れて、失敗を怖がらず、周りより出遅れていても気にしないで、新しいことに踏み出してみれば、その経験が自分の成長につながると感じた。

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    2026年01月11日
  • リデルハウスの子どもたち

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    初めての佐原ひかりさん。
    『あしながおじさん』をモーーレツに読みたくなった!!!

    寄宿学校リデルハウスにはラヴと呼ばれる特別な生徒がいて、一般生徒と交わることはない。
    ラヴは在学中に実現可能であればなんでも望みを叶えてもらえるギフトという権利を持つ。

    個性豊かなラヴ達に一般生徒のアモニカや、教師、深夜だけ会える友人、幼なじみが関わり物語は紡がれる。
    連作短編のかたちをとり、最後はリデルハウスの謎にせまる展開。

    ミーシク、マミアンの話が良かった。
    マミアンはノブレス・オブリージュを理解する良き貴族として名を残して欲しい笑

    エピローグのアモニカの手紙。
    「学校って生き物みたい、たくさんの子どもが入ってきて、たくさんの子どもが出ていく。同じだけど同じじゃない」
    昔子どもで、今は学校に通う子どもを見守る親としてちょっと涙が出た。

    舞台、設定、オマージュが合わさって楽しめる作品。
    でも全部もっと深掘りして面白くなりそうな題材なのでちょっと物足りなさがあり。

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    2026年01月06日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    トリを飾る杉井光さんのほかは皆平成生まれの
    若手作家陣によるSNSをテーマにしたアンソロジー。

    石田夏穂さんの「タイムシートを吹かせ」が
    とにかく面白くて、ちょっとほかの内容が記憶から薄らいだ。

    今推しの作家さん、新名智さんの「霊感インテグレーション」は
    同名の単行本も出ていて、
    内容としてもまだまだ膨らみそうな話。

    佐原ひかりさんの作品は
    少し歪んだ人間関係から
    何らかの神髄を引きずり出してくるような物語が読みどころ。
    今回は「あなたに見合う神様を」
    推しと自分の関係値について。

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    2025年11月06日
  • ネバーランドの向こう側

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     佐原ひかりさんの作品を手にするのは4作目、最初に手にした「スターゲイザー」が私好みだったので、大きな期待を抱いていたんです。でもなぁ~私的には、う~ん…という感じ^^;

     まず主人公の実日子のことが好きになれない…本当に30歳なのか??って思うほどに…それに、実日子の叔母がイヤだわ~。

     作中で様々な出会いがあって、実日子も成長できるところはよかったと思います。というか、成長しなければならないでしょう!と、何だろうな…ウチの娘がこんな感じになっちゃったらヤバいよなぁ~とか思うと、そんなにやさしい目線で読めなかったというのが、本音のところだったりします。

     「いい子は天国にいける。でも悪い子はどこにでもいける。」

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    2025年10月02日
  • ネバーランドの向こう側

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    大人になりきれない大人というのが、どうやら私は苦手のよう。
    30歳独身。実家で暮らして家事も出来ず、世間知らず。そんな実日子の両親が突然交通事故で亡くなってしまう。両親を失ってしまったことの悲しみより、いなくなったことによる不自由さの描写が多いせいか、ちょっと違和感を感じてしまった。
    そういうところもひっくるめての幼さなんだろうか。
    素直でいい人なことはわかるけど、どうも実日子の性格(?)が気になって、一人でツッコミながら読んでしまった。
    「子供部屋おばさん」という言葉は初めて聞いたけど、これは言われたら堪える言葉だな…

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    2025年09月27日
  • 鳥と港

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    ネタバレ

    うーん。「鳥と港」の活動は凄く魅力的で、私も手紙書いたり、文字を書くのが好きだから、すっごくやりたい!って思えた。でも、途中からどうしても主人公の勝手な感じ?言葉や行動で人を傷つける所がとてつもなく嫌で。気持ちが落ちて、読むのやめようかと思うくらいに。自覚、無自覚関係なく好きじゃないな、と。
    あらすじからの想像とは少し違ったけど、文通とか手紙とか好きな事の話しだったから最後までは読めました。
    手紙やカードを書いて送ったり、渡したり、楽しかった時間を思い出せたのもあるので、好きな人はいいかもしれない?
    わたしも本の感想とか言い合える文通したい!!

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    2025年09月18日
  • ネバーランドの向こう側

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    「本田さんは今、僕にしてあげたいことはありますか?」
    ネバーランドで与えられるばかりでは辿り着けない境地に、そろりと足を踏み入れる主人公が愛らしい。まあ結構いい年齢だけども、そこはご愛嬌で。

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    2025年09月05日
  • ネバーランドの向こう側

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    突然、両親を事故で亡くした実日子。実家暮らしで30歳になっても家事もまともに出来ないでいる。 
    そんな実日子が、訳あって遂に一人暮らしを決意。

    引っ越してから出会った
    隣人の大学生・サイトーくん
    階下の声優・新田さん
    お見合い相手の椎名さん
    彼らと交流を深めながら少しずつ成長していく実日子が描かれていました。

    交流が深まっていく展開が早くて驚いた。それもこれも実日子の世間知らずというか天然な強引さがなせる技なのか……。
    戸惑い迷惑そうにしつつも「仕方ないなぁ」という空気を醸し出しているサイトーくんとの交流が微笑ましい。
    お見合い相手の椎名さんに至っては、かなりお人好しで良い人だと思う。

    作中で描かれていた世代を越えての交流や関係性は、良いなと感じました。
    居場所や心の拠り所はいくつあってもいい。

    個人的には、他作品と比べてちょっと物足りなかったかなぁ。でも、メモしたい言葉もあって、佐原さんらしい軽やかさと爽やかさを感じる作品。
    実日子の成長と、新たな決意に希望を感じながら本を閉じました。

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    2025年08月31日
  • ネバーランドの向こう側

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    自分も娘がいるので、実日子みたいにしないよう、ちゃんと子離れ・親離れしなきゃなぁ…と実感。
    やっぱり、人を成長させるのは人との出会いと経験。それが制限されてた?狭い世界では、それは幸せなのだろうが、それだけでは後々困ったことに。実日子の箱入りっぷりには、娘を見ているようで「えっ大丈夫⁉︎」とか「小学生と友達って…」とやや引きながら読んでいった。
    こんなに上手くいくわけないだろうけど、これはこれでいいのかなぁ。と思いました。

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    2025年08月30日
  • 鳥と港

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    ネタバレ

    文通を仕事にしたみなとと飛鳥。好みや嗜好が会う人との文通は前向きに文章が書けるが、悪意があったり、ネガティブな思考の持ち主のような相手とはやり取りを続けることは難しい。
    いらいろと乗り越えなくてはいけない問題もあったが、二人の関係も続けられそうでよかった。

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    2025年08月26日
  • ネバーランドの向こう側

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    とっても軽やかなのに、何となく寂しくて不安な自分のコンプレックスを晒けだされるようでどぎまぎして読み急いでしまった。もっと周りを頼って、それぞれの相手に見せられる顔と見せたくない顔があってもいいんだ。と頭ではわかるけど甘えるのむずかしい…

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    2025年08月19日
  • 鳥と港

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    繊細すぎる主人公にやきもきさせられたけど、相方の男の子が魅力的に書かれていて相殺された。
    そう、これはバディもの。男性同士でもなく、女性のシスターフットでもなく、男女のバディもの。今後、恋愛に発展していく可能性もありそうだけど、このままバディであり続けてほしいな。

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    2025年07月28日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    7名の若き作家たちのSNS系など令和の時代のアンソロジー。目玉は杉井さんだろうか。「世界でいちばん~」の続編?のような短編で唯一の書き下ろし。他は小説新潮で特集された作品と結城さんの「#真相を~」から1編。目玉の杉井さんが一番のキャリアというのがうむうむ、というところか。全体的にシニカルな作品が多くやはり令和を切り取ることになるとこういった作風が増えるのだろうか。その中で佐原さんの作品は純粋?な青春もので良かった。

    浅倉秋成 かわうそをかぶる
    Vチューバーを題材にした作品。一番怖かった作品かも。タイトルの良さと2重人格?のような造りがよかった。
    大前粟生 まぶしさと悪意
    文藝出身ながらエンタメに寄った印象。そうだよなぁ、という読後感が強い。あまり残らず。
    新名 智 霊感インテグレーション
    明らかに連作短編の1つだろうな、という作品。ホラーとミステリーの掛け合いは相性がいい。ただあまり怖くはない。
    結城真一郎 ヤリモク
    バカ売れした「#真相を~」からの作品。オチはすぐに分かるが何故そうするのか?というホワイダニットが面白い。
    佐原ひかり あなたに見合う神さまを
    もっとも青春らしい1編。佐原さんは奇妙な青春の1ページを切り取るのが上手い。推し活に勤しむ彼女はカッコよくタイプは違うが成瀬みたいな存在。ラストに爽やかな風が吹く。
    石田夏穂 タイムシートを吹かせ
    SFみたいな読み口。企業小説現代バージョンみたいな感じ。この作者は何作か読んだがものすごく硬い印象を受ける。何だがハードボイルドのようだ。
    杉井 光 君がため春の野に
    恐らく目玉に、と思って書かれた書き下ろし。まあまあな出来上がりかなと思う。実は暗号ミステリーでそれがタイトルにかかってくるのがミソ。但しこの暗号文は分からないぜ。

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    2025年07月28日
  • ブラザーズ・ブラジャー

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    普通でいることは生きやすい__
    多様性の時代が来ても"普通"というものさしはこれからも在り続けると思う。それでも傷つくことを恐れず好きを貫く。ちぐさと晴彦のまっすぐな想いが新しい空気を送りこんでくれる。
    理解できないなら悩ませとけ!その意気だ。

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    2025年06月02日
  • 鳥と港

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    現実的じゃない手紙の商売。
    会社辞めた人なら気持ちがわかるかも。
    やりたいことより給与が優先第一がまあ現実だろうなと思いました。

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    2025年05月01日
  • 嘘があふれた世界で(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    作家7名によるアンソロジー。
    カワウソの妖精・雨露ゆゆというVtuberと交際していると噂された音楽プロデューサー「うみの」が殺害された。ゆゆの活動を続けるべきか否か、視聴者の判断を仰ぐべく配信をすることに…浅倉秋成『かわうそをかぶる』。
    動画配信アプリで一躍人気者になった女子高生。若手女性教師は彼女が動画を撮らなくなった訳を探ることに…大前粟生『まぶしさと悪意』。
    霊能力者と相談者のマッチングアプリで「幽霊からプッシュ通知が届く」という不具合が起きている。案件を任されたアプリ開発会社の新人社員がアプリをインストールしたところ…新名智『霊感インテグレーション』。
    年齢を偽り、マッチングアプリで出会った女性をお持ち帰りしようとする男性。彼が感じた違和感とは…結城真一郎『ヤリモク』。
    クラスメイトの権藤さんはとあるダンス系ユーチューバーを推している。ランニング中に偶然権藤さんと遭遇して以来、早朝の公園のひとときを共有することに…佐原ひかり『あなたに見合う神さまを』。
    3年前、現場一筋だった65歳の上司が本社に赴任して以来、「私」はタイムシートの労働時間を誤魔化している…石田夏穂『タイムシートを吹かせ』。
    新人小説家の青年が会食に誘われた先で出会ったのは急逝したミステリ作家の妻。パスワードのわからない亡き夫の個人用SNSアカウントが死後も更新し続けられているというのだが…杉井光『君がため春の野に』。

    いずれも少しこのご時世にありそうな話。意味は色々だけど、半分ぐらいはちょっと怖い感じがした。『あなたに見合う神さまを』の権藤さんの強さがしびれる。『君がため春の野に』は最後が少し不思議な話だった。『世界でいちばん透きとおった物語』のスピンオフらしいので本編も読んでみたいと思った。

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    2025年04月27日
  • スターゲイザー

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    ネタバレ

    アイドル事務所でデビューを目指す練習生たちの物語。
    人物紹介に出てくる子が順番に話の中心になる構成で、所属グループバラバラだけど?と思った謎は中盤辺りで繋がった。

    私が推すとしたら多分加地透か三苫葵だろうかと思った。意外と若林優人の線もあるかもしれない。
    最後の演出で6人のデビューを匂わす演出はデビュー前のアイドル推してる人には馴染み深いだろうなぁと思った。私はもっぱらグループコンでソロデビュー発表とか次の舞台発表とかで見たくらいの演出だけど。

    本人がファンの反応見て喜ぶのも好きだけど、本人も知らず一緒に驚く場合もそれはそれでかなりいい時間になるだろうなぁと思う。

    表紙のモデルは最初透だと思ったけど、若さまの線はあるだろうか?

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    2025年04月04日