上田健次のレビュー一覧
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最近人気の作家が、警察の食について書いた小説。編集社に勤める主人公が担当する、警察の部内誌の食レポコーナーを取材をしながら作り上げていく形式になっている。「カツ丼」「のり弁」「ナポリタン」「から揚げ」「カレーライス」が取り上げられ、食事を紹介する警察官とともにエピソードを通じて警察組織についても知ることができた。小説なので、すべてが事実ではないのかもしれないが、面白く読めた。実際に、このような企画があって写真を添えて紹介していけば、人気になるように感じた。
「ハコ長などと呼ばれる交番の責任者は原則として警部補以上でないとなれません」p187
「警部に上がるための試験を『警部試験』と言います -
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上田健次『サツ飯 刑事も黙るしみしみカツ丼』文春文庫。
初読み作家。文庫書き下ろしの異色のグルメ小説。
もう少し料理にまつわる人間模様とか描かれるかと思ったら、料理のレシピに重きが置かれているようで、期待外れだった。
PR会社に勤める30歳になったばかりの桜花は、その名前と大食いで食べっぷりが良いところを認められ、Y県警の職員向け広報誌『桜花』の人気連載『サツ飯! 拝見』を担当することになった。『サツ飯! 拝見』は、警察関係者が口にする料理を作る人と食べる人に話を聞き、その料理に絡んだ出来事や思い出を聞く連載コラムであった。
警察組織ならではの裏話と美味そうな蕎麦屋のカツ丼、機動隊の -
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遅々として進まぬ
硯ちゃんと良子ちゃんの結婚準備( ̄▽ ̄)
今回は「消しゴム」の物語が好き。
しみじみと優しい物語だった。
スーパーカー消しゴム流行ったなぁ。
「フェルトペン」は、年季の入った歌手の話。
「スタンプ」は実家のある温泉街に
客足を取り戻したい青年の想い。
「レポートパッド」では
部活を頑張る少女たちの奮闘が描かれ
「折り紙」で語られるのは
硯ちゃんの若かりし頃の姿…
そうか、ホテルマンだっだっけ。
またいろいろな文房具のうんちくもあって
そちらも楽しませていただきました。
ナカバヤシの写真文庫は整理しやすそう。
消しゴムのMONOとレーダーの東西差や
水彩絵の具の透明・不透 -
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銀座にある、老舗文房具店「四宝堂」
「宝田硯」を主人とした、このお店には様々なお客が訪れる。
初期に比べて文房具の1つ1つよりも
訪れる人や、主人公「宝田硯」の物語が深く描かれているように思う。
「レポートパッド」の学生たちの物語は誰もが通る友人との気まずさや隔たりを、青春ならではのノリで乗り越える場面が微笑ましくも羨ましく、何だか涙が出た。
「折り紙」の舞台となるホテルの薔薇のオーナメントが表す「一輪でも美しく、より添うことで、さらに美しく」という言葉を心に働いているという場面も、素敵な職場だなと羨ましくなった。
このシリーズも、六冊目。
今作も、美しく温かな物語に溢れていた。 -
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"中野薬師湯シリーズ"の第2段。
銭湯の仕事を手伝うことを条件に、部屋代や食事(朝食・夕食・営業後の夜食)無料で"薬師湯"に住み込んでいる大学生の蓮。前の住人・ケロとユーちゃんの次の住人がなかなか決まらないため、住み込み仲間のゲンさんや葵とともに忙しい毎日を送っている。そんななか、挫折した元甲子園球児・文也と、会社の専務との不倫の末に妊娠してしまった女性・千夏と出会う。
まぁまぁ面白かった。
けれど、真面目な蓮に対して周りの人がバカにするような言動をする場面が多かったのが残念ポイント。また、前作に比べてオカミさんが千夏や文也に対して無断 -
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ネタバレコレクト秘書カード
・ 焦らずに毎日少しずつでいいからその人のことを もっとしろう って気持ちで接していると 意外といろんなことが分かってくる
・ その人がしてくれたことを覚えておく いつどこで どんな場面で 誰に対してどんなことをしてくれたのか ってことを
・ 失敗や ひどい言動をすることもあるけれど それは絶対に書き留めてはだめ
・ 上司として指導しなければならないと思ったらその日のうちに口頭で注意をしてそれでおしまい失敗や過ちをカードに書き残して相手が忘れた頃に あの時はああ だった こうだった とやってしまったらその瞬間に 閻魔帳になってしまう 絶対に良いことだけを書き残すように