テッパン

テッパン

726円 (税込)

3pt

80年代 東京――僕と不良のひと夏の物語。

中学卒業と同時に渡米し、長らく日本を留守にしていた吉田倫。吉田は旧友である寿司屋の主からの誘いに応じて、中学の同窓会に赴いた。

同窓会のメインイベントは当時作ったタイムカプセルを皆で開けること。タイムカプセルの中に入っていたのは、アイドルのブロマイドに『明星』や『平凡』といった芸能雑誌、『なめ猫』の缶ペンケースなどなど。三十年以上前に流行した懐かしいグッズの数々に、同級生たちの会話が盛り上がる。

そんな中、吉田の紙袋から出てきたのは『ビニ本』に『警棒』、そして小さく折りたたまれた『おみくじ』だった。

それらは吉田が中学三年の夏休みに出会った、中学生ながら屋台を営む町一番の不良、東屋との思い出の品で――。

平凡な「僕」と不良の「あいつ」、正反対の二人が出会った、ひと夏の切ない物語。

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テッパン のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    すごく感動した!
    ちょっとしたきっかけで地元で一番の不良と出会って、色々巻き込まれて、そして最後の別れまで。初めはどうなるんだろと思ったけど、意外といい奴で…
    でも、最後には…涙

    有名な本しか読んでなかったけど、隠れた名作って結構あるのかなって思いました〜

    0
    2025年06月22日

    Posted by ブクログ

    お祭りの縁日などで見る、大きな鉄板で焼きそばを焼いている人、そして向かい側に誰かが立っているイラストが表紙。この鉄板(テッパン)が大きな意味を持つ…

    主人公は中学卒業と同時に渡米していたが、同窓会で当時作ったタイムカプセルを開けるために久しぶりに帰国。そしてタイムカプセルに入っていた『おみくじ』だ

    0
    2025年05月28日

    Posted by ブクログ

    中学卒業から日本を離れていた吉田は、旧友に誘われた中学の同窓会に赴き、30年以上もほっぽかれたタイムカプセルを開けることに。
    吉田のタイムカプセルから出てきたものは…。

    そこから一気に中学三年の夏になり、夏休みの夏期講習で他校の東屋と出会うことに…
    東屋は、素行の悪さで区内中に知れ渡っている名前だ

    0
    2024年11月08日

    Posted by ブクログ

     平凡で普通の「僕」と、最恐の不良と言われる「あいつ」が過ごした一夏の物語。

     主人公は、中学の同窓会の誘いを受けて帰京し、そこで御開帳されたタイムカプセルに、中学時代の懐かしい思い出を見つける。
     その頃の「僕」は受験をどうするか迷いのある中学三年生。夏期講習で他校の不良と隣の席になったことで、

    0
    2024年09月14日

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    中学3年の悪ガキとのひと夏の思い出。
    淡い友情が芽生えていく様子に共感できた。
    鉄板料理が美味しそうで食べたくなる。

    0
    2021年05月03日

    Posted by ブクログ

    初読みの作家さん
    表紙から食べ物の話かなと思ってたけど、ちょっもベクトル違った。
    いやまぁ食べ物の話っちゃ話だけれども。そして出てくる食べ物おしなべて美味しそう・・
    この文章表現ぴかいち

    呼んだ後に表紙の画みるとまた違った感想に

    面白かった満足

    0
    2025年09月23日

    Posted by ブクログ

    本に出てくる食べ物は、描写が本当においしそうで、おなかが空く感じだった!
    それと同時にケンカのシーンが生々しくて…。想像して、ウエッてなった。
    デビュー作ということもあると思うが、面白かったけど、読むのに時間がかかって苦労しました。

    0
    2025年01月23日

    Posted by ブクログ

    読みやすくて一気に読む事が出来ました。丁度中学校が荒れていた時代のお話でした。私の中学生時代は穏やかで、先生の威厳があり、いじめも無く皆んな和気あいあいとした時代でした。他の中学校のお友達もいて、大人になってから再開した時は互いに懐かしく昔話に盛り上がりました。元気で再会できていたら良かったのにと思

    0
    2024年12月28日

    Posted by ブクログ

    小学館文庫のこの手の本は当たりはずれがあるというたら失礼すぎるか
    合う合わないがすごいある(笑)

    ちゅうことで、この本も、まあさらさらと読んだけどそこまでアレではなかった(笑)

    筋は面白い…んやけど、どうしても

    「こんな中学生おるかい」

    ってなってしまう
    そもそも会話文も

    「こんなしゃべり

    0
    2024年11月30日

    Posted by ブクログ


    普通の家の子とテキ屋の仕事と学業を両立している子のブラザーフッドのお話。
    テキ屋の仕事から社会と接している子は、どこか大人びる。人間関係の細かいお作法やレストランでのマナーも心得ている。
    普通の家の子との共通点から意気投合ではないけれど偶然のあれこれで話が展開していく。
    小さい社会の謎のヒエラルキ

    0
    2024年05月05日

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