上田健次のレビュー一覧
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ネタバレ四宝堂第四弾。
お話としては、
最初の「リボン」が面白かった。
スーパーのバイトで知り合った母子をDV夫から守り、
無事家族となれたバンちゃん。
だが、結婚して三年もたたずに母親が亡くなってしまい、
父子家庭となってしまう。
その娘が育ち婚約するので四宝堂を訪れ、
木目の写真立てをお祝いに買っていた。
連れて来たお相手はまさかのバンちゃんより年上。
そう来るとは思わなかった。
その次の、
バレーボール選手を応援して「スクラップブック」を作っているお話も
面白かったけど。
ただ、何と言っても今回の山場は最後の「奉書紙」。
四宝堂の店主の幼なじみ、良子の父母のなれそめ話と見せかけて、
とうと -
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ネタバレ銀座の老舗文房具店・四宝堂が関わる五つの物語。文房具の素材や質感、店の窓から見える景色、店の前に立つ丸くて朱いポストの存在感など、描写が細やかで、今度の土曜日に行ってみようかなと思うぐらい私の中で四宝堂はリアリティがある。
年上のシングルマザーと結婚した男性が娘の結婚式に贈るフォトフレーム、デパートの社員食堂で働く女性が推しているバレーボール選手(トス職人とよばれている)の記事を貼るスクラップブック、新興商社に経理課員として採用された若い女性が節約するクリップ…。文章がとても読みやすく、優しい人たちの物語に何度も涙してしまった。最後は、四宝堂の店主・宝田硯と、近くの喫茶店の娘・林田良子の関係が -
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シリーズ3作目。
今作も真面目に働く素敵な社会人がたくさん登場して、胸に沁みました。
短編集なのですが、今作では一人一人の歴史が色濃く描かれていて、長編を読んだような満足感を何度も味わわせてもらいました。
その分、四宝堂の硯ちゃんや幼なじみの良子ちゃんの出番は少なく、2人の行く末を見たい私にとってはモヤモヤもありましたが、それはまた4作目で期待しましょう。そして、2作目で出てきた登場人物も顔を出したりして、どんどん輪が広がっていきそうでそこも楽しみです。
それにしても、今作は色々な人達の働く姿や思いが描かれていて、読み応えがありました。
追いかけていきたいシリーズです。 -
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ネタバレ四宝堂第三弾。
野帳、憧れる。
現場でポケットから野帳を出してメモをとるなんて、いかにもプロっぽい。
細長く硬い表紙。
必要性はないが、文房具好きとしては魅かれる一品だ。
「フィールドノート」というタイトルになっていたが、
前に出て来た和菓子の「兎堂」の若旦那と職人さんのお話だった。
主人公は職人さんだが、若旦那は店主宝田硯とは同級生で、
四宝堂でしし座流星群を見るために泊りがけで来たのに、
二人とも寝てしまうるところがかわいらしかった。
「原稿用紙」はお金が無くて修学旅行に行けず、
空想修学旅行の作文を書いたところが、かなり苦しかったかな。
「模造紙」の最後で、
前作の「名刺」で出て来た -
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シリーズ二作目。
軽くさくさくと読めるのだけれど、時々涙腺を刺激されます( ; ; )
文房具店の店主、宝田硯のどこまでも丁寧な物腰とお客様への心遣い(気遣いを遥かに通り越してる!)が読んでいて本当に心地よい。
でも、幼なじみの良子にだけは口調が違うのですよね。そして、いつもの物腰からは想像できない早食いする姿!(◎_◎;)
その理由が今作では語られています。人に歴史ありです。
今作では宝田硯だけでなく、丁寧に仕事をする人がたくさん登場しました。仕事をってこういうものだよな、明日からまた頑張ろうと思える1冊でした。(でもまたすぐに頑張らなくなっちゃう私٩( ᐛ )و)