上田健次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
とても優しい物語でした。
手に取ったきっかけは、四方堂文具店と同じ著者であるということと、レトロスナックという文字に惹かれたことです。
「レトロスナックってどんなの?」て、とても興味がありました。
実際はレトロショップとスナックのことで、スナックのオーナー兼レトロショップを営んでいる古物商の阿川曜が主人公の話でした。
5つの作品がおさめられていて、どれもカクテルの名前がついています。
カリフォルニア•レモネード
ブルー•バード
ゴッドファーザー
ピンク•レディ
キール
カクテルの名前だからスナックでの物語が多いかと思ったら、古物商の話が主でした。
昭和からある写真館、喫茶店、個人玩具店、 -
Posted by ブクログ
☆4
銀座「四宝堂」文房具店シリーズが大好きなので、同じ上田健次さんの作品ということで読み始めました。
読み始めて少し経った頃に「おや?」と思ったのですが、「四宝堂」シリーズの硯さんと今作に登場する曜くん、何だかキャラが少し似ている様な気がしたのですが…私だけでしょうか?
文房具店とスナック、全く違うジャンルのお店ではありますが、優しくそして温かく迎え入れてくれる感じが似ているなぁと感じました❁⃘*.゚
「四宝堂」シリーズがお好きな方には、是非とも読んで頂きたい素敵な1冊です(*´˘`*)
また曜くんや真央さん、佐東社長に会いたいので…続編を切実に希望させて頂きます!! -
Posted by ブクログ
帯にあった、涙が止まらない、ということはありませんでしたが(笑)、とても温かい気持ちになる作品でした。
四宝堂店主の宝田硯さんの、言葉一つ一つがとても美しいです。
押し付けがましいとか、説教っぽいとか、そういうことは全くなく、そっと寄り添ってくれるような雰囲気がとても心地良いです。
モヤモヤした気持ちだとしても、硯さんとお話ししたら、絶対に癒されるだろうな・・・
文房具に関する豆知識なども随所に散りばめられているところも面白いです。
鉛筆と色鉛筆の違いなど、特に気にも留めていなかったことが、実はちゃんと理由があるんだと新たな気づきがありました。
こんなに親身になって一緒に選んでくれた文房 -
Posted by ブクログ
小学館文庫のこの手の本は当たりはずれがあるというたら失礼すぎるか
合う合わないがすごいある(笑)
ちゅうことで、この本も、まあさらさらと読んだけどそこまでアレではなかった(笑)
筋は面白い…んやけど、どうしても
「こんな中学生おるかい」
ってなってしまう
そもそも会話文も
「こんなしゃべり方する中学生おるかい」
ってなってまうねんな~(笑)
途中からコレ、ツッコミ待ちなん? と、すら思ったけど、ちゃうよな
たぶんちゃうよな(笑)
ほんでよくよく考えたら著者はわたしより10才くらい年長ぽいので、そうか…あの時代の中学生やったら、このくらいの話はあるんかもしれん…、と、思った
ち -
Posted by ブクログ
普通の家の子とテキ屋の仕事と学業を両立している子のブラザーフッドのお話。
テキ屋の仕事から社会と接している子は、どこか大人びる。人間関係の細かいお作法やレストランでのマナーも心得ている。
普通の家の子との共通点から意気投合ではないけれど偶然のあれこれで話が展開していく。
小さい社会の謎のヒエラルキー。
よくある展開。だけれど…
読後、グルメや嗜好がどうこうでなく
ストーリーの総括として
カップ焼きそばでなく、鉄板で焼いた少し焦げたところのある固まる寸前のドロリとしたソース焼きそばが食べたくなる。
超高級店の分厚い鉄板でなく
薄くもなく分厚くもない、屋台のテッパン。
思春期のあれこれを暗示 -
匿名
購入済み素敵なお話し。
とても優しくて素敵なお話しです。
文房具を通じて 心の中にほわっとした暖かい何かが生まれます。
こんなふうに 暖かく優しく穏やかにいられたら良いなと思います。 -
Posted by ブクログ
☆5に近い4。(勝手に☆5のハードルをあげてしまっているため……)
昭和の空気感、思春期の友情、垣間見る大人の世界……。
言葉にすると安っぽくなってしまうけれど、そういった切なさの混じったいろんな感情が呼び起こされる。
「日本おいしい小説大賞」応募作品のため、食べものの描写がたくさん出てきて、美味しそう!……ではあるのだが、主役の2人の少年の前には、ちょっと邪魔な気も……。
とにかく、2人がいい。
絆って、おいしいご飯をどれだけ一緒に食べたか、その時間を共有できたか、と密接に関わっている。
時間が長ければいい、回数が多ければいい、というものではない。その時間の濃密さ。
最後も、ハッピーエンドか