上田健次のレビュー一覧

  • 銀座「四宝堂」文房具店

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    文具店店主宝田硯(けん)さんと来客との心温まるやりとりがオムニバスで繰り広げられる。古本が主人公的な役割を果たすビブリア古書堂とは違って、登場する文房具はあくまで脇役であり、固有名詞も出てこないものの、文房具を愛して大切に使っていることが描写からも読み取れる。スペック好きが多い文具の世界であるが、文具がつなぐ人間模様も愛せるようになりたい。

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    2025年11月30日
  • 銀座「四宝堂」文房具店6

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    銀座「四宝堂」文房具店シリーズ第6弾。文房具大好きには特に堪らないシリーズ。銀座の老舗文房具店「四宝堂」を舞台に、文房具がモチーフになった5つの物語が展開される。店長の宝田硯の穏やかな紳士然とした振る舞いはお客はもちろん読者にも安らぎを与えてくれる。「スタンプ」「フエルトペン」が特に良かった。幼馴染の林田良子との婚約や結婚準備も少しずつ進んでいて楽しみ。

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    2025年11月30日
  • 銀座「四宝堂」文房具店

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    とても好きな物語に出会えました!
    どの短編もとてもよく、店主の人柄、アドバイスすべてが刺さりました。
    泣けた!

    文房具好きなので、各話に出てくる文房具たちもついつい気になってしまいました。
    モンブランの万年筆気になるー!
    高級品だけど!

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    2025年11月28日
  • 銀座「四宝堂」文房具店2

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    懐古主義というわけではないが、古き良き物はその周囲の時間の流れかたまで良き物に変えてしまうような不思議な温かみがある。

    そんな感覚をこちらの物語では味わうことができ、読後感がとても心地良い。銀座界隈の老舗巡りをしたくなってくる。

    合理性、利便性だけが求められている昨今にあってこのような感覚になれるのは幸せなのではないだろうか。

    「名刺」がとくに心温まることができました。

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    2025年11月28日
  • 銀座「四宝堂」文房具店6

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    60ページほどの短編から成るそれぞれの物語がどれも綺麗で、心が綺麗になるよう。どれも最後には目頭が熱くなる。

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    2025年11月26日
  • 銀座「四宝堂」文房具店2

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    前作を読んで、四宝堂の魅力に取り憑かれ、2作めも楽しみに読みました。今回は、ハサミ、名刺、栞、色鉛筆のエピソードが印象に残りました。ハサミではお年寄りでもらくらく切れるハサミを探したくなり、名刺では登川さんと会長さんのやりとりに涙しました。
    色鉛筆では、色の名前に疑問を持ったことがなかったので、とても考えさせられました。栞では硯さんと良子さんのエピソードがつづられていて心から応援したくなりました。次作も楽しみです。

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    2025年11月24日
  • サツ飯 刑事も黙るしみしみカツ丼

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    カツ丼が運ばれてくる。被疑者は数言交わした後、涙を流した。自白の始まりだった…みたいな話かと思いきや違った。雑誌編集社で働く大食漢の桜花(さくらはな)30歳。刑事の機関誌「桜花」奇遇にも同じ名前の雑誌コラム「サツ飯」を任されてしまった。向こうの担当者希望はまったく警察に先入観や知識がない方がいいというのもあって、桜花に仕事が回って来たのだ。

    第1話 刑事課警部補 蕎麦屋「長寿庵」のカツ丼。うまそう。

    第2話 機動隊、犯罪捜査より、犯人確保よりも、事件を起こさないように要人警護をする人たちを支える弁当飯。

    第3話 数学科卒PH.Dの科捜研のお昼ごはん。ナポリタン。

    第4話 警察学校卒業式

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    2025年11月20日
  • 銀座「四宝堂」文房具店

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    四宝堂を訪れるお客様のエピソードを読み進めるうちに、情景が思い浮かび、私も万年筆やノート、絵葉書、メモパッド、システム手帳を大切に愛用したい、そして、硯さんのような店主さんがいる文具店に行ってみたいと思うすてきな本でした。続編もあるようなので、ぜひ読んでみたい。

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    2025年11月16日
  • 銀座「四宝堂」文房具店

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    ネタバレ

    久々に優しい気持ちになれる素敵な本に出会った気がします。

    老舗文具屋と色んな事情を抱えたお客さんを巡る物語。主人公の人柄が良いし、「ああ、こんな文房具屋さんがあったらな」と文具好きには堪らない話でした。
    売り場の2階がイベントスペースになっており、イベントが無い時はそこで購入した文具で手紙を書いたりも出来るとのこと。そこに主人公の宝田硯が茶やお菓子を持ってきてくれます。
    これは宝田さん狙いの女性客とかも通っていそう。早く良子さんと一緒になって!!笑

    文房具店の話ということもあり、実在の文具が文中でたくさん出てきます。

    話に出てきたロディアのメモ帳は、前職の接客業で使っていた人が居たなとふ

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    2025年11月15日
  • 銀座「四宝堂」文房具店6

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    今回も良かったです。
    他の方も書いてらっしゃいましたが、電車の中とかカフェとかでは読まないほうが良いですね→ウルッときちゃいますので(/ _ ; )
    フェルトペン、消しゴム、折り紙
    が特にお気に入りです。

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    2025年11月11日
  • 銀座「四宝堂」文房具店6

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    いつもほっこり暖かい気持ちになる四宝堂文房具店の6巻。今回も優しい気持ちが交差する5話が収録。2話目のフェルトペンは通勤電車で読んでてジワジワ涙が出てしまい困ってしまった。ジーンと心に残るお話ばかりで好きなシリーズ!

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    2025年11月09日
  • 銀座「四宝堂」文房具店6

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    いつもお客様へ最善のサービスを務める硯さんの仕事ぶりに、またも感動させられました。その硯さんの若き日のエピソードも感涙ものです。

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    2025年10月30日
  • 銀座「四宝堂」文房具店2

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    ネタバレ

    前作に引き続き毎章ポロリとする内容で優しい気持ちになれる小説だった。
     章「名刺」が印象的だった。
    サラリーマン生活をする上で会長のような人柄の人に出会えるか否かでその後の人生の充実度は変わるのだろうなと感じた。

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    2025年10月26日
  • 銀座「四宝堂」文房具店3

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    シリーズ3作目。
    原稿用紙とフィールドノートが特に印象的だった今作。
    人との関わり方について考えさせられるシリーズ。
    まだまだ続編も出ているので楽しみ。

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    2025年10月21日
  • 銀座「四宝堂」文房具店2

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    シリーズ2作目。
    1作目よりも良きだった。
    『単語帳』で家族を思い出して最初から泣きそうになり、『名刺』で仕事に対しての姿勢についてあらためて考えさせられた。
    人生について考えさせられるこんな文房具店があれば行きたぃなぁ。

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    2025年10月17日
  • 銀座「四宝堂」文房具店

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    万年筆、新社会人が初任給で育ててくれた祖母へ祖母からもらったモンブランの万年筆で手紙を書く
    システム手帳、地方出身の学生が銀座のホステスとしてバイトしてママに仕込まれて成長して独立
    大学ノート、高校の弓道部の部長と副部長が部活ノートを一年間書き続け
    絵葉書、バツ3の男性が最初のカミさんに弔辞を読む?お棺に絵葉書を入れる、大大号泣
    メモパッド、仕事も住まいもない若者が洋食屋の大将に出会い遠回りはするが店を持つ、ロディアのメモ
    それぞれの成長や出会い、別れに文房具が後押ししてくれる、
    まずはロディア買いに行こう

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    2025年10月16日
  • 銀座「四宝堂」文房具店6

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    シリーズ6作目。

    今作は、
    スタンプ
    フェルトペン
    消しゴム
    レポートパッド
    折り紙
    と並んでいます。
    どの作品も他者を思いやる優しい温かい想いが溢れていました。
    どれも素敵でしたが、今回はフェルトペンが気になります。
    なぜかと言うと、いつもは四方堂が舞台ですが、これは喫茶ほほづえが舞台の話で趣向が違って気分が変わる感じがしました。

    まだ、続くのでしょうか。
    続編も楽しみに待ちます。

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    2025年10月14日
  • 銀座「四宝堂」文房具店6

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    ネタバレ

    やっと結婚。次は結婚式と披露宴から始まって、新婚生活も交えながら、次々に訪れる難問に向き合う硯ちゃんの姿が見てみたいです。
    でも、ホテル勤務時代の硯ちゃんも、今の硯ちゃんも変わらないんだなぁと思って、うれしくなりました。そして、四宝堂を通しての人と人との繋がりも見えて、これも嬉しくなりました。

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    2025年10月12日
  • 銀座「四宝堂」文房具店6

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    【あらすじ】
     銀座の路地裏に佇む〈四宝堂〉は地元の人に愛される老舗の文房具店。
     祖父から店を引き継いだ店主の宝田硯は、今日も様々なお客様をもてなしている。
     人のためには一生懸命なのに、自分のこととなると鈍感な硯だが、遂に幼馴染みの良子と婚約し、いよいよ結婚に向けて動き出すことになるのだが———。
    【感想】
     今回も5つの文房具と共に、心温まるお話を堪能しました。
     物語だけでなく、文房具にまつわるあれやこれやのトリビアも楽しいのですが、今回は紙のサイズに関する情報に思わず「へえー」と声を出してしまいました。
     そして、ホテルマン時代の硯のお話が登場する「折り紙」にウルウルとさせられました

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    2025年10月12日
  • 銀座「四宝堂」文房具店5

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    作品に出てくる人全員に会ってみたいな!と思えるような、みんなが暖かくて素敵でとても読んでいてほっとするような作品ばかりです、、、。✨

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    2025年10月12日