上田健次のレビュー一覧
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シリーズ7作目。
4作目を超えたぐらいから、若干マンネリ化して来て、今回もちょっと読むのを止めようかなぁ、と思ってたんだけど、結局習慣的に読んでしまった…
結果…
今作の登場人物は割と年齢層が高く、その人物たちの過去が多く描かれ、どの作品も心に沁みるものがあったので、読んで良かった。
特に好きなのは、「フラワーペーパー」。
悲しいお話で久しぶりに読んでて、涙が出た。
どの文房具も生きて来たどこかの時代で接点があるものだが、「フラワーペーパー」はさすがに学生時代以降手にすることがなかったので、最初は懐かしいと思いながら、読み進めていたのに、ラストに悲しい出来事が待っていたとは…当時中学生だった洋 -
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銀座に構える老舗文具店、四宝堂。
そこに悩みを抱えた人々が訪れる。
訪れた人々それぞれのストーリーが一人称視点で展開される。
祖母に感謝を伝えたい青年、退職届を出したい女性、思いを伝えられない女子高生、弔辞を書かないといけない男性、恩人に招待状を書きたい男性。
人の数だけ語られるストーリーがあるというけれど、十人十色の人生が文房具を通して広がっていて、
他人の人生を覗き見てるかのような気分になった。
大切な気持ちを持っているほど、人ってより魅力的なのかも。
祖母への感謝を伝えたい青年の話がとてもハートフルだったな。どれもハートフルだけども。 -
Posted by ブクログ
飲食店のカテゴリの中からは外れたイメージを抱いてしまうバー。多くのエピソードの中で重要な会話がさりげなく語られる場面に採用されるバー。カクテルを作る人は職人気質というよりキザな性格だと思ってしまう。なかなか注目しないけどカウンターにさりげなく滑り出されるグラスには緻密に精製された旨さが凝縮される。そのためには並外れた苦労があって不思議ではない。
テレビが時代を先行するメディアとして誰もが疑わなかった頃、スケッチブックにマジックで大きく書かれた言葉にクスッと笑うこともあった。画面を見る側にとって速やかな進行をするには無くてはならないペンとスケッチブック。定番の製品があるとは知らなかった。演者