上田健次のレビュー一覧
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リボン、スクラップブック、ボールペン、クリップ、奉書紙の5話。
文房具店『四宝堂』の店主・硯(けん)さんと、喫茶店『ほゝづゑ』の看板娘・良子さん。相思相愛なのに、なかなか一歩を踏み出せない二人のことを、いつもヤキモキしながらも温かな気持ちで見守り続け、第四巻まで来てしまいました。そして、ついに、、、この「奉書紙」のお話には、『ほゝづゑ』の店主(良子さんの父)と亡き妻(良子さんの母)の馴れ初めも綴られていて、涙なしでは読めませんでした。
他の四つのお話も、登場人物たちから、人として大切なことをたくさん教えてもらいました。そして随所に出てくる文房具も魅力的で、心和むものばかりでした。
第五巻も楽しみです。 -
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audible☆
"シール"
夫婦の出会い〜結婚〜妊娠〜退職〜出産〜専業主婦子育て〜第二子妊娠中〜第一子小学校入学前のお話。
題名のシールってなに⁇って思いますよね。
それは…名前シールなんです☆
小学校入学準備でたくさんのお道具に1つ1つ名前を書くんです!!
ご主人は働き盛りで子育てや家の事を奥さんがやっている。日頃の感謝を込めて四宝堂で名前シールを注文し、手紙も預けていた。
その手紙がとっても心温まるものでした♡
"ヒトミはこの世で僕の1番好きな人だから"
我が子がいても奥さんを大切にするその気持ちがロマンチックでした。
子育ては子供中心の生活になる。私は子供が産まれて13年、主人と2人でデート⁇はほぼしていない。
美味しいものを食べに行く時、遊びに行く時、子供達と一緒に過ごしたいという夫婦の思いが同じだったから。
このお話を聴いて、今年の記念日は2人でゆっくりとお出掛けしてみようと思った‼︎ -
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銀座の文房具屋さんのお話。
店長さんの人柄がめちゃめちゃ良くて気転が効くみたいな感じなんだと思うけど、ここの店長さんは単なる鏡で、人格を感じさせない。そこが器が広くて良い点でもあるのだろうけれど、単なる聞き役というか記号みたいな感じもして物足りない。
初任給では、大切な誰かに物を贈るといいよという先輩のアドバイスを受け、銀座にやってきた凛だったが、歩き回っても何を贈ればいいのかよくわからない。お茶屋さんに引っ張り込まれ、美味しかったので新茶を祖母の夏子さんに贈ることにしたが、手紙を添えるべきだと文具店の四宝堂を紹介される。
「クラブふみ」で10年に渡って働いているユリさんは、本当にお世話になった文ママに、どうやって退職を切り出そうか悩んでいた。退職願を書くべきか?お休み中の四宝堂を営業させてまで、便箋などを選んでいたが、支配人の宝田さんに顔を見て話すべきだと諭される。最初はしぶっていた宝田さんだが、結局は便箋などを用意してくれた。
弓道部を引退した副将の七海は、主将だった拓海に恋をしていた。拓海と七海の共同で作った弓道部練習記録ノートを見ながら、もう引退なんだなぁと考えている。
別れた妻に葬式の弔辞を頼まれた。妻とはシンガポールで出会った。妻の売店の休憩時間にランチを一緒にとる。日本に帰国して週一回絵葉書を送った。そのうち妻の父にディナーに招待される。別れてくれと言われたが駆け落ちした。が離婚した。その後二回結婚して離婚した。
寿司職人の札銀は、新しいお店の開店準備をほぼやり終えた。お知らせを送り終えたら、ほぼ完了だが、若い時にお世話になった大将へ知らせていいものかどうか躊躇している。 -
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また新たなお気に入りのシリーズが増えてしまった。
モンブランの万年筆
ファイロファックスのシステム手帳
コクヨのキャンパスノート
観光名所の絵葉書
ロディアのメモパッド
文房具にある程度関心のある人なら誰でもピンとくる定番の商品たち。
文房具好きとしてはそれらが作中で一役も二役もかってるというだけで嬉しい。
だけど、もちろんそれだけじゃなく登場人物みんながまっすぐに生きてて、背筋が伸びる思いだった。
(実際、自分も一緒にアドバイスを受けてるような気分になって、その度に何度も姿勢正して読んだ。)
文具屋店主がナビゲーターみたいな役割なのだけど、最初の登場の描写から、あまり主張せずひっそり佇むようなキャラクターなのかと思ったら、意外と人間味があって親しみやすく、今後の店主の変化も楽しみ。
自分もまっすぐ前を向いて頑張ろうと、励まされるような物語だった。