上田健次のレビュー一覧

  • 銀座「四宝堂」文房具店

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    人間模様と文房具が交差する心温かな短編集です。
    全部いい話で、いつの間にか涙が溢れてきてた。
    温かくて優しさが胸に染みる物語。
    物語を読んで、様々な文房具があることを知った。
    文房具が必ず登場するたびに、ネットで調べてみたりすることも楽しかった。

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    2025年08月03日
  • 中野「薬師湯」雑記帳

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    大学入学を期に、田舎から上京してきたばかりの手塚蓮。部屋探しに途方にくれて偶然下りた中野駅で出会った青年・ケロに住み込みで下宿できる銭湯へと案内される。銭湯の手伝いをする代わりに、部屋代と朝夕の食事代が無料になる好条件に惹かれ、蓮は"薬師湯"に住み込むこととなる…。

    面白かった!
    たまに「ん?」と思う言動をする登場人物もいたが、概ねほんわかしていて良かったと思う。こういうシェアハウス物は好きかも。
    中野という街には行ったこともなかったが、行ってみたいなと思わされた。

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    2025年07月21日
  • 銀座「四宝堂」文房具店5

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    「ちょっとしたことかもしれないけれど、ちょっとしたことの積み重ねが、お店の雰囲気を作り上げる」

    「私、本当に嬉しくて。自分が大好きな商品を誰かが手にとってくれる、買ってくれるというのがお店で働く一番の喜びだから」

    私もお店を経営していますが、この2つのセリフで初心帰るに思いでした。

    丁寧に真心こめた接客、商品をお買い上げ頂いたときの嬉しさをこれからも大切にしていきたいと思いました。

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    2025年07月09日
  • 銀座「四宝堂」文房具店5

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    優秀な兄と比べる父に言えない思いを抱える短期留学生の少年・ジャックが四宝堂で見つけたものとは…『ものさし』。
    新店舗を任されスタッフの扱いに悩む新米店長の女性は、四宝堂で上品な老婦人と出会い…『カード』。
    中学生になった孫との距離感に悩む男性が骨董市で見つけた肥後守。遠い昔の祖父との記憶が蘇り…『ナイフ』。
    銀座の商店会の会報の取材で訪れた女性記者が、新人時代にお世話になった先輩女性記者との思い出を語る『サインペン』。
    良子と硯の婚約が決まり帰国した硯の父・墨舟が亡き妻・里利の思い出を振り返る『絵具』。

    今回は亡き人との思い出が蘇るエピソードが多かった。それと人との距離感に悩む人々というのが

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    2025年06月09日
  • 銀座「四宝堂」文房具店4

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    ネタバレ

    『スクラップブック』

    私は誰か有名人を熱狂的に好きになったことがなく、お金も時間も費やして熱心に応援する心理がわからず、もっと違うことにそのエネルギーを使えばいいのにと思っていましたが、仕事など自分の日常生活に還元し、より充実した毎日を送ることもできるのだとこのお話を読んで思いました。

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    2025年03月22日
  • 銀座「四宝堂」文房具店3

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    ネタバレ

    宝田さんのきめ細やかで優雅な接客がお客様の素敵なエピソードを引き出しているのではないかと思いました。

    つらいこともあるけれど、人と人とのつながりで大抵のことは乗り越えられる、そのように思わせてくれたお話でした。

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    2025年03月22日
  • 銀座「四宝堂」文房具店2

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    ネタバレ

    『名刺』

    肩書は立派ではなくても、心の底から慕ってくれる人がどれだけいるかが本当の人間の価値を決めるのだと感じました。

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    2025年03月22日
  • 銀座「四宝堂」文房具店3

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    シリーズ3作目。相変わらず読むと心が温まる上にめちゃくちゃ文房具店に行きたくなる。あと、色んな人の働き方や想いが綴られてて働くのがんばろって共鳴してる。本好きとしてはブックカバー作りのワークショップとか行ってみたいなぁ。

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    2025年03月10日
  • 銀座「四宝堂」文房具店4

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    ネタバレ

    シリーズ第四弾。亡き妻の連れ子である娘への婚約祝いの品を探す男性の『リボン』。百貨店の社員食堂で働く女性がスクラップブックを買いに来る『スクラップブック』。ゼネコンで工場長として働く男性がクリップボードを買いに来店する『ボールペン』。常連客・正ちゃんの会社の元社員で、祖父の代に四宝堂を利用していた女性が来店する『クリップ』。硯の幼馴染・良子のお見合い話がもたらされる『奉書紙』。
    今回はお仕事ものが多めな感じ。
    『スクラップブック』の好きなバレーボール選手の言葉に励まされて頑張る女性の姿が素敵だなと思った。人生で誰かをいわゆる推し(有名人を強く応援する)というほど応援したことがないため、推しのい

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    2025年02月03日
  • 銀座「四宝堂」文房具店4

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    ボールペン一つにもその人にとって大きな意味があったり、大好きな選手のスクラップ作りが自分を見つめ直す大事な時間になってたり、「四宝堂」にやってきたお客さんのそんな想いが詰まったお話5つ。5つ目は「四宝堂」にとって大事な存在の喫茶店「ほゝづゑ」の店主と奥様の恋愛話で、硯と良子の関係も進展しそうです

    昔々の銀座を知ってるから(名画座は実際行ってた)「四宝堂」や「ほゝづゑ」を記憶の中で探してました。ありそうですよね

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    2025年01月31日
  • 銀座「四宝堂」文房具店3

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    読むと必ず文房具店に行きたくなる本

    誰しも多少なりは特定の文房具に思い出があると思いますが、今回は特定の文房具への思い入れが強めのお話でした。

    商品を見て、気づかずに涙が流れるほどの感情はイメージできず星3つ

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    2025年01月31日
  • 銀座「四宝堂」文房具店3

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    四宝堂さんらしい温かい話だった。原稿用紙とフィールドノートが好き。最近は文房具屋さんが少なくなったから淋しい。私の父親も登場人物のように文房具に拘りがあり、羨ましい。読むたびにこんな便利な文房具かあって、拘りをもって、と感心する。そろそろ硯さんメインの話を読みたい。

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    2025年01月27日
  • 銀座「四宝堂」文房具店3

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    今回も四宝堂のもとに悩めるお客様が来店する。
    ブックカバーは関係がギスギスしてしまった親子の絆を取り戻すきっかけにノートが登場するお話。最後は関係が深まっていることがわかる。ブックカバーの手作り講座があれば是非参加したい。
    フィールドノートの回では硯さんの子供の頃のお話が少し出てきて可愛かった。その頃から服装が今とあまり変わらないのね。
    フィールドノートといえば、最近はコラボだったり、カラーバリエーションが豊富でおしゃれなデザインが増えたな。持ってないから今度買ってみよう。
    模造紙のお話は最後に前作の方もチラッと登場していた。

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    2025年01月19日
  • 中野「薬師湯」雑記帳

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    上田健二さんの本なので、読むのを楽しみにしていたが、ちょっと私にははまらなかった。

    何気ない毎日、まったりと優しい時間が流れていく。
    おいしいご飯に、志のある心根の良い人ばかりが現れて‥昔懐かしい青春ドラマを観ているようだ。
    嫌な人が全く出てこないのでストレスフリーのはずなのだが、なんか今一乗れない。
    主人公に全く魅力を感じていないのも一因なのだろう。
    いろいろな経験から何かしら感じてはいるのだろうし、まだ表現力が追いつかないのも理解できるが、あまりにも存在感がない。
    多分この先成長していく姿を見ることができるのだろうが、もういいかなって気分である。

    2025/01/04 23:01

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    2025年01月05日
  • 銀座「四宝堂」文房具店4

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    本作で初めて主人公本人が主役になったのではないだろうか。他人を温かく見守る硯さんが見守られる立場になり、これまで持っていたイメージが少し変わった。最後の決めは四宝堂でと思っていたが、ここは結構普通で微笑ましい。
    人の繋がりを温かく描いてゆく本シリーズは今しばらく続きそうだ。

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    2025年01月04日
  • テッパン

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    夏期講習に通っている時の、主人公と不良少年とのやりとりは、面白く読めたけど、その後の展開がちょっとしっくりこなかった。ラストは、2人の再会とかちょっと感動がほしかったなあ。

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    2024年11月23日
  • テッパン

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    ご飯の描写がどれも美味しそうでお腹が空きました。主人公と不良の関係性がとても良く、どのエピソードも面白かったし、最後は切なかったですが素敵な終わり方だったと思います。お祭りに行きたくなりました。

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    2024年11月06日
  • テッパン

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    締めくくりは凄く良かった。
    純粋に人として惹かれたり、真っ当な道に歩みを進めようとしているのに、大人の事情やら、裏社会でのあれやこれやが関係して、心で繋がり関係を深めることが出来る可能性を遠ざけなければならない感じにモヤモヤが引っかかり続けた。
    読み終えて、これを書き進める中でまだなお、喉元に詰まった何かがある感覚だ。

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    2024年10月05日
  • テッパン

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    若い頃の記憶を振り返りながら、友との出会いと別れを描いている。ほろ苦い話ではあるけど、最後は東屋の口癖「お前の顔こんなだぜ」を彷彿するやりとりに救われる。

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    2024年03月09日
  • テッパン

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    ランキングにあった『銀座「四宝堂」文房具店』を読みたいと思ったのだが、中古本屋にはまだ出てこずで、同じ作者のこちらから行ってみる。

    同窓会で甦る中3の夏休みの思い出。
    町一番の不良、テキ屋の四代目・東屋のキャラクターが魅力的。
    おじいさん子でその祖父が語ってくれた規範と知識に従い生きていて、主人公・吉田と同じ中学生とは思えないほど大人びて、腕っぷしも強ければ料理も上手い。
    『お前の顔、こんなだぜ』と茶化されるばかりの「まともな家の子」である吉田との対比が際立ち、男気溢れる居住まいに仁侠映画を思い出す。
    やくざの頭になった男の、若き日の外伝といった趣。

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    2023年05月13日