上田健次のレビュー一覧
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威風堂々とした佇まいで、昔ながらの銀座の息づかいを今に残す貴重な文房具店「四宝堂」。血のつながらない娘の婚約祝いに何を贈ればよいか悩む父親から、娘の釣書を頼むお馴染みの喫茶店のマスターまで今日も、様々なお客が訪れる――。
振り返ってみるとお父さんから始まって、お父さんで終わる4巻でしたね(笑) しかもどちらも娘の結婚関係でという(お後もよろしいようで)
相変わらずいいお話ばかりで安心して読めるのはもちろんのこと、最後のタイトル「奉書紙」って??と扱われる文房具のことも毎度気になるのでした。
しかしもうしばらくのらりくらりでいくと思っていたことがようやく動いたのでちょっとびっくりしました。まさか文房具以上のものを用意しているとは…(笑) -
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ネタバレシリーズ第4弾。安定の面白さ。安心して読める。
今回も、「四宝堂」を様々な事情を抱えた人たちが訪れる。
血のつながりがない娘に、婚約祝いを贈りたい男性の話が、いちばん良かった。10歳しか違わない義理の娘が連れてきた結婚相手は、まさかの自分より年上!硯ちゃんの反応が笑える。でも、お母さんが亡くなってしまったのに、変わらず仲良しの父娘っていいな。
最後の話では、良子の両親の馴れ初めが描かれ、そしてついに!硯ちゃんは良子にプロポーズする決意を固める。やったー!ところが肝心な場面はまだだったので、楽しみは次回作に持ち越しである。早く読みたい。
今回、様々な文房具のうんちくも楽しかった。自分でも使ってみたいと思う。LAMYのボールペンとか。 -
Posted by ブクログ
品揃えの良さはもちろんのこと、オリジナルのブックカバー制作やインク調合のワークショップなども好評の知る人ぞ知る銀座の文房具店「四宝堂」。
そんな店を一人で切り盛りする硯のもとには、今日も様々な事情を抱えたお客が訪れて――。
今回もほっこりする話ばかりだったなぁと。
こんなにお客を泣かせる文房具店は他にないんじゃないかなぁ(笑)
タイトルになった「ブックカバー」「シール」「原稿用紙」「フィールドノート」「模造紙」だけ見ると、どんな話になるか全く分からないのに、ちゃんとそれぞれの物語が立っていて面白い。
模造紙なんてどう使うんだと思っていたけれど。
フィールドノートの測量野帳は以前使っていたことがあったので、分かる分かる〜と思いながら読んでました。今はいろんな表紙のカラーが出ていてオシャレ度も上がってるんだよね。
次はどんな文房具で物語を紡ぐのか、楽しみになってきたなぁ。 -
Posted by ブクログ
とても優しい物語でした。
手に取ったきっかけは、四方堂文具店と同じ著者であるということと、レトロスナックという文字に惹かれたことです。
「レトロスナックってどんなの?」て、とても興味がありました。
実際はレトロショップとスナックのことで、スナックのオーナー兼レトロショップを営んでいる古物商の阿川曜が主人公の話でした。
5つの作品がおさめられていて、どれもカクテルの名前がついています。
カリフォルニア•レモネード
ブルー•バード
ゴッドファーザー
ピンク•レディ
キール
カクテルの名前だからスナックでの物語が多いかと思ったら、古物商の話が主でした。
昭和からある写真館、喫茶店、個人玩具店、化粧品店の店じまいを手伝う中で、今は製造されていない希少な物を見つけて欲しい人に届ける。
その仕事風景は読んでいてなかなか面白かったです。
半熟玉子を乗せるエッグスタンドなんかも珍しいものになってきてるようで。
子供の頃を思い出しました。
エッグスタンドに乗った玉子を見ると、特別な物が出てきたようで嬉しかった記憶があります。
子供からすると食べ方も独特なので、ドキドキしながらきれいに食べようと頑張っていました。
ちょっぴり(かなりかも?)懐かしい感じがするのと、主人公の阿川曜くんがとても優しい人で、作品に主人公の人柄がそのままが滲み出ているようでした。
続編が出るなら読みたいです。