上田健次のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
普通の家の子とテキ屋の仕事と学業を両立している子のブラザーフッドのお話。
テキ屋の仕事から社会と接している子は、どこか大人びる。人間関係の細かいお作法やレストランでのマナーも心得ている。
普通の家の子との共通点から意気投合ではないけれど偶然のあれこれで話が展開していく。
小さい社会の謎のヒエラルキー。
よくある展開。だけれど…
読後、グルメや嗜好がどうこうでなく
ストーリーの総括として
カップ焼きそばでなく、鉄板で焼いた少し焦げたところのある固まる寸前のドロリとしたソース焼きそばが食べたくなる。
超高級店の分厚い鉄板でなく
薄くもなく分厚くもない、屋台のテッパン。
思春期のあれこれを暗示 -
匿名
購入済み素敵なお話し。
とても優しくて素敵なお話しです。
文房具を通じて 心の中にほわっとした暖かい何かが生まれます。
こんなふうに 暖かく優しく穏やかにいられたら良いなと思います。 -
Posted by ブクログ
☆5に近い4。(勝手に☆5のハードルをあげてしまっているため……)
昭和の空気感、思春期の友情、垣間見る大人の世界……。
言葉にすると安っぽくなってしまうけれど、そういった切なさの混じったいろんな感情が呼び起こされる。
「日本おいしい小説大賞」応募作品のため、食べものの描写がたくさん出てきて、美味しそう!……ではあるのだが、主役の2人の少年の前には、ちょっと邪魔な気も……。
とにかく、2人がいい。
絆って、おいしいご飯をどれだけ一緒に食べたか、その時間を共有できたか、と密接に関わっている。
時間が長ければいい、回数が多ければいい、というものではない。その時間の濃密さ。
最後も、ハッピーエンドか -
Posted by ブクログ
ネタバレ父の死で温泉旅館を引き継いだ若き経営者の青年はさびれゆく温泉街を盛り立てたく悩んでいた…『スタンプ』。
「ほゝづゑ」を訪れた高齢の歌手は、若かりし頃に付き人をした演歌歌手のことを思い出していた…『フェルトペン』。
会社の執行役員を務める男性は、スーパーカー消しゴムを見て当時頃姉の婚約者だった人のことを思い出す…『消しゴム』。
新入部員の勧誘に悩む女子バレー部の新部長の少女は幼馴染に誘われ四宝堂を訪れる…『レポートパッド』。
硯は結婚の報告をしにかつての職場であるホテルを訪れ…『折り紙』。
シリーズももう6巻。
今回は過去を思い出す系のエピソードが多め。『スタンプ』は温泉街を盛り上げるスタンプ -
Posted by ブクログ
毎回ほっこり+文房具うんちくで
楽しませてくれるシリーズ第7弾です。
「道具箱」私も百均のだけど使ってます。
席を移動して仕事するのに持って動くから。
どの席にも、ちゃんとハサミとかあるけど
自分の使い慣れたやつが結局ラクなのよ…。
ベテラン社員さんの「ファイル」の話もいいな。
この人はちゃんと自分で作ったファイルを
活用できているのがすごいです。
何のために作ったのかわかってないと
こんなふうには活用できなさそう(反省)
運動会とかで紅白の花を作るアレ。
「フラワーペーパー」って言うんですね。
「スケッチブック」に「多機能ペン」
どの道具にも使う人のドラマがある。
さて、硯ちゃんと良 -
Posted by ブクログ
銀座にある、老舗文房具店「四宝堂」
店長を務める「宝田硯」を主人とした、このお店には今日も様々な想いを持った人たちが訪れる。
このシリーズも7作目とあって
ほんの数頁で、世界に惹きこまれる。
5作の短編の中で「フラワーペーパー」という
昔お世話になった方へ想いを馳せる物語が心に残った。
今は、校長先生となった主人公が中学生の時に出会い心を通わせ、現代の自分の礎となった言葉をくれた方を思い出し、「フラワーペーパー」を手に取り現代の自分へも活かしていく。
私自身が忘れているようなことを文房具をきっかけに思い出す。なんてことが、あったら素敵だなーと過去の自分に期待してしまう。そんな1冊だった。 -
Posted by ブクログ
文房具なんて珍しいテーマだなあと読み始める。とは言っても、文房具ががっつり主題になっているわけでもない。登場人物たちの物語を開ける扉として文房具は存在している。作品の中でも触れられていたように、文房具は私たちのすぐそばに溶け込んでいるようだ。
思い返せば、小学生のときは消しゴムや鉛筆で遊んでばかりいた。それらは毎回退屈な授業をやり過ごすための手遊びの道具にすぎなかった。ボールペンを分解してみたり、鉛筆を彫刻刀で削ってみたり。バトル鉛筆なんかも流行っていた気がする。休み時間になれば、「消しピン」という、消しゴムと消しゴムをぶつけ合って机の上から落としあう遊びに興じたりもした。
当時はそれが当たり