高瀬隼子のレビュー一覧

  • 犬のかたちをしているもの

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    「私のほしいものは、子供の形をしている。けど、子供ではない。子供じゃないのに、その子の中に全部入ってる。」

    なにかの形をしているけど、それを通して欲しいのは、それを持っていると苦しくても、苦しさですら周りから正当化されて世界がやさしくなるもの 
    私にとってのそれは子供ではなくて、向上心とか社会的成功とか成長とかそういうものだけど。 
    生きやすくなるために効率的なコスパのいい悩みが欲しいという自覚と重なるものがあって、「ーのかたちをしているもの」という語彙をこの本を通して手に入れられてよかった

    「当たり前のように傷ついた、ことを自覚してまた傷ついて、なに傷ついてんだわたし、とまた‥トイレの個

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    2026年05月12日
  • め生える

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    突然日本中ではげる。
    もんのすごく面白いです。高瀬隼子さんていつも意地の悪い話を書くなあと思っていますがこれは突出して意地が悪い。いくらコンプラだなんだ言ってもどうしようもない「はげ」をネタに、同調圧力とか捨てきれない未練とか世間への不満なんかの、人間がどうしても持ってしまう薄汚いがやめられない感情がすれすれに見え隠れしていく感じ。ほんと、意地悪に人間の内面を出すのが上手な人だなと感心しちゃいました。

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    2025年05月18日
  • 水たまりで息をする

    QM

    購入済み

    おもしろい

    話題になっていたから気になって手に取ってみた。始まり方といい、途中の描写もすごく引き込まれたけどラストはちょっとよくわからなかった。急に風呂に入らなくなった夫を目の前にして、入ってほしい気持ちと、もうそれでもいいじゃない、と奥さんもどうしたらいいか途方に暮れたに違いない。心の葛藤がよく分かる内容だった。

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    2024年09月16日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ミステリー感があり、先が気になって一気読みした。
    ページ数が多すぎず数時間で読み切れて良かった。
    読後は釈然としない気持ち。主人公?の男はなぜあの女と付き合っているんだ?
    期待していたより、意外性が無かった。
    タイトルは皮肉?

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    2026年08月09日
  • 水たまりで息をする

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    現実で起きてる出来事とそれを受けた主人公の頭の中の絶妙な距離感が気味悪かった。理解しきれていないけど好きな作品。

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    2026年08月09日
  • いい子のあくび

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    とても共感したけど、余裕のなさや器の小ささ、要は自身の幼稚な頑固さから来るものも多く、見つめ直すきっかけに。どんな時でも急激な感情の上昇は抑え、鷹揚さを持ち合わせていたい。人によっては全く共感しえなさそうだけれど、おそらく都会で電車通勤する人は共感できる人が多いのでは。しかしこの設定をここまで描写できるとはお見事。

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    2026年08月09日
  • いい子のあくび

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    分かる気がするけど、性格が悪すぎて引いてしまう人達でした。
    でもその人物を想像できるくらい文章に力があったんだと思います。
    読みやすく、2日ほどで読み終わりました。

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    2026年08月07日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    面白いけど、登場人物たちの気持ちがいっこも分からん!全員分からん!笑 と思った作品。

    これぞ読書の醍醐味ですね。思考の範囲が広がりました。

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    2026年08月06日
  • いい子のあくび

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    主人公のこじらせ具合を面白く読みました。
    スマホを触って自転車に乗ってたらムカつきますよね、危ないよ!みたいな。
    もちろん自分からぶつかりには行きませんが。
    結婚式でも、なんで女性だけお涙頂戴で手紙読まなきゃいけないんだろうと思っていました。

    私も女性として生きていて、メリットもあるんでしょうが、舐められて嫌な思いをすることは枚挙にいとまがありません。
    そういう、女性として生きる中でのモヤッとするものを描いた良作と思いました。

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    2026年08月04日
  • いい子のあくび

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    怖いほど考えすぎる主人公の性格にあまり共感はできなかったが新しい視点を得られた気がした。面白い表現がいくつも入っていて退屈しなかった。

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    2026年08月03日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    登場人物全員が、陰湿✖️悪質。
    悪意が漏れ出ている。

    アウトレイジのキャッチコピーに『登場人物、全員悪人』とあったけれど、それよりこちらの方がある意味タチが悪いと思う。

    後味が悪いというような感想を多く目にしたけれど、私には最後の一文に希望を感じた。

    そんな私もちょっとズレているのかもしれない。

    飲み会後なのにどういう結末になるのかが気になり、酔いが醒めぬまま読んでしまった数少ない一冊。

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    2026年08月03日
  • いい子のあくび

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    正直始めは、主人公を大人気ないというか心が狭い人物と思っていたが、読み進めるうちに、消費されたり譲ったりすることの不公平さに納得した。主人公の性格が悪いと思いきれないのも自分に重ねている部分があったからかもしれない。人間味が強くて面白かった。

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    2026年08月03日
  • いい子のあくび

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    ネタバレ

     『いい子のあくび』は、「いい子」であり続けることの息苦しさと、その内面に蓄積される怒りを描いた作品である。
     主人公は、他者の視線を意識しながら、感じのよい人物であろうとして振る舞っている。しかし、その一方で、「なぜ自分ばかりが我慢しなければならないのか」という不満を抱き、周囲の出来事を損得の観点から捉えてしまう。本作が描いているのは、周囲から期待される「いい子」を演じ続けるうちに、自らの怒りや本音を否定し、それらの感情の行き場を失っていく過程である。
     私自身も、人当たりのよさを評価されることが多く、不快に感じたことを口にせず、相手の話に共感するよう努めている。それは必ずしも偽りではないが

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    2026年08月01日
  • いい子のあくび

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    『ぶつかったる。』
    この強烈な一文から物語は始まる。

    ながらスマホで自転車に乗る男子中学生に対し、「自分は正しい」という思いから、「ぶつかって思い知らせる」と考え、実際に行動する女性の話。

    この冒頭に驚きながらも、主人公の気持ちが全く分からないわけではなかった。人が一人しか通れない道でスマホを見ながら歩いてくる人に、「ぶつかったろか」と心の中で思ったことは、正直何度かある。でも結局は自分が避けてしまう。だからこそ、主人公が抱える理不尽への怒りにはどこか共感してしまった。

    一方で、「その時に発生した怒りや不快、時間が経っても忘れない、許さないためにメモする。」という考えには全く共感できなか

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    2026年08月01日
  • め生える

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    世界中の皆がハゲるという大胆な設定ながら、見た目への価値観や他人の視線、人との距離感を鋭く描いた作品だった。
    「みんな同じ」になれば悩みは消えるわけではなく、新たな優劣や不安が生まれるという皮肉が印象的。
    読み終えた後も、自分は何を基準に人を見ているのかを考えさせられる、静かな衝撃の残る一冊だった。

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    2026年07月31日
  • いい子のあくび

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    他人の行動で自分が感じた不快感、怒りに異様に執着する主人公に不気味さを感じながら読み進める。
    その中でところどころ、あぁ、わかると自分にも刺さる部分がある。
    いい子にしようと思ってしてるんじゃない。
    なのにどうして人よりよく気がつくだけで他の人の分まで背負わなきゃいけないの。
    日々の中で確かに感じていて、でも何とかやり過ごす『理不尽に対する怒り』がこの小説にぎゅっと詰められていると感じた。

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    2026年07月31日
  • いい子のあくび

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    ネタバレ

    日々のちょっとした理不尽。だけどひどく消耗している。
    そんな心のひだの嫌な匂いのする膿を、引きずり出してくるような物語ながらも、軽い語りが面白い。独特な読み心地のある作家さん。
    芥川賞受賞作同様に、いやーな世界観ながらも引き込まれた。

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    2026年07月31日
  • いい子のあくび

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    凄く歪。けど間違ってない感覚もあり、何となく共感してしまう部分あり。人それぞれの尺度が上手く表現されている物語りでした。

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    2026年07月29日
  • いい子のあくび

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    言語化できない悩みをうまく表現できている。ただ性格が捻くれているので少し感情移入はできなかったかな。

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    2026年07月29日
  • いい子のあくび

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    子供の頃いい子になろう、怒られないことをしようと周りを伺っていました。今でもあまり変わりませんがたまに、「いい子になる」ではなくて「いいように言いくるめられている」と感じてしまう。そんな感情をそっと認めてくれるような小説でした。

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    2026年07月28日