高瀬隼子のレビュー一覧

  • 新しい恋愛

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    恋愛にまつわる短編集。
    各作品に「こういう一文のために小説を読んでるんだ」と思うような文章があった。
    どの話も、ラストがよい。そこにたどり着くまではずっともやもやしたり行ったり来たりしている思考が、最後そうやって締めるのかという感じ。

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    2025年08月23日
  • 犬のかたちをしているもの

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    怖かった。高瀬さんの作品に出てくる「図々しいことが受け入れられて当たり前」みたいな顔をした女が本当に怖い。

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    2025年07月29日
  • 犬のかたちをしているもの

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    うわぁっていう生々しい心理描写
    なんとなくモヤモヤ思っていることを全て言語化してくれている
    ミナシロさんみたいな人いるよなあって思うし自分もその要素あるよなあって思う
    このお話の諸悪の根源は愛されたい、愛したいっていう気持ちなんだろうなと思った
    そこまでプラスにもマイナスにも働く愛という感情?物質?って不思議だと思う
    ただそこのあるものに対してそれぞれがどのように反応するか、捉えるか次第ではあると思うけど、、
    それ自体は何も変わらないという。
    なのです捉え方次第で良い方向にすることは可能なんじゃないかなと思う

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    2025年07月25日
  • 新しい恋愛

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     自由と権利の尊重が謳われる現代。そんな個人裁量の幅の広がった今に生きる人たちの恋愛模様を描いた「恋愛」短編集。
              ◇
     送別会がお開きになり、水本は部屋の中を見て回っていた。忘れ物がないか確認するのは、いちばんペーペーの水本の仕事だ。
     今夜は倉岡の送別会だった。倉岡は退職までの3ヶ月間、新入社員の水本への引き継ぎを兼ねて指導してくれた中堅社員である。

     倉岡は明るく元気な体育会系らしい男だ。誰にでも気さくに接するし、面倒見もよい。それだけに距離の詰め方もうまく、水本はいつの間にか倉岡と男女の関係になっていた。
     店の前で部長による一本締めの音頭と倉岡への花束贈呈があり

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    2024年12月15日
  • 水たまりで息をする

    QM

    購入済み

    おもしろい

    話題になっていたから気になって手に取ってみた。始まり方といい、途中の描写もすごく引き込まれたけどラストはちょっとよくわからなかった。急に風呂に入らなくなった夫を目の前にして、入ってほしい気持ちと、もうそれでもいいじゃない、と奥さんもどうしたらいいか途方に暮れたに違いない。心の葛藤がよく分かる内容だった。

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    2024年09月16日
  • いい子のあくび

    QM

    購入済み

    おもしろい

    周りに所謂”いい人””物分かりがいい人”って思われてる人の心の底を覗いたようで、共感もしたしここまで言語化されてゾクっともした。外の顔を演じてるのはそうした方がいいと自分で思っているから。でも人間そんな常に優しい気持ちでいられない。ひどいことをしてみたくなったり心無い言葉をかけたくなったり、誰にでもあることだよなぁと。読んで所々清々しいとすら感じてしまった私は性格が悪いのかもしれない。

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    2024年09月15日
  • うるさいこの音の全部

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    ネタバレ

    私小説のように思えてくるけど、だとしたら高瀬さんもそうやって詮索されることにうんざりしているから私小説だと思ってはいけないような気がしてきて、絶妙。
    高瀬さんの実際のサインが楷書ということがアツい。

    "言いかけて止めるためだけに、言いかけたのだと思った"というところ、どうやったらこんな文が思いつくのか、、

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    2024年07月10日
  • うるさいこの音の全部

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    いい子のあくびが私のどこかにひっかっかり他の本も読んでみたいと手に取りました。次はおいしいごはんが食べられますようにが待っているかと思うと楽しみです。

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    2026年02月21日
  • いい子のあくび

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    私が最初に本に興味を持った時に読んだ1冊目。
    勢いよく読めたわけではないけど、本の中でしか得られない視点とか考えがあることを知った。
    歩きスマホは私もしてしまうことが多いけど一つのことに対してここまで深く考えて思っている人がいる。ずいぶん前に読んだ記憶を頼りにしているからまた読んで更新したい

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    2026年02月20日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    昔飼っていた犬を愛していた。
    どうしたら愛を証明できるんだろう。犬を愛していると確信する、あの強さで――。


    間橋薫、30歳。恋人の田中郁也と半同棲のような生活を送っていた。21歳の時に卵巣の手術をして以来、男性とは付き合ってしばらくたつと性交渉を拒むようになった。郁也と付き合い始めた時も、そのうちセックスしなくなると宣言した薫だが「好きだから大丈夫」だと彼は言った。普段と変らない日々を過ごしていたある日、郁也に呼び出されコーヒーショップに赴くと、彼の隣にはミナシロと名乗る見知らぬ女性が座っていた。大学時代の同級生で、郁也がお金を払ってセックスした相手だという。そんなミナシロ

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    2026年02月20日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    こういう悪意だか善意だか微妙なことをさらっとする人がいたなぁ。自分に余裕がないと勝てないんだよなぁ。なーんて。

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    2026年02月17日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    食べ物に対しての思い。
    想像のななめ上をいった展開。
    なかなかの話だったけど、なぜか納得した自分がいた

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    2026年02月17日
  • 新しい恋愛

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    高瀬隼子だし、そりゃあ素敵な恋愛小説を期待していたわけじゃないけれど、もうほんとうにブレなくて、さすがすぎて、やっぱり癖になる。特に「いくつも数える」は強かったな〜。高瀬隼子作品を読むといつもそうなのだけど、共感して読んでいる自分が絶対どこかにいて、ひでえやつだなと自嘲して笑ってしまう。だってこんなこと友だちにも言わないし、言ったら引かれるかもしれないし、それどころか場合によっては相手を傷つけることもあるだろうし、だから口に出さない。そういう種類のことを、どうしてこうもきちんと言語化できるのか。もう笑っちゃうだろ。高瀬隼子、天才だなと思う。

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    2026年02月15日
  • 新しい恋愛

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    なんかこう、自分の中にもあるどろっとした感情を突きつけられる短編集。

    「いくつも数える」
    「歳の差婚」に対するなんか嫌という感情ってなんなんでしょう。恋愛は本人たちの自由なのに。本人たちのことなんて他の人には分からないのに。これって男女で感覚違うんでしょうかね?

    「新しい恋愛」
    ロマンチックな言葉にドン引きする人って結構いると思う。わかるわかる!って読んでました。

    「お返し」
    短編5篇のなかでも一番好きです。全女子バレンタインにやろう!布石を打ちましょう。「忘れられない」って最高。中高生に戻りたいわー。

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    2026年02月13日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    面白かった。短めなのでほぼ通勤時間2日分で読み終えてしまった。
    読み終わった今ならそりゃそう落ち着くよなと思うが、読んでる最中は驚きの展開だった。もらう、もらわない、どっちでもないんだ。産んでない人間には決定権がないんだ。
    巻末の解説もよかった。

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    2026年02月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    この短い中によく人間の本質を書いたなぁと思ってしまった。辻村深月みを感じた。
    一穂ミチさんの解説も込みで、面白かった。
    個人的には、あの人の本心を知りたかったなぁ…(読んだ人は誰のことかわかるはず)。

    このタイトルの意味は、読み終わったあとに改めてみるとゾワっとする。
    短いけど、働いた事ある方なら、誰もが共感できる場面があるかもしれない。

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    2026年02月11日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    タイトルで想像していた話とは違って期待を裏切られた。猫のシーンに結構ゾワっとした。最後の展開も怖かった。解説も面白かったな〜

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    2026年02月11日
  • GOAT Winter 2026

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    色んな作家の短編小説や対談などが入っている本誌が510円という事実に驚愕。それだけでも買う価値あり。
    今まで読んだことのない作家さんやあまり触れたことのないジャンルの作品に出逢えるのも文芸誌ならでは。

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    2026年02月06日
  • 水たまりで息をする

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    高瀬隼子さんの作品は初めて読んだ。

    話は衣津美目線で書かれているにもかかわらずずっと彼女と表記され夫である研志の事は夫と表記されていることに違和感があった。これは衣津美が自分のことを客観的に見ていることを表しているのか、よく分からない。
    お風呂に入れなくなった夫の弱さ、大して世話をしていないのに生き長らえる魚の強さ、どんな環境でも結局堪えられてしまう衣津美の強さ、夫の弱さを最後まで寄り添いきれない弱さ、様々な強さと弱さ、普通を巡る苦悩が書かれていると思う。

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    2026年02月05日
  • 水たまりで息をする

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    『おいしいごはんが食べられますように』が面白かったので、気になっていたこちらも読んでみました。

    今、自分が精神的に疲れているからか、お風呂に入らなくなった旦那さんと自分を重ねて読んでしまいました。

    少しずつ溜まっていたものが、ちょっとしたきっかけで溢れてしまう。
    自分の中で何かが外れてどうでもよくなってしまう。

    一見、(お風呂に入らない以外は)何でもないように生活をする旦那さん。
    作中に旦那さんの心の中は書かれていないけれど、最後はそうなってしまうんだろうなと想像できてしまうのが辛かった。

    生きるって大変だよね。

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    2026年02月05日