高瀬隼子のレビュー一覧

  • め生える

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    ネタバレ

    こんなユーモラスなテーマでこんなに人間の感情をシリアスかつリアルに描けるんだと思った。でも、ユーモラスとか言ってるのもまだ禿げていなくて、当事者意識がないからなのかも。もし、自分が薄くなるとかではなく、一般的な「ハゲ」の状態になったら果たしてどうなるか。ユーモラスと言えるのだろうか。「倫理観」でいろいろな言論統制がされてきているこの時代、禿げいじりだけがそのタブーから取り残されている。いっそ、この作品の世界みたいにみんなで禿げてみる?でも、そうなった世界でもまだ分かり合えず、歪み合い、新たなコンプレックスがすれ違う。そんな人間のリアルが描かれている。凄い好きです。

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    2026年05月31日
  • 犬のかたちをしているもの

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    現実的になさそうでありそうなお話!

    Everybody has their own taste.
    The story made me to think what is important
    自分を大切にしてくれる人を大切にするべきで、they shouldn’t think those are normal
    But The giver should not think of it as a favor they are doing for the recipient.

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    2026年05月31日
  • 犬のかたちをしているもの

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    久しぶりに大人の小説を読んだという感じです。現実に起きたらとんでもないと思うストーリーですが小説ではありです。ただ、男の私には生々しい表現が多く少し厳しかった。性別で受け止め方は分かれる小説かも知れません。登場人物それぞれが自分の生き方を全うしていて、自分勝手とも言うのでしょうが私はそうなりたいと思う方です。日頃、時間潰しに単純なお子さま向けの小説を読むことが多いのですが、やっぱり読書の醍醐味はこの様な本ですね。

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    2026年05月22日
  • GOAT Winter 2026

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    初文芸誌!こんなに内容盛りだくさんで満足度高いものを510円で読んでしまっていいのかともはや恐れ多い気持ち。小説に対談にエッセイに楽しすぎた。「美」とひとくちに言っても、ほんとに多種多様な美があって同じテーマの感じが無くて面白かった。朝井リョウさんと藤ヶ谷さんの対談興味深すぎたので連載してほしいくらい。文芸誌楽しかった!また買う!

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    2026年05月01日
  • GOAT Winter 2026

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    初めて文芸誌を買いました。
    一つのテーマに沿って、色々な作家さんの作品が読めてとても良かった。
    好きなお話も多くて、読書沼により沈んでいく感じが、嬉しいような困るような...
    気になった作家さんの書籍も確認してみたい。

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    2026年03月29日
  • 犬のかたちをしているもの

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    どうすれば愛していると証明できるのか
    高瀬隼子さんの作品の中で1番好きかもしれない
    分からなくて分かりたくて、ずっと考えてしまう余韻が残る作品

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    2026年03月14日
  • 犬のかたちをしているもの

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    こういう自分迷走系・周りを俯瞰系の話大好き。

    薫の彼氏の郁也はある日、
    浮気相手を連れて薫に話があるとドトールに呼び出す。
    浮気相手のミナシロさんは、
    「郁也との子供ができたから、私が産むので、あなたが育ててくれませんか?」と。

    この時点で、は?となるところだが、
    薫はそうはならなかった。
    もう、頭が回ってないというか、
    日頃から考えに考えすぎて、考えられないのだ。
    薫自身、病気のことや、世間体に
    押しつぶされそうになりながらも、
    ミナシロさんの提案が無しよりのあり。にもなっていく。

    犬は心から愛せるのに、人は上手に愛せない。

    薫の辛さ、生きにくさ、
    可能であれば共有したい。
    最後の郁也とのシーンはズキっとした。
    好きとか、嫌いとか、
    そういう話ではなくて、
    情はそこにあるのだ。

    薫の枝分かれだらけの選択を
    そっと背中を押して応援したいと思えた。
    がんばろう。

    追記だが、38ページから39ページにかけて凄かった。
    あ、高瀬準子先生だなぁ。。ってなって。
    是非、他の作品も読んでみたい!

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    2026年01月23日
  • GOAT Winter 2026

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    朝井リョウさんと藤ヶ谷さんの対談が印象に残りました。推す側のファンと、推される側のアイドルが推し活について話している!藤ヶ谷さんが赤裸々にご自身の思いを語っておられる姿が誠実に見えました。朝井さんの推し活への解像度の高さもいつも通りスゴイ

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    2026年01月09日
  • うるさいこの音の全部

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    もし作家を目指すなら、「この作者はこれを題材に作品を書いたということは、作者自身の考え方が投影されているのだろう」と思われるのが恥ずかしいのでペンネームを作ろうと思ってましたが、こうなる弊害もあるのか…とドキドキしました。
    他人の目を気にしすぎだと思うけど、気になっちゃうよなあ。繊細な心模様が垣間見えて、自分自身に重ねて読んでいました。

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    2026年01月04日
  • GOAT Winter 2026

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    朝井リョウさんの告知から文芸誌なるものを初めて買いました。

    まずなんと言ってもブックカバーが可愛い。
    値段も510円と手に取りやすい価格で嬉しかったです。

    キスマイの藤ヶ谷さんと朝井さんの対談で、ファンへの感謝の伝え方に悩む藤ヶ谷さんを、朝井さんがとても優しい観点からで励ましていたのが可愛かった(笑)

    たくさんの作家さんの短編や書評に触れることができて、自分の世界が非常にコスパよく広がる良い文芸誌でした。

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    2026年01月04日
  • おいしいごはんが食べられますように

    購入済み

    要領良いヤツってどうよ。

    凄く読みたかった芥川賞小説だ。文庫化したので、喜んで手に取った。🥘要旨は、職場で要領良く煩瑣事から逃れるどうにもイケ好かない奴とのつきあい方を考えるものだ。🥘そんなヤな奴はイジメて大人しくさせるのか。それは得策でない。要領の良い相手だから当方が悪者になる。🥘実際のところ、上司に可愛がられることも、同僚達に上手く厄介事を振ることも、なかなか難しい。要領良く立ち回るには、才能も努力も必要なのだ。職場では「誰でもみんな自分の働き方が正しいと思ってる」ことを念頭に置きつつ、世渡り上手には、その才能と努力を認めて、つきあうことが正解なのだろう。🥘

    #タメになる

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    2025年12月26日
  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    つまみ読み中

    藤ヶ谷くんと朝井リョウさんの対談、大笑いした上に勉強になった。
    私もサバ番好きの端くれ、「イン・ザ・メガチャーチ」読もうっと。

    九段理恵「Beauticide」
    ちょうど、海部陽介著「人間らしさとはなにか」を読んだ直後で、これもシンクロニシティというのか?と不思議な想いを抱えながら読んだ。
    重たい衝撃を受けた。

    間宮改衣「ルリ色のハね」
    朝霞の言葉にどんどん引っ張られて行動する陽菜を応援していたので、朝霞の正体を知った時にはショックだった。
    ただ、これは残念とは言い切れない受け取り方もできるので、折り合いのつく自分なりの受け取りを採用したい。

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    2025年12月13日
  • うるさいこの音の全部

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    芥川賞を受賞して華やかに作家デビューするはずが、自分以外の人があれよあれよと変化していき巻き込まれていく。変化があったのは自分のはずなのに、周囲が変わってしまったように感じられる。手の平を返したかのように態度を変える人もいれば勝手に期待して勝手に失望して勝手に離れていく人もいて、その渦の中で苦しい表情を見せないようにして何とか息継ぎしている感じ。頭の中の自分と作家の自分とが同時に存在して本当の自分が分からなくなる感覚の描写がリアルで、劇中劇みたいに「これも高瀬さんの体験談かも…」というメタ視点になってみたりした。
    高瀬隼子さんの作品の中でも特に好きかもしれない。

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    2025年11月24日
  • おいしいごはんが食べられますように

    QM

    購入済み

    うわあこんな職場やりづらいな。
    誰が悪いとかって言うよりはそれぞれの価値観って言うか、ちょっと立場弱かったり能力低い人を前にしたときどんな風な扱いをするのか、たしかに「嫌い」というのはなんか違う、でも苦手。できれば関わりたくない。
    芦川さんはまさしくそんな感じの人。
    私がもし同じ職場にいたらサッとお菓子を受け取ってそれ以上も以下もないような関係性を維持できるように努めちゃうかもしれない。
    平均より少しデキが悪い人、それを理解して先回りして守ろうとする周りの空気、そのしわ寄せが他の人にいくところとか、なんて描写がリアルなんだろう。読んでてもどかしい、こんなにむず痒くなるような書き方、すごい。
    あと二谷が、「生きていくための食事」にやたらと意味づけしようとしたりする世の風習に抗おうとするところも少々胸が痛かった。
    可愛い表紙なのに、こんなギッスギスした内容と思わなかった。
    最高に面白かったです。

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    2025年11月10日
  • うるさいこの音の全部

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    賞を受賞して拗れてしまう作家のお話だった

    作家とゆう生き物がどんな思考で物語を紡いでいくのかが垣間見える
    これはフィクションで高瀬準子の純粋な経験ではないのだろうが ‘垣間見える’とゆうだけでも作家って面倒くさくて大変で苦しい生き物だ 作家に産まれなくて本当によかった…と思った

    作家とゆう主人公の職業と高瀬準子の複雑人間への描写の巧みさが親和性を持って織り交ぜられて、緻密な高技術タペストリーの様に複雑繊細腹黒人間が出来上がってしまっている
    高瀬準子は本当に 腹の中と行動がちぐはぐな人間を描くのが上手だ

    今作の共感ポイント
    ー分かられてたまるかとゆう気持ちと、分かってほしいとゆう気持ちと、分かり合ったつもりでいても芯のところで分かり合えるはずがないから別の人間なのだとゆう確信ー の一文
    自分も何度もこの矛盾を感じた事がある

    作家とゆう生き物を想像するのによき物語
    作家を消費してしまう自分への自戒の念もちょっと沸きました 
    主人公はこの後どうなってしまうんだろう…と感じる終わり方もうまく収まっていたと思います

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    2025年10月28日
  • 犬のかたちをしているもの

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    「私のほしいものは、子供の形をしている。けど、子供ではない。子供じゃないのに、その子の中に全部入ってる。」

    なにかの形をしているけど、それを通して欲しいのは、それを持っていると苦しくても、苦しさですら周りから正当化されて世界がやさしくなるもの 
    私にとってのそれは子供ではなくて、向上心とか社会的成功とか成長とかそういうものだけど。 
    生きやすくなるために効率的なコスパのいい悩みが欲しいという自覚と重なるものがあって、「ーのかたちをしているもの」という語彙をこの本を通して手に入れられてよかった

    「当たり前のように傷ついた、ことを自覚してまた傷ついて、なに傷ついてんだわたし、とまた‥トイレの個室くらいの狭さのところで両手にナイフを持って振りまわしているみたいな傷つき方だった。」
    感じたであろうものを自然発生的に受けとめるのがどこまでも苦手で、感情を自覚して、その自覚すらも怪しんで、のループから無限に抜け出せず、もういいや、と感じることを放り出してしまう。

    「目の前に本物がいるのに、待ち受けまで子供にしておく意味あるのかな?そういう親っぽさって、どこまてが本気のものなんだろう。わかんないな全然。わかるわけない」
    その感情や行動は純真なものなのか、という辿り着けるはずのない問いに気づかないこともできず、どうしても気になってしまう様子の描写に救われる。
    みんな本当に心からの気持ちでそういう言動に至ってるのかな?そういう時にはそう感じるべきっていうヘブ則的学習に騙されてるだけなんじゃないの?本当はこうなんじゃないの?っていうのも過剰な逆張りで私の中の予測符号化にすぎないんじゃないか?っていう、疑念すらも疑念にかわる、輪郭のないものを追っている自分の輪郭のなさに絶望する、それがトイレでナイフを振り回す様子と重なる。

    「彼らの期待値とわたしの理想値はいつだって似通っている。そうありたいと、やはり思う。愛され承認され、ぐるぐる巻かれてあったかくなるために。」
    世界の感触がやさしくなりますように。

    欲しいのは子どもの形をしているものと犬そのものでは?とは思った

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    2026年05月12日
  • 水たまりで息をする

    QM

    購入済み

    おもしろい

    話題になっていたから気になって手に取ってみた。始まり方といい、途中の描写もすごく引き込まれたけどラストはちょっとよくわからなかった。急に風呂に入らなくなった夫を目の前にして、入ってほしい気持ちと、もうそれでもいいじゃない、と奥さんもどうしたらいいか途方に暮れたに違いない。心の葛藤がよく分かる内容だった。

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    2024年09月16日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    二谷、押尾それぞれの感情がなんとなく分かってしまう。

    タイトルからもう少しいい感じで終わるのかと思いきや。

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    2026年10月11日
  • いい子のあくび

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    スラスラ読めた。

    人にはいろんな顔があって全てを曝け出すなんてないんだよな。
    だからこそ、闇の側面もあってそれがあってはいけないことにはならない。
    どの話も共感とはいかないまでも、こう感じることだってあるよねと思ってしまった。

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    2026年10月10日
  • 新しい恋愛

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    短編集なので読みやすかった。
    最後の物語が心に残りました。
    歳の差婚について。
    歳の差なんて関係ない派ですが、いざ自分がと考えると、少し考えてしまう部分もある。
    多様性とよく聞く今の時代。愛の形なんて人それぞれ、とも。何でだろう。頭ではわかってるのに、一瞬心がどうかな?と構えてしまう。もうこれは、多分やめられない。でも理解はしたい。

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    2026年10月07日