高瀬隼子のレビュー一覧
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私の心の中の、
言語化できない“それ”が
はっきりと書かれていてぎくっとした。
女性の中の一つの期限。
それにとことん向き合う小説。
しばらく性行為をしていない恋人が他で子供を作ってきた。
許せるか許せないかを超えて、
その産まれてくる子をもらうか別れるか。
そんなことある?って内容。でもあるかも。
犬のが可愛い。本当にそう思う。
でも娘が子どもを産めば親が喜ぶかも。
そんなことで産めない。産み落として幸せな世界になるかなんて責任を取れない。
葛藤葛藤。
そんな感じの私の心を代弁してくれるようで
一気に読んだ。
答えはでなかったけど、お守りみたいな一冊。
私、このままでいいって思 -
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「私のほしいものは、子供の形をしている。けど、子供ではない。子供じゃないのに、その子の中に全部入ってる。」
なにかの形をしているけど、それを通して欲しいのは、それを持っていると苦しくても、苦しさですら周りから正当化されて世界がやさしくなるもの
私にとってのそれは子供ではなくて、向上心とか社会的成功とか成長とかそういうものだけど。
生きやすくなるために効率的なコスパのいい悩みが欲しいという自覚と重なるものがあって、「ーのかたちをしているもの」という語彙をこの本を通して手に入れられてよかった
「当たり前のように傷ついた、ことを自覚してまた傷ついて、なに傷ついてんだわたし、とまた‥トイレの個 -
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自由と権利の尊重が謳われる現代。そんな個人裁量の幅の広がった今に生きる人たちの恋愛模様を描いた「恋愛」短編集。
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送別会がお開きになり、水本は部屋の中を見て回っていた。忘れ物がないか確認するのは、いちばんペーペーの水本の仕事だ。
今夜は倉岡の送別会だった。倉岡は退職までの3ヶ月間、新入社員の水本への引き継ぎを兼ねて指導してくれた中堅社員である。
倉岡は明るく元気な体育会系らしい男だ。誰にでも気さくに接するし、面倒見もよい。それだけに距離の詰め方もうまく、水本はいつの間にか倉岡と男女の関係になっていた。
店の前で部長による一本締めの音頭と倉岡への花束贈呈があり -
購入済み
おもしろい
話題になっていたから気になって手に取ってみた。始まり方といい、途中の描写もすごく引き込まれたけどラストはちょっとよくわからなかった。急に風呂に入らなくなった夫を目の前にして、入ってほしい気持ちと、もうそれでもいいじゃない、と奥さんもどうしたらいいか途方に暮れたに違いない。心の葛藤がよく分かる内容だった。
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購入済み
おもしろい
周りに所謂”いい人””物分かりがいい人”って思われてる人の心の底を覗いたようで、共感もしたしここまで言語化されてゾクっともした。外の顔を演じてるのはそうした方がいいと自分で思っているから。でも人間そんな常に優しい気持ちでいられない。ひどいことをしてみたくなったり心無い言葉をかけたくなったり、誰にでもあることだよなぁと。読んで所々清々しいとすら感じてしまった私は性格が悪いのかもしれない。
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Posted by ブクログ
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歩きスマホをする人をよけないで「ぶつかったる」
“割の合わなさ”に抵抗を試みては辻褄を合わせる、
日常に潜む不条理を抱える直子[いい子のあくび]
職場のデスクに創業者のフィギュアを置き、
そこにお菓子を「お供え」し始める同僚達[お供え]
結婚式の慣習を気持ち悪いと思ってしまう主人公、
友人の結婚式も祝福と嫌悪とで葛藤[末永い幸せ]
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顔を顰めるほど不快で気分が悪い毒の強い文章。
でも最初は嫌悪すらした主人公の猛烈 -
Posted by ブクログ
全員不快!!なんだけど、要所要所で自分にも当てはまってそうなのが怖い。
食を通して、人間関係に生じる心の闇を描いた作品。
タイトル、表紙とは裏腹にイヤーな話で、社会人としてこれからを生きていく自分にとっても、他人事にはできない話でもあった。
読んでいて共感ができる部分が多い反面、それと同時に人間関係ってめんどくさっ!と感じてしまう。共感はできても、物語に登場する人物たちは誰一人として好きになれない。特に、芦川さんみたいな人種はキツい。長く仕事を共にしていく中で、付き合っていけない人だと感じた。こういう人は、何かと得をして生きているんだろうなぁ。良く言えば、自分のことを理解できてるんだと -
Posted by ブクログ
祈りのような、前向きなタイトル
に反する内容だとは聞いていたので身構えていたが、読後感はさほど悪くなかった。
わかるわかる…と読み進めたが、いや全然分からんな??
丁寧な生活をするが仕事は周りが配慮してくれる環境を作り出す芦川は全く分からないが、二谷が1番不気味だった。芦川と付き合う割にケーキを踏み付けて捨てる。嗜虐的な、残酷な面がチラチラ見えてくるが、本人がそれを自覚していなさそうなところがぞわぞわする。
捨てられたケーキを机の上におく押尾も大概。
誰も彼も結構やな奴なのに、誰にも少し共感してしまう自分が怖い
仕事しない奴は要らないと言える環境、
何も考えず美味しいものが食べられる自分の心