高瀬隼子のレビュー一覧

  • 新しい恋愛

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    タイトルに惹かれて購入

    きらきらした恋愛模様を連想していたが、全然違う
    !!!
    読後の考えさせられる、この余韻がたまらない
    恋愛なんて周りになんて言われようが当事者同士が幸せなら良くない?と思う。
    でもよく考えたら仕事やステータスだったり、年の差だったり、知らず知らずの間に考えてる事ばっかりだったなと自分の価値観に気づくことができた。
    わたしは「お返し」が大好きなのと「新しい恋愛」の遥矢のロマンチックな感じ個人的に好きです。

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    2026年11月01日
  • 水たまりで息をする

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    誰しもが起こりうる不条理に
    「普通は」ということにとらわれる主人公。
    旦那さんが変わっていってしまうことへも
    どこか他人行儀な主人公。
    現代らしい人間に感じつつどこか寂しく感じる。

    急な不条理というものにより
    急にこの世から居場所がなくなってしまうということが
    誰しも起こりうる可能性があること。

    ずっと苦しく重たい雰囲気。
    ただ一瞬で読み終えてしまう
    主人公視点で読む、旦那さん視点で読む
    読み方次第で見え方が全く異なりそう。
    もう一度読んでみたい。

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    2026年11月01日
  • 犬のかたちをしているもの

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    最近読んで1番今の自分に刺さった話だった。
    ミナシロさんの子供産めばクリア、周りが優しくしてくれるという言葉。
    妊活している今の私も心の片隅でどこか思っている感情だなと思った。

    赤ちゃんは可愛い・子は宝とはよく言われるしこう思うのは当たり前。もちろん自分もそう思っているが、そう言わないとおかしな人と思われる世間にも疑問を感じる時がある。

    高瀬準子さんの書くお話は普段受け流していることに「それ本当にそう?」と問いかけてくるような所が大好きだ。

    他の作品もこれから読めると思うとワクワクする。

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    2026年10月30日
  • 水たまりで息をする

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    本当に好きな作品でした。

    作品には関係ないですが、途中まで読んだところでふとこのサイトの作品紹介を覗いたところ、重要な展開のほとんどがあらすじとして書かれており本当に見なければよかったと思いましたね…
    ここの作品紹介は二度と見ません。

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    2026年10月24日
  • 犬のかたちをしているもの

    購入済み

    かたちあるもの

    どの登場人物にも共感できず、みんな嫌い。人生の中で関わってはいけない人たちばかりだった。高瀬 隼子さんの作品は2冊目だけど、やっぱり後味が悪かった。でも、気になって、読後もずっーと考えてしまう。記憶にこびりついて離れない。だからこそ、好きな作家さんだと思う。

    #ドロドロ #シュール #じれったい

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    2026年10月24日
  • うるさいこの音の全部

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    高瀬さんの小説は、自分の中にある「これを知られたら性格が悪いと思われそうだけど誰かに共演してもらって笑い合えたらスッキリする」という気持ちに寄り添ってくれて、こんなことを考えてしまうのは自分だけじゃないんだ!と安心させてくれる。

    どこからが小説でどこまでが主人公の日常なのかがわからなくなる、曖昧な感じ。これが見え隠れする黒さを和らげてくれている気がした。

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    2026年10月18日
  • 水たまりで息をする

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    何だったんだろう
    2人の平和を祈る気持ちには、
    強制を求める気持ちには、
    何があったんだろう

    『"ひとりで大丈夫"なんて言わないで』
    とてもはるかに強い言葉だと思ったのに
    最後まで彼女の核となる部分がわからなかった
    分からなかったのはきっと彼女も分かっていないからなのかな

    昔、思いつきで熱帯魚を飼ったことがあった
    なかなかに面倒で、でもいろいろ工夫しながら調べながら環境をつくっていったけど、何匹か死んだ。
    死んだ魚を近くの公園に埋めようかと思ったけど、これって不法投棄だよなと思って、結局キッチンペーパーに包んでゴミ箱に捨てた。

    ホームセンターに行けば熱帯魚は安くで売ってて、また買い足してを繰り返していたけど、次第に餌やりが2日に1回、3日に1回になり、水槽も汚れていき、中で熱帯魚が泳いでるかどうかも分からなくなっていた。
    そして最後の一匹が死んで、水槽を綺麗に洗って砂利とかは適当に処理して、片付けた。
    そのとき、なぜかホッとしたのだった。


    飼いながら、捨てた。
    生きたままを捨てるのは倫理的にどうかと思い(己を見つめる己の視線に見つからないように)飼い続けたけど、核の核は"どうでもよかった"のかもしれない。
    彼女の話でも。

    愛と倫理はよく似ていて、よく分からなくなるね

    みんな愛だの思いやりだの言い過ぎて、それがスタンダードになっちゃって、もはやそれがないのが異常だと見られてしまって、あの人は倫理的におかしいと思われちゃって、だからそう見られないように取り繕って、もはや自分に対しても取り繕って、自分自身でも本音が分からなくなって、残るのは空虚。

    そもそも愛は永きの土壌に芽生えるものであって、
    ふとやってきた余所者が摘み取れるものではない。


    こんな空虚でも残酷でも、生きてしまえる。
    生きてしまえる器用さがある。強さを持っている。
    だから多分逃げても逃げなくても生きてしまえる。
    しかし生きる強さを持たない人もいる。
    そんな弱い人間が許せない。
    逃げたその先に生温い再生があって美談にしてしまう弱さが許せない。

    逃げてもいい。
    だけど逃げた先でちゃんと血を流してほしい。

    彼女は、幸せの象徴みたいな古い民家での田舎生活の中でそう思ったのかもしれない。

    でもきっと彼自身も苦しかったはず。
    後輩に水を浴びせられてからずっと苦しかったと思う。
    彼女視点でしか物語は語られなかったけど、彼の優しい性格からすると、あえてその苦しさを彼女に見せなかったともいえる。
    それが誤解の悲劇を生むのだから、本当どうにもならなくて救いがない。
    せめて、助けてって言えたなら。

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    2026年10月18日
  • 新しい恋愛

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    ネタバレ

    解説にもあったが、とても不思議な恋愛小説だと感じた。

    「他人の評価を聞いて自分にとっての好きな人の評価が揺らいでしまう女性」「かつてバレンタインを毎年渡してくれるだけの女性が頭に残る男性」「ロマンチックな愛の言葉によって感情が自らの手を離れることを恐れる女性」「一方的な好意をぶつける危険ではないが迷惑な男性を手放したくはない女性」「歳の差婚が発覚した上司への尊敬が冷めるのを感じながらも自らも歳下の女性との将来を考える男性」

    人間は群れの中で孤立しないよう社会性を身につけ、同時に優れた遺伝子を持つ相手と交配し自らの遺伝子を残すように進化してきた。だから恋愛は周りの目を気にしながらビクビクしながらも、同時に異性の重力に惹かれていってしまうことが起きる。
    異性として魅力を感じなかった相手には、恋愛関係を拒絶しつつも社会から阻害されないよう、形式だけの情けをかけることもある。それをしなかったことに自意識が罪悪感を覚えることもある。
    興味のない異性のアプローチは嫌悪感を覚えることもあれば、危険性が低いと認知している状況では気持ちを弄ぶことを楽しむことさえある。

    矛盾に満ちた恋愛の中のもやもやしたものを、つぶさに観察きて細やかに描いているからこそ、ページを次々とめくってしまうような小説。

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    2026年10月17日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    DARMA GRAND PRIXみたいに
    世間を思いっきり皮肉っている小説。

     相手の女性は責任や重圧に弱く、すぐに体調を崩す。なんらかの理由をつけて会社を休み、1人だけ残業もしない。さらに申し訳なさそうに手作りお菓子を持ってきて周りに理解されようと努めている。
     この無性にイライラする女には既視感がある人も多いのではないだろうか。いじめてしまいたくなるような人に。主人公の男は彼女の作ったケーキをぐちゃぐちゃにして彼女のテーブルに置く。それほど彼女を理解できていない。
    にもかかわらずこの2人は付き合う。その矛盾を完全に否定できないことがもどかしくてしょうがない。


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    2026年10月15日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ​表紙のかわいさに惹かれて読んだら、全く癒やされない職場のドロドロ劇で驚きました。

    ​周りを味方につける芦川さんは、一緒に働いたら正直しんどいけれど、おじさん達と同じように密かに癒やしとして割り切るかも。

    ​「こんな人いそう」と思わせるリアルな嫌さと人間模様が詰まっていて、後味は微妙だけどクセになる作品でした。​人間関係の生々しさや、一筋縄ではいかない人間のズルさにゾクゾクしたい人におすすめ!

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    2026年10月15日
  • いい子のあくび

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    ★5以上。読んで良かった。サクサク読めるし共感多め。
    いい子、真面目な人ほど疲弊する。(いい子、真面目を演じている人も含め)
    印象的なシーンはP45前後、P65前後、P128前後。
    「自分の中には心が二つあるのだと思う。裏と表という単純なものではなくて」
    「心はどうしてこんなにばらばらなんだろう」
    「一定期間の接近と離反の繰り返し」
    「他人に興味を持って話を聞く方法が分からない」
    「いい子の反対は悪い子じゃない、やな子だ」などなど。
    警察官の言葉も印象的でした。
    お供えも、末永い幸せもおもしろかった。高瀬さんは人間のうわべじゃない感情を捉え表現するのが上手なんだな。他のも読んでみようと思った。

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    2026年10月14日
  • いい子のあくび

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    共感の嵐。
    なんか私だけ損してる。って思うのやめたいのにな。
    付き合う人によって対応を変える自分がいて、でもその自分も間違いなく自分自身で、幾つもの顔を持ってる。
    自分の中の分人が集まって私を形作ってる感じ。
    相手のことを思って尽くしてるのに裏切られていたことを知る絶望とか分かりみすぎて辛かった。

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    2026年10月10日
  • いい子のあくび

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    ネタバレ

    可愛い表紙に惹かれて何気なく読んだら心にずぶずぶと言葉が刺さる小説だった。
    自分のことを100%善人ですって言い切れる人なんかいないということは大前提としても、主人公が自分に似すぎてて怖かった。
    心の中でたまにとんでもない暴言吐いてるところとか一緒な人結構多いのでは。
    「末永い幸せ」で主人公の親の「あんたね、そういうこと言わないの、損するよ」と諌める発言も本当に自分の親も言いそう。笑

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    2026年10月09日
  • いい子のあくび

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    すごい、ずっと不穏。
    これ、私のこと?と思ってみたり、いや、そこまで考え生きてないよ…と否定してみたりしながらどこが笑い飛ばせない感じが怖い。フィクションなのかと思うざわざわ感でした。

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    2026年10月04日
  • いい子のあくび

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    主人公性格悪いなー絶対友達にしたくないなーと思いながら読み進めてく内に、あれ、これ、私かな?と怖くなる瞬間が多々あった。いい子でいた方が人生イージーな反面、澱のようなものが心に溜まるよねと、我が人生を振り返った。

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    2026年10月03日
  • 新しい恋愛

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    「これは恋愛なのか?でも恋愛じゃないとしたら何なのか?」という塩梅がリアル。
    ・好きではないけど手放したくない
    ・やましいことはしてないのに、彼女ができたからサシ飲みをやめておこうと思うのはなぜか
    ・まわりからの評判によって、自分の気持ちと花束の置きどころに彷徨う
    ・年の差婚ってキモい、でも自分も年の差と付き合おうとしている、でも自分はそれと違うと思いたい

    コテコテの恋愛小説に飽きていたので、このリアル感が心地よい。読み終わったらつまんなくなる気がして、ちょびっとずつ読み進めた。

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    2026年10月03日
  • いい子のあくび

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    決められたルールを守り周囲に配慮して誰かの迷惑にならないようできるだけきちんと生きていても、正しく報われているという実感が得られることはめったにない(解説)
    分かるな〜あるあるだな〜とか思いながら読める自分がいて怖い

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    2026年10月01日
  • いい子のあくび

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    苛烈だなあと思うところもあるのに共感できそうなところもあってそこを見ないふりしようとしてるわたしから早く逃げたくて焦るように読み進めた

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    2026年09月29日
  • いい子のあくび

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    単行本でも読んだけれど文庫でも再読。
    3篇それぞれに、これまで自分が心のどこかで感じたことのある(誰にも言えないような)感情がところどころに散りばめられていて、よくぞ言ってくれたという嬉しさと、文字にしたときのインパクトに愕然とする気持ちの両方が押し寄せる。

    この作品に共感する人としない人の決定的な違いってなんなんだろう?ということを考えたい。

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    2026年09月28日
  • いい子のあくび

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    収録されている3篇とも分かり味が深すぎた。
    「いい子」であることが当たり前で、それが正しいことだと信じて生きてきたけれど、社会で生きていると割に合わないことが多すぎる。私が正しいはずなのに、ちゃんとしているはずなのに、なんでちゃんとしていない人の方がいい思いをすることが多いのだろう、と心のどこかで常に感じていたことがこの小説を読んでぶあっと一気に思い起こされたような感覚。

    表題作もとても良かったけれど、個人的には「末永い幸せ」がとても良かった。私自身友人や親族の結婚式に出るたびに増幅していたイライラやモヤモヤとした思いや、友人から結婚式にお誘いが来るたびに湧く「へーこの子も結婚式あげるんだー」という自分の結婚式というものに対する冷笑的な感性をすべて言葉にした上で、さらにもう2段くらい上を行っているような表現の嵐に、正直言って心酔した。

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    2026年09月27日