高瀬隼子のレビュー一覧

  • GOAT Winter 2026

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    初文芸誌!こんなに内容盛りだくさんで満足度高いものを510円で読んでしまっていいのかともはや恐れ多い気持ち。小説に対談にエッセイに楽しすぎた。「美」とひとくちに言っても、ほんとに多種多様な美があって同じテーマの感じが無くて面白かった。朝井リョウさんと藤ヶ谷さんの対談興味深すぎたので連載してほしいくらい。文芸誌楽しかった!また買う!

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    2026年05月01日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    自分の体を労われ、そのために自炊をしろ、ちゃんとしたものを食べろ

    これの考え自体には私は肯定する
    それは体という資本がなければ、何もできなくなるから
    だが、それは私がそれを重要だと感じているからであり、そうでない人にとっては枷になるのだと感じた

    私はいろんなことを経験して生きたいという志向性があるが、そうでない人にとっては日々生きながらえればいいだけ、そこに価値を置いていないのならば、世間一般の「体を労われ」というメッセージは拒否感を示すものになるのだと思う

    二谷の、残業してスーパー行って自炊して風呂入ってなどしていたら生きてる時間はこれっぽっちしかないというセリフは、まさに現代人が感じ

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    2026年04月25日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    「犬のかたち」を読んで著者の書く文が心地いいと感じたので話題の本作も読んでみることに。
    自分のことなのに他人みたいな語り口というか温度感なのがこの人の特徴なのかな。情景描写の挟み具合もちょうどいい。ちょっとくどいかなと思うこともあるけど、定期的に具体的な描写があることで登場人物の外見とか仕草とかが想像できて、話が映像として入ってくる感覚がある。
    ずっとうっすらと嫌な話で、よく考えたら解決してない問題もあって、でもなんとなく最後はスカッとした気持ちでした。一穂ミチさんの解説も含め。

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    2026年04月19日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    読みやすくて面白かった
    職場の景色が手に取るようにわかるようで、納得しながら読んだ
    芦川さんはかわいくて女子力高くて、自己主張しなくて、守ってあげたくなる人 反面仕事に対する意欲や能力がない人
    押尾さんは多分真逆なタイプ
    二宮は芦川さんといても、本当はそんなに楽しくはないんじやないかな
    でも結婚するんだろう
    確かに芦川さんはイラッとする
    媚びようとしているわけではないのはわかっているけど、結果そういう人生送っていく
    芦川さんのどこが悪い訳ではないのかもしれない
    私には昭和のお茶汲みと言われていた時代の腰掛け女子を懐かしく思い出す(若い人にはわからない?笑)

    二宮はまあ平和な結婚生活送るのだろ

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    2026年04月18日
  • いい子のあくび

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    確かにあるのだけど、見えないことにしていた方が、あえて言語化しない方が楽に生きられるであろう感情を、これでもかというほど言葉にされた感覚
    共感するごとに心がざらざらになる

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    2026年04月18日
  • 水たまりで息をする

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    いつになったらお風呂に入らなくなった理由が明かされるのか気になり読み進めたけど結局分からず。
    でもそれでいい。引き金になるものは色々あったんだろうな。
    自分は妻という立場上、夫のことを心配した方がいいんだろうけど本当のところはどちらでも良い(パートナーとして大切に思っているけど本人がお風呂入りたくないのなら仕方ないよねみたいな)
    実家の金魚のストーリーを持ってくるあたりめっちゃ良かった。結局同じよねー。
    後味悪いタイプの内容としては本当にベストだった。

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    2026年04月17日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    最低で最高。
    既視感のある職場で、うんざりした経験を呼び起こさせられる恐怖の読書体験。
    芦川さんという強烈なキャラクターに本をぶん投げたくなりながら読んだ。(家で読んでる時は投げてた)
    育休をガッツリ取得した自分自身も芦川さん的な要素があって、それが周りにどう思われてるかとか考えないようにして生きてきたけど、この本を読んでるとそんな胸の内の憎み憎まれを延々とやってるのが労働なんだよな〜と思い知らされる。そりゃあみんなFIREしたくなるよな。

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    2026年04月17日
  • 水たまりで息をする

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    高瀬隼子さんを知ったのは、「おいしいごはんが食べられますように」。今回で2作目。

    以前にも思ったが、こちらの作家さんは読者との距離感が絶妙だ。読み進めていくうちに物語と現実との境目がぼやけていくが、決して足を踏み入れさせない。少し離れたところから、"あなたもこういう人間でしょ?"と静かに突きつけてくる。

    目を逸らすことが許されない居心地の悪さは、自分はハズレものではないと信じたいからなのかもしれない。

    世界を窮屈にしているのは、一体誰なんだろう。

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    2026年04月05日
  • GOAT Winter 2026

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    初めて文芸誌を買いました。
    一つのテーマに沿って、色々な作家さんの作品が読めてとても良かった。
    好きなお話も多くて、読書沼により沈んでいく感じが、嬉しいような困るような...
    気になった作家さんの書籍も確認してみたい。

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    2026年03月29日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    望んでいた、そうなってくれたら…と祈った結末ではないことに、逆に安心した話であり、解説を読むと胸の奥がぎゅっと潰された。

    みんな必死に生きている。それでも耐えられなくて、逆に耐えてしまう人がいて。それは個人が個人であるからこそ起こることなんだけれど、それがツラい。
    誰かが何かしてくれたら、夫は風呂に入らないという選択をとらず、最後まで頑張れたのか。頑張らせて良かったのか。
    『気の持ちよう』『まだ大丈夫』『できるよ』という言葉の残酷さを感じた話だった。
    その言葉でなんとかなる内は、『まだ大丈夫』なんだろう。
    『普通』を頑張れる人が取り残される話しであったかもしれないし、選択の残酷さもあったかも

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    2026年03月22日
  • いい子のあくび

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    スマホをみながら歩いてくる人達。
    どうして前をちゃんとみて歩いてる私が
    そいつらのために避けてあげないと
    いけないんだろう。きっと今まで
    避けてもらえた事しか無いんだろう。
    避けてもらえてる事気づいていないんだろう。
    ぶつかったる。

    くううううううぅぅ!!!すっごくわかる!
    共感しちゃいけないんだろうけどわかる。
    なんでこっちばっかりいい子でいなきゃ
    いけないんだろうって。

    人生色々とわりに合わなすぎるからこういった
    小さなところで発散したくなるのわかるな。
    (アンケートのとこ面白かった笑)

    他にも共感できるところが沢山ありすぎて、
    付箋だらけになっちゃった!笑
    人間のダークな部分をこ

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    2026年03月15日
  • 犬のかたちをしているもの

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    どうすれば愛していると証明できるのか
    高瀬隼子さんの作品の中で1番好きかもしれない
    分からなくて分かりたくて、ずっと考えてしまう余韻が残る作品

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    2026年03月14日
  • 水たまりで息をする

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    序盤と終盤で不可解さや違和感の対象が移ろっていく、心に残る作品だった。

    序盤は、突如お風呂に入れなくなった夫の言動が分かりかねず、かつ最後までその背景や心理的描写がないまま、読者は疑問を抱きながら読み進める事になる。

    しかし中盤から終盤にかけて、次第に主人公である妻へと疑問の対象が移ろっていく。義母に嫌悪感を示し、夫を頑なに病院に連れて行こうとしない。というより、病院に連れていくという発想が浮かんでいない。

    妻が最後まで拘り続けているのは、「普通」の生活を送るということ。程々で普通からの逸脱を逃れるためなら、何だってやってしまいそうな危うさを所々から感じ取ることになる。

    私は個人的に、

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    2026年02月22日
  • いい子のあくび

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    面白かった!!
    スマホのながら歩きに対してはそこまで過敏に思わないけど、まっすぐ歩いてて、何故か自分だけ避ける回数が多いな、、というモヤっとと繋がる気がした。
    主人公の良い人の面を他の悪い?行為でバランスをとっているのがとてもヒヤヒヤした。

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    2026年02月13日
  • 新しい恋愛

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    どれも良かったなぁ。
    特に「新しい恋愛」と「いくつも数える」が好きだった。
    高瀬隼子が恋愛をテーマに書くとこうなるのか!ってニヤニヤしちゃう。
    どの話も、ままならなさが苦しくて、だけどままならないからこそ深みにハマっちゃうような歪な恋愛。
    子どもの頃は大人の恋愛ってドリカムみたいな世界観を想像してたけど、実際は高瀬隼子だよなぁ。笑

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    2026年02月05日
  • 水たまりで息をする

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    社会にさも当然かのように根付く価値観を、違和感として私たちに問うてくる。
    個人の「弱さ」に対して私たちはどのように知覚し、受け止めたら良いのだろうか。

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    2026年01月29日
  • 犬のかたちをしているもの

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    こういう自分迷走系・周りを俯瞰系の話大好き。

    薫の彼氏の郁也はある日、
    浮気相手を連れて薫に話があるとドトールに呼び出す。
    浮気相手のミナシロさんは、
    「郁也との子供ができたから、私が産むので、あなたが育ててくれませんか?」と。

    この時点で、は?となるところだが、
    薫はそうはならなかった。
    もう、頭が回ってないというか、
    日頃から考えに考えすぎて、考えられないのだ。
    薫自身、病気のことや、世間体に
    押しつぶされそうになりながらも、
    ミナシロさんの提案が無しよりのあり。にもなっていく。

    犬は心から愛せるのに、人は上手に愛せない。

    薫の辛さ、生きにくさ、
    可能であれば共有したい。
    最後の

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    2026年01月23日
  • GOAT Winter 2026

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    朝井リョウさんと藤ヶ谷さんの対談が印象に残りました。推す側のファンと、推される側のアイドルが推し活について話している!藤ヶ谷さんが赤裸々にご自身の思いを語っておられる姿が誠実に見えました。朝井さんの推し活への解像度の高さもいつも通りスゴイ

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    2026年01月09日
  • うるさいこの音の全部

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    もし作家を目指すなら、「この作者はこれを題材に作品を書いたということは、作者自身の考え方が投影されているのだろう」と思われるのが恥ずかしいのでペンネームを作ろうと思ってましたが、こうなる弊害もあるのか…とドキドキしました。
    他人の目を気にしすぎだと思うけど、気になっちゃうよなあ。繊細な心模様が垣間見えて、自分自身に重ねて読んでいました。

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    2026年01月04日
  • GOAT Winter 2026

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    朝井リョウさんの告知から文芸誌なるものを初めて買いました。

    まずなんと言ってもブックカバーが可愛い。
    値段も510円と手に取りやすい価格で嬉しかったです。

    キスマイの藤ヶ谷さんと朝井さんの対談で、ファンへの感謝の伝え方に悩む藤ヶ谷さんを、朝井さんがとても優しい観点からで励ましていたのが可愛かった(笑)

    たくさんの作家さんの短編や書評に触れることができて、自分の世界が非常にコスパよく広がる良い文芸誌でした。

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    2026年01月04日