高瀬隼子のレビュー一覧

  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    読む本を自分で選ぶとどうしても偏ってしまうので、
    こういう形で予想外の作家さんと出会えるのは良いですね。

    個人的に好きだった作品↓↓

    【ふたえ:高瀬隼子】
    →「まあそうだね。ずっと整形したかった。二重の目になりたかったし、違う顔になりたかったよ」
    この言葉を発した父親の感情に想いを馳せる。
    もしかして、違う顔、じゃなくて違う自分になりたかったんじゃないのかなと。
    支配的な両親と自分に依存する気満々の妻に囚われて、今思えば逃げたかったかもしれない、けど、それは自分の中で言葉にもならなかった。
    代わりに、違う顔になりたかった、という感情として現れたんじゃないかな。違うかな。
    わかんないけどそん

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    2025年12月26日
  • おいしいごはんが食べられますように

    購入済み

    要領良いヤツってどうよ。

    凄く読みたかった芥川賞小説だ。文庫化したので、喜んで手に取った。🥘要旨は、職場で要領良く煩瑣事から逃れるどうにもイケ好かない奴とのつきあい方を考えるものだ。🥘そんなヤな奴はイジメて大人しくさせるのか。それは得策でない。要領の良い相手だから当方が悪者になる。🥘実際のところ、上司に可愛がられることも、同僚達に上手く厄介事を振ることも、なかなか難しい。要領良く立ち回るには、才能も努力も必要なのだ。職場では「誰でもみんな自分の働き方が正しいと思ってる」ことを念頭に置きつつ、世渡り上手には、その才能と努力を認めて、つきあうことが正解なのだろう。🥘

    #タメになる

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    2025年12月26日
  • 水たまりで息をする

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    人生という広い視点から、最近の私生活という狭い視点まで、色々なタイミングが奇跡的に重なって見えて、もう二度と無いんじゃないかなあ、という奇妙な読書体験になった。特別な一冊、忘れたくても忘れられないね。

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    2025年12月22日
  • 水たまりで息をする

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    高瀬さんの、例えばおいしいご飯よりも私は面白く感じてます。普段は金原ひとみさん、朝井リョウさん、川上未映子、村田沙耶香さんなどが好きで読んでます。そんな作家さんが好きな方はこちらの本も好きかもしれない。
    最初は風呂に入らなくなった夫の話に興味が無くてずっとスルーしていた本でしたが、高瀬隼子の書く小説他全部好きなんで書店でちょっと読んでみたら、まあ面白い。
    話の内容は他の人のレビューにお任せ。

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    2025年12月21日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    毒の痺れ感がたまらなく良かった。人の意地の悪いところを見るのが好きなので、この小説はぴったりだった。やってることは終わってるが押尾さんと考え方が近く、弱いものが肯定されてその場をおさめれるのが嫌いなのでめちゃくちゃ共感した。

    二谷さんは押尾さんも芦川さんもその他の女性も多分あんまり人間として見てなさそう。自分より弱そうな、主張がなさそうな、時間がないから孫を見せるために子供を産めそうな顔がかわいい芦川さんが選ばれただけなのかと感じた。他にも色々ありそうだけど。
    中途半端に弱い人より突き抜けた方が生きやすいし、本能か意識的かは最後までわからないが芦川さんは役を理解してて賢いと思う。近くにはいて

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    2025年12月16日
  • GOAT Winter 2026

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    第2号に続いて発売後まもなくの3号を手に取りました。「うまいなあ」というのが実感ですね。

    うまいなあその1。黒色が基調だった前号とは打って変わっての表紙の色合いの美しさ。日光に反射してキラキラしています。今号の特集が「美」というのも頷けます。

    うまいなあその2。各短編がみな読み切りになっているということ。他の文芸誌を読んでいて困ったのは、好きな作家の作品が連載の途中だったりしたんですよね。その点、こちらは読み切りなのでスッキリ。さらに、続きが語られる作品はウェブ上で連載が始まるという。上手に読者を小説の世界へと誘っています。

    うまいなあその3。映画好きの自分としては、まもなく公開される映

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    2025年12月16日
  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    つまみ読み中

    藤ヶ谷くんと朝井リョウさんの対談、大笑いした上に勉強になった。
    私もサバ番好きの端くれ、「イン・ザ・メガチャーチ」読もうっと。

    九段理恵「Beauticide」
    ちょうど、海部陽介著「人間らしさとはなにか」を読んだ直後で、これもシンクロニシティというのか?と不思議な想いを抱えながら読んだ。
    重たい衝撃を受けた。

    間宮改衣「ルリ色のハね」
    朝霞の言葉にどんどん引っ張られて行動する陽菜を応援していたので、朝霞の正体を知った時にはショックだった。
    ただ、これは残念とは言い切れない受け取り方もできるので、折り合いのつく自分なりの受け取りを採用したい。

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    2025年12月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    おいしいごはんを食べたいのが普通だと思って生きてきました。
    食べれればなんでもいいという人とは仲良くなれないとも。
    でも精神的に不安定だとなんでも食べれればいいと思う。
    だから美味しいご飯が食べたい気持ちは健康や心の安定につながるバロメーターだとも思っていた。

    価値観の違いって怖い。
    それをいつのまにか他人に押し付けて
    そのストレスでおかしくなってしまうほどの
    ストレスを誰かに与えているかもしれない。
    いろんなハラスメントが叫ばれる世界で
    自分もずっと誰かに無意識に
    美味しいご飯ハラスメントをしていたのかもしれない。

    なんでこの人のお話を読まずにきたんだろう。

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    2025年12月10日
  • いい子のあくび

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    歩きスマホ。
    やっちゃうなぁ。私も。
    だめだけど。
    でもそれにこんな風に不快感を持つ価値観の人がいる。
    こわい。

    高瀬さんは人間が怖いと思わせる天才。
    自分も歩きスマホをするのに自分が理不尽を押し付けられるのは許せないのが人間の性で。
    私も歩きスマホしている人がぶつかってきたら。
    道路に押したくなる気持ちがいつか芽生えるかも。。

    自分のこの思考回路を植え付けられたような気持ちになる。
    読むのが楽しかった。
    嫌な気持ちになりたいときにもう一度再読しよう。

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    2025年12月10日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    高瀬隼子さん、ほんとに良い作品ばかり書いてらっしゃる…
    私が高瀬さんの名前を記憶したのが今作の受賞のときなのだが、こんなにいい意味でおいしくない作品だとは。芦川さんみたいな人に出会いたくない。自分が汚いものに思えてしまう。一穂ミチさんのあとがきまで面白かった。
    私の感覚に1番近いのは押尾さんだ。だからずっとモヤモヤしながら読んだのだけど、読み終わってもなお心が晴れず、それでいて5分と置かず一から読み始めてしまったほどの魅力がある。二谷が食事を疎みながらも食べずに生きられないのと似ている。

    高瀬さんにハズレなし、これからもよろしくお願いします。

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    2025年12月05日
  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    第2号もまだ読み終わってないけど、発売が楽しみで発売日に購入!

    表紙がキラキラで、机に置いて視界に入るだけでワクワクする。
    ページを捲ると、新品の写真集のような匂いでワクワクする。
    最初の小説が、大好きな高瀬隼子さんの「ふたえ」。もうこれだけでテンション上がる。
    しかも、今回は私の好きな「ほんタメ」のあかりんとたくみさんまで!!
    「小説を、心の栄養に。」と書いてあるけど、ほんとに510円で心の栄養買えるのがありがたい。

    まだ途中までしか読んでいないけど、好きな作品の感想を書いていきます。

    ●高瀬隼子「ふたえ」
    ずっと会っていない父が整形した話。なぜ父が定年過ぎて整形するのか理解ができない

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    2025年12月05日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ごまめって自分のことかもしれない

    芦川さんも自分だし、押尾さんも自分だし、芦川さんも自分

    ご飯も食べるのも嫌い、体調が悪ければ仕事は休む、多少無理が必要な時は自分も押し殺してみんなのカバーをする

    3人それぞれの属性を持ち合わせているからこそ面白い読むのに2時間もかからなかった、面白い、非常に面白い

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    2025年12月02日
  • うるさいこの音の全部

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    芥川賞を受賞して華やかに作家デビューするはずが、自分以外の人があれよあれよと変化していき巻き込まれていく。変化があったのは自分のはずなのに、周囲が変わってしまったように感じられる。手の平を返したかのように態度を変える人もいれば勝手に期待して勝手に失望して勝手に離れていく人もいて、その渦の中で苦しい表情を見せないようにして何とか息継ぎしている感じ。頭の中の自分と作家の自分とが同時に存在して本当の自分が分からなくなる感覚の描写がリアルで、劇中劇みたいに「これも高瀬さんの体験談かも…」というメタ視点になってみたりした。
    高瀬隼子さんの作品の中でも特に好きかもしれない。

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    2025年11月24日
  • 犬のかたちをしているもの

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    自身の価値観や経験と似ている部分がたくさんあり、
    もの凄く共感もしたが、読み進めるのが辛かった、、、
    高瀬準子さん作品の中で一番好きだった。
    ほんとーに高瀬さんは、心情を語る描写がうますぎる!!
    大袈裟でもなく、まわりくどくもなく、きれい過ぎず、
    ただ心に浮かんだ言葉や想いがそのまま流れ出たような表現。
    ページ的には短めだから、もちろん多く語らない部分も全てを書き切るわけでもないんだけど、そのバランスもまた見事、、!

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    2025年11月24日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    友達から借りた本。
    読後に思ったのは、【この話好きだなぁ】だった。タイトルからは、ほっこり系を思わせられたが、全然違うし、「現実ってこうだよね!」「こういう人いるよね!」と思いつつ、「あれ?自分はこの中だったらどの人物に当たるんだ?」なんて考えたりもして面白かった。
    一穂さんの解説を読むと、さらに頷けた。
    しかし、二谷の【食】に対しての考えは、【食】に恨みがあるのか?と思わせるものがある。【食】の在り方は個人でバラバラでいいのに、強制されるのが嫌なのだろうか?【食】ぐらい弱い立場でいさせて欲しいという心の現れか?
    芦川さんをよりモンスターに仕立てたのは藤さんと原田さんだと思う。ああいった人たち

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    2025年12月23日
  • おいしいごはんが食べられますように

    QM

    購入済み

    うわあこんな職場やりづらいな。
    誰が悪いとかって言うよりはそれぞれの価値観って言うか、ちょっと立場弱かったり能力低い人を前にしたときどんな風な扱いをするのか、たしかに「嫌い」というのはなんか違う、でも苦手。できれば関わりたくない。
    芦川さんはまさしくそんな感じの人。
    私がもし同じ職場にいたらサッとお菓子を受け取ってそれ以上も以下もないような関係性を維持できるように努めちゃうかもしれない。
    平均より少しデキが悪い人、それを理解して先回りして守ろうとする周りの空気、そのしわ寄せが他の人にいくところとか、なんて描写がリアルなんだろう。読んでてもどかしい、こんなにむず痒くなるような書き方、すごい。

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    2025年11月10日
  • 新しい恋愛

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    みんな一癖あってまともな恋愛できないのも肯定できる気がした。
    【花束の夜】
    自信が無いと自信がある人に好意を持つし、振り回されるんだなって思った。花束いいな。
    【お返し】
    思春期の小さな思い出はずっと心に残るのかと思った。
    【新しい恋愛】
    マッチングアプリをやってても心が動かされないのに現実では割とすぐ動かされるから新しい恋愛に共感した。この人と現実で会ってたら好きだったろうなって人もアプリにはいる、僕はロマンチックに自然な出会いから恋愛したいと思った。
    【あしたの待ち合わせ】
    好きじゃない人からの好意は高揚感より安心感なのかな。実らない片想いはずっと心に残る感じもある。
    【いくつも数える】

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    2025年11月05日
  • いい子のあくび

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    ◾️record memo

    駅や街中で人にぶつかられることがあると話した時、大地は信じられないという顔をして、実際に疑っているような声色で「おれ、ぶつかられたことないよ」と言った。何言っているんだろうこの人、と思った。大地は中学から大学卒業までバレーボールをしていたという。百八十センチ以上ある身長、腕にも足にも筋肉がそれと見てわかるようについている体。そんなものに誰もぶつかりに行くわけがない。と、そこまで考えて、なんだわたしやっぱりこいつならいいやって選別されてぶつかられてたんだな、と今更のように気付いたのだった。分かっていたけど、分かっていないことにしていたような。それで、わたしもよけるの

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    2025年11月01日
  • いい子のあくび

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    「いいこのあくび」
    ながらスマホで自転車に乗る中学生にわざとぶつかる主婦、転倒した自転車に車でぶつかってしまったレジのおばさん、その中学生の先生である夫。思わずあるあると思ってしまう深層心理の意地悪さがユーモラスに描かれています。
    「お供え」
    主人公の職場の後輩社員が机に会社の創業者フィギアを飾り、いつしか皆が願い事をするお祈りの対象に。
    「末永い幸せ」
    親友の結婚式参列を拒みながら、式場のホテルの窓から式の様子をそっと伺う主人公。

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    2025年10月18日
  • 犬のかたちをしているもの

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    4.3/5.0

    素晴らしかった。
    現代の女性が抱えている感覚や違和感(自分は男なので、完璧に理解出来るわけではないが)が、非常に濃く描かれていると感じた。

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    2025年10月12日