高瀬隼子のレビュー一覧

  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    第2号もまだ読み終わってないけど、発売が楽しみで発売日に購入!

    表紙がキラキラで、机に置いて視界に入るだけでワクワクする。
    ページを捲ると、新品の写真集のような匂いでワクワクする。
    最初の小説が、大好きな高瀬隼子さんの「ふたえ」。もうこれだけでテンション上がる。
    しかも、今回は私の好きな「ほんタメ」のあかりんとたくみさんまで!!
    「小説を、心の栄養に。」と書いてあるけど、ほんとに510円で心の栄養買えるのがありがたい。

    まだ途中までしか読んでいないけど、好きな作品の感想を書いていきます。

    ●高瀬隼子「ふたえ」
    ずっと会っていない父が整形した話。なぜ父が定年過ぎて整形するのか理解ができない

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    2025年12月05日
  • うるさいこの音の全部

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    芥川賞を受賞して華やかに作家デビューするはずが、自分以外の人があれよあれよと変化していき巻き込まれていく。変化があったのは自分のはずなのに、周囲が変わってしまったように感じられる。手の平を返したかのように態度を変える人もいれば勝手に期待して勝手に失望して勝手に離れていく人もいて、その渦の中で苦しい表情を見せないようにして何とか息継ぎしている感じ。頭の中の自分と作家の自分とが同時に存在して本当の自分が分からなくなる感覚の描写がリアルで、劇中劇みたいに「これも高瀬さんの体験談かも…」というメタ視点になってみたりした。
    高瀬隼子さんの作品の中でも特に好きかもしれない。

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    2025年11月24日
  • 犬のかたちをしているもの

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    自身の価値観や経験と似ている部分がたくさんあり、
    もの凄く共感もしたが、読み進めるのが辛かった、、、
    高瀬準子さん作品の中で一番好きだった。
    ほんとーに高瀬さんは、心情を語る描写がうますぎる!!
    大袈裟でもなく、まわりくどくもなく、きれい過ぎず、
    ただ心に浮かんだ言葉や想いがそのまま流れ出たような表現。
    ページ的には短めだから、もちろん多く語らない部分も全てを書き切るわけでもないんだけど、そのバランスもまた見事、、!

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    2025年11月24日
  • おいしいごはんが食べられますように

    QM

    購入済み

    うわあこんな職場やりづらいな。
    誰が悪いとかって言うよりはそれぞれの価値観って言うか、ちょっと立場弱かったり能力低い人を前にしたときどんな風な扱いをするのか、たしかに「嫌い」というのはなんか違う、でも苦手。できれば関わりたくない。
    芦川さんはまさしくそんな感じの人。
    私がもし同じ職場にいたらサッとお菓子を受け取ってそれ以上も以下もないような関係性を維持できるように努めちゃうかもしれない。
    平均より少しデキが悪い人、それを理解して先回りして守ろうとする周りの空気、そのしわ寄せが他の人にいくところとか、なんて描写がリアルなんだろう。読んでてもどかしい、こんなにむず痒くなるような書き方、すごい。

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    2025年11月10日
  • 新しい恋愛

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    みんな一癖あってまともな恋愛できないのも肯定できる気がした。
    【花束の夜】
    自信が無いと自信がある人に好意を持つし、振り回されるんだなって思った。花束いいな。
    【お返し】
    思春期の小さな思い出はずっと心に残るのかと思った。
    【新しい恋愛】
    マッチングアプリをやってても心が動かされないのに現実では割とすぐ動かされるから新しい恋愛に共感した。この人と現実で会ってたら好きだったろうなって人もアプリにはいる、僕はロマンチックに自然な出会いから恋愛したいと思った。
    【あしたの待ち合わせ】
    好きじゃない人からの好意は高揚感より安心感なのかな。実らない片想いはずっと心に残る感じもある。
    【いくつも数える】

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    2025年11月05日
  • いい子のあくび

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    ネタバレ

    ◾️record memo

    駅や街中で人にぶつかられることがあると話した時、大地は信じられないという顔をして、実際に疑っているような声色で「おれ、ぶつかられたことないよ」と言った。何言っているんだろうこの人、と思った。大地は中学から大学卒業までバレーボールをしていたという。百八十センチ以上ある身長、腕にも足にも筋肉がそれと見てわかるようについている体。そんなものに誰もぶつかりに行くわけがない。と、そこまで考えて、なんだわたしやっぱりこいつならいいやって選別されてぶつかられてたんだな、と今更のように気付いたのだった。分かっていたけど、分かっていないことにしていたような。それで、わたしもよけるの

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    2025年11月01日
  • うるさいこの音の全部

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    賞を受賞して拗れてしまう作家のお話だった

    作家とゆう生き物がどんな思考で物語を紡いでいくのかが垣間見える
    これはフィクションで高瀬準子の純粋な経験ではないのだろうが ‘垣間見える’とゆうだけでも作家って面倒くさくて大変で苦しい生き物だ 作家に産まれなくて本当によかった…と思った

    作家とゆう主人公の職業と高瀬準子の複雑人間への描写の巧みさが親和性を持って織り交ぜられて、緻密な高技術タペストリーの様に複雑繊細腹黒人間が出来上がってしまっている
    高瀬準子は本当に 腹の中と行動がちぐはぐな人間を描くのが上手だ

    今作の共感ポイント
    ー分かられてたまるかとゆう気持ちと、分かってほしいとゆう気持ちと、

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    2025年10月28日
  • いい子のあくび

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    「いいこのあくび」
    ながらスマホで自転車に乗る中学生にわざとぶつかる主婦、転倒した自転車に車でぶつかってしまったレジのおばさん、その中学生の先生である夫。思わずあるあると思ってしまう深層心理の意地悪さがユーモラスに描かれています。
    「お供え」
    主人公の職場の後輩社員が机に会社の創業者フィギアを飾り、いつしか皆が願い事をするお祈りの対象に。
    「末永い幸せ」
    親友の結婚式参列を拒みながら、式場のホテルの窓から式の様子をそっと伺う主人公。

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    2025年10月18日
  • 犬のかたちをしているもの

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    4.3/5.0

    素晴らしかった。
    現代の女性が抱えている感覚や違和感(自分は男なので、完璧に理解出来るわけではないが)が、非常に濃く描かれていると感じた。

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    2025年10月12日
  • いい子のあくび

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    本当はそんなこと思っちゃダメなんだろうと、心の奥底にしまってきた感情を表現してくれた。すごく心が楽になった。

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    2025年10月05日
  • うるさいこの音の全部

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    読んでいるうちにこちらもどんどんその思考に飲み込まれていくような、独特の心理描写が心地よかった。やっぱり高瀬隼子の書く人間が好きだと思う。
    この小説は高瀬隼子の自伝なのか、という疑問が自ずと湧いてくるが、だとしたらこの小説の内容は全部それらしく書いた嘘なのだろうし、読者にそう勘ぐらせることを目的に書いた小説であるような気もする。いずれにしろ、高瀬隼子の手のひらの上で転がされてしまったと思った。それが心地よかった。

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    2025年10月04日
  • いい子のあくび

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    いい子のあくびを含む3作が収録されている本作、やっぱり私は高瀬隼子さんの作品が全部好きだろう。

    人の悪意を書くのが本当に上手で、しかもその悪意はとびっきりの悪意ということではなく、本当に嫌な、犯罪者とかの悪意とかではなく、これ私のことって思う人が多数いるような。そして私もその1人である。

    描いてる悪意を、持っている側の苦悩というか、そこまで書いてくれるので、これ私だ。と思った私も救われる。
    次の高瀬隼子さん作品も早く読みたい…
    自分の心を言語化してほしい。

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    2025年10月04日
  • 新しい恋愛

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    恋愛小説として素晴らしいと思います。

    私が思うに一般的に読み物は、しばしば起承転結に進みます。しかし恋愛小説にはその形にハマらないこともあり、この作品もまた、感情移入できる感情の情景や登場人物達の関係性を次第に読み解いていくことを基礎として、先の読めない不安定さと、それとは逆にその不安定さをバランスよく紡がれていく様が読み取れます。そして登場人物達がそれぞれ衝動を駆り立てられる様がこの作品には描かれています。
    もちろん、人それぞれなのでどうしてそんな選択をしてしまったのだろう。と、思わせる登場人物もいますが、それも“恋愛”らしさとして私の中では落とし所についています。

    新しい恋愛。とは、誰

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    2025年09月30日
  • いい子のあくび

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    私は共感の嵐だった。
    普段心の中にどろどろと溜まっていく“言えないこと”を言語化してもらったような気分。
    表題作の彼女は私だ。
    「ぶつかったる」って思うしこっちばかりがいつも避けて「割に合わない」と思う。
    歩きスマホをすれば、前を見てなければ、みんなお前を避けてくれると思うな、甘えんな、期待すんなよって思う。
    来世は絶対高身長で体格のいい強面の男に生まれ変わりたい。
    女ってだけで舐められて、ぶつかられて、舌打ちされて、そんな思いばかり。
    このどうしようもない感情を分かってもらえたような嬉しさと同時に、醜い自分を見せられたような感覚。
    時々、芯の突いた言葉で刺してくる鋭さ。
    彼女は私だ、また読み

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    2025年09月29日
  • 新しい恋愛

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    確かにこれは恋愛小説なんだけど、ときめきに限らないさまざまな感情の機微がたくさん書き記されていて、逆にときめき以外のすべてがここにあるんじゃないかと思った。

    【読んだ目的・理由】高瀬隼子さんの他の作品を読んで好きだったから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.5
    【一番好きな表現】それはまばたきから次のまばたきへの間だったり、息の吐き方だったり、吐かれなかった息のことだったり、津野がメニューへ注意を向けている時に注がれる眼差しが、視野の端ぎりぎりで捉えられること、その感覚に日菜子さんが気付いてないわけがないと思うことだったりした。(本文から引用)

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    2025年09月23日
  • うるさいこの音の全部

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    本名「長井朝陽」としてゲームセンターで働きながら、ペンネーム「早見夕日」として小説を書く主人公。文学賞を獲り、職場や地元に兼業作家であることが知れ渡ってしまい、朝陽として勤めていれば職場の人から小説家の顔ばかり注目され、夕日としては取材陣やネットから作家の素顔つまり朝陽のことばかりに注目され、相手の求める解答ばかり話しているうちに段々、現実と小説の境界が曖昧になっていく。

    強烈なタイトルに惹かれて手に取った作品。息苦しくてめんどくさくて、共感のしようがないのになんか共感してしまうような自分の傲慢さに笑ってしまいました。

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    2025年09月21日
  • 犬のかたちをしているもの

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    私の心の中の、
    言語化できない“それ”が
    はっきりと書かれていてぎくっとした。

    女性の中の一つの期限。
    それにとことん向き合う小説。

    しばらく性行為をしていない恋人が他で子供を作ってきた。
    許せるか許せないかを超えて、
    その産まれてくる子をもらうか別れるか。

    そんなことある?って内容。でもあるかも。

    犬のが可愛い。本当にそう思う。
    でも娘が子どもを産めば親が喜ぶかも。

    そんなことで産めない。産み落として幸せな世界になるかなんて責任を取れない。

    葛藤葛藤。
    そんな感じの私の心を代弁してくれるようで
    一気に読んだ。

    答えはでなかったけど、お守りみたいな一冊。
    私、このままでいいって思

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    2025年09月13日
  • 犬のかたちをしているもの

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    犬の話だと思って読み始めた。
    そうしたら、犬はあんまり出てこなくて、あまりにも私の頭の中を言語化したものがそこには書かれていた。

    薫も郁也もミナシロさんも、皆私だと思った。
    子供が欲しくて、でも可哀想だから産もうとは思えなくて、でも女として産んでみたいという願望はある。
    全員が全員を傷つけていて、痛くて、血なまぐさくて、可哀想なお話だと思った。絶対に手元に置いておいて何回も読み返したい本。

    好き嫌いが明確に分かれる本だと思うし、好き嫌い以前にこのお話を「理解できるか、受け入れられるか」というところからかなり分かれそうだなと思った。

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    2025年09月07日
  • 犬のかたちをしているもの

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    学生時代に卵巣の手術を受け、それ以来性交渉に対して消極的になった薫。彼氏の郁也ともプラトニックな関係を保っているのだが……。
    すべてが私の好みでした。私も卵巣の手術を受けたことがあるので、薫には共感します。ミナシロさんのキャラが濃くて良い。

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    2025年08月29日
  • 新しい恋愛

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    恋愛にまつわる短編集。
    各作品に「こういう一文のために小説を読んでるんだ」と思うような文章があった。
    どの話も、ラストがよい。そこにたどり着くまではずっともやもやしたり行ったり来たりしている思考が、最後そうやって締めるのかという感じ。

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    2025年08月23日