高瀬隼子のレビュー一覧

  • いい子のあくび

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    〇〇したいからしている、のか〇〇してる自分でいなければならないからしている
    なのか分からない自分への嫌悪感が呼び起こされて気分悪い笑でもこういう歪な部分を書き起こしている作品程刺さる、、、

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    2025年11月16日
  • いい子のあくび

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    いろんな考え方をする人がいるんだな〜

    主人公は考えすぎで、生きづらそうだと思った。
    周りにいたらちょっとイヤかも


    「いい子のあくび」の主人公が大地や圭さんや望海に見せる顔が違うように、私もその場に一緒にいる人の考えに寄せた事を言ってしまう癖があるから、とても共感できた。

    どれも本心で、どれも嘘じゃない。

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    2025年11月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    二谷のように他人が自分のために用意した食事にすらしんどさを感じる部分は理解できなかった。準備と片付けまでのセットで面倒さが勝るときは確かにあるが、そうでなければおいしいごはんは日常で幸福を感じる機会だと思う。

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    2025年11月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    スッキリしない終わりだけど、なんだか満足するお話し。
    私は芦川さんのように、度々体調を崩して早退したり休んだりするが、周りにこのように思っている人がいるのだと思うと、申し訳ない気持ちが今までよりもグッと大きくなった。でも、体調が悪いから早退しているのに、お菓子を作る余裕がある芦川さんは理解ができない。
    だから、私は同僚の押川さんの意地悪したくなる気持ちも理解できた。
    二谷さんは芦川さんと結婚したら、どんな食生活を送っていくのだろう。きっと変わらずカップラーメンを深夜に食べているんだろうなぁと思った。

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    2025年11月11日
  • うるさいこの音の全部

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    主人公の感情の動きが繊細で鮮明で、ぐんぐん読み進められた。繊細すぎるし、全てを考えすぎな主人公で、捻くれてて何か常に上から目線な感じ悪さがあるんだけど、相手の期待に応えたくなるところは少し共感できる。やりすぎだけど。
    タイトルが秀逸。面白かった。

    いい子のあくびとおなじDNA

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    2025年11月10日
  • 水たまりで息をする

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    夫がお風呂に入らなくなった。
    そして、どうなった?
    気になって読み進めた。 

    恋愛でもサスペンスでもない
    狂気でもない、でも読まずにいられない
    高瀬さんの作品。面白い。

    リアルで、人間じみてて、
    共感の嵐。
    高瀬さんの他の作品も読もうと
    思いました。

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    2025年11月09日
  • 犬のかたちをしているもの

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    高瀬隼子さんの作品は前にも読んでいて
    こちらもずっと読みたいなと思っていてやっと読みました。
    現実にはありえない話だけど、その過程での主人公の気持ちは共感するばかり。
    主人公と歳が近い人は、悩みや一度は考えたことがあることが分かる、ってなるのではないかと思った。
    特に私は地元や田舎はどこも同じなのかなと思ったし女同士の会話もそんなものだよねと思った。ラストは含みをもたせる感じでどうなるかは曖昧な感じなのかな。
    面白かったです。

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    2025年11月08日
  • いい子のあくび

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    読んでいて、「うんうん、分かる」と大共感するところがあった。言葉にしたら引かれそうなことが、容赦なく表現されていて気持ちがいい。

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    2025年11月06日
  • いい子のあくび

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    高瀬さんの本を読むのはおいしいご飯が食べられますようにに続いて2冊目です。
    人間の嫌なところ、不条理な世の中が心がゾワゾワする感じで描かれていて、自分は主人公のように実行には至らないし、いちいち苛つきを頭の中で言語化することもないけど、共感するポイントが多いです。

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    2025年10月31日
  • いい子のあくび

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    駅などでぶつかってくる人を避けない人の話と、願いを叶えてくれる置物を持つ同僚がいる人の話と、結婚式などの女性が男性の家に入り家事をすると言う風潮が嫌で結婚式に行かない人の話。

    1番最初の話が1番印象に残った。話の進み方が主人公が感じたことよりも考えていることで進んでいくから、普段似たような温度感でものを考えている私としては途中で一旦もういいやってなった。他の話では長い文章の中で一つか二つでてくる、そんな感じの気持ちあるよねというポイントが矢継ぎ早に出てきたりする。

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    2025年10月26日
  • いい子のあくび

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    三作とも面白いけど、まったく共感はできない。したくない主人公たち!意地悪というか、繊細というか、考えすぎというか、生きづらそうというか...
    たぶんこのタイプの人たちには、私みたいな何も考えていないデリカシーないタイプは嫌われる笑
    なぜかトイレのシーンがしっかり描かれていて印象的だった。

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    2025年10月26日
  • うるさいこの音の全部

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    宇垣さんオススメのエッセイ。エッセイなのか小説なのか。その狭間や境界は誰にも分からないのだけれども、確かなのは純粋にこの作品は面白いし、惹き込まれるということ。

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    2025年10月22日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    女の人には確かに子供を作る、作らない、産むか産まないかなど選択肢が多い。
    まあそもそも相手がいなければこんな選択肢はないけども。
    私も子供欲しいと思ったことがないし、だから作る行為も必要ないと思うから共感できた。
    最後は大体想像はできた。そりゃ、食べたいもの飲みたいものいろいろ我慢して痛めて産んだんだからそうなるよね。
    逆に子供をかわいいと思えないのに主人公が他人の子供を育てられるのかってところもある。自分の子供だったら変わると思うけど。
    だからこの結末でよかったと思う。

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    2025年10月19日
  • 水たまりで息をする

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    なんとも言えない気持ちになった。
    決して冷たいわけじゃない、むしろ旦那さんを支えるよき主人公。でも、それって本当に優しさ?昔魚を捨てに行くことになった時のシーンが、自分にもそういう狡いところがあるなと身につまされて少し苦しくなった。

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    2025年10月18日
  • いい子のあくび

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     表題作の「いい子のあくび」が面白かったです。普段日常生活をする中で何気なく目にしたり感じることを文章でうまく表現してて、その文章も難しくなく、スラスラ読めました。
     特にスマホ見ながら歩いてて人にぶつかった時の心情が上手く表現されててまして、印象に残りました。
     「ながら歩きは危険なのでやめましょう」というアナウンスをよく聞きます。自分もこの小説を読んで「ながら行動」はやめよう、と改めて思いました。

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    2025年10月16日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    夫がお風呂に入らなくなった。
    何で入らなくなったのかははっきりと書かれてないのは気になった。
    ミネラルウォーターは大丈夫って、かけられた水は水道水だから?
    でもお店の水って水道水じゃない気がするけど…
    最後も結末はっきりしなくて逆にそれがよかった。
    お風呂に入らなくなった夫が怖いのかそれとも…
    ただ1ヵ所だけ気分が悪くなる描写があった。そこさえなければ満点だった。
    読んだ人にはわかると思います。

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    2025年10月15日
  • いい子のあくび

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    ゾワゾワするし、主人公の行動力、というか普通の人なら常識的にやらないことをやっちゃうところ?が怖かった。
    でもすごく気持ちはわかる。結婚式が正直好きじゃないとか、人が前から歩いてきた時、自分が避ける側であることへのモヤモヤとか。
    この気持ちが一定ラインを超えたら自分も主人公みたいになれてしまうかも、と思うと、こ、怖い。。

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    2025年10月15日
  • 新しい恋愛

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    高瀬さん作品に登場する人はクセが強い人が多い。過去作では女のイヤーな部分が出ていて嫌悪感をいだくともあった。今作はクセが強いというよりはちょっと嫌な部分とかちょっと理解できる部分とかそういうところにスポットがあたっている感じ。
    理解できないと切り捨てることができなくて、でも大きな声でそれわかる!と共感はできない。絶妙なところをついてくるな…と思いながら読んだ。

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    2025年10月13日
  • 犬のかたちをしているもの

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    全然うまくかけないのだけど、
    自分の至らなさとかをわかりつつ、自分を必要と思いたいし、恋人に私のことが必要というのを体現してほしいし、そのために試すようなこともしてしまう。
    それでいて自分にとって何もかも投げ売って大切に想える何かがほしい。それは恋人なのかわからない。
    そして何よりも自分のことを必要としている、大切に想ってくれてる何かがほしい。それが恋人であってほしい。でも自信がない。
    ごちゃごちゃ、そんなことを感じている私好きな文章でした。
    救われなくて苦しくなる。終始苦しいお話。それでも好き。

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    2025年10月11日
  • 水たまりで息をする

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    初めて、高瀬隼子さんの作品を読んだ。
    最初読み始めたときの感想は、正直『え〜、お風呂に入らないのはちょっと嫌だなぁ。』と思ったし、お風呂に入る=清潔さを保つ大切さを改めて感じた。

    また、最後の文章では夫についてはどうなったのか明確に書かれておらず正直この物語は何を伝えたかったのだろう?と考えてしまった。しかし、最後の解説を読んだときに今まで読んだ文章を思い出すと、『なるほど〜、ここでは裏にこういうメッセージが隠されていたんだ』と気づく部分があり解説をを読まないと、気づくことができなかった自分の読解力の低さにも気付くことが出来た。
    読書を始めて、始めて深く考えさせられた作品で何度も読み直したい

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    2025年10月08日