高瀬隼子のレビュー一覧

  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    2回目。一気読み。

    食に関心がない知り合いのことを思い出す。

    さすがに職場にムカつく奴がいてもらいじわるはしないと思うけれど(いじわるをする以外の消化の仕方はたくさんあるし、いじわるすることに何もメリットがない)、割と押尾さんには共感。

    他部署のスタッフが頭痛で休みますとか、頭痛がひどいので午後から出社しますと言って結局午後もやっぱり休みますとか、そういうメッセージの通知をみるたび、ああ、また休むんだと思うし、この人の上司や同僚は、お大事にとしか言えないだろうし、さぞかし大変だろうなと思う。
    もし芦川さんみたいに、そんな風に休んだ翌日に手作りのお菓子を作ってきたら、私も食べないかもしれな

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    2026年02月23日
  • うるさいこの音の全部

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    いい子のあくびが私のどこかにひっかっかり他の本も読んでみたいと手に取りました。次はおいしいごはんが食べられますようにが待っているかと思うと楽しみです。

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    2026年02月21日
  • いい子のあくび

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    私が最初に本に興味を持った時に読んだ1冊目。
    勢いよく読めたわけではないけど、本の中でしか得られない視点とか考えがあることを知った。
    歩きスマホは私もしてしまうことが多いけど一つのことに対してここまで深く考えて思っている人がいる。ずいぶん前に読んだ記憶を頼りにしているからまた読んで更新したい

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    2026年02月20日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    昔飼っていた犬を愛していた。
    どうしたら愛を証明できるんだろう。犬を愛していると確信する、あの強さで――。


    間橋薫、30歳。恋人の田中郁也と半同棲のような生活を送っていた。21歳の時に卵巣の手術をして以来、男性とは付き合ってしばらくたつと性交渉を拒むようになった。郁也と付き合い始めた時も、そのうちセックスしなくなると宣言した薫だが「好きだから大丈夫」だと彼は言った。普段と変らない日々を過ごしていたある日、郁也に呼び出されコーヒーショップに赴くと、彼の隣にはミナシロと名乗る見知らぬ女性が座っていた。大学時代の同級生で、郁也がお金を払ってセックスした相手だという。そんなミナシロ

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    2026年02月20日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    こういう悪意だか善意だか微妙なことをさらっとする人がいたなぁ。自分に余裕がないと勝てないんだよなぁ。なーんて。

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    2026年02月17日
  • 新しい恋愛

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    高瀬隼子だし、そりゃあ素敵な恋愛小説を期待していたわけじゃないけれど、もうほんとうにブレなくて、さすがすぎて、やっぱり癖になる。特に「いくつも数える」は強かったな〜。高瀬隼子作品を読むといつもそうなのだけど、共感して読んでいる自分が絶対どこかにいて、ひでえやつだなと自嘲して笑ってしまう。だってこんなこと友だちにも言わないし、言ったら引かれるかもしれないし、それどころか場合によっては相手を傷つけることもあるだろうし、だから口に出さない。そういう種類のことを、どうしてこうもきちんと言語化できるのか。もう笑っちゃうだろ。高瀬隼子、天才だなと思う。

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    2026年02月15日
  • 新しい恋愛

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    なんかこう、自分の中にもあるどろっとした感情を突きつけられる短編集。

    「いくつも数える」
    「歳の差婚」に対するなんか嫌という感情ってなんなんでしょう。恋愛は本人たちの自由なのに。本人たちのことなんて他の人には分からないのに。これって男女で感覚違うんでしょうかね?

    「新しい恋愛」
    ロマンチックな言葉にドン引きする人って結構いると思う。わかるわかる!って読んでました。

    「お返し」
    短編5篇のなかでも一番好きです。全女子バレンタインにやろう!布石を打ちましょう。「忘れられない」って最高。中高生に戻りたいわー。

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    2026年02月13日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    面白かった。短めなのでほぼ通勤時間2日分で読み終えてしまった。
    読み終わった今ならそりゃそう落ち着くよなと思うが、読んでる最中は驚きの展開だった。もらう、もらわない、どっちでもないんだ。産んでない人間には決定権がないんだ。
    巻末の解説もよかった。

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    2026年02月13日
  • GOAT Winter 2026

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    色んな作家の短編小説や対談などが入っている本誌が510円という事実に驚愕。それだけでも買う価値あり。
    今まで読んだことのない作家さんやあまり触れたことのないジャンルの作品に出逢えるのも文芸誌ならでは。

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    2026年02月06日
  • 水たまりで息をする

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    高瀬隼子さんの作品は初めて読んだ。

    話は衣津美目線で書かれているにもかかわらずずっと彼女と表記され夫である研志の事は夫と表記されていることに違和感があった。これは衣津美が自分のことを客観的に見ていることを表しているのか、よく分からない。
    お風呂に入れなくなった夫の弱さ、大して世話をしていないのに生き長らえる魚の強さ、どんな環境でも結局堪えられてしまう衣津美の強さ、夫の弱さを最後まで寄り添いきれない弱さ、様々な強さと弱さ、普通を巡る苦悩が書かれていると思う。

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    2026年02月05日
  • 水たまりで息をする

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    『おいしいごはんが食べられますように』が面白かったので、気になっていたこちらも読んでみました。

    今、自分が精神的に疲れているからか、お風呂に入らなくなった旦那さんと自分を重ねて読んでしまいました。

    少しずつ溜まっていたものが、ちょっとしたきっかけで溢れてしまう。
    自分の中で何かが外れてどうでもよくなってしまう。

    一見、(お風呂に入らない以外は)何でもないように生活をする旦那さん。
    作中に旦那さんの心の中は書かれていないけれど、最後はそうなってしまうんだろうなと想像できてしまうのが辛かった。

    生きるって大変だよね。

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    2026年02月05日
  • 新しい恋愛

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    心には多種多様な感情が潜んでる、共感する部分がどの作品にもある、開けたことのない自分の引き出しを見つけた気がした。

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    2026年02月04日
  • GOAT Winter 2026

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    いろんな作家さんの短編や対談があり、ものすごく読み応えがあった。
    中でも、貴志祐介の短編は笑わせてもらったし、平野啓一郎とマライ・メントラインさんの対談、俵万智さんと岸田繁さんの対談が面白かった。
    あと、編集後記も何処となくサークル感を感じさせてくれて親近感が沸いた。
    雑誌を読んでもあんまり自分のなかで読書の実績にはなかなか認めにくいところはあるけれど、安価でこれほどの質と量を兼ね備えた文芸誌は貴重な存在なので、コスパ最高。定期的に出してほしいな、と思う。

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    2026年02月01日
  • 新しい恋愛

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    恋愛への個人的な倫理は人それぞれであるけど、
    恋愛に関する嗜好や結果でその人を判断出来るのか?そこに至るまでの道のりや本当の気持ちを言葉にするのはきっと難しい。
    私の価値観は私だけのものなのだ、他人には他人の価値観があり同一ではないのだ、ということを改めて感じた。

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    2026年02月01日
  • 犬のかたちをしているもの

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    結局女はいつかは産むか産まないか、覚悟を持って選択しなければいけない。時期やその時のパートナーにもよるし仕事にもよる。私も欲しいのか欲しく無いのかがずっとわからない、産む自信もない。でも小さい頃から子供は産むだろうという想像はやんわりあったが、それが現実を帯びる年齢になり、一気にわからなくなったし、覚悟は決まらない。かなり突拍子の無い話だが、主人公の気持ちはわかるし、かなりリアルだなと思った。

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    2026年01月28日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    シャワーに入れなくなった夫、子供を作ることが出来ない妻の間の「おままごと」のような生活は、世間の「普通」によって崩壊していく。
    シャワーに入れなくなり、体から悪臭を放ち社会から弾き出されてしまうまでとはいかなくとも、誰もが世間の「普通」によって息苦しさを感じているのではないかと感じた。
    その息苦しさの中でも、「こうした方がいい」と思う方向に進める主人公を羨ましく思う。

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    2026年01月27日
  • 水たまりで息をする

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    気付かぬ間にルールとなってる普通について改めて考えた
    どうしても嫌なこと、相手には理解できないこと人間らしさを感じた

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    2026年01月26日
  • 水たまりで息をする

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    長い余韻の中にいる。

    社会で「そつなく」暮らせる人への
    声なき、叫び。

    夫に起きた出来事の描き方が
    「病院で薬を飲めば治る」というかたちではない
    本質をついた表現だな、と感じた。
    個人的な器質の問題じゃない。
    ひとの行動が「狂う」とき、
    それは本能的な生物としての生命が
    この場所で自分をフィットさせるのは無理。
    と言っている。

    ダムの放流みたく、
    目の前の雨の量じゃなくて、
    集まってしまった総量。
    ささやかだけど致命的な他者の悪意のある言動。
    それは、東京だからとか田舎だからとかではなくて
    社会生活そのものの大変さ。
    どこかで放流しないと川全体が氾濫してしまう。

    台風ちゃんの描写は

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    2026年01月26日
  • GOAT Winter 2026

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    相変わらず、悪ふざけが過ぎる(褒め言葉)!

    こんなに豪華な文芸誌を510円で手にして良いはずがない。まずなんだこの表紙は?!!笑
    テンションが上がりすぎるう!!!

    今回の私のおすすめ1つ目は、藤ヶ谷太輔さんと朝井リョウさんの対談。朝井リョウさんの軽妙な相槌がいつものことながら楽しい。
    2つ目は遠田潤子さんの作品。ぐいぐい引き込まれて、思わぬところにミスリードもあり、読後感がとても良かった。遠田さんの作品は初めて読んだが、もっと読んでみたいと思った。

    次号も楽しみです。

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    2026年01月18日
  • 水たまりで息をする

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    風呂キャンセルの夫とその周りにいる人の話
    (解説が素晴らしい、感銘を受けた、ぜひ読んでほしい)

    夫がそばにいればその体臭は気になるけど、いなければ気にならない、夫はそんな存在なのか…

    混んでいる電車やバスで席に座りたい時は、体臭で主張してみるという新たな方法を見出せた笑
    ずっとそばに立ち続けることで席を確保できそうな気がする


    風呂キャンを/そしる母は/犬を抱く
    (お風呂に入らない、シャワーを浴びない人々を非難する母親は、お風呂に入る習慣がない犬を平気で抱きしめている。その光景は犬ならおkで人間なら許容できないなんて…滑稽の賜物)

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    2026年01月17日