高瀬隼子のレビュー一覧

  • おいしいごはんが食べられますように

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    会社の人間関係の描き方がリアル。どこにでもいる
    職場の癌(本人に悪気はない)とそれに翻弄される
    人々に共感し、イラつきもした。弱い者が勝つって
    社会の縮図なのかも。なら強い者はどうしたらいい
    んだろう。

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    2026年04月20日
  • いい子のあくび

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    ながらスマホはダメなこと、と認識されているにも関わらず、まっすぐ前を見て歩いてよけなければよけなかった方が悪いのか?
    正しいことをしている人が、馬鹿を見ることが往々にある世界。
    その小さな反発が緻密に描かれていた。

    中学生に共感して、そう思いますとリプして、返信があってブロックされてる感じ、リアル

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    2026年04月16日
  • 新しい恋愛

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    花束の夜の、「ミスで納品が遅れた取引先の中学校に対してよりも、目の前でビールを飲む倉岡にかけた迷惑の方が水本の心には重たかった」というところに共感した。自分も目の前の人の顔色を必要以上に伺うところがある。自分の心を素直に整理できるきっかけになった言葉。
    あと、蛙化現象って言い換えると、41ページの「自分が好きだと思った人の仕事上の他者評価を耳にして、それは自分が直接感じていることではないのにそう思っている他者がいる事実だけでほんのり好きが削られていく。」という表現になるのか。表現が素敵。

    あしたの待ち合わせの、「これは不安になるところだ、これは怖いと思うところだ、筋が通らないと外部に設定され

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    2026年04月15日
  • いい子のあくび

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    ネタバレ

    主人公の直子は結局、いい子なのかもしれない。
    というか、いい世の中になることを、実は1番諦めていない人なのかもしれない。


    ・・・

    ここからは本文の解釈を。


    今の世の中は気がつく人が損をする。搾取される。心の綺麗な大地でさえ、浮気しているのだ。じゃあ、「いい子」ってなんだろう?と考えさせられる。


    「いい子は搾取される」という事実が悔しくて、でもそれを公言するほどの強さもなくて。だから、直子は小さく復讐している。





    直子だって人は汚い、世の中は悪いと思いたくはないんだと思う。でも目につくのは悪いことばかり。

    そんな世の中での処世術は「いい子」でいることだったんだろう。そりゃ

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    2026年04月15日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    このほっこりするタイトルとゆるい装丁のイラストから誰がこんなストーリーを想像するだろうか。
    それくらい裏切られた作品だった。

    整えられたキッチンで作ったおいしいご飯を大切な人と囲む時間がメインに描かれたごはんもの小説だと思いページを進めていくと、そんな描写はどこにもない。
    ギスギスしたオフィスでのやりとり、「生きるための義務」のような形で食事を摂る男の人、彼の食生活を想って手作りを届ける彼女。
    なんだかざらざらした空気を感じずにはいられない。

    いろんなごはんが出てくる食べ物系小説はいつも読みながらお腹が空くがこの小説は逆だ。
    食べ物の描写はたくさん出てくるのになぜか食欲が削がれるので要注意

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    2026年04月14日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    この毒々しさと真実が語られてる感じ好き、
    私は正面からぶつかってく押尾さん推し!
    そして二谷のような卑怯な人間が大嫌い(笑)

    “正しいか正しくないかの勝負に見せかけた、
    強いか弱いかを比べる戦いだった。
    当然、弱い方が勝った。
    そんなのは当たり前だった。”
    の文章に詰まってる理不尽と
    人生かけて戦ってるけど
    たしかに弱い方が勝つ確率は圧倒的に高い。

    けど時として【正しいか正しくないか】の戦いに
    引き戻してくれる外的力が加わることもあって
    そうすると必ず勝てる。正義は勝つ!!!

    これだから人生って楽しいよね、と私は捉えてる。
    “正しさ”が全てではないと去年学んだけれど
    少なくとも私は正しい

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    2026年04月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    仕事があまりできなくて、体力もないので休みがちな芦川さんに対して、何でこっちがそのカバーしないといけないんだ。と、負の感情を抱く気持ち、わかってしまうなあ、、、そんな自分が嫌だなあと思った。

    押尾さん、二谷さんは、仕事もできるし、体力もあるから、どこでもやっていけるだろう。実際、押尾さんは、職場に居づらくなり,転職をし、二谷さんは異動した。
    芦川さんのような弱い人間は、見下されていても、周りに気を使われながら、そこにしがみつくしかないのだろう。。

    押尾さんと二谷さんがいなくなった後、手作りケーキを捨ててていたもう1人のウンザリしていた人がどうなるのか,気になった。

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    2026年04月12日
  • 水たまりで息をする

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    夫婦関係における妻から夫への距離の取り方とか、妻と義母との関係とか、壊れていく人に対する向き合い方とか、逸脱に対する社会の不寛容性とか、様々なテーマが内包された作品だと思うけど、自分はそのあたりの難しいところからはいったん離れて、「夫が風呂に入っていない。」というパワーワードで始まる、「臭い」という多くの人が生理的に嫌悪感を抱く要素に対して、周囲の人々が苦悩する様子がシンプルに面白かった。
    全体的に何ともいえない息苦しさを感じるのだけど、それがあのラストシーンで一気に解放されるのだとしたら、実はこれ結構怖い小説だったんじゃないかという気がしている。

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    2026年04月12日
  • おいしいごはんが食べられますように

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     登場人物、ほとんど嫌い。むかつく終わり方。ながらも面白く読めてしまう一冊。カフネの時に感じたあの感じを再び感じました。でも、こちらは嫌いながらも共感してしまう一文が光りました。

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    2026年04月10日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    痛いほど私に刺さった。
    私は押尾みたいな人間なので、芦川に悪いことが起きて、押尾が評価されて欲しいと思った。
    現実的には起きないし、本の中でも弱い方が勝った。
    社会って図々しく、面の皮の厚いやつが得するんだよな。
    勝つって何に?って感じ。
    人によって幸せの形は違うのはわかるけど。
    逆に芦川さんの方が自分を主張するのだから、強いだろって思う。

    そして二谷に関しては主語が大きくて申し訳ないけど、本当に男ってやつは、って思った。
    それでも芦川さんと結婚が選択肢に入るんだって、ふてぶてしいって思っても、弱弱しい女〜って感じが良いんだ。
    可愛いは正義なんだ。
    男性読書はどんな気持ちで二谷を見てるんだろ

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    2026年04月10日
  • 新しい恋愛

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    恋愛がテーマの短編集
    主人公の心情がひたすら語られる文章は、なんだか他人が考えていることを覗き見しているような、不思議で不気味な感覚がした。
    なんだか気持ちが悪いのだ、見てはいけないものを見てしまったような、そんな感覚。

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    2026年04月08日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ☆4.5!
    二谷は狂ってる、押尾は性格が悪い、芦川さんは苦手だけどどこにでもいそうなタイプ。

    押尾の性格の悪さが1番納得いくけど、やりすぎだよねぇ。言ってること、言いたいことはよくわかるから共感できるのは押尾かな。(だからといってやって良いことと悪いことはあるよ)

    芦川さんのことは「嫌い」と言ってはいけない。あくまで「苦手」じゃないと、自分が悪者になる感じ。
    きっと芦川さんは周りからそう思われてることをわかってる。自分のポジションを確立するのがとてもうまいタイプ。だからこそ、意地悪されてもそれを公に嫌がったり騒いだりはしない。周りに自分のことをよく思っていない人がいることを、誰よりもわかっ

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    2026年04月07日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白くてめちゃくちゃ胸糞悪かった
    この本を読んで誰にムカつくかでその人の人となりがわかるなと思った
    ちなみに私は、押尾全肯定派、芦川死ぬほどムカつく派、二谷サイコパスすぎて怖い派
    押尾芦川については、読者が女性であった場合、女性であることで損をしてきた場面が多かった人、特をしてきた場面が多かった人で感じ方が異なるんじゃないかと思った
    愛され専業主婦的なブログをしてる人が芦川全擁護で押尾全批判だったのがリアルだった

    二谷サイコパスすぎて怖い派については、もう本当に怖かった
    好きなタイプの女性に苛ついてるのに、そういうタイプの女性にしか欲情しないって怖すぎるなと思うなどしました
    なん

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    2026年04月07日
  • 新しい恋愛

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    どうしてその人を好きになるのだろうか。
    「好きなんだから、好きなんでしょ」
    ではなく、なぜ好きなのか。性欲をはじめ様々な欲が絡み合う恋愛を哲学的に見つめ直すことができる作品です。

    恋愛で悩んでいる人の思考を、整理する助けにもなります。

    印象的だったのは「お返し」にあった、「子どもの頃の好きの終点」の一節。まさにそこが恋愛の目的だと感じました。

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    2026年04月06日
  • うるさいこの音の全部

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    ネタバレ

     「おいしいご飯が食べられますように」「いい子のあくび」の作家さんの小説で他に何かないかなぁと思ってこれを読むことにしました。タイトルだけで印象に残ります。2話の短編が入った短編集なのですが、2話目は1話目の続きのような感じで実質1話のみの長編小説でした。

    ・うるさいこの音の全部
     自分は、朝陽がゲームセンターの従業員のアルバイトをしながら小説家デビューする話が面白かったです。

    ・明日、ここは静か
     1話目の続きで、小説家デビューした朝陽が芥川賞を取る話でした。

     印象に残っているシーンがあります。朝陽が友達の帆奈美と会う所があるのですが、そのなかで帆奈美が「推し」の気持ちが分からないっ

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    2026年04月05日
  • 水たまりで息をする

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    高瀬さんは兼業作家だからか、会社の暗部を書くのが上手い。会社で病んでいく夫の様子が生々しい。
    不思議な作品ですが、文章が上手いからかスラスラと読める。

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    2026年04月04日
  • 新しい恋愛

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    どの話も淡々と書かれているけど、主人公はどうだったんだろう。花束のやつはなんだかリアルで自分に置き換えてしまったな。

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    2026年03月30日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    読む前と後でタイトルに対する印象が180度変わる面白い本だった。人間の嫌なところ、腹黒いところ、こんな人いそうだなあこんな会社で働きたくないなあと思うそんな小説

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    2026年04月19日
  • いい子のあくび

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    おいしいごはん〜、め生える、新しい恋愛に続いて読んだけど、なんというかずっと自分の中で静かに奥で眠っていた感情を引き出され、グワッと抉ってくる作品だった。「いい子のあくび」はもちろんだけど、「末永い幸せ」がこういう事を言葉にしたことも考えたこともなかったんだけど、すごく共感したんですけど。密かに自分の中でそういう気持ちがあったということ?

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    2026年03月16日
  • GOAT Winter 2026

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    新潟国際アニメーション映画祭に行った際に、古町の書店で買った。1ヶ月ほどで読み終えた。良い買い物だったと思う。前号も買おうかな。以下好きだったのメモ。

    小説
    『いつになったら大人になれる?』大前粟生
    『ハッピーエンドの小説』金子玲介
    『家になった男』八木詠美
    『少女は椅子に座っている』遠田潤子

    エッセイ系
    『わたくしは猫です 世界一の』北大路公子
    『待ち焦がれたね、こんなもんだね日記』ゆっきゅん

    対談系
    『生き直すパイプ椅子と人間の生き様』
    『日本社会再定義 排外主義・鬱漫画・AI』平野啓一郎×マライ・メントライン

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    2026年03月15日