高瀬隼子のレビュー一覧

  • うるさいこの音の全部

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    芥川賞受賞作家らしく、理想像を演じて、求められるエピソードを想像して嘘で塗り固めて、嘘に呼応する人まで現れて地元がざわついて…主人公がすり減って疲弊していく様子が痛々しく心苦しい。言霊というか、嘘が本当になってしまったような展開はホラーにも感じてぞっとしました。瓜原さんの言葉通り、もう少し肩の力を抜いてありのまま話せば良いのにとも…作家の心の葛藤がとてもリアル。職場の人や友達も中々にノンデリカシーだけど、流されやすくおどおどした主人公なので、前作の直子くらい悪態吐きながら生きてくれと思いました。

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    2025年11月23日
  • 犬のかたちをしているもの

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    間橋さんの心情描写はとてもいいんだけど、そもそものスタートが現実離れしすぎてて、なんとも言えない感じが最後まで続いた

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    2025年11月12日
  • 犬のかたちをしているもの

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    高瀬さんは本作が初めてでした。
    文章の表現力、心理描写がとても上手で、そこに1番引き込まれたかな。
    特に田舎への複雑な思いの描写。
    高瀬さんと同じ四国の田舎(高瀬さんの新居浜と似たようなところ)で生まれた自分には、刺さった。
    育ててくれた親や良くしてくれた人たちには感謝しているけど、選択肢が多いところで生まれてたら...人が多いところで生まれてたら...といった都会への羨望と田舎へのうっすらとした失望、かといって地元が嫌いなわけじゃない。
    なかなか割り切れない、消化できない地元への思いとか感覚をうまく文章にされていて、高瀬さんに親近感が湧きました。

    他の方も書かれているけど、
    肉体関係がなく

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    2025年11月06日
  • うるさいこの音の全部

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    好きな俳優さんで今度実写化されるという、それだけの理由で読みました。普段なら読まないジャンル。でもどことなく村上春樹を思い浮かべるような、はたまた小説家の私生活とその作品がメタな構造をとっているような雰囲気があり、それなりに面白かったです。来年の映画が楽しみ。今度は芥川賞作品も読んでみようかな。

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    2025年11月06日
  • め生える

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    世界中の人がはげてしまう世界の話。
    もっとコメディ調のものかと思っていたが、
    価値観がひっくり返るとどうなるか?という本だったように思う。

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    2025年10月31日
  • うるさいこの音の全部

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    作家は作家で「作家として消費される自分」と共存せざるを得ないということはわかった。

    私も作品の作者の詳細は知りたくないと思うタイプ。
    すごく綺麗な物語を描く人が、不潔な感じだったらゲンナリする。

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    2025年09月26日
  • うるさいこの音の全部

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    ネタバレ

    要約
    主人公・長井朝陽は、ゲームセンターで働きながら執筆活動をしている若い女性。ペンネーム「早見有日」として応募した小説が文学賞を受賞し、出版されることとなる。これにより、彼女の兼業作家としての生活が職場や周囲に知られることとなり、日常が少しずつ変化していく。

    職場での人間関係や友人との関わりが微妙に変わり、朝陽自身も自分のアイデンティティや創作活動に対する葛藤を抱えるようになる。さらに、執筆中の小説と現実の境界が曖昧になり、彼女の心の中でさまざまな感情が交錯する。

    感想:
    フィクションの小説を書いた時、そこに出てくる意見が著者の意見であるとは言えない。ただその考えが浮かばなければ書くこと

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    2025年09月22日
  • 犬のかたちをしているもの

    匿名

    購入済み

    感情の表現が切なくて繊細でリアルでした。
    内容は実際にこんな事ってありえるの?どんな神経してんの!とミナシロさんとイクヤに腹が立ち、けれどイクヤの彼女に対する愛情も感じ複雑です。彼女はしんどくても、ずっと彼を受け止めるべきだったのかも。子供は出来なくても幸せになれたのかも知れない。

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    2025年09月19日
  • 犬のかたちをしているもの

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    最終的な3人の結末が大事なのではない。
    女性への妊娠という時間制限のある永遠のテーマへの葛藤が書かれていた。

    『子どもがほしいのかな、いらないのかな。選択する前に。よく考えてから選べと言うけど、考え抜いた後で、選びたい方が残っているとは限らない。』
    妊娠する事、子供が無事に産まれる事は、本当に当たり前な事じゃない。
    子供が欲しいと思う今だからこそ読んでよかった。

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    2025年09月11日
  • め生える

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    ネタバレ

    みんな剥げたけど自分は髪が生えてきて、それを友達には言えないでいる…
    もう少しその後の展開があればよかったけどなんかモヤッと。

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    2025年09月05日
  • め生える

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    なんとも言えない気持ちになりました笑
    斬新な設定だなーと思って読み進め...
    今まで少数派だった人が当たり前になっていく世界。

    人間って結局 多いものに
    流されていくよなーと思って読みました。

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    2025年07月15日
  • め生える

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    理由なくみんなが禿げていく。ハゲが圧倒的多数を占め、髪の毛があることが逆に変だとされる世界。そんな世界になるとこれまで当たり前に身の回りにあったものが必要とされなくなり、新たに必要とされるものが出てくる。そんな発見もあったし、逆に怖いとも思った。

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    2025年07月12日
  • め生える

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    高瀬さん作品1冊目。みんながハゲるという設定が絶妙で面白かった。
    みんながハゲたらハゲたで、髪が生えている人のことを非難したがる。
    差別って結局相対的なものなんだろうなぁと思いながら読み進めていた。

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    2025年06月19日
  • め生える

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    はげが当たり前の時代。斬新な設定。いつもイジワルな設定の高瀬ワールド。今回はこの設定自体がとてもイジワル。しかしまぁ、作中に子を抱けはげという文字の多さはギネス級だね。

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    2025年06月15日
  • 犬のかたちをしているもの

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    読みたいリストから。
    ふゆイチ対象作品になっていた時に、あちこち探して買ったのに、手に取るのがすっかり遅くなってしまった( ..)՞

    間橋薫は半同棲している恋人・郁也に連れられ、ミナシロと名乗る女性に会う。彼女は郁也との子どもを妊娠したけれど、育てる気はないと言う。そして薫に尋ねるのだ。「子ども、もらってくれませんか?」

    「水たまりで息をする」もだけど、本書もあらすじがなかなかに強烈…でもなぜか惹かれてしまう…!
    短い物語なのでサクッと読めるけど、感想を書くのはなかなか難しい…… 。

    子どもを産むこと、産まないこと。
    子どもを持つこと、持たないこと。
    性は愛がなくても成立するが、愛は

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    2026年04月26日
  • 水たまりで息をする

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    ずっと気になっていた作品。
    文庫化をきっかけに。
    ある日、衣津実は夫が風呂に入っていないことに気付く。夫に問うと「風呂には、入らないことにした」と言う。それから夫は奇妙な行動をするようになり…。もしかして、今、夫は狂っているんだろうか。
    読んでいる間、私が衣津実だったらどうしていただろうと考えていた。夫を病院に連れて行くのだろうか、誰かに相談しているのだろうか…。読む前は不思議な設定に興味をそそられていたけれど、読んだ後、これは誰にでも起こりうる夫婦の物語だなと感じた。

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    2026年04月25日