高瀬隼子のレビュー一覧
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ネタバレ要約
主人公・長井朝陽は、ゲームセンターで働きながら執筆活動をしている若い女性。ペンネーム「早見有日」として応募した小説が文学賞を受賞し、出版されることとなる。これにより、彼女の兼業作家としての生活が職場や周囲に知られることとなり、日常が少しずつ変化していく。
職場での人間関係や友人との関わりが微妙に変わり、朝陽自身も自分のアイデンティティや創作活動に対する葛藤を抱えるようになる。さらに、執筆中の小説と現実の境界が曖昧になり、彼女の心の中でさまざまな感情が交錯する。
感想:
フィクションの小説を書いた時、そこに出てくる意見が著者の意見であるとは言えない。ただその考えが浮かばなければ書くこと -
Posted by ブクログ
愛ってなんだろう。
育って来た環境、ルーツが違うもの同士、互いの本音なんて見えない中で探り合いながら協調して慈しんで・・
主人公が抱いていた飼い犬への愛情のようなもの。それを自分にも相手に求めたい気持ちが分かり過ぎるけれど、そこに「性」の問題や「生活」や「他人の目」や「自己肯定感」が入ることで、より複雑に愛の形は変わるし思うようにいかないことの方が多い。
主人公の立場に立てば、郁也の言動はズレ過ぎているし、私だったらナシの一択だけど。
主人公は自分のことを愛せているのかな。少なからず、郁也といる時の自分のことは愛せてないんじゃないかなーと思う。
ただ、ラストで主人公が起こした行動は、私には2人 -
Posted by ブクログ
読みたいリストから。
ふゆイチ対象作品になっていた時に、あちこち探して買ったのに、手に取るのがすっかり遅くなってしまった( ..)՞
間橋薫は半同棲している恋人・郁也に連れられ、ミナシロと名乗る女性に会う。彼女は郁也との子どもを妊娠したけれど、育てる気はないと言う。そして薫に尋ねるのだ。「子ども、もらってくれませんか?」
「水たまりで息をする」もだけど、本書もあらすじがなかなかに強烈…でもなぜか惹かれてしまう…!
短い物語なのでサクッと読めるけど、感想を書くのはなかなか難しい…… 。
子どもを産むこと、産まないこと。
子どもを持つこと、持たないこと。
性は愛がなくても成立するが、愛は -
Posted by ブクログ
どの短編も、恋愛の甘さがないざらっとした後味。
決して応えるつもりはない人からの好意を、突き放すわけでもなく曖昧に漂わせたままでいるズルさとか、
恋愛の中にあるけどみんなが表には出さない黒い感情をいろいろ見れて興味深かった。
《お返し》
一方的にチョコレートをくれていた幼馴染の話を、社会人になって人に話した時、「でもあなたは、結局こうして、その子のことをずっと覚えているわけでしょ」という指摘にはっとした。なるほど、たしかにその発想はなかった。好意が受け止められないなら、せめてその人の記憶に残ろうという行動だったのか、と考えるとだいぶ怖いなと思った。
《新しい恋愛》
知星が好きな彼氏からのプ