高瀬隼子のレビュー一覧

  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    主人公に共感できるところがある。
    二谷にも共感できるところがあったがら結末の方が苦手。愛なのだろう。
    押尾のような人間はよくいるけれど、私は押尾タイプも苦手。頑張っているという自分が惨めになるとか、でしゃばってしまう自分が嫌だとかそういうところから羨ましいという感情があるだけなのだろうけれど。
    果たして二谷と押尾の生活は続くのだろうか。食に対する価値観などが異なる2人は...と考えたけれど押尾タイプは意外と強そうだし心配するも何もかと思えてきた。
    モヤモヤしたりしたけれど、物語の後のことを考えようと思えたので星5です。

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    2026年01月30日
  • 水たまりで息をする

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    社会にさも当然かのように根付く価値観を、違和感として私たちに問うてくる。
    個人の「弱さ」に対して私たちはどのように知覚し、受け止めたら良いのだろうか。

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    2026年01月29日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    これまでどこかで会ったことあるような「あーこういう人いるなー」がたくさん出てくるんだけど、食べる(作る)という「行為」と絡めている書いてあるのが面白かった。
    最後まで芦川さんにはムカついたし(笑)、押尾さんにはちょっと感情移入しちゃった。
    タイトルだけ見ると、主人公が物語を通して食べることを見つめ直すもしくは、捉え方が変わっていくとかなのかと思ったけど最後まで一貫してて気持ちよかった。

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    2026年01月25日
  • 犬のかたちをしているもの

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    こういう自分迷走系・周りを俯瞰系の話大好き。

    薫の彼氏の郁也はある日、
    浮気相手を連れて薫に話があるとドトールに呼び出す。
    浮気相手のミナシロさんは、
    「郁也との子供ができたから、私が産むので、あなたが育ててくれませんか?」と。

    この時点で、は?となるところだが、
    薫はそうはならなかった。
    もう、頭が回ってないというか、
    日頃から考えに考えすぎて、考えられないのだ。
    薫自身、病気のことや、世間体に
    押しつぶされそうになりながらも、
    ミナシロさんの提案が無しよりのあり。にもなっていく。

    犬は心から愛せるのに、人は上手に愛せない。

    薫の辛さ、生きにくさ、
    可能であれば共有したい。
    最後の

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    2026年01月23日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ほっこり心温かくなる話じゃなくて最高でした。

    この小説を「すごくつまんなかった…!」と憤っていた同僚を思い出しました。私の私物にコーヒーをぶちまけても悪びれもせずに見てみぬ振りをした彼女を。

    後味はひたすら苦いけど、ただ苦いだけじゃなくて複雑でべっとりとしていて、この苦さを味わえて嬉しい。

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    2026年01月19日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    弱い人を守る遊びの中でのルール 「ごまめ」
    社会に出たらそのルールはないだろう
    同じ給料もらってて同じ仕事してないと不公平を感じる
    なぜあの人は特別なのか、そう感じる人は出てくるし、その説明はだれがどうするのか

    職場は好き嫌いで人間関係は構築できず
    測れるものさしは仕事だけだ。
    だからこそ弱いものが守られるのは認められない

    とは思いつつ
    今は多様性、ワークライフバランスなど個人の背景が尊重され、ハラスメントに該当する
    私もこの後ろ盾で働き方を優遇してもらってる。

    人は誰しも助けられて、
    支えられて生きているのだから、
    お互い様と思って肩の力を抜いて付き合いたいよね。

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    2026年01月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    面白い。
    みんなで食べるご飯はなんでもおいしい、
    わけではない。

    はじめての作家さんの本。
    言葉の言い回しもすごく好き。
    ただ、予備知識なしで読めばよかった。

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    2026年01月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    みんな性格悪くて最高

    ちゃんとしたものを食べてちゃんと生活する、親から何度も言われている言葉だけどそれに対する反発は少し理解できる、だけど二谷みたいにはなれないし、食事に対する楽しみ、幸せも享受してる、なんだろう毎日体を思っていいものを食べてができていない人間だからかな、
    血肉となるものをありがたくいただく、健康な体を求めて少しでもバランスの取れた食事を行うこと疑ったことすらなかったけど、こういう切り取り方面白いな、

    最後、彼女が可愛かったで終わるの心から憎たらしくて愛おしくて最高だった、

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    2026年01月12日
  • GOAT Winter 2026

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    朝井リョウさんと藤ヶ谷さんの対談が印象に残りました。推す側のファンと、推される側のアイドルが推し活について話している!藤ヶ谷さんが赤裸々にご自身の思いを語っておられる姿が誠実に見えました。朝井さんの推し活への解像度の高さもいつも通りスゴイ

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    2026年01月09日
  • うるさいこの音の全部

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    もし作家を目指すなら、「この作者はこれを題材に作品を書いたということは、作者自身の考え方が投影されているのだろう」と思われるのが恥ずかしいのでペンネームを作ろうと思ってましたが、こうなる弊害もあるのか…とドキドキしました。
    他人の目を気にしすぎだと思うけど、気になっちゃうよなあ。繊細な心模様が垣間見えて、自分自身に重ねて読んでいました。

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    2026年01月04日
  • GOAT Winter 2026

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    朝井リョウさんの告知から文芸誌なるものを初めて買いました。

    まずなんと言ってもブックカバーが可愛い。
    値段も510円と手に取りやすい価格で嬉しかったです。

    キスマイの藤ヶ谷さんと朝井さんの対談で、ファンへの感謝の伝え方に悩む藤ヶ谷さんを、朝井さんがとても優しい観点からで励ましていたのが可愛かった(笑)

    たくさんの作家さんの短編や書評に触れることができて、自分の世界が非常にコスパよく広がる良い文芸誌でした。

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    2026年01月04日
  • 新しい恋愛

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    5つの話、すべて面白かった。共感する部分が少しずつあった。
    刺さったのは、真ん中の「ロマンチックが苦手」的な話。私もロマンチックは苦手。もう一回読みたい。

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    2026年01月03日
  • 水たまりで息をする

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    ある日突然、衣津実の夫はお風呂に入らなくなった。その行動は次第にエスカレートしていき、仕事や生活にも大きく支障を来しはじめる。俗に言う「風呂キャン」という言葉では足りない。
    『犬のかたちをしているもの』が良かったので、本書も手に取りました。
    生きていくことの閉塞感と、それでも生きていかなければならないという、ある種の諦観がこの作品のテーマだと思いました。個人的に、衣津実の夫には然るべき医療機関で適切な治療を受けてほしいと思ったけれど、そういう話ではないのだろうな、というのが個人的な感想です。

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    2026年01月04日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    良い意味で気味の悪い、後味の悪い小説だった。ただ、不思議と不快感が少ないのは作者の上手いところだと思う。
    生活環境を「都会」と「田舎」で対比させることで、双方での人々の社会性の違いや環境の影響力を上手く暗示していると感じた。
    最後の終わり方には何通りもの考察ができると思う。個人的にはハッピーエンドであってほしかったな、、、
    妻は何を思っているのだろう。「上手く捨てられたような、捨てるのさえ大事にできなかったような」

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    2026年01月06日
  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    読む本を自分で選ぶとどうしても偏ってしまうので、
    こういう形で予想外の作家さんと出会えるのは良いですね。

    個人的に好きだった作品↓↓

    【ふたえ:高瀬隼子】
    →「まあそうだね。ずっと整形したかった。二重の目になりたかったし、違う顔になりたかったよ」
    この言葉を発した父親の感情に想いを馳せる。
    もしかして、違う顔、じゃなくて違う自分になりたかったんじゃないのかなと。
    支配的な両親と自分に依存する気満々の妻に囚われて、今思えば逃げたかったかもしれない、けど、それは自分の中で言葉にもならなかった。
    代わりに、違う顔になりたかった、という感情として現れたんじゃないかな。違うかな。
    わかんないけどそん

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    2025年12月26日
  • おいしいごはんが食べられますように

    購入済み

    要領良いヤツってどうよ。

    凄く読みたかった芥川賞小説だ。文庫化したので、喜んで手に取った。🥘要旨は、職場で要領良く煩瑣事から逃れるどうにもイケ好かない奴とのつきあい方を考えるものだ。🥘そんなヤな奴はイジメて大人しくさせるのか。それは得策でない。要領の良い相手だから当方が悪者になる。🥘実際のところ、上司に可愛がられることも、同僚達に上手く厄介事を振ることも、なかなか難しい。要領良く立ち回るには、才能も努力も必要なのだ。職場では「誰でもみんな自分の働き方が正しいと思ってる」ことを念頭に置きつつ、世渡り上手には、その才能と努力を認めて、つきあうことが正解なのだろう。🥘

    #タメになる

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    2025年12月26日
  • 水たまりで息をする

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    高瀬さんの、例えばおいしいご飯よりも私は面白く感じてます。普段は金原ひとみさん、朝井リョウさん、川上未映子、村田沙耶香さんなどが好きで読んでます。そんな作家さんが好きな方はこちらの本も好きかもしれない。
    最初は風呂に入らなくなった夫の話に興味が無くてずっとスルーしていた本でしたが、高瀬隼子の書く小説他全部好きなんで書店でちょっと読んでみたら、まあ面白い。
    話の内容は他の人のレビューにお任せ。

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    2025年12月21日
  • GOAT Winter 2026

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    第2号に続いて発売後まもなくの3号を手に取りました。「うまいなあ」というのが実感ですね。

    うまいなあその1。黒色が基調だった前号とは打って変わっての表紙の色合いの美しさ。日光に反射してキラキラしています。今号の特集が「美」というのも頷けます。

    うまいなあその2。各短編がみな読み切りになっているということ。他の文芸誌を読んでいて困ったのは、好きな作家の作品が連載の途中だったりしたんですよね。その点、こちらは読み切りなのでスッキリ。さらに、続きが語られる作品はウェブ上で連載が始まるという。上手に読者を小説の世界へと誘っています。

    うまいなあその3。映画好きの自分としては、まもなく公開される映

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    2025年12月16日
  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    つまみ読み中

    藤ヶ谷くんと朝井リョウさんの対談、大笑いした上に勉強になった。
    私もサバ番好きの端くれ、「イン・ザ・メガチャーチ」読もうっと。

    九段理恵「Beauticide」
    ちょうど、海部陽介著「人間らしさとはなにか」を読んだ直後で、これもシンクロニシティというのか?と不思議な想いを抱えながら読んだ。
    重たい衝撃を受けた。

    間宮改衣「ルリ色のハね」
    朝霞の言葉にどんどん引っ張られて行動する陽菜を応援していたので、朝霞の正体を知った時にはショックだった。
    ただ、これは残念とは言い切れない受け取り方もできるので、折り合いのつく自分なりの受け取りを採用したい。

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    2025年12月13日
  • いい子のあくび

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    ネタバレ


    歩きスマホ。
    やっちゃうなぁ。私も。
    だめだけど。
    でもそれにこんな風に不快感を持つ価値観の人がいる。
    こわい。

    高瀬さんは人間が怖いと思わせる天才。
    自分も歩きスマホをするのに自分が理不尽を押し付けられるのは許せないのが人間の性で。
    私も歩きスマホしている人がぶつかってきたら。
    道路に押したくなる気持ちがいつか芽生えるかも。。

    自分のこの思考回路を植え付けられたような気持ちになる。
    読むのが楽しかった。
    嫌な気持ちになりたいときにもう一度再読しよう。

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    2025年12月10日