高瀬隼子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ読んでて苦しくなっちゃうほど、激しい共感を覚えました。そして面白かった。
P45
「人よりも少し先に気づくタイプの子供だった。」
いろんなことに気がつけるから、逆にやらない人に対してなぜ?と思ってしまうんだよね。
本当色々見ててしまうから、疲れる。
P53
座り込んでいるお爺さんに声がけをできたこと、全校をした事に対して「本物である感じがした」
やっていることは素晴らしいんだけど、家に帰って改めて、いいことやったなーって気持ちよくなるの、わざわざ自分で感じちゃうところ、わかります
「人が無意識でやってる事、
わたしは全部痛いくらい意識している。」
「彼氏の前でももちろん会社でも、1人の時 -
Posted by ブクログ
【個人的オススメ度】★★★★★5.0
【受賞】 第74回芸術選奨文部科学大臣新人賞受賞✨
【感想】
はじめましての高瀬隼子作品。
“ぶつかったる”この帯のインパクトに比例して…いや、、、それ以上にびっくりするくらい、衝撃的におもしろかった!!
“歩きスマホをしてぶつかってくる人をよけてあげ続けるのは、なぜいつもわたしだけ?その「割りに合わなさ」”
考えたこともなかったけれど、「確かに!!」の視点。
読み始めてすぐ、「これ、芥川賞系かな……?」と思って調べたら、ビンゴだった。
──あなたは、あくびを我慢しますか?
読み終えて、この問いがふと浮かぶ。
あくびは、自然発生する生理現象 -
Posted by ブクログ
好きな作風。社会が押し付けてきた価値観に対する憤りや諦めが作品に現れているように感じた。
人は誰しもがペルソナを使い分けて生きていると考えるのだが、発言したことに一貫性を求める風潮がある。その場その場で求められそうな発言をしていると、いつの間にか過去と現在の発言内容に乖離が生じてしまい、その点を人々は糾弾する。けれど、空気を読まずに言葉を発すると無愛想な人間だと烙印を押されたり、空気を読めずに発言する頭の良くない人間であると思われてしまう。そういったことがあるから、人とのコミュニケーションに疲れてしまうのかもしれない。そういったことが頭に思い浮かぶ作品だった。 -
Posted by ブクログ
面白かった!
高瀬さん、モヤっとする、違和感のある恋愛を描くのがすごく上手だなと思う。
割と読んでる作家さん。
今までのどの作品も登場人物をあまり好きになれなくて、
考え方が違っていてほんのり嫌いで、だけど「いるよな~、分からなくもないな~」と
思ってしまう……(思わされてしまう?)
この感覚が好きなのかも、と気づいた。
本作は短編が何本かあってどれもとても読みやすい。
想像の斜め上の恋愛価値観に驚かされる。
自分ならどうだろう?
表題作の『新しい恋愛』は、恐ろしすぎ恐ろしすぎて…
恋愛の過程を重視する時代を生きる若者から見ると
マッチングアプリ=効率重視で古い、
気持ち重視の恋愛=本 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった!!
教えて欲しいんだけど、二谷でも押尾さんでもなくキレイなままお菓子捨ててたのは誰?結局わからないってこと?めっちゃ怖くないですか…。
食という普遍的なものを軸に進むお話、めちゃくちゃよかった。 ちょっと違うかもだけど、人に言いづらいけど自分も食に興味がなく、というか子供時代食が細い上に好き嫌いが多くて食事の時間が苦痛だった。給食は最後の一人だし胃がふくれて痛いのに全部食べさせられるし。
「食べることが好き」とか、芦川さんみたいな人を余裕で二谷や押尾さんと同じ目線で見られる。ここまでの守られる人には出会ったことないけど、いるよねこんな人。でも弱さには勝てないの。二谷にはなりた -
Posted by ブクログ
ネタバレこんなユーモラスなテーマでこんなに人間の感情をシリアスかつリアルに描けるんだと思った。でも、ユーモラスとか言ってるのもまだ禿げていなくて、当事者意識がないからなのかも。もし、自分が薄くなるとかではなく、一般的な「ハゲ」の状態になったら果たしてどうなるか。ユーモラスと言えるのだろうか。「倫理観」でいろいろな言論統制がされてきているこの時代、禿げいじりだけがそのタブーから取り残されている。いっそ、この作品の世界みたいにみんなで禿げてみる?でも、そうなった世界でもまだ分かり合えず、歪み合い、新たなコンプレックスがすれ違う。そんな人間のリアルが描かれている。凄い好きです。