高瀬隼子のレビュー一覧

  • 新しい恋愛

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    心には多種多様な感情が潜んでる、共感する部分がどの作品にもある、開けたことのない自分の引き出しを見つけた気がした。

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    2026年02月04日
  • GOAT Winter 2026

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    いろんな作家さんの短編や対談があり、ものすごく読み応えがあった。
    中でも、貴志祐介の短編は笑わせてもらったし、平野啓一郎とマライ・メントラインさんの対談、俵万智さんと岸田繁さんの対談が面白かった。
    あと、編集後記も何処となくサークル感を感じさせてくれて親近感が沸いた。
    雑誌を読んでもあんまり自分のなかで読書の実績にはなかなか認めにくいところはあるけれど、安価でこれほどの質と量を兼ね備えた文芸誌は貴重な存在なので、コスパ最高。定期的に出してほしいな、と思う。

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    2026年02月01日
  • 新しい恋愛

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    恋愛への個人的な倫理は人それぞれであるけど、
    恋愛に関する嗜好や結果でその人を判断出来るのか?そこに至るまでの道のりや本当の気持ちを言葉にするのはきっと難しい。
    私の価値観は私だけのものなのだ、他人には他人の価値観があり同一ではないのだ、ということを改めて感じた。

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    2026年02月01日
  • 犬のかたちをしているもの

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    結局女はいつかは産むか産まないか、覚悟を持って選択しなければいけない。時期やその時のパートナーにもよるし仕事にもよる。私も欲しいのか欲しく無いのかがずっとわからない、産む自信もない。でも小さい頃から子供は産むだろうという想像はやんわりあったが、それが現実を帯びる年齢になり、一気にわからなくなったし、覚悟は決まらない。かなり突拍子の無い話だが、主人公の気持ちはわかるし、かなりリアルだなと思った。

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    2026年01月28日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    シャワーに入れなくなった夫、子供を作ることが出来ない妻の間の「おままごと」のような生活は、世間の「普通」によって崩壊していく。
    シャワーに入れなくなり、体から悪臭を放ち社会から弾き出されてしまうまでとはいかなくとも、誰もが世間の「普通」によって息苦しさを感じているのではないかと感じた。
    その息苦しさの中でも、「こうした方がいい」と思う方向に進める主人公を羨ましく思う。

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    2026年01月27日
  • 水たまりで息をする

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    気付かぬ間にルールとなってる普通について改めて考えた
    どうしても嫌なこと、相手には理解できないこと人間らしさを感じた

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    2026年01月26日
  • 水たまりで息をする

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    長い余韻の中にいる。

    社会で「そつなく」暮らせる人への
    声なき、叫び。

    夫に起きた出来事の描き方が
    「病院で薬を飲めば治る」というかたちではない
    本質をついた表現だな、と感じた。
    個人的な器質の問題じゃない。
    ひとの行動が「狂う」とき、
    それは本能的な生物としての生命が
    この場所で自分をフィットさせるのは無理。
    と言っている。

    ダムの放流みたく、
    目の前の雨の量じゃなくて、
    集まってしまった総量。
    ささやかだけど致命的な他者の悪意のある言動。
    それは、東京だからとか田舎だからとかではなくて
    社会生活そのものの大変さ。
    どこかで放流しないと川全体が氾濫してしまう。

    台風ちゃんの描写は

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    2026年01月26日
  • GOAT Winter 2026

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    相変わらず、悪ふざけが過ぎる(褒め言葉)!

    こんなに豪華な文芸誌を510円で手にして良いはずがない。まずなんだこの表紙は?!!笑
    テンションが上がりすぎるう!!!

    今回の私のおすすめ1つ目は、藤ヶ谷太輔さんと朝井リョウさんの対談。朝井リョウさんの軽妙な相槌がいつものことながら楽しい。
    2つ目は遠田潤子さんの作品。ぐいぐい引き込まれて、思わぬところにミスリードもあり、読後感がとても良かった。遠田さんの作品は初めて読んだが、もっと読んでみたいと思った。

    次号も楽しみです。

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    2026年01月18日
  • 水たまりで息をする

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    風呂キャンセルの夫とその周りにいる人の話
    (解説が素晴らしい、感銘を受けた、ぜひ読んでほしい)

    夫がそばにいればその体臭は気になるけど、いなければ気にならない、夫はそんな存在なのか…

    混んでいる電車やバスで席に座りたい時は、体臭で主張してみるという新たな方法を見出せた笑
    ずっとそばに立ち続けることで席を確保できそうな気がする


    風呂キャンを/そしる母は/犬を抱く
    (お風呂に入らない、シャワーを浴びない人々を非難する母親は、お風呂に入る習慣がない犬を平気で抱きしめている。その光景は犬ならおkで人間なら許容できないなんて…滑稽の賜物)

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    2026年01月17日
  • いい子のあくび

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    普段は意識していなかった人間の不気味さや妬みなどがねっとりと感じられる。
    わかる!とは思わないけど、考えすぎる人の思考回路みたいなのがリアルで納得感があった。

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    2026年01月15日
  • 犬のかたちをしているもの

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    主人公の気持ちちょっとわかるなーー。
    「子どもがほしいのかな、いらないのかな。そういうことを考えすぎたんだと思う。選択する前に、よく考えてから選べと言うけど、考え抜いた後で、選びたい方が残っているとは限らない。」は刺さった。
    私はバツイチ。今周囲は結婚ラッシュ出産ラッシュ家を建てる人まで。人生は人それぞれの歩み方がある。これが幸せという正解などもちろんない。今の私にとって、結婚も出産も「したい」ではない。この人と思える人がいたら、結婚したい。その人と結婚して家族を増やし、子どもを迎えたいと思えたなら、出産したい。
    今のわたしは、この人と思える人もいないので結婚も出産も「したい」ではない。

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    2026年01月14日
  • 水たまりで息をする

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    純文学でありながら、読者を突き放さない距離感で、生活の中に潜む歪みを静かに、しかし執拗に描き出す作品であった。

    題材自体は、今風に言えば「夫が風呂キャン界隈」という出来事にすぎない。けれどその一事象を問題として消費するのではなく、風呂・雨・川という章を通して、他者と暮らすことによって生じる思惑のズレや、妻という立場に押し付けられる役割意識を、形を変えながら浮かび上がらせていく。

    生きることと、生活することは違う。
    息はできる。でも、それは健やかな呼吸なのか。
    誰かと生きる選択をした瞬間から、「私の人生」は静かに「私たちの人生」へと書き換えられていく。その過程で生じる違和感や我慢は、決して劇

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    2026年01月09日
  • 水たまりで息をする

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    友人のおすすめで読みました。
    ずっと不穏な感じが続きます。
    先が気になってどんどん読み進めましたが、
    結局なぜこうなったのか分からず終わりました。

    今旅行中なのですが、
    旦那に優しくしようと思いました。

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    2025年12月31日
  • GOAT Winter 2026

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     大掃除・小掃除が終わったら、「美」をテーマにしたGOAT第3号(2026 Winter)を読んでみましょう。

     表紙ではゴートくんが手鏡でお顔を映しています。
    表紙を開くとゴートくんと羊くんが美について話していました。

    「美ってなんだろう
     大きな羊?
     羊の角を頭に飾った人?」

    「由来は所説あるけど、
     ヤギじゃなくて羊なのか・・・」
    ちょっと残念そうなゴートくんです。。。

     最初の小説は、高瀬隼子さんの「ふたえ」でした。
    67歳のお父さんが、二重まぶたに整形したのに飽き足らず、顎やら頬やらを全身麻酔の手術を受けて整形するというお話です。

     思えば、美しい顔の基準は個々人によって

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    2025年12月31日
  • 水たまりで息をする

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    なんか、なんか、理解したいのに理解できないこと、どうしても世間とか周りとかの''一般常識''からズレてると受け入れ難いこと、最愛の人で大切だからこそ信じて一緒にいたいのに最愛の人で大切だからこそ、それが出来ない。人間の矛盾とか葛藤とかがすごく上手に表現されてるなと思った。悩んで怒って葛藤して、その上で夫と一緒にいることを選んだのは本当に凄いことだと思う。研志さんが川で水浴びをしているところの描写がすごく綺麗で素敵だと思った。私も水が大好きで、もちろん川も大好きだからいいなぁと思った。研志さんの最期が濁されていたけど、死んだって言うよりは川と一体になったっ

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    2025年12月28日
  • いい子のあくび

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    「スマホを見ながら歩いている人は存在しないっていうことにした──」
    自分を取り巻くすべて、そして自分自身に辟易していた直子は、ある日、破滅願望とも言える行動に出る──。
    これは、閉塞された社会、抑圧された日常を生きる女性が登場する3つの短編集。
    彼女たちは現代社会を生きるわたし、あるいはあなたなのかもしれない。

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    2025年12月27日
  • GOAT Winter 2026

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    朝の情報番組で紹介されてて早速購入
    GOATにちなんで510円!
    表紙がキラキラしてて、ひとつひとつが読みやすい
    名前は知ってても、初読み作家さんが盛りだくさん
    「父の輪郭」はなるほどです

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    2025年12月24日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    風呂に入らなくなった夫。
    妻も最初は気にかけて対処しようとしていたが、水が苦手になったのだという意見を次第に尊重するようになっていく。
    そして、社会から逸脱する夫に合わせるように一種の逃避行をする。
    「水たまりで息をする」とは。
    決して綺麗な水ではないがそこで快適に生きられる魚がいるように。
    俗世から外れた2人も水たまりで息をするということなのだろうと解釈した。

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    2025年12月17日
  • 水たまりで息をする

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    ある日夫が風呂に入らなくなった。気になるフレーズと、ラストが気になり一気読みでした。日に日に臭いと汚れが酷くなる夫への妻の向き合い方、声を荒げずに見守る妻の心情に共感しづらかった。どうにもならない相手と対峙する自身への問いが残る気がした。

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    2025年12月17日
  • いい子のあくび

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    人によっては、捻くれて意地悪で冷たい主人公たちに思えたかもしれないけれど、私の中にも同じような、人には曝け出せない暗い感情が芽生えることがあるので、この感覚分かる、知ってる、思い当たる、でもそんな気持ち話せないと思ってたから、安心したというかそう思って良いんだとほっとした。悪態たっぷりで思わずふ、と笑ってしまう時もあった。終わり方も好きだった。特に二つ目、Aがあれを見たら腰抜かして震えるに違いないと思うとゾッとしたし秀逸な仕返しだと思った。生きづらさや閉塞感、人に言えない感情を抱えてる方におすすめです。いい子のあくび/お供え/末永い幸せ

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    2025年11月22日