高瀬隼子のレビュー一覧

  • いい子のあくび

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    人によっては、捻くれて意地悪で冷たい主人公たちに思えたかもしれないけれど、私の中にも同じような、人には曝け出せない暗い感情が芽生えることがあるので、この感覚分かる、知ってる、思い当たる、でもそんな気持ち話せないと思ってたから、安心したというかそう思って良いんだとほっとした。悪態たっぷりで思わずふ、と笑ってしまう時もあった。終わり方も好きだった。特に二つ目、Aがあれを見たら腰抜かして震えるに違いないと思うとゾッとしたし秀逸な仕返しだと思った。生きづらさや閉塞感、人に言えない感情を抱えてる方におすすめです。いい子のあくび/お供え/末永い幸せ

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    2025年11月22日
  • 水たまりで息をする

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    結婚生活10年が立ち、このまま子どももいないし普通の安定した毎日が送れると思っていたが、夫がいきなりお風呂に入れないと言い出した‥
    ストレスばかりの生活だが、それでも2人で上手くやってきたのに。
    精神科も考えるが、夫が嫌がるだろうし、傷つくのも見たくない、お風呂に入らない以外は特に問題がない、と後回しにしてしまう。
    結果、周囲の人達との板挟みになり、夫の発する悪臭のこともあり自分の田舎に2人で移り住む。
    「自分も狂ってしまえればどんなに楽か」
    「平気じゃないけど平気に見えてしまう」
    主人公は、母から譲り受けた鈍感力ともまた違うこの精神力で、自分をなんとか繋ぎ止める。
    なんとかなってしまう人の方

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    2025年11月17日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    特別にグロテスクな場面があるわけではないのだが、愛や性の生々しさにじかに触れさせられるような感覚があり、どこか直視することに抵抗がある作品だった。
    読みやすく、物語に引き込まれるし、質の高い作品だとは思う。
    うまく感想を書けないので単行本の帯のコピーを転載しておく。
    「どうしたら、証明できるんだろう。犬を愛していると確信する、あの強さで愛しているのだと——。」
    「わたしたちがセックスを手放したあとに、やってきた『彼の子ども」。それでも二人でいつづけられるのだろうか、互いの身体を重ねることなしに……。」
    「小説でしか表現できない、思考と文体を駆使しなければならない『複雑』さが、この作品の一番いい

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    2025年11月16日
  • 水たまりで息をする

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    なんだろう…

    短いページ数の作品なのに、1ページがズシンと鉛のように重たい。
    重たいし、何度も考えさせられた…

    独特の表現で、他の作家さんからは聞いたことない言い回しが印象的。

    私にもっと理解力があれば!!!くそー!!!
    とても面白かったです!!

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    2025年11月16日
  • いい子のあくび

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    〇〇したいからしている、のか〇〇してる自分でいなければならないからしている
    なのか分からない自分への嫌悪感が呼び起こされて気分悪い笑でもこういう歪な部分を書き起こしている作品程刺さる、、、

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    2025年11月16日
  • いい子のあくび

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    いろんな考え方をする人がいるんだな〜

    主人公は考えすぎで、生きづらそうだと思った。
    周りにいたらちょっとイヤかも


    「いい子のあくび」の主人公が大地や圭さんや望海に見せる顔が違うように、私もその場に一緒にいる人の考えに寄せた事を言ってしまう癖があるから、とても共感できた。

    どれも本心で、どれも嘘じゃない。

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    2025年11月13日
  • うるさいこの音の全部

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    主人公の感情の動きが繊細で鮮明で、ぐんぐん読み進められた。繊細すぎるし、全てを考えすぎな主人公で、捻くれてて何か常に上から目線な感じ悪さがあるんだけど、相手の期待に応えたくなるところは少し共感できる。やりすぎだけど。
    タイトルが秀逸。面白かった。

    いい子のあくびとおなじDNA

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    2025年11月10日
  • 水たまりで息をする

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    夫がお風呂に入らなくなった。
    そして、どうなった?
    気になって読み進めた。 

    恋愛でもサスペンスでもない
    狂気でもない、でも読まずにいられない
    高瀬さんの作品。面白い。

    リアルで、人間じみてて、
    共感の嵐。
    高瀬さんの他の作品も読もうと
    思いました。

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    2025年11月09日
  • 犬のかたちをしているもの

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    高瀬隼子さんの作品は前にも読んでいて
    こちらもずっと読みたいなと思っていてやっと読みました。
    現実にはありえない話だけど、その過程での主人公の気持ちは共感するばかり。
    主人公と歳が近い人は、悩みや一度は考えたことがあることが分かる、ってなるのではないかと思った。
    特に私は地元や田舎はどこも同じなのかなと思ったし女同士の会話もそんなものだよねと思った。ラストは含みをもたせる感じでどうなるかは曖昧な感じなのかな。
    面白かったです。

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    2025年11月08日
  • いい子のあくび

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    読んでいて、「うんうん、分かる」と大共感するところがあった。言葉にしたら引かれそうなことが、容赦なく表現されていて気持ちがいい。

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    2025年11月06日
  • いい子のあくび

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    高瀬さんの本を読むのはおいしいご飯が食べられますようにに続いて2冊目です。
    人間の嫌なところ、不条理な世の中が心がゾワゾワする感じで描かれていて、自分は主人公のように実行には至らないし、いちいち苛つきを頭の中で言語化することもないけど、共感するポイントが多いです。

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    2025年10月31日
  • いい子のあくび

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    駅などでぶつかってくる人を避けない人の話と、願いを叶えてくれる置物を持つ同僚がいる人の話と、結婚式などの女性が男性の家に入り家事をすると言う風潮が嫌で結婚式に行かない人の話。

    1番最初の話が1番印象に残った。話の進み方が主人公が感じたことよりも考えていることで進んでいくから、普段似たような温度感でものを考えている私としては途中で一旦もういいやってなった。他の話では長い文章の中で一つか二つでてくる、そんな感じの気持ちあるよねというポイントが矢継ぎ早に出てきたりする。

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    2025年10月26日
  • いい子のあくび

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    三作とも面白いけど、まったく共感はできない。したくない主人公たち!意地悪というか、繊細というか、考えすぎというか、生きづらそうというか...
    たぶんこのタイプの人たちには、私みたいな何も考えていないデリカシーないタイプは嫌われる笑
    なぜかトイレのシーンがしっかり描かれていて印象的だった。

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    2025年10月26日
  • うるさいこの音の全部

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    宇垣さんオススメのエッセイ。エッセイなのか小説なのか。その狭間や境界は誰にも分からないのだけれども、確かなのは純粋にこの作品は面白いし、惹き込まれるということ。

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    2025年10月22日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    女の人には確かに子供を作る、作らない、産むか産まないかなど選択肢が多い。
    まあそもそも相手がいなければこんな選択肢はないけども。
    私も子供欲しいと思ったことがないし、だから作る行為も必要ないと思うから共感できた。
    最後は大体想像はできた。そりゃ、食べたいもの飲みたいものいろいろ我慢して痛めて産んだんだからそうなるよね。
    逆に子供をかわいいと思えないのに主人公が他人の子供を育てられるのかってところもある。自分の子供だったら変わると思うけど。
    だからこの結末でよかったと思う。

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    2025年10月19日
  • いい子のあくび

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     表題作の「いい子のあくび」が面白かったです。普段日常生活をする中で何気なく目にしたり感じることを文章でうまく表現してて、その文章も難しくなく、スラスラ読めました。
     特にスマホ見ながら歩いてて人にぶつかった時の心情が上手く表現されててまして、印象に残りました。
     「ながら歩きは危険なのでやめましょう」というアナウンスをよく聞きます。自分もこの小説を読んで「ながら行動」はやめよう、と改めて思いました。

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    2025年10月16日
  • いい子のあくび

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    ゾワゾワするし、主人公の行動力、というか普通の人なら常識的にやらないことをやっちゃうところ?が怖かった。
    でもすごく気持ちはわかる。結婚式が正直好きじゃないとか、人が前から歩いてきた時、自分が避ける側であることへのモヤモヤとか。
    この気持ちが一定ラインを超えたら自分も主人公みたいになれてしまうかも、と思うと、こ、怖い。。

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    2025年10月15日
  • 新しい恋愛

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    高瀬さん作品に登場する人はクセが強い人が多い。過去作では女のイヤーな部分が出ていて嫌悪感をいだくともあった。今作はクセが強いというよりはちょっと嫌な部分とかちょっと理解できる部分とかそういうところにスポットがあたっている感じ。
    理解できないと切り捨てることができなくて、でも大きな声でそれわかる!と共感はできない。絶妙なところをついてくるな…と思いながら読んだ。

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    2025年10月13日
  • 犬のかたちをしているもの

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    全然うまくかけないのだけど、
    自分の至らなさとかをわかりつつ、自分を必要と思いたいし、恋人に私のことが必要というのを体現してほしいし、そのために試すようなこともしてしまう。
    それでいて自分にとって何もかも投げ売って大切に想える何かがほしい。それは恋人なのかわからない。
    そして何よりも自分のことを必要としている、大切に想ってくれてる何かがほしい。それが恋人であってほしい。でも自信がない。
    ごちゃごちゃ、そんなことを感じている私好きな文章でした。
    救われなくて苦しくなる。終始苦しいお話。それでも好き。

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    2025年10月11日
  • いい子のあくび

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    高瀬隼子っぽい、気持ちはわかるけど、なんかゾワゾワする感じの小説。
    歩きスマホの人をよけずにぶつかっていく女性の話。

    私もイライラしているとき、混んでいる駅で(歩きスマホの人に限らず)あっちが何も考えず歩いてきて、「なぜこっちが道を譲らなきゃいけないんだ!」と思って、なるべく 道を譲らないことがある。普段は無意識に譲っているのに。
    この主人公は体の大きな彼氏といる時はバリアが張っているみたいにあっちが勝手に避けてくれるけど、1人の時は避けてもらえないと言っている。
    私は意識したことないけど、そうなのかも。
    意識しだしたら余計道を譲りたくなくなってしまうかもしれないな〜。

    この小説では歩きス

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    2025年10月07日