高瀬隼子のレビュー一覧

  • いい子のあくび

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    ネタバレ

    主人公の直子は結局、いい子なのかもしれない。
    というか、いい世の中になることを、実は1番諦めていない人なのかもしれない。


    ・・・

    ここからは本文の解釈を。


    今の世の中は気がつく人が損をする。搾取される。心の綺麗な大地でさえ、浮気しているのだ。じゃあ、「いい子」ってなんだろう?と考えさせられる。


    「いい子は搾取される」という事実が悔しくて、でもそれを公言するほどの強さもなくて。だから、直子は小さく復讐している。





    直子だって人は汚い、世の中は悪いと思いたくはないんだと思う。でも目につくのは悪いことばかり。

    そんな世の中での処世術は「いい子」でいることだったんだろう。そりゃ

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    2026年04月15日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    この毒々しさと真実が語られてる感じ好き、
    私は正面からぶつかってく押尾さん推し!
    そして二谷のような卑怯な人間が大嫌い(笑)

    “正しいか正しくないかの勝負に見せかけた、
    強いか弱いかを比べる戦いだった。
    当然、弱い方が勝った。
    そんなのは当たり前だった。”
    の文章に詰まってる理不尽と
    人生かけて戦ってるけど
    たしかに弱い方が勝つ確率は圧倒的に高い。

    けど時として【正しいか正しくないか】の戦いに
    引き戻してくれる外的力が加わることもあって
    そうすると必ず勝てる。正義は勝つ!!!

    これだから人生って楽しいよね、と私は捉えてる。
    “正しさ”が全てではないと去年学んだけれど
    少なくとも私は正しい

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    2026年04月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    仕事があまりできなくて、体力もないので休みがちな芦川さんに対して、何でこっちがそのカバーしないといけないんだ。と、負の感情を抱く気持ち、わかってしまうなあ、、、そんな自分が嫌だなあと思った。

    押尾さん、二谷さんは、仕事もできるし、体力もあるから、どこでもやっていけるだろう。実際、押尾さんは、職場に居づらくなり,転職をし、二谷さんは異動した。
    芦川さんのような弱い人間は、見下されていても、周りに気を使われながら、そこにしがみつくしかないのだろう。。

    押尾さんと二谷さんがいなくなった後、手作りケーキを捨ててていたもう1人のウンザリしていた人がどうなるのか,気になった。

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    2026年04月12日
  • 水たまりで息をする

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    夫婦関係における妻から夫への距離の取り方とか、妻と義母との関係とか、壊れていく人に対する向き合い方とか、逸脱に対する社会の不寛容性とか、様々なテーマが内包された作品だと思うけど、自分はそのあたりの難しいところからはいったん離れて、「夫が風呂に入っていない。」というパワーワードで始まる、「臭い」という多くの人が生理的に嫌悪感を抱く要素に対して、周囲の人々が苦悩する様子がシンプルに面白かった。
    全体的に何ともいえない息苦しさを感じるのだけど、それがあのラストシーンで一気に解放されるのだとしたら、実はこれ結構怖い小説だったんじゃないかという気がしている。

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    2026年04月12日
  • 新しい恋愛

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    恋愛がテーマの短編集
    主人公の心情がひたすら語られる文章は、なんだか他人が考えていることを覗き見しているような、不思議で不気味な感覚がした。
    なんだか気持ちが悪いのだ、見てはいけないものを見てしまったような、そんな感覚。

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    2026年04月08日
  • 新しい恋愛

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    どうしてその人を好きになるのだろうか。
    「好きなんだから、好きなんでしょ」
    ではなく、なぜ好きなのか。性欲をはじめ様々な欲が絡み合う恋愛を哲学的に見つめ直すことができる作品です。

    恋愛で悩んでいる人の思考を、整理する助けにもなります。

    印象的だったのは「お返し」にあった、「子どもの頃の好きの終点」の一節。まさにそこが恋愛の目的だと感じました。

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    2026年04月06日
  • うるさいこの音の全部

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     「おいしいご飯が食べられますように」「いい子のあくび」の作家さんの小説で他に何かないかなぁと思ってこれを読むことにしました。タイトルだけで印象に残ります。2話の短編が入った短編集なのですが、2話目は1話目の続きのような感じで実質1話のみの長編小説でした。

    ・うるさいこの音の全部
     自分は、朝陽がゲームセンターの従業員のアルバイトをしながら小説家デビューする話が面白かったです。

    ・明日、ここは静か
     1話目の続きで、小説家デビューした朝陽が芥川賞を取る話でした。

     印象に残っているシーンがあります。朝陽が友達の帆奈美と会う所があるのですが、そのなかで帆奈美が「推し」の気持ちが分からないっ

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    2026年04月05日
  • 水たまりで息をする

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    高瀬さんは兼業作家だからか、会社の暗部を書くのが上手い。会社で病んでいく夫の様子が生々しい。
    不思議な作品ですが、文章が上手いからかスラスラと読める。

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    2026年04月04日
  • 新しい恋愛

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    どの話も淡々と書かれているけど、主人公はどうだったんだろう。花束のやつはなんだかリアルで自分に置き換えてしまったな。

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    2026年03月30日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    読む前と後でタイトルに対する印象が180度変わる面白い本だった。人間の嫌なところ、腹黒いところ、こんな人いそうだなあこんな会社で働きたくないなあと思うそんな小説

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    2026年04月19日
  • いい子のあくび

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    おいしいごはん〜、め生える、新しい恋愛に続いて読んだけど、なんというかずっと自分の中で静かに奥で眠っていた感情を引き出され、グワッと抉ってくる作品だった。「いい子のあくび」はもちろんだけど、「末永い幸せ」がこういう事を言葉にしたことも考えたこともなかったんだけど、すごく共感したんですけど。密かに自分の中でそういう気持ちがあったということ?

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    2026年03月16日
  • GOAT Winter 2026

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    新潟国際アニメーション映画祭に行った際に、古町の書店で買った。1ヶ月ほどで読み終えた。良い買い物だったと思う。前号も買おうかな。以下好きだったのメモ。

    小説
    『いつになったら大人になれる?』大前粟生
    『ハッピーエンドの小説』金子玲介
    『家になった男』八木詠美
    『少女は椅子に座っている』遠田潤子

    エッセイ系
    『わたくしは猫です 世界一の』北大路公子
    『待ち焦がれたね、こんなもんだね日記』ゆっきゅん

    対談系
    『生き直すパイプ椅子と人間の生き様』
    『日本社会再定義 排外主義・鬱漫画・AI』平野啓一郎×マライ・メントライン

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    2026年03月15日
  • いい子のあくび

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    私も虫の居所が悪いと憎悪に支配されて腹の中で汚い言葉を吐いてこの世のすべてを呪ってやるみたいな気持ちになったりするけれど、もちろんそれを表に出すことはない。すべてを飲み込んでいい子を演じている。

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    2026年03月04日
  • うるさいこの音の全部

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    ネタバレ

    編集者さんが自分の親指でもう片方の親指の爪をさすっていた。という文章で終わるのが印象的だった。
    この行為にどんな意味が込められているのか考えたくなって調べてみたら
    1.不安や緊張の暖和
    2.退屈しのぎ
    3.神経質・完璧主義
    4.無意識のリラックス
    この4つの意味合いがでてきた。
    主人公自身はどう捉えたのだろう
    この主人公というより、高瀬さんが書く人物って
    相手の様子を伺いすぎて生きるのがしんどそうだなと感じる人物が多い気がする。
    そして、自分の思考を人に伝える事が苦手で求められた言動を常に意識してしまう人という印象。
    求められた自分でいようとする事で本当の自分ってなんなんだろう。
    自分の本当の

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    2026年03月04日
  • いい子のあくび

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    それを感じている自分に罪悪感を覚えるから、心の表層に出さないようにしている皮肉やら嫌味やら悪意やら。
    それがメインテーマの本ってなかなかなくて、それを赤裸々に語ってくれる主人公の姿を見ていると、自分ここまで嫌なことは思ってないわって少し許された気持ちになる。

    今回の3編のなかで私が1番気に入ったのは、3つ目の「末長い幸せ」。
    友達が結婚して結婚式に呼ばれる話なんだけど、私も、「バージンロード」を歩いて父から夫へ渡される感じとか、ウェディングケーキのファーストバイトとか、人がやってるのを見る分には何も思わないけど、自分がやるとなったら違和感がはっきりとある。
    その違和感で、友人の結婚式を欠席で

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    2026年03月03日
  • GOAT Winter 2026

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     「かわいい」や「普通」にいろんな意味を込めすぎて、言語化をサボっているという朝井さんのお話が印象的。
     サボっているという見方もあるし、あえて濁してるという見方もあるんじゃないかなあと。あまりにも明瞭に表現しすぎると、あからさまになってしまうこととかある。

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    2026年03月03日
  • GOAT Winter 2026

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    一気に読むというよりは、毎日少しずつ。

    気に入った話
    ◎わたくしは猫です世界一の 北大路公子
    ◎simeoウイルス 村崎キコ

    紹介と広告で気になった本
    ◎海の仙人・雉始雊 絲山秋子
    ◎天橋立物語 3年菊組ロリィタ先生 嶽本野ばら

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    2026年03月03日
  • GOAT Winter 2026

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    ネタバレ

    youtubeで紹介されてて気になってたので初めて文芸誌なるものを買ってみた。
    思った以上にボリュームあってこれで510円!?大丈夫か?と思ってしまった。
    これで好きな作家見つけて長編を読むのが良さそう。
    文芸誌って連載ものがほとんどでいきなり読み始めてもついていけないことが多そうなイメージだったけど、ほぼ全部読み切りで楽しめた。

    読んだ順でメモ。記号の意味は以下の通り。
    ◎=めっちゃよかった
    〇=結構面白かった
    ×=途中で読むのやめた

    ◎永井紗耶子/そとばこまちの夜
    一応近代よりだけど時代小説。横浜にいるジャズシンガーの話。
    木挽町のあだ討ちのイメージがあったからカタカナがたくさん並んで

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    2026年02月28日
  • うるさいこの音の全部

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    いい子のあくびが私のどこかにひっかっかり他の本も読んでみたいと手に取りました。次はおいしいごはんが食べられますようにが待っているかと思うと楽しみです。

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    2026年02月21日
  • いい子のあくび

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    私が最初に本に興味を持った時に読んだ1冊目。
    勢いよく読めたわけではないけど、本の中でしか得られない視点とか考えがあることを知った。
    歩きスマホは私もしてしまうことが多いけど一つのことに対してここまで深く考えて思っている人がいる。ずいぶん前に読んだ記憶を頼りにしているからまた読んで更新したい

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    2026年02月20日