高瀬隼子のレビュー一覧

  • GOAT Winter 2026

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     大掃除・小掃除が終わったら、「美」をテーマにしたGOAT第3号(2026 Winter)を読んでみましょう。

     表紙ではゴートくんが手鏡でお顔を映しています。
    表紙を開くとゴートくんと羊くんが美について話していました。

    「美ってなんだろう
     大きな羊?
     羊の角を頭に飾った人?」

    「由来は所説あるけど、
     ヤギじゃなくて羊なのか・・・」
    ちょっと残念そうなゴートくんです。。。

     最初の小説は、高瀬隼子さんの「ふたえ」でした。
    67歳のお父さんが、二重まぶたに整形したのに飽き足らず、顎やら頬やらを全身麻酔の手術を受けて整形するというお話です。

     思えば、美しい顔の基準は個々人によって

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    2025年12月31日
  • GOAT Winter 2026

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    朝の情報番組で紹介されてて早速購入
    GOATにちなんで510円!
    表紙がキラキラしてて、ひとつひとつが読みやすい
    名前は知ってても、初読み作家さんが盛りだくさん
    「父の輪郭」はなるほどです

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    2025年12月24日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    特別にグロテスクな場面があるわけではないのだが、愛や性の生々しさにじかに触れさせられるような感覚があり、どこか直視することに抵抗がある作品だった。
    読みやすく、物語に引き込まれるし、質の高い作品だとは思う。
    うまく感想を書けないので単行本の帯のコピーを転載しておく。
    「どうしたら、証明できるんだろう。犬を愛していると確信する、あの強さで愛しているのだと——。」
    「わたしたちがセックスを手放したあとに、やってきた『彼の子ども」。それでも二人でいつづけられるのだろうか、互いの身体を重ねることなしに……。」
    「小説でしか表現できない、思考と文体を駆使しなければならない『複雑』さが、この作品の一番いい

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    2025年11月16日
  • うるさいこの音の全部

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    主人公の感情の動きが繊細で鮮明で、ぐんぐん読み進められた。繊細すぎるし、全てを考えすぎな主人公で、捻くれてて何か常に上から目線な感じ悪さがあるんだけど、相手の期待に応えたくなるところは少し共感できる。やりすぎだけど。
    タイトルが秀逸。面白かった。

    いい子のあくびとおなじDNA

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    2025年11月10日
  • 犬のかたちをしているもの

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    高瀬隼子さんの作品は前にも読んでいて
    こちらもずっと読みたいなと思っていてやっと読みました。
    現実にはありえない話だけど、その過程での主人公の気持ちは共感するばかり。
    主人公と歳が近い人は、悩みや一度は考えたことがあることが分かる、ってなるのではないかと思った。
    特に私は地元や田舎はどこも同じなのかなと思ったし女同士の会話もそんなものだよねと思った。ラストは含みをもたせる感じでどうなるかは曖昧な感じなのかな。
    面白かったです。

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    2025年11月08日
  • おいしいごはんが食べられますように

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     タイトルだけを見たときは「食事をテーマにした小説かな?」と思ったが、読後には何とも言えないざらついた感覚が残り、まるで苦虫を噛み潰したような気分になった。とてもではないが、おいしく食事ができるような心境にはなれない。
    さすがは芥川賞受賞作。一筋縄ではいかない作品だ。
     まず気になったのは、タイトルの『おいしいごはんが食べられますように』という言葉が、いったい誰の視点から発せられているのかという点である。多忙で自分の時間すら満足に取れない二谷の願いなのか。それとも、芦川が二谷に対して抱く願望なのか。あるいは、現代社会全体に向けた、忙しい社会人へのメッセージなのか。
     もう一つの疑問は、ケーキを

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    2026年06月06日
  • うるさいこの音の全部

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    宇垣さんオススメのエッセイ。エッセイなのか小説なのか。その狭間や境界は誰にも分からないのだけれども、確かなのは純粋にこの作品は面白いし、惹き込まれるということ。

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    2025年10月22日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    女の人には確かに子供を作る、作らない、産むか産まないかなど選択肢が多い。
    まあそもそも相手がいなければこんな選択肢はないけども。
    私も子供欲しいと思ったことがないし、だから作る行為も必要ないと思うから共感できた。
    最後は大体想像はできた。そりゃ、食べたいもの飲みたいものいろいろ我慢して痛めて産んだんだからそうなるよね。
    逆に子供をかわいいと思えないのに主人公が他人の子供を育てられるのかってところもある。自分の子供だったら変わると思うけど。
    だからこの結末でよかったと思う。

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    2025年10月19日
  • 新しい恋愛

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    高瀬さん作品に登場する人はクセが強い人が多い。過去作では女のイヤーな部分が出ていて嫌悪感をいだくともあった。今作はクセが強いというよりはちょっと嫌な部分とかちょっと理解できる部分とかそういうところにスポットがあたっている感じ。
    理解できないと切り捨てることができなくて、でも大きな声でそれわかる!と共感はできない。絶妙なところをついてくるな…と思いながら読んだ。

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    2025年10月13日
  • 犬のかたちをしているもの

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    全然うまくかけないのだけど、
    自分の至らなさとかをわかりつつ、自分を必要と思いたいし、恋人に私のことが必要というのを体現してほしいし、そのために試すようなこともしてしまう。
    それでいて自分にとって何もかも投げ売って大切に想える何かがほしい。それは恋人なのかわからない。
    そして何よりも自分のことを必要としている、大切に想ってくれてる何かがほしい。それが恋人であってほしい。でも自信がない。
    ごちゃごちゃ、そんなことを感じている私好きな文章でした。
    救われなくて苦しくなる。終始苦しいお話。それでも好き。

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    2025年10月11日
  • うるさいこの音の全部

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    最初読み始めた時、主人公が書いている小説の話なのか現実なのかわからなくて戸惑ったけど、この小説自体が、高瀬さんの芥川賞をとった時の実体験を元に書かれたのではと思って読み進めてしまいました
    小説家が顔を出してしまうことが、こんなにも怖いことになるのかと 
    これから賞をとった作家さんたちの裏側を考えてしまいそうです
    担当編集者の瓜原さんがとてもいいひとで、だからこそ最後のシーンはあっと思いました
    あ、他の高瀬さんのエッセイは、この本とは違う、違うと言い聞かせて読めました

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    2025年09月28日
  • 新しい恋愛

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    面白かった。特に後の3作。
    「新しい恋愛」
    そうきたかーと。いやあ…と、ちょっと怖い、と。ロマンチックが嫌いな主人公。ちょっとわかる。中学生とかいろんな年代に読んでみて欲しいです。

    「あしたの待ち合わせ」もなかなかすごい。
    高瀬さんらしい一筋縄でいかない話。好きではない相手からずっと好かれ続けること。そのことによって自分の存在証明を確認するような、なかなかどろっとする話。

    「いくつも数える」
    なかなか興味深かった。難しいなあと。年の差婚の話。
    あまりに年下に魅力的だなと感じるのはやはりキモくないか?、の自制は年上側に働くだろうけど本人同士が良いなら、それでいいじゃないかと思うけれど。

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    2026年04月18日
  • 新しい恋愛

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    気になっていた新作。
    サイン本に出会ったので。
    サイン本に出会えることなんて、なかなかないから嬉しかったなぁ。

    5つのお話が収録されている恋愛短編集。

    恋愛において、他人には話したくない、話したことはないけれど、自分も抱いたことのあるネガティブな感情が書かれていて、過去の自分のモヤモヤを昇華してくれたような気になった。
    共感できる主人公と共感できない主人公がいたけど、7~8割くらいは共感できた。

    表題作「新しい恋愛」は恋愛の始め方について、考えさせられる話だった。最後の展開が恋愛小説というよりもホラー小説のようでびっくりした。
    読む人の立場によってゾッとする度合いが変わりそう。
    一番心に

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    2026年04月25日
  • 犬のかたちをしているもの

    QM

    ネタバレ 購入済み

    タイトルの「犬のかたちをしているもの」、これは主人公の愛の形なのかなぁ。話の主旨とは違うかもしれないけどミナシロさん最後ちゃんと離婚してくれたのかしら、そこだけめっちゃ気になる。

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    2024年09月19日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    女性の怖さは観察が鋭いところである。高瀬さんの書いた小説を読むと慄然とする。「たしかに男って、こういうときこうするよな」というのが、じつに見事に描写されているのだ。「こんなところまで見られているのか…」と冷や汗が出る。男性作家はなかなかこういう真似はできない。男の場合、登場人物(とくに女性)にしばしば自分の理想を投射してしまう。わかりやすく言えば、エヴァンゲリオンの綾波とアスカだ。魅力的ではあるが、嘘くさいと言えば嘘くさい。

    セックスをしていると、大切にされていない気がする。この薫の気持ちはなんとなく理解できる。どうせ私のことは体目当てなんでしょ。しかしセックスがなければないで、愛されている

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    2026年03月23日
  • 犬のかたちをしているもの

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     作者の高瀬隼子さんは、芥川賞受賞作の「おいしいご飯が食べられますように」と同様、微妙に社会での生きにくさを感じる、微妙に変な人たちの物語が、絶妙に上手い。おかしな話なんだけど、いつのまにか主人公に感情移入してしまう。

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    2025年12月07日
  • おいしいごはんが食べられますように

    匿名

    購入済み

    タイトルと表紙で、ほんわかとしたストーリーだと思っていたが、人の内にある敵意がずっと漂っている感じでモヤモヤした。食に興味がないようだけれど人一倍食に意味を求めている男。こんな上辺だけいい人に見せて腹の中では神経質なほどに食べる事を非難してる人とは関わりたくないと思う。弱いを全面に出して誰かに助けてもらいうのが当たり前で世渡り上手な女と結局同じ人間同士でお似合いだ。

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    2026年06月11日
  • 水たまりで息をする

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    大切な人がいても、突き詰めるとやはり自分の方が大事で、それが他人というものなのだと思った。
    初めての高瀬作品だった。他のものも読みたくなった。
    1日で読めた。

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    2026年06月06日
  • 新しい恋愛

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    さまざまな恋愛模様が描かれた全5作品の短編集。恋愛に疎いので理解しがたい部分もありました。

    恋愛と距離を置いた生活を営む人も少なくないかもしれませんが、多くの人が恋愛や、その先にある結婚という人生のテーマに向き合いながら生きていくと思います。
    正解のない問いに向き合い続けることの途方もなさを感じましたが、だからこそ心に残る部分もありました。

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    2026年06月02日
  • 水たまりで息をする

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    『おいしいごはん〜』『いい子のあくび』とは異なるテイストの作品。
    自分が衣津実と同じ状況になったら一体どうするのだろうか。
    徐々に狂っていく夫に「大丈夫だよ」と言いながら絶えず周囲の目を気にし、寄り添う態度をとりながら心配よりも微かな苛立ちに変わっていってしまうのかもしれないと思って怖かった。
    夫の変化を尊重し、耐えがたい異臭を纏っても隣で日常生活を送り続け、終いには仕事を辞めて故郷に帰る。これだけ聞くと、とてつもない愛がそこにあるように感じるが、そんな単純な感情ではないのが嫌にリアルである。

    愛した方がいいから愛しただけだと、ほんとうに思うの。(p.131)

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    2026年06月01日