高瀬隼子のレビュー一覧

  • 新しい恋愛

    Posted by ブクログ

    なんだか共感できるような、共感したくないようなこの感覚。高瀬隼子さんにしか表現できない気がする。

    すぐ忘れられる元恋人になるより、その人が一生覚えてる人になりたいのは少し分かる気がした。

    やっぱり、恋愛ってよく分からない。

    0
    2025年10月06日
  • いい子のあくび

    Posted by ブクログ

    私もあくびを噛み殺す「いい子」だ。
    自然体で優しい、のびのびとしている人に憧れるけど、決してなれない。「自然体でのびのび」しているフリはできる。相手に合わせて。あー!もう、これ、私やん!
    主人公と自分が重なりすぎて、少し辛くなった。

    3編とも、ちょっと変わった女性が主人公。しかも、全部私のことのよう。  
    最近、鏡を見ていなかったけど、
    どうだー!これが今のお前だ!と
    現実をつきつけられたような気持ち。

    相手に合わせて
    世間に合わせて
    本来の自分を隠しているうちに
    本来の自分がわからなくなる。
    ストレスがかかる。
    吐き出し方がわからない。

    「ぶつかってやる」という、
    えいやっ!という行動

    0
    2025年09月30日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    作家は作家で「作家として消費される自分」と共存せざるを得ないということはわかった。

    私も作品の作者の詳細は知りたくないと思うタイプ。
    すごく綺麗な物語を描く人が、不潔な感じだったらゲンナリする。

    0
    2025年09月26日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    要約
    主人公・長井朝陽は、ゲームセンターで働きながら執筆活動をしている若い女性。ペンネーム「早見有日」として応募した小説が文学賞を受賞し、出版されることとなる。これにより、彼女の兼業作家としての生活が職場や周囲に知られることとなり、日常が少しずつ変化していく。

    職場での人間関係や友人との関わりが微妙に変わり、朝陽自身も自分のアイデンティティや創作活動に対する葛藤を抱えるようになる。さらに、執筆中の小説と現実の境界が曖昧になり、彼女の心の中でさまざまな感情が交錯する。

    感想:
    フィクションの小説を書いた時、そこに出てくる意見が著者の意見であるとは言えない。ただその考えが浮かばなければ書くこと

    0
    2025年09月22日
  • 新しい恋愛

    Posted by ブクログ

    高瀬隼子さんは初読みの作家さんだった。

    色んなタイプの恋愛模様が5つ詰まった短編集

    目次
    花束の夜
    お返し
    新しい恋愛
    あしたの待ち合わせ
    いくつも数える

    確かにタイトルの「新しい恋愛」が一番印象に残った。

    どんな恋愛も一筋縄ではいかない。
    ザ・ラブストーリーじゃなくて、こんな変化球もたまにはいい。

    頭で考えようとすると、こんな感じで言語化されるんだなぁと納得しながら、何も解決されることのない結末が淡々としていて潔かった。

    年齢や性差によっても感じ方が変わりそうな作品。
    文学的でいて個性的・・・面白かった。

    0
    2025年09月21日
  • 犬のかたちをしているもの

    Posted by ブクログ

    愛ってなんだろう。
    育って来た環境、ルーツが違うもの同士、互いの本音なんて見えない中で探り合いながら協調して慈しんで・・
    主人公が抱いていた飼い犬への愛情のようなもの。それを自分にも相手に求めたい気持ちが分かり過ぎるけれど、そこに「性」の問題や「生活」や「他人の目」や「自己肯定感」が入ることで、より複雑に愛の形は変わるし思うようにいかないことの方が多い。
    主人公の立場に立てば、郁也の言動はズレ過ぎているし、私だったらナシの一択だけど。
    主人公は自分のことを愛せているのかな。少なからず、郁也といる時の自分のことは愛せてないんじゃないかなーと思う。
    ただ、ラストで主人公が起こした行動は、私には2人

    0
    2025年09月20日
  • 犬のかたちをしているもの

    匿名

    購入済み

    感情の表現が切なくて繊細でリアルでした。
    内容は実際にこんな事ってありえるの?どんな神経してんの!とミナシロさんとイクヤに腹が立ち、けれどイクヤの彼女に対する愛情も感じ複雑です。彼女はしんどくても、ずっと彼を受け止めるべきだったのかも。子供は出来なくても幸せになれたのかも知れない。

    0
    2025年09月19日
  • 新しい恋愛

    Posted by ブクログ

    おいしいごはんが食べられますようにからハマった高瀬隼子さん。今回も人間の複雑な心理描写が描かれた作品で自分にぶっ刺さり面白かったです。恋愛の短篇作品になっていて、花束の夜が個人的には一番お気に入りです。新人社員で自分と違うタイプの先輩が頼りになりなんかかっこよく見え好きになっちゃうの分かる〜。笑
    恋愛のもやもやな気持ちが書かれており、どの短篇も共感できる内容ばかりで面白くあっという間に一冊読んでしまいました。恋愛をひと通り経験した大人の方が共感できる作品かも。

    0
    2025年09月16日
  • 新しい恋愛

    Posted by ブクログ

    『花束の夜』新入社員が教育係の上司のセフレになり、雑に扱われ、捨てられる。友人の店を手伝うため退職する上司に、「これいらねえから」と、押し付けられた花束を、持ち歩く。『お返し』母親同士が友人の、それで子供の頃は顔を合わせて遊ぶ仲間の一人であった一つ年下の女の子から、チョコレートをもらう。バレンタインの意味がよくわかっていない小四から中三まで、間を空けて、高三も。そのことを、保育園に通う自分の息子がチョコレートをもらったことで、思い出す。『新しい恋愛』自分が中学生の時に生まれた姪が、家に泊まりに来る。中学生になった姪の関心は恋愛で、その恋愛は、マッチング主体だったかつてのものとは変わり、心の底か

    0
    2025年09月12日
  • 犬のかたちをしているもの

    Posted by ブクログ

    最終的な3人の結末が大事なのではない。
    女性への妊娠という時間制限のある永遠のテーマへの葛藤が書かれていた。

    『子どもがほしいのかな、いらないのかな。選択する前に。よく考えてから選べと言うけど、考え抜いた後で、選びたい方が残っているとは限らない。』
    妊娠する事、子供が無事に産まれる事は、本当に当たり前な事じゃない。
    子供が欲しいと思う今だからこそ読んでよかった。

    0
    2025年09月11日
  • 新しい恋愛

    Posted by ブクログ

    短編五編
    前読んだ『おいしいご飯が食べられますように』な感じ。
    ギリギリのいやな感じがする話ばかり…
    中でも新しい恋愛には、足元すくわれた!
    (20250216)

    0
    2025年09月11日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    期待されるっこわいな。
    みんなに好かれるように対応しないと、面白い話をしないと。
    みんな離れていきそうで・・・
    みたいな感じ。凄く自分の事を客観視する人だな。私もしてしまう。
    ただ周りが予想以上に興奮してて、嫌だな。有名人ってみんなそうなんだろうな。
    生きにくいな。

    0
    2025年09月01日
  • 犬のかたちをしているもの

    Posted by ブクログ

    まだ若造でパートナーは勿論、子どものことなんて全然考えてないので登場人物たちの気持ちに共感はできなかった。でも読んでると、将来こういう状況に自分も陥るかもしれないって不安が出てきて、やっぱり子どもは早めに産みたいなって思いが強くなった。

    ただ、犬への愛情に関しては全然共感できなかったな。赤ん坊であれば誰の子であっても無条件に可愛いと思えるけど、犬や猫をそこまで愛おしい存在だと感じたことはない。ペットを飼った経験がないせいかもしれないけど、人間が動物に抱く愛情はときに可愛い存在を世話してあげているという優越感にすぎないのではないかと考えてしまう。その動物が病気や障害で可愛らしさを失ったとき、あ

    0
    2025年08月29日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    作者の方の他の本が好きだったのでトライしてみたけど面白く感じなくて途中で断念した。好きな人は好きそう。

    0
    2025年08月15日
  • 新しい恋愛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    恋愛に関する短編集。
    おいしいご飯が食べられますようにを読んだ時にも思ったが、高瀬準子さんが書く恋愛は非常に現実的。
    世の中の人は相手のことがそこまで好きじゃなくても付き合ったり結婚してるんだな、と最近気付いたが、そういうカップルの話をよく書いてる気がする。

    0
    2025年08月14日
  • 犬のかたちをしているもの

    Posted by ブクログ

    子どもを無条件に、犬のように愛せるかという問題を突きつけられた。
    性行為結婚妊娠出産育児をする人間が偉いのか、社会では普通とはされているのか、そんな苦しさに共感した。 たとえ血が繋がっていても子どもを愛せない人間なんてたくさんいるしミナシロが子どもを産んで育てたとして、その子は幸せになれるのかなと想像すると苦しくなる。

    結末が曖昧でえこれで終わり?となったのが残念

    0
    2025年08月12日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ゲームセンターで働きながら小説を書き続けて、新人賞をとった朝陽。

    あっという間に職場に新人賞をとったことが広まり、今までと少しずつ違っていく日常。

    仕事をしながら、朝陽である自分と小説家である有日と
    次第にどちらが本当の自分なのか、わからなくなってくるまで。

    雑誌のインタビューに答える、有日だったらこう答えるだろうと考えて話す朝陽。
    現実と虚構の区別がつかなくなってくるまで。

    どういうわけかあまりよくない未来が待っているのが見えるため読むのがつらくて、時間をかけてしまった。。。

    0
    2025年08月04日
  • 新しい恋愛

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    【あらすじ】

    みんなの恋愛をわたしは知らない。

    芥川賞受賞のベストセラー『おいしいごはんが食べられますように』著者が放つ、最高の〈恋愛〉小説集。

    あなたはどこまで共感できますか?
    ひと筋縄ではいかない5つの「恋」のかたち。

    【収録作品】
    「花束の夜」「お返し」「新しい恋愛」「あしたの待ち合わせ」「いくつも数える」


    『自分のミスを自分ひとりでカバーできないのは、苦しかった。残業も休日出勤も平気だったが、自分はいつか他者に責任を負わせるのが嫌で、仕事から逃げ出してしまうかもしれない、と思った。(花束の夜)』

    『わたしは、欲しい言葉を差し出せる人ではなくて、欲しくない言葉を突きつけてこ

    0
    2025年07月30日
  • 犬のかたちをしているもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ◾️record memo

    時々偶然にわたしの涙が視界に入った人も、ごく自然に見なかったことにして立ち去る。そこには「見ちゃった、めんどくさそう、逃げよう」なんていう思考はなくて、ただ「見た、去る」だけがある。興味を持つ前にただ風景として受け流していく。
    ああ、ここは東京だ。これだからわたしは、この街にいられるんだ。

    「なんていうか、例えば、わたし昼休みはだいたい職場の自分の席で、コンビニのお弁当とかパンとか食べながら、パソコンをいじってるんですけど、ヤフーニュースを開いて眺めてたら、記事のアクセスランキングなんかに、だいたい毎日、どこかで女性が性暴力にあったって報じてるんですよね。そうい

    0
    2025年07月24日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    マトリョーシカ的小説。無粋だけど高瀬さんもそういう経験があったのかな?とか思ったり。
    登場人物の描写があまりにリアルで上手いな~~と思う。主人公の周り伺っちゃって空回りしちゃってるのもイライラするけど自分にもそういう所あるからこそだな~と、余りにリアルだから感じちゃった。
    小説家のコラムとかそんなに見てこなかったけど逆にこれ読んで小説家の人間性とか気になってきちゃったね。

    0
    2025年05月14日