高瀬隼子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「自分は何をどうしたいのか」を考える時、
「普通の人ならどうするか」
「他の人から見たらどう見えるか」
「どういう答えを出せば、自分が思う“いい人”っぽくなるか」
みたいなことが頭の中でぐるぐるして、結論を出すことが多い。
けど、それを繰り返すと、
「結局私という人間はなんなのか(裸の自分はどんな姿をしているのか)」が、本当に分からなくなる。
そんな私にとって、
川で裸になって水浴びをする(水浴びをできる)研志さんは、なんだか不思議と羨ましい存在に写りました。
人が、“純度100パーセントのその人自身”であり続ける、ということが本当に難しい現代。
都会でも田舎でも、
人と関わりを持 -
Posted by ブクログ
この本に出てくるメインキャラクター、
誰も好きになれないし誰にも共感できない。
こんなにセックスにフォーカスする作品をはじめて読んだ。行為がなくなっても愛は続くと私も思う。
でも欲は残るわよね。そこもとても理解。
とは言いつつもさ、主人公は頑なだし、
田中もなんでそこいく?とツッコミたくなるし、
ミナシロは1番想像つきやすいけど性格悪すぎて、
会話シーン全部ムカついた。笑
ちなみにラストシーンの後味も、とても悪い。
なんとなく予想もしたけどさ、
こんな奴に人生を狂わされるのはいやだ。
彼氏が一夜の過ちであっても、
ミナシロを選んだ時点で別れたほうがいい。
田中なんかより大学案内してくれた -
Posted by ブクログ
人間の赤ちゃんよりも、隣にいる犬のほうが可愛い、か。私は動物が好きではない(興味がない)から、断然人間の赤ちゃんのほうが可愛い。
動物が嫌いだと言うと信じられないと言われるけど、だって私はそうなんだから仕方ないじゃんという気持ち。
子供が好きじゃない女性も同じかもなあ。女性だから子供を産まなきゃいけない、女性だったら母性がある、なんて押し付けられても困る。
同じ作者の「いい子のあくび」を先に読んだのだけど、それも女性として生きることの息苦しさや割の合わなさ、東京人の周囲への関心のなさが同じように描かれていた。
逆に男性であるがゆえの生きづらさってなんだろう。そんな小説があれば読んでみたいと思 -
Posted by ブクログ
『おいしいごはん〜』『いい子のあくび』とは異なるテイストの作品。
自分が衣津実と同じ状況になったら一体どうするのだろうか。
徐々に狂っていく夫に「大丈夫だよ」と言いながら絶えず周囲の目を気にし、寄り添う態度をとりながら心配よりも微かな苛立ちに変わっていってしまうのかもしれないと思って怖かった。
夫の変化を尊重し、耐えがたい異臭を纏っても隣で日常生活を送り続け、終いには仕事を辞めて故郷に帰る。これだけ聞くと、とてつもない愛がそこにあるように感じるが、そんな単純な感情ではないのが嫌にリアルである。
愛した方がいいから愛しただけだと、ほんとうに思うの。(p.131)