高瀬隼子のレビュー一覧

  • おいしいごはんが食べられますように

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    短い文章量の中で社会の縮図がぎゅっと凝縮されたような本だった。主に描かれているのは体調が悪ければ早退するのが当たり前、例えその影響で同じく体調の悪い同僚達の仕事が増えたとしてもそこまで気を遣うことなど考えたこともないような芦川さん。そんな芦川さんをよく思わない同僚の押尾さん。そして押尾さんと同じく芦川さんのことはよく思っていないが、これまで好きになった女性は芦川さんのような弱い女性だった二谷さんの3人だが、押尾さんと二谷さんの視点が交互に描かれていくが、肝心の物事の発端になっている芦川さん視点だけ最後まで描かれずずっと気になる存在だった。
    『強いか弱いかを比べる戦いだった。当然、弱い方が勝った

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    2026年01月18日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    うーんスッキリしなかった!
    夫はラストどうなるの?
    そもそも何でお風呂に入れなくなったんだろう?
    がハッキリとは解明されないので、最後の最後までモヤモヤから解放されなかった。

    、、でもそう言いつつも、やっぱり面白くて読み終えてしまった。隼子にしてやられました!

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    2026年01月17日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    タイトルと内容が全然違った。
    同じ会社で上司に守られながらの人と体調が悪くても無理して働く人。
    自分は無理して働く方だ。
    体調悪くて早く帰宅したりしてたのに、お菓子を作ることは出来る。なんか矛盾してるなと思った。
    真面目に仕事してる人が馬鹿みたいだなと。
    そりゃーお菓子も潰したくなるし、意地悪したくなる気持ちも分かるなと。
    仕事出来ないのに媚び売る人は嫌いだ。
    思ってたよりなんとも言えない感じの一冊でした。

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    2026年01月17日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    人間の微妙に嫌な部分が事細かに書かれていて、目を背けたくなる本。
    ここまであからさまな職場はあまりないが、良心の裏にある悪意の種は現実世界でもたくさん転がっている。
    こういう本を読むたびに、人の心の中を読む能力が人間に備わっていない事実に安心する

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    2026年01月16日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    表紙とタイトルからしてほのぼのお料理系かと思ったら真逆で、食に対する不快感をこれでもかと詰め込んだ作品。
    人間の三代欲求の一つである食欲が希薄な人物の視点で進む。
    自分自身あまり食に対して欲が希薄なので主人公の言わんとすることはわからなくもない。
    大人数で美味しいを強迫観念的に共有することや、手料理を振る舞われてもそこまで嬉しくないと思うところは個人的に刺さりすぎる。
    主人公は極端過ぎるけどね笑

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    2026年01月14日
  • 水たまりで息をする

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    「風呂には、入らないことにした」と言って本当に入らなくなった夫の、身体に汚れが溜まっていく様とか、臭いが増していく様が想像でき過ぎて苦しい。まさに水たまりで息をしているような気分になる一冊。

    「許したくてしんどい。夫が弱いことを許したい。夫が狂うことを許したい。だけど一人にしないでほしい」狂えない側の人間の心の叫びが刺さる。

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    2026年01月14日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    題材はすごく好みだったけど、夫がなぜ風呂に入らなくなったのか、なぜ説明しないのかが明かされずモヤモヤ。そういう物語じゃんって理解はできるがうーんとなった。

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    2026年01月14日
  • うるさいこの音の全部

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    合わないタイプの本だった、と思う。
    主人公に感情移入できない
    現実なのか想像なのか分からず
    理解が追いつかない
    のに、最後まで読んでしまった。
    多分読めた理由は、感情移入まではしないけどすごく「分かる」と思ってしまうから。
    自分の外側しか見られていなくて、誰も自分の内側に興味などないのだろうなという虚しさ。消費される虚しさ。それがわかっているのに、ハッキリ言ってみればいいのに、結局口から出ていくのは相手が求める言葉ばかり。自分の本当の気持ちは吐露できない。
    そして、そういう感情の動きが「わかる」から、没入しちゃう。ちょこちょこハラハラしたり、気分が落ち込んだり。

    この方の本は、割といつも感情

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    2026年01月12日
  • GOAT Winter 2026

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    美しい表紙にワクワクしながらページを繰る。読んでいる間は作品の世界に夢中になる。エッセイなども面白い。でもなんか、ずっと表紙に心を奪われて、各作品を読み終えると、なぜか作品の個別の印象がなくなってくる。「何を面白いと感じていたのだろう」と自問するが、答えは出てこない。でも、楽しかったという感情だけはずっと心に残っている。これが文芸誌の楽しみ方なのかもしれない。

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    2026年01月07日
  • GOAT Winter 2026

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    中身と価格が全く釣り合わないのでは?と思うほどのトクトク感。
    本屋で、表紙の印刷に惹かれて即買い。

    知らない小説家さんが多くて、その中で面白い作品に出会えたことが収穫でした。
    選ぶとしたら、「ふたえ」「マスクド・リリカ」「ハッピーエンドの小説」が面白かった。

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    2026年01月07日
  • いい子のあくび

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    他人の良からぬ行動を見るとその人を腹の中で小さく呪うのは私だけじゃなかった…!

    決して表に出してはいけない、けれど心に確実に在る本音がキッパリ書いてある小説を読むと「ひねくれ者は私だけじゃない」と思えて気が楽になる。

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    2026年01月06日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    社会から与えられている権利を行使するとき、どこかにそのしわ寄せがいっている可能性があるということは認識すべきこと。
    職場の人間模様や口には出せない胸のざわつきをあぶり出してくれる、表紙の温もりからは想像つかない内容でおもしろかった◎

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    2026年01月05日
  • 新しい恋愛

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    ネタバレ

    恋愛って色んな形があるよね…って考えさせられる。純愛、不倫、年の差、キープ…それを少しずつ覗いて、どう思う?って聞かれたような気持ちになった。

    個人的に「お返し」「いくつも数える」が好き。

    『大学時代に傷のない気持ちで野木くんを思っていた自分が、呆れた冷たい目て今の自分を見ているような気がした。けれどその醒めた目の持ち主は、学生時代に我慢したからいいよね、社会人だったらこのくらい普通らしいし、とも思っているのだ。』
    これ読んで、うわーーーこれがいい意味でも悪い意味でも大人になってしまうって事なのか、と考えてしまった

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    2026年01月05日
  • いい子のあくび

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    おもしろかった〜

    読後感じたのは「疲れた…!」
    普段は見られない人の内部の思考をぎゅーっと濃縮して渡されたような、そんな感覚。
    共感できるとこもあったし、そこまでじゃないなあ…ってとこもあったし、人と自分を比較しながら無意識に考えて読んでた。結構負の感情多め。でも、それが面白い。

    歩きスマホ、ダメ、ゼッタイ!!

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    2026年01月05日
  • 犬のかたちをしているもの

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    「子ども、もらってくれませんか?」という一言から始まるストーリー。主人公、薫の心情の変化が見どころでした。子どもを産む、産まない、育てる、育てないなど、様々な決断が盛り込まれていました。

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    2026年01月02日
  • 水たまりで息をする

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    読むのを途中でいったん止めるくらい、主人公の夫が煩わしかった。弱さへの曖昧な苛立ち、そんな自分の余裕のなさへの嫌悪感。短い小説が私の奥底を見つめ返してくる

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    2026年01月02日
  • 新しい恋愛

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    恋愛って本当に人それぞれで、出てくる登場人物はわたしとは全然考え方が違うなぁとおもしろかった。

    特に最後の歳の差について。芸能人で歳の差婚のニュースがあると、SNSは賛否両論で溢れる。確かに、状況によっては嫌悪感を抱くこともあるかもしれないけど、所詮他人の恋愛で、迷惑をかけているわけではないんだからいいじゃないかと私は思ってしまう。多種多様な考え方がある。

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    2025年12月31日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    お風呂に入れなくなった夫に対して、夫婦にしかできない寄り添い方をしていく私の話で、やんわりハッピーエンドかと思って読み進めたら…そんな視点ではなくて、暗いお話のまま終わってしまって、ええ〜…となった。
    大切にしたいのに、愛してると思いたいのに、嘘じゃないのに、誰が悪いわけじゃなくて。
    他人からも本人達からも、気付けない気付かないようにしている寂しい夫婦の距離感が辛い…。
    子供がいなくても2人で生きていこうと思わせてくれるお話かな?と思って読んでいたので、やっぱり夫婦2人他人が平和に暮らしていくのは難しいのかな…と、ずど〜んとした。
    田舎の風景は自分にとって幸せのイメージなのと、お話の中にもそん

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    2025年12月31日
  • うるさいこの音の全部

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    本心を言ったらいいんじゃない?と思うけど、小説家として有名になると、芸能人のように自由がなくなるんだなと思った。気持ちや状況をいちいち言葉にしてしまえるって、大変。うるさい、言わなくていい!って読んでる私が思った。

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    2025年12月29日
  • GOAT Winter 2026

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    今号も お得感ありあり。いろいろな意見あるけど、気軽に読書するには 最高だと思ってる。作家さんとの新しい出会いもあるし。整形の話も バレリーナの話も 建築家の話…どこを切っても 読めるから ほんと楽チンな 本!で、作家さんは 話題の方々ばかり。
    こんな 本に出会えたこと、こういう本を作ってくれたことに感謝かな。次のテーマはなんだろう?

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    2025年12月29日