高瀬隼子のレビュー一覧

  • おいしいごはんが食べられますように

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    読んだ後のもやもやがすごい。
    ある会社のある部署の人間模様を描写した小説。
    心も体も弱くて周りから守られる存在の芦川さん、それをよく思わない押尾さん、押尾さんの芦川さんに対する愚痴の聞き役でもあり芦川さんの彼氏でもある二谷さんの三人が主な主人公。芦川さんの守って当たり前な存在感にはイライラする。同じ部署にいてほしくないし、芦川さんの振る舞いや存在を許す職場にいたくない。押尾さんは真面目、私は押尾さんタイプかもな。でも芦川さんと付き合っている二谷さんに彼女の愚痴を言うのは理解できなかった。二谷さんのことが理解できなかった。芦川さんが作る料理やお菓子を全く有難く思っていない。芦川さんの行動や自己認

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    2026年04月19日
  • 犬のかたちをしているもの

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    私も子どもが好きではないし、このまま持たない人生なんだろうと思っている。
    育休中の人が職場に子どもの写真見せてくる時の居心地の悪さにすごく共感した。
    ほんとに犬のほうがかわいい。
    ということでとても共感を覚える主人公だったけど、そんな馬鹿な!って要求になし崩し的に適応しようとするのは何で!?の連続だった…
    すいすい読める文章なのにすいすい飲み込めない不思議さがあった。

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    2026年04月19日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    ご飯を通じて人間関係の妙を描いた作品。
    芦川さんとは建前、押尾さんとは本音の付き合いという感じかな。
    会社での人間関係って、こんな感じになってる部分は大いにあると思う。

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    2026年04月18日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    「配慮」
    学校、職場、どのコミュニティにも存在するこの概念
    うっすら誰もが感じている負担
    口に出さないけどどこか身に覚えのある感情をドロっと煮詰めたような、そんな一冊

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    2026年04月17日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    タイトルや表紙からは想像がつかない話だった。
    勝手にほっこりした話やエッセイみたいなご自愛本なのかと思って購入したので、驚きましたが面白かったです。
    私はご飯に楽しみを感じているタイプだし、料理を作ることも好きなので共感は少なかったですが、食事をただただ栄養補給としている人にとって食事に質や意味を求められるのは本当に苦痛だろうなと思いました。
    唯一共感した部分は味に感想を求めてこないからただ私が美味しいと感じるだけでいいのが良いみたいなニュアンスのセリフでした。

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    2026年04月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    押尾さんにわかるなあと共感するところもあるけれど、基本的に登場人物を好きになれなかった。

    本当にこんな会社があったら私は流されたり同じくケーキを捨てたりするんだろうか。いやさすがにそんなことはできないからきっと他の人たちみたいに『おいしいっ』なんて言いながら愛想笑いするんだろうなあ。
    何て考えて自分の嫌な部分をみてるみたいで少しモヤモヤ
    あたたかい話が好きだから好みではなかったな。


    でもさくっとすごく読みやすかった。


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    2026年04月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    主人公の二谷は文学部に行きたいと思いながらも理系に行ったり、付き合う人は決まって自己主張が少なくにこにこしていて優しい感じの人という、「こういうのが正解」というのを選択してきている人なんだろうと思った。そこに幸せなどはないが、まぁ正解を選択しているから「良し」なのだろう。
    芦川さんは猫を助ける押尾さんに対して「私にはできない」と線引きをしたり、体調が悪くなると帰ることに悪びれることもなく、それらを当たり前にできてしまう感覚や、人数分のお菓子がないのに会社に持ってきてしまうあたり自己満足と欺瞞の塊だ。
    芦川さんのような人が職場にいたら私も「うざいな」と思ってしまうと思うが、押尾さんのように晒しあ

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    2026年04月13日
  • いい子のあくび

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    最初は「ちょっと厨二病くさいかな」と思ったけれど、最後のシーンはそれなりなイベントがあって、主人公が俯瞰する感じがいきなり地面に撃ち落とされた感じで良かったです。

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    2026年04月12日
  • 新しい恋愛

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    若い子の恋愛事情に関して綴る短編集で共感できる話、ちょっと理解出来ない話等有りさらっと読めた。

    ・花束の夜
    新卒会社勤めで彼女の居る良い先輩と社内恋愛をするも万人が皆んな先輩に良い感情を持っていない事を知る。そんな先輩が移動となる送別会での花束をお開き後、いらね〜と言って渡されるも捨てるに捨てられず結局花瓶を買って先輩宅の玄関先に戻って置いてくる。
    うむ〜軽いノリでの交際での別れで譲られた花束を無言で返す冷めた別れを描く。

    ・お返し
    母友の繋がりで幼少時代から知り合った異性から母親の意のもとバレンタインチョコを貰い続け、大学受験の思春期時代最後となるチョコを貰い告白される。その後、お互い会

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    2026年04月12日
  • 新しい恋愛

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    5つの短編どれもが、答えがなく、少し後ろめたいような、暗かったり苦かったりするような恋愛感情を描いており、個人的に好みの部類だった。
    「花束の夜」では、恐らくこの著者の得意分野であろう会社内での男女のドロドロとした描写がありありと描かれていてもう心を掴まれた気がした。要約すれば、水本はこの先輩に都合よく扱われていたわけなのですが、それには目を伏せるように、その事実に直視しないように様々な事柄に思いを巡らせていく様が、人間味があり、面白かった。

    「お返し」では、バレンタインデーにまつわるお話が展開され、好きという想いが成就しなくとも、好きな人の記憶に残り続けることで想いが遂げたものとするという

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    2026年04月04日
  • GOAT Winter 2026

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    510円でこれだけボリュームあるもの読めたら嬉しいし合う作家にも出会える。まだ全部読めてないけど…!朝井リョウと藤ヶ谷太輔の対談が最高だった。あらゆる感情がかわいいに翻訳されてるってまさにその通りだと思う。言語化を諦めちゃいけないなと改めて思うとともに中々それが難しいんだよなぁ。

    ふたえ 高瀬隼子
    なんとも不思議な話。テーマが美なのでそれにぴったり(?)な父が二重整形をした。からのもっと大掛かりな整形をする話。それだけなんだけどどうなるんだ?と思って一気読み。高瀬隼子さんの作品は今回が初めてで、実はおいしいごはんが食べられますようにを積読しているのでこれを機に読まないと

    あと他にも何個か読

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    2026年04月02日
  • 新しい恋愛

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    ネタバレ

    読みながら、ずっと
    なんか違うと感じつつ
    2日で読み終わる

    なんか違うの理由が
    読み終わってからわかったわ

    まず『花束の夜』は、私なら
    花束を渡された時に、「私もいらん」と返す
    もし「いる」と思って、もらってしまったら
    部屋に飾るくらい、割り切れる

    次の『お返し』は、女子目線なら
    とっとと告るし
    男子目線なら、早い段階で
    来年はいらんと伝える

    『新しい恋愛』は、そもそも
    ロマンチックの何があかんのかが
    理解できん
    守ってやると言うタイプの男性が
    嫌なら、最初から付き合うなよ
    結婚しても離婚が目に見える

    『あしたの待ち合わせ』
    に関しては、ストーカーでしかない

    『いくつも数える』

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    2026年03月29日
  • 水たまりで息をする

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    ずっと設定から気になっていた本。面白かった。魚と夫を重ねている描写が良かった。自分ならどうするかな〜と色々考えてしまった。

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    2026年03月28日
  • 新しい恋愛

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    半笑いの気持ちでそれを受け取った自分を自覚した。このまま彼のロマンチックを受け取り続けたら、重なっていったら、今ある情の上に折り重ねてしまったら、元々恋愛感情があった箇所に余計な澱として溜まってしまったら。
    それこそ本当に、別種類の感情に変化してしまうんじゃないか。そんなふうに思った。

    どこか第三者として達観しているような高瀬さんの文章。残酷で共感するというよりはしたくないという感じ。

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    2026年03月27日
  • いい子のあくび

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    いつこんな場面に遭遇してもおかしくない世の中で
    いつ自分が当事者になるかも知れず
    他人事とは思えない

    冷静に分析して「ぶつかったる」って直子ヤバイ
    でも現実味あって違った意味でホラーだった

    人の振り見て我が振り直せじゃないけど
    この作品読んで
    「おかしい、割に合わない」って思っても、一回冷静になろうと
    気をつけようと思った



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    2026年03月26日
  • 水たまりで息をする

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    最初は風呂に入らない夫に戸惑っていた妻が、それでも2人の暮らしを守ろうと行動する。
    ずっと理解し得ない対象の話を読みながら、それでもそこに寄り添おうとする人の心理に引き込まれていく。でも自分は理解できない。

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    2026年03月25日
  • うるさいこの音の全部

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    不穏な空気に誘われて読み進めたが、期待は不発。本当にかわいそうな息子の人に、笑えない市長の電報。線も引けず、ドッグイヤーもなし。なんで手に取ったんだっけ…

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    2026年03月22日
  • GOAT Winter 2026

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    文芸誌GOATの第3弾。愛、悪に続いて美がテーマ。人間の本能的な欲求に近い愛、悪とは異なり表面的なものではあるが、本号を読むと美も人間の本質的な繋がりを実感させられるテーマでした。次号も期待です。

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    2026年03月21日
  • 新しい恋愛

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    会社の先輩と関係性に名前がないまま身体の関係だけを持ってしまったり、ロマンチックなのが嫌で結婚に少し億劫だったり、歳の差婚した上司への羨望の反面、引いてる世間体を気にしてぐるぐるした思いを抱えていたり…純粋な恋愛と呼べるほど綺麗でなくドロっとした人間関係をリアルに描いた短編集。高瀬さんは少し歪な感情やうわべだけの人間関係を描くのが本当にお上手だと思う。でも人間誰もが感じるようなリアルさがあるので共感できる。表題作が1番怖かったな。父親の不倫を知りながら、素敵でロマンチックという小学生の娘にぞっとしました。

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    2026年03月21日
  • うるさいこの音の全部

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    途中途中、あれ?これは現実の話?ん?ってなりながら読んでた。高瀬さんの描く人間の意地悪さが本当に大好き。肩書きによって周りの人が変わっていく描写が印象的。

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    2026年03月17日