高瀬隼子のレビュー一覧
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読んだ後のもやもやがすごい。
ある会社のある部署の人間模様を描写した小説。
心も体も弱くて周りから守られる存在の芦川さん、それをよく思わない押尾さん、押尾さんの芦川さんに対する愚痴の聞き役でもあり芦川さんの彼氏でもある二谷さんの三人が主な主人公。芦川さんの守って当たり前な存在感にはイライラする。同じ部署にいてほしくないし、芦川さんの振る舞いや存在を許す職場にいたくない。押尾さんは真面目、私は押尾さんタイプかもな。でも芦川さんと付き合っている二谷さんに彼女の愚痴を言うのは理解できなかった。二谷さんのことが理解できなかった。芦川さんが作る料理やお菓子を全く有難く思っていない。芦川さんの行動や自己認 -
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主人公の二谷は文学部に行きたいと思いながらも理系に行ったり、付き合う人は決まって自己主張が少なくにこにこしていて優しい感じの人という、「こういうのが正解」というのを選択してきている人なんだろうと思った。そこに幸せなどはないが、まぁ正解を選択しているから「良し」なのだろう。
芦川さんは猫を助ける押尾さんに対して「私にはできない」と線引きをしたり、体調が悪くなると帰ることに悪びれることもなく、それらを当たり前にできてしまう感覚や、人数分のお菓子がないのに会社に持ってきてしまうあたり自己満足と欺瞞の塊だ。
芦川さんのような人が職場にいたら私も「うざいな」と思ってしまうと思うが、押尾さんのように晒しあ -
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若い子の恋愛事情に関して綴る短編集で共感できる話、ちょっと理解出来ない話等有りさらっと読めた。
・花束の夜
新卒会社勤めで彼女の居る良い先輩と社内恋愛をするも万人が皆んな先輩に良い感情を持っていない事を知る。そんな先輩が移動となる送別会での花束をお開き後、いらね〜と言って渡されるも捨てるに捨てられず結局花瓶を買って先輩宅の玄関先に戻って置いてくる。
うむ〜軽いノリでの交際での別れで譲られた花束を無言で返す冷めた別れを描く。
・お返し
母友の繋がりで幼少時代から知り合った異性から母親の意のもとバレンタインチョコを貰い続け、大学受験の思春期時代最後となるチョコを貰い告白される。その後、お互い会 -
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5つの短編どれもが、答えがなく、少し後ろめたいような、暗かったり苦かったりするような恋愛感情を描いており、個人的に好みの部類だった。
「花束の夜」では、恐らくこの著者の得意分野であろう会社内での男女のドロドロとした描写がありありと描かれていてもう心を掴まれた気がした。要約すれば、水本はこの先輩に都合よく扱われていたわけなのですが、それには目を伏せるように、その事実に直視しないように様々な事柄に思いを巡らせていく様が、人間味があり、面白かった。
「お返し」では、バレンタインデーにまつわるお話が展開され、好きという想いが成就しなくとも、好きな人の記憶に残り続けることで想いが遂げたものとするという -
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510円でこれだけボリュームあるもの読めたら嬉しいし合う作家にも出会える。まだ全部読めてないけど…!朝井リョウと藤ヶ谷太輔の対談が最高だった。あらゆる感情がかわいいに翻訳されてるってまさにその通りだと思う。言語化を諦めちゃいけないなと改めて思うとともに中々それが難しいんだよなぁ。
ふたえ 高瀬隼子
なんとも不思議な話。テーマが美なのでそれにぴったり(?)な父が二重整形をした。からのもっと大掛かりな整形をする話。それだけなんだけどどうなるんだ?と思って一気読み。高瀬隼子さんの作品は今回が初めてで、実はおいしいごはんが食べられますようにを積読しているのでこれを機に読まないと
あと他にも何個か読 -
Posted by ブクログ
ネタバレ読みながら、ずっと
なんか違うと感じつつ
2日で読み終わる
なんか違うの理由が
読み終わってからわかったわ
まず『花束の夜』は、私なら
花束を渡された時に、「私もいらん」と返す
もし「いる」と思って、もらってしまったら
部屋に飾るくらい、割り切れる
次の『お返し』は、女子目線なら
とっとと告るし
男子目線なら、早い段階で
来年はいらんと伝える
『新しい恋愛』は、そもそも
ロマンチックの何があかんのかが
理解できん
守ってやると言うタイプの男性が
嫌なら、最初から付き合うなよ
結婚しても離婚が目に見える
『あしたの待ち合わせ』
に関しては、ストーカーでしかない
『いくつも数える』
こ