高瀬隼子のレビュー一覧

  • いい子のあくび

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    「あたりまえの日常」を過ごしながら、その「あたりまえ」に違和感を感じ、いらつき、傷ついている人たちの物語。繊細で考えすぎてしまう人たちにとって、いまの社会は生きにくい。

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    2025年12月07日
  • 犬のかたちをしているもの

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     作者の高瀬隼子さんは、芥川賞受賞作の「おいしいご飯が食べられますように」と同様、微妙に社会での生きにくさを感じる、微妙に変な人たちの物語が、絶妙に上手い。おかしな話なんだけど、いつのまにか主人公に感情移入してしまう。

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    2025年12月07日
  • GOAT Winter 2026

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    来月に新刊が発売されると知って、ちょっとペースをあげて読みました

    今回のテーマは『美』

    美しさにも、いろいろあるんだよなぁ
    何をもって『美』とするのかも、個人によって違うし、それに魅了されて転落する人もいるし

    個人的には蝉谷めぐ実さんが気になったので、他の作品も読んでみたいです

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    2026年05月18日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    主人公の旦那が風呂に入らなくなってから物語が少しずつ変化する話。
    読み進めていくと風呂に入らない旦那の生活が書かれている大部分であるが何故か読むと止まらなかった。
    表現のしかたが良く、飽きずに読破できました。
    随所に主人公の回想もあり、読み終えた後の余韻に浸れます。
    改めて小説家の凄みを体感した一冊です。

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    2026年05月09日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    社会人になって、こういう人間関係のどろどろした感じが誰にでも蟠っていることを実感するようになった。終盤の押尾の台詞はとても共感した。それにしても全員性格なかなかだし、芦川さんが結局一番「女」であり恐ろしいと思った…いやご飯不味く感じるのになんで一緒にいるんですか二谷よ………

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    2026年05月01日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    頭の中を意識した時点で自分にすら嘘をついて少しマシなことを考えていたことに自動的にしているそれが普通なんだと思う。この作品はそういう嘘が限りなく少ない…誤魔化さないからこそ怖い。最後の展開は恐怖体験。風呂の文字がゲシュタルト崩壊しそう笑

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    2026年04月30日
  • いい子のあくび

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    田舎なんで、スマホ見ながら歩いてる人には、わざわざぶつかりに行かなきゃ当たらないから、この小説の通りではないけど、横断歩道で止まって待ってるのに停止しない車の運転手はガン見する。さすがに当たりに行きはしないけど。
    自転車で走ってて、右側だけ見て一時停止もせずに進入してくる車の運転手もガン見した上で、今の、ぶつかってたらどう動いてやるかな、みたいな事は考える。
    やな子なんだ、私も。

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    2026年04月29日
  • うるさいこの音の全部

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    いい子のあくびがなかったのでこれをチョイス。
    最初は別々のお話だと思っていた2篇が途中でひとつに重なる時びっくりして、読み返した。
    書き方はすっと入ってくるとは言い難いけど、書き手が自分に対して突っ込む内容に私も、なんでそんなふうに思うの?って突っ込む反面、確かに私もこんな風に思うことあるなーって俯瞰することもあった。
    次はいい子のあくびを読みたい。

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    2026年04月27日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ホラーでもミステリーでもないのにおぞましくて読後感悪い。いかにも芥川賞っぽい。

    私は美味しいものを食べるのは好きだけど、毎日ごはんを食べるのが面倒くさい。
    わざわざ1時間近くかけて作って15分で食べ終わるなら、コンビニやスーパーのお惣菜でいいじゃんと思う。

    そこだけ二谷の気持ちがわかるけど、あとはわからん。

    登場人物、誰も好きになれないし共感できない。
    でもそれが作者さんの手法だろうから、まんまと転がされた。

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    2026年04月24日
  • 水たまりで息をする

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    人はモノじゃないから、どういうことを「壊れた」と定義するのかというのを考えさせられた。
    なんだか当事者達が全部他人事で、みんながみんなどうする?の答えもなく、流されていったんだなと思った。
    ただ、2人にとってそれがいい事なのか悪い事だったのかはもう誰も分からないけれど。

    こういう本は、自分だったらをすぐに考えてしまいがちだが、「お風呂入らなくてもいいかな?」だったら自分の意見が言えるが「お風呂入らないことにした」だったらどうするかなと思った。
    その決定に至るまでの気持ちを教えてほしかったと思うかもしれない。

    最後も、結局はっきりとは誰も教えてくれなかったけど、そうしたかったんじゃないかなと

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    2026年04月21日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    読んだ後のもやもやがすごい。
    ある会社のある部署の人間模様を描写した小説。
    心も体も弱くて周りから守られる存在の芦川さん、それをよく思わない押尾さん、押尾さんの芦川さんに対する愚痴の聞き役でもあり芦川さんの彼氏でもある二谷さんの三人が主な主人公。芦川さんの守って当たり前な存在感にはイライラする。同じ部署にいてほしくないし、芦川さんの振る舞いや存在を許す職場にいたくない。押尾さんは真面目、私は押尾さんタイプかもな。でも芦川さんと付き合っている二谷さんに彼女の愚痴を言うのは理解できなかった。二谷さんのことが理解できなかった。芦川さんが作る料理やお菓子を全く有難く思っていない。芦川さんの行動や自己認

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    2026年04月19日
  • 犬のかたちをしているもの

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    私も子どもが好きではないし、このまま持たない人生なんだろうと思っている。
    育休中の人が職場に子どもの写真見せてくる時の居心地の悪さにすごく共感した。
    ほんとに犬のほうがかわいい。
    ということでとても共感を覚える主人公だったけど、そんな馬鹿な!って要求になし崩し的に適応しようとするのは何で!?の連続だった…
    すいすい読める文章なのにすいすい飲み込めない不思議さがあった。

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    2026年04月19日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    ご飯を通じて人間関係の妙を描いた作品。
    芦川さんとは建前、押尾さんとは本音の付き合いという感じかな。
    会社での人間関係って、こんな感じになってる部分は大いにあると思う。

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    2026年04月18日
  • いい子のあくび

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    最初は「ちょっと厨二病くさいかな」と思ったけれど、最後のシーンはそれなりなイベントがあって、主人公が俯瞰する感じがいきなり地面に撃ち落とされた感じで良かったです。

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    2026年04月12日
  • 新しい恋愛

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    若い子の恋愛事情に関して綴る短編集で共感できる話、ちょっと理解出来ない話等有りさらっと読めた。

    ・花束の夜
    新卒会社勤めで彼女の居る良い先輩と社内恋愛をするも万人が皆んな先輩に良い感情を持っていない事を知る。そんな先輩が移動となる送別会での花束をお開き後、いらね〜と言って渡されるも捨てるに捨てられず結局花瓶を買って先輩宅の玄関先に戻って置いてくる。
    うむ〜軽いノリでの交際での別れで譲られた花束を無言で返す冷めた別れを描く。

    ・お返し
    母友の繋がりで幼少時代から知り合った異性から母親の意のもとバレンタインチョコを貰い続け、大学受験の思春期時代最後となるチョコを貰い告白される。その後、お互い会

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    2026年04月12日
  • 新しい恋愛

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    5つの短編どれもが、答えがなく、少し後ろめたいような、暗かったり苦かったりするような恋愛感情を描いており、個人的に好みの部類だった。
    「花束の夜」では、恐らくこの著者の得意分野であろう会社内での男女のドロドロとした描写がありありと描かれていてもう心を掴まれた気がした。要約すれば、水本はこの先輩に都合よく扱われていたわけなのですが、それには目を伏せるように、その事実に直視しないように様々な事柄に思いを巡らせていく様が、人間味があり、面白かった。

    「お返し」では、バレンタインデーにまつわるお話が展開され、好きという想いが成就しなくとも、好きな人の記憶に残り続けることで想いが遂げたものとするという

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    2026年04月04日
  • GOAT Winter 2026

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    510円でこれだけボリュームあるもの読めたら嬉しいし合う作家にも出会える。まだ全部読めてないけど…!朝井リョウと藤ヶ谷太輔の対談が最高だった。あらゆる感情がかわいいに翻訳されてるってまさにその通りだと思う。言語化を諦めちゃいけないなと改めて思うとともに中々それが難しいんだよなぁ。

    ふたえ 高瀬隼子
    なんとも不思議な話。テーマが美なのでそれにぴったり(?)な父が二重整形をした。からのもっと大掛かりな整形をする話。それだけなんだけどどうなるんだ?と思って一気読み。高瀬隼子さんの作品は今回が初めてで、実はおいしいごはんが食べられますようにを積読しているのでこれを機に読まないと

    あと他にも何個か読

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    2026年04月02日
  • 新しい恋愛

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    ネタバレ

    読みながら、ずっと
    なんか違うと感じつつ
    2日で読み終わる

    なんか違うの理由が
    読み終わってからわかったわ

    まず『花束の夜』は、私なら
    花束を渡された時に、「私もいらん」と返す
    もし「いる」と思って、もらってしまったら
    部屋に飾るくらい、割り切れる

    次の『お返し』は、女子目線なら
    とっとと告るし
    男子目線なら、早い段階で
    来年はいらんと伝える

    『新しい恋愛』は、そもそも
    ロマンチックの何があかんのかが
    理解できん
    守ってやると言うタイプの男性が
    嫌なら、最初から付き合うなよ
    結婚しても離婚が目に見える

    『あしたの待ち合わせ』
    に関しては、ストーカーでしかない

    『いくつも数える』

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    2026年03月29日
  • 水たまりで息をする

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    ずっと設定から気になっていた本。面白かった。魚と夫を重ねている描写が良かった。自分ならどうするかな〜と色々考えてしまった。

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    2026年03月28日
  • 新しい恋愛

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    半笑いの気持ちでそれを受け取った自分を自覚した。このまま彼のロマンチックを受け取り続けたら、重なっていったら、今ある情の上に折り重ねてしまったら、元々恋愛感情があった箇所に余計な澱として溜まってしまったら。
    それこそ本当に、別種類の感情に変化してしまうんじゃないか。そんなふうに思った。

    どこか第三者として達観しているような高瀬さんの文章。残酷で共感するというよりはしたくないという感じ。

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    2026年03月27日