高瀬隼子のレビュー一覧

  • 犬のかたちをしているもの

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    読んでいてずっともどかしいというかしんどかった。
    これを言うと一部の人には怒られるのだろうけど、犬を愛していた愛情と家族や恋人へ向ける愛情を天秤にかけるというか犬を愛していた愛情が最大の愛でそれと同等の愛を家族や恋人へ持てているのだろうかと悩んでいるのがおもしろいなと思った。
    犬って愛情が返ってくるというよりは無性の愛を与える形の愛情で家族や恋人は愛情が返ってくると思うけど、その中でこの話の中で犬と対比して書かれているのが赤ちゃん。
    ただ、無性の愛を与え続けるか愛情が返ってくるかで考えると犬と赤ちゃんは対比関係ではなく同じ分類なのに犬はかわいいが赤ちゃんは可愛いと思えないと描かれているのが純粋

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    2026年03月07日
  • 水たまりで息をする

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    解説を読んで、人はどんな状態であっても生き延びてしまうことの残酷さ、結局は持ち堪えてしまうことを痛感してしまう
    高瀬隼子さんの作品は後味悪いって分かっててもどうしても手に取って読んでしまうのくやしい〜

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    2026年03月03日
  • いい子のあくび

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    いい子エピソードに共感できなかったから主人公の感情を読み取ることが出来なかったけど、こういう女を敵に回したら後がめんどくさいってやつだなぁ〜とは思う。

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    2026年03月02日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    タイトルとは相反してなかなかにおいしくない内容でした。
    日常の中のなんとなくうっすら感じていた「弱いものが得をしているのでは?」という信じたくない仮説が、煮詰まっている本でした。
    自分はこんなに頑張っているのに、なぜ頑張っていないあいつが得してるんだと思う場面は生きてきた中で何度かありましたが、この本を読んだらその情景の嫌な感情だけが炙り出されて残された感覚です。

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    2026年03月02日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ごはんの感じ方が人によって違うという本ね
    おいしいねって言われると、おいしくないとは言えない雰囲気を生み出すよね。わたしはおいしいねって人に強要するタイプだな。
    二谷さんの最後の人選には納得いきませんでした!

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    2026年02月27日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    全然思っていた話と違ってびっくりした。
    わたしも食に興味が無いので、食事=お腹を膨らますというのがあり、正直美味しいものでなくても膨れたらいいかなという考え方だけど、結局二谷が何をしたいと思って行動してるのか意味がわからなかった。
    働いてる上で、芦川さんみたいな人がいたらめんどくさいなと、上司目線で思ってしまった。
    健康に気を遣うのはとても良い事だと言うのはわかるけど、ナチュラルにそれを押し付けられてる気がして、読んでるうちに滅入った。

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    2026年02月24日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    全員薄ら苦手だけど、特に芦川さんは苦手。
    体調悪いのにお菓子は作れるんだーと思って読んでた。
    ひとりで美味しいもの食べに行きたくなった。

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    2026年02月24日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    博多からの新幹線で読んだ。期待以上のものはなかった。食べることに関する職場の話。空気感のリアルさが嫌だった。

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    2026年02月22日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    この行動の意味は?
    この言動の意味は?
    って思うことが多かった。

    一部分しか合致してないけど
    芦川さんみたいなやつはおるな〜
    それが普通に受け入れられている社会や環境に不平等さを感じる。
    それとも、受け入れられているから平等なのか。

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    2026年02月20日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    「何を食べるか考えるのが面倒」、「食べることに時間を費やすのが苦痛」とテレビのドキュメンタリー番組で語る人々を思い出した。

    健康のため、美味しいものを我慢しようと思いつつ、でもやっぱ我慢できない私は、まぁ幸せなのかもしれない。

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    2026年02月19日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    多くの皆さんが思ったであろう、こんな小説と思って買ってない…になりました。
    きっと美味しいご飯の描写が素敵な小説なのだろうと思って手に取りましたが、全く違いました。

    芦川さんへの嫌悪が止まらず、つい本気でイライラしてしまいそうなくらい本当に目の前にいる同僚に思えて、気分は最悪です。すごく嫌な気持ちになります。それくらい人間を描くのが上手な小説でした。

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    2026年02月19日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    読後感がかなり重く、引きずるタイプの作品。いわゆるイヤミスとは違うけれど、静かな不穏さと居心地の悪さがずっと残る。

    湊かなえさんが「イヤミスの女王」と言われているけれど、個人的にはそれ以上に精神的にくるものがあった。人間関係の距離感や感情のずれがとても生々しく、読みながら少し怖くなる場面も多い。

    物語の結末もはっきりした説明があるわけではなく、夫は本当に亡くなったのか、なぜ主人公が必死で探そうとしないのかなど、答えの出ない問いが残る。その曖昧さも含めて、主人公の内面の怖さが印象に残った。

    面白かったというより、「心に残ってしまう」一冊。

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    2026年02月12日
  • うるさいこの音の全部

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    作者の高瀬さんが、この作品のストーリーの中でさらに小説を書いている、と言う“入れ子構造”的な手法をとっています。
    平易な日常会話で綴っているので読みやすいですが、外側の物語と内側の物語が互いに干渉し合う、高度な二重構造となっているので、さすが芥川賞作家!と思う読者と、わかりづらい~という読者がいそうですね。

    私は文中の「その場の空気を読んで相手が求めていそうな、場を丸く収めるようなことを言ってしまう」という、多分、作者自身のお人柄に共感しながら読みました。

    2026年冬 加藤慶吾監督で映画化 公開予定



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    2026年02月11日
  • いい子のあくび

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    1作目の歩きスマホの人への考え方?は私も思ったことあるからすごく共感した
    女性1人で歩いてる時、彼氏と一緒に歩いてる時、確かに全然違うっていうのも実感したことあるし、友人との関係性でキャラや話す内容が変わることも2つの気持ちがあることもわかる〜と思って読んでたけど、終盤までいくと、あまりに考えすぎてるから読んでて疲れてきて、普段考えすぎてる自分もこんな面倒臭い人間なんだと反省した。笑

    2作目はまあ悲しいけど女性あるあるだろうなって感じ。3作目は結婚する前ならわかるって思ってた可能性もあるのかなって感じ

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    2026年02月08日
  • 犬のかたちをしているもの

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    ネタバレ

    推定枚数218枚
    途中からミナシロさんは子どもを渡さないんじゃないか、と思ってたらやっぱり。
    おばあちゃんが危篤になって、「お腹が大きくないから帰れない」と考えるシーンは生々しく印象的だった。子供が他の女とできてしまったからもらってほしい、ということ以上にそれを許される前提で進むことに腹が立つ。主人公の受け身の感じが随所によく出ている。

    ◯印象的な文
    わたしのほしいものは、子どもの形をしている。けど、子どもではない。子どもじゃないのに、その子の中に全部入ってる。
    →セックスが苦手なのに子どもを産まなければいけないのか、産んだら両親は喜ぶし社会は優しくなるし悩まなくて済むだろう。そもそも選ぶの

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    2026年03月01日
  • いい子のあくび

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    2026 4冊目

    久しぶりに読みたくなったので。

    今まで自分がモヤっと感じたことが物語ででてくる場面がいくつかあって、共感できた。

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    2026年02月06日
  • GOAT Winter 2026

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    (途中で読むのをやめてしまった作品もいくつかあるけど)以下、私的に良かった作品。

    ※敬称略
    ・ふたえ(高瀬隼子)
     “お父さんが整形”という衝撃的なテーマを扱いながらも、エンタメとして消費せず、主人公と父親のリアルな心の動きにフォーカスしてたのが良かった。自分に刺さりまくった「おいしいごはんが〜」とまさか同じ作者さんとは。

    ・ハッピーエンドの小説(金子玲介)
     前半は一風変わった主人公の行動にクスクス笑いながら読めてたけど(特にコールセンターのポケモンの話好き)、ラスト1、2ページがぞわぞわする…。
    金子さんの作品はこれで3作目だけど、笑いとシリアス、ゾワッとさのバランスがいつも絶妙。

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    2026年02月01日
  • うるさいこの音の全部

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    読んでいて混乱しまくり!
    そもそもこの物語はフィクションなのか私小説なのかも分からなくなってくる。
    著者の策略に見事にはまり迷宮に迷い込んでしまったようだ。

    長井朝陽は文学賞を受賞し作家になることで、それまで気にならなかった日常の些細な言動がノイズに変わっていく過程がじわじわと行き場を失くしていくように描かれている。
    一見、著者の実体験をもとにした華やかなサクセスストーリーかと思いきや著者はそんな甘い夢を見させてはくれない。
    そこにあるのは「言葉の恐怖」だった。

    特に印象的だったのが中華料理屋の息子の話。
    まるで朝陽の話のように描かれているが作中劇との境界線がはっきりせず作中劇と現実が雑音

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    2026年01月30日
  • うるさいこの音の全部

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    現実なのか、小説の中の小説の話なのか分からなくなってしまって少し難しかった。小説家として見られたい自分と、本当の自分として見られたい部分がごちゃ混ぜになってて生きづらそう。自分で自分を苦しめている感もあったけど、わからなくもないなぁって思った。

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    2026年01月28日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    うーんスッキリしなかった!
    夫はラストどうなるの?
    そもそも何でお風呂に入れなくなったんだろう?
    がハッキリとは解明されないので、最後の最後までモヤモヤから解放されなかった。

    、、でもそう言いつつも、やっぱり面白くて読み終えてしまった。隼子にしてやられました!

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    2026年01月17日