高瀬隼子のレビュー一覧

  • おいしいごはんが食べられますように

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    何度かこの本のタイトルを耳にすることがあり、
    ずっと気になっていたため購入。

    あらすじも何も見ず聞かずで読み進めたので、途中からタイトルとのギャップに驚いた。
    ごはん系のゆるっと日常系のエッセイかな?と思ったら大間違い。良い意味で裏切られたので私としてはかなり引き込まれた。

    メインとなる3人の登場人物。
    気色悪い(褒めてる)人間関係に読者はグサグサくると思う。実際にわたしも読んでいてモヤモヤ。グサグサ。

    その気色悪さを食べ物を通じて書かれている。
    これもまたモヤモヤグサグサと刺さるような食事シーンの書き方。すごい。

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    2026年07月26日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    人間の愚かしさてんこ盛りの作品。狭い人間関係をあそこまで細かく描写すると、会話の隙間にある企みも透けて見えて浅ましいなと思えてしまう。ザ・本音と建前。あんな人間関係嫌だなぁ、弱さを支えておかないと亀裂が入ってしまう人間関係は。弱さが原因でもあるし、それを取り囲む弱さを正義心やルールに縛られ過剰にあげつらうのも嫌。それをご飯を通じて描かれるなんてタイトルと内容の温度差すごい笑。こんな職場に出会ってなくて本当によかったし、これからも出会いたくない。

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    2026年07月27日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    自分自身を芦川さんに重ねてしまう部分も、押尾さんに重ねてしまう部分もあった…。ただ芦川さんが体調不良を理由に早退したのに、お菓子を作って翌日配っていたのには『えぇ?!』となった。いやいや、家でお菓子作れるなら(しかもお詫びの気持ちというより、趣味ですよね)早退するほど体調悪くないのでは?と思ってしまう。押尾さん以外の社員で芦川さんに嫌気がさしている人はいないのかな…。メンタルや身体が弱い人を排除するのは違うけど、弱い側が弱いことを盾にしているのは…理不尽だなぁと感じた。

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    2026年07月27日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    日々の職場の人間関係を、食を通して表現されている、あるあるな話。
    20代の頃仕事で抱えたモヤモヤ感が、言葉で表現されており、こんな感情あったなあと、思い出しました。正義感強めの後輩の思いやイライラはよく分かる。しかし、その場にいたら、ことなかれ主義で、動くんだろうなと思った。
    最後は、不消化さも残りつつ、面白い作品度と思った。

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    2026年07月23日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    題名からは想像できない内容で驚いたが、どこの職場にもありそうな人間関係や価値観の違いが描かれていて興味深かった。登場人物の中では自分は二谷に少し似ていると感じた。しかし、二谷は芦川さんが職場の人に作ったケーキを捨てたり、すぐに体調不良を理由に早退し、周囲から「守ってあげたい」と思われるような振る舞いを嫌がったりするほど否定的に思っているのに、それでも恋人として付き合い続けていることが最後まで理解できなかった。

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    2026年07月22日
  • いい子のあくび

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    ぶつかったる」から始まるこの一冊。
    なんだ?この主人公は。と思ったけれど、
    女性として生きる上で生きにくい部分だったり、
    世の中のルールを守れない人のために
    守ってる人が割を食う世界だったり。
    確かに共感できる部分がたくさんあった。

    生きづらいよなあ。外の世界って。

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    2026年07月22日
  • いい子のあくび

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    表題作「いい子のあくび」は、うーん、気持ちはわかるけど普通に性格が悪いと思う(笑)
    少なくともいい子ではないのでは?というのが正直なところ。
    3作目の「末永い幸せ」の主人公の結婚式嫌いの理由はめっちゃ分かる〜〜〜と思いながら読んでました。

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    2026年07月21日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    皆んな自分の仕事のあり方が正解だと思ってる、って刺さりました。それでも頑張れない人の分は出来ちゃう誰かがやらないといけないんですけどね、会社って、、頑張って働く、、

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    2026年07月20日
  • いい子のあくび

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    共感できる部分もあるけどここまではいかないよなぁと思う。ここまではいかないよなぁと思える点においては、ある意味で世の中のいい子を救っているのかもしれない。

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    2026年07月21日
  • いい子のあくび

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    私も、いい人って言われると安心します。

    「あ、この人の前ではちゃんとできてる。よしよし」

    でも同時に、生きるのが少しずつ窮屈にもなります。

    「この人の前ではもうそういう人で居続けなきゃ」
    ってなるから。

    全部曝け出してもみんなが変わらずにいてくれるなら、楽になりたいなぁ。

    と言う感想でした。

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    2026年07月20日
  • め生える

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    生きていると「もう終わりだ」と感じる瞬間は何度もある。それでも実際には翌日を迎え、日常は続いていく。

    苦しみは消えるものではなく、抱えたまま生きていかなければならない。そのためには、自分なりのはけ口や苦しみとの付き合い方を見つけて乗りこなす必要があると言った占い師の言葉が、とても腑に落ちた。

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    2026年07月20日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    この『おいしいごはんが食べられますように』を読んでいると、なんとも言えない息苦しさを感じました。劇的な展開はないものの、オフィスに潜む「平坦でありながら刺さるようなリアルさ」が見事に描かれています。

    「手作りスイーツ」や「か弱さ」を武器にする芦川さんや、頑張りすぎて逆に損をしてしまう押尾さん。こうした人間関係の駆け引きは、現実の職場にもありふれています。

    最も共感したのは、社会が「弱者には優しくすべき」「一緒に食べるごはんは素晴らしいものだ」と決めつけている点です。こうした強要された「ポジティブさ」は、かえって目に見えない重圧となります。この小説は、私たちが日常の人間関係で口に出せない疲労

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    2026年07月15日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    タイトルから、ふんわり、温かいお話かと思ったが、内容は背筋も凍るホラーだった。

    一穂ミチ先生が書かれた「あなたに出会いませんように」という強烈なタイトルの解説は、さすが一穂先生。見事。まさに、同感。

    芦川さんがいる職場がホラーなことは言うまでもないが、二谷はなぜ、付き合ってる?

    二谷は、芦川さんに対して最後の結びで

    「揺らがない目にまっすぐ見つめられる。幸福そうなその顔は、容赦なくかわいい。」

    と締めくくっている。

    二谷がわからなすぎる。

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    2026年07月14日
  • 水たまりで息をする

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    不思議な、だけどリアルな夢を見たような読後感。少し映画「怪物」を思い出した。
    やっぱりこの作者はすごい、これを思いつける、書けるのがすごいと思う。どういう思考回路で、何を考えて書いているんだろう

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    2026年07月13日
  • おいしいごはんが食べられますように

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     どこにでもある会社のどこにでもあるリアルでしんどい人間関係の話。登場人物誰にも共感できず、魅力的でもないのにスルッと読めてしまう。所謂"ごまめ"側の人間としては苦笑するしかない。
     働けなくなった人間が何万人もいるのなら、それは社会側の構造が悪く限界が来ているのだ、という話を思い出した。妻が生活の一切を受け持ってくれる健康な成人男性を前提とした働き方は、もう無理なのだ。

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    2026年07月11日
  • 水たまりで息をする

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    「自分は何をどうしたいのか」を考える時、

    「普通の人ならどうするか」
    「他の人から見たらどう見えるか」
    「どういう答えを出せば、自分が思う“いい人”っぽくなるか」

    みたいなことが頭の中でぐるぐるして、結論を出すことが多い。

    けど、それを繰り返すと、
    「結局私という人間はなんなのか(裸の自分はどんな姿をしているのか)」が、本当に分からなくなる。

    そんな私にとって、
    川で裸になって水浴びをする(水浴びをできる)研志さんは、なんだか不思議と羨ましい存在に写りました。

    人が、“純度100パーセントのその人自身”であり続ける、ということが本当に難しい現代。

    都会でも田舎でも、
    人と関わりを持

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    2026年07月09日
  • 犬のかたちをしているもの

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    とても読みやすい文章。
    登場人物みんなに感情移入できなかったし、終始心がザワザワするけど実際にこういうことあるんだろうなというリアルさもある。

    独特な感性と文章力を持つ高橋さんの本癖になる。

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    2026年07月09日
  • 水たまりで息をする

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    普通に生きるってとても難しい。
    何か些細なことをきっかけに狂ってしまう、元の生活に戻れなくなるって誰にもいつでもありうるこんな世界。

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    2026年07月09日
  • 犬のかたちをしているもの

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    この本に出てくるメインキャラクター、
    誰も好きになれないし誰にも共感できない。

    こんなにセックスにフォーカスする作品をはじめて読んだ。行為がなくなっても愛は続くと私も思う。
    でも欲は残るわよね。そこもとても理解。
    とは言いつつもさ、主人公は頑なだし、
    田中もなんでそこいく?とツッコミたくなるし、
    ミナシロは1番想像つきやすいけど性格悪すぎて、
    会話シーン全部ムカついた。笑

    ちなみにラストシーンの後味も、とても悪い。
    なんとなく予想もしたけどさ、
    こんな奴に人生を狂わされるのはいやだ。
    彼氏が一夜の過ちであっても、
    ミナシロを選んだ時点で別れたほうがいい。

    田中なんかより大学案内してくれた

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    2026年06月29日
  • 犬のかたちをしているもの

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    人間の赤ちゃんよりも、隣にいる犬のほうが可愛い、か。私は動物が好きではない(興味がない)から、断然人間の赤ちゃんのほうが可愛い。
    動物が嫌いだと言うと信じられないと言われるけど、だって私はそうなんだから仕方ないじゃんという気持ち。
    子供が好きじゃない女性も同じかもなあ。女性だから子供を産まなきゃいけない、女性だったら母性がある、なんて押し付けられても困る。

    同じ作者の「いい子のあくび」を先に読んだのだけど、それも女性として生きることの息苦しさや割の合わなさ、東京人の周囲への関心のなさが同じように描かれていた。
    逆に男性であるがゆえの生きづらさってなんだろう。そんな小説があれば読んでみたいと思

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    2026年06月22日