高瀬隼子のレビュー一覧

  • 犬のかたちをしているもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    たしかに人間の子供より犬ほうが絶対とてつもなく可愛い。ただ、まだ見ぬ我が子の可愛さは計り知れない。
    彼氏の浮気相手の作った子供を育てて欲しいとお願いされ、浮気相手と何度も会いやり取りを交わし、仕事や彼氏との日々をこなす中で子供を育てる決心をつけたが結局浮気相手は自分で産み育てると決める。彼氏に父親になって欲しいと浮気相手は頼んだが、彼氏は浮気相手と子供を選んだのか、私を選んだのかは明かされていない。

    0
    2025年08月08日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    高瀬隼子さんの小説家になるまでとなってからの周囲の反応に日々頭を悩ませる様子や小説家として生きていくと決意するまでが描かれている。その逡巡があって読んでいて共感できる部分があった。

    0
    2025年08月05日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    【読まれたいのに「わたし」を知られたくないなどというのはずるいのだろうか】
    小説家デビューし、テレビに出演したことで、周りの世界が一変する。自分の知らないところで、不特定多数の人間が自分の事を話題にする気味悪さは計り知れない。たとえポジティブな内容だとしてもどこか気持ち悪く鬱陶しい。それは鳴り響いて止まることのない騒音、まるでゲームセンターに閉じ込められているみたいに。読後、以前とある芸名を使用する女優さんが「本当の自分と芸名の自分と演じている役の境目がわからなくなる」と言っていたのを、ふと思い出した。

    0
    2025年07月28日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    自分の心がわからず、他人の目ばかり気になって、ウケようとして嘘に嘘を塗り重ねたり近所の外国人店員にちょっかいかけたりする主人公のこと、読んでて呆れつつもなんかちょっと分かるなとも思う。普通に会話をしていたのに主人公の中学校時代からの友人(名前を忘れた)の機嫌を急に損ねてしまうところがめちゃくちゃ怖かった。

    0
    2025年06月23日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

     高瀬隼子さんといえば、現代社会に於けるリアルすぎる程にネチネチとした人間模様や、特殊な設定にしてまでも訴えたい多様性のあり方と、主にこの二つが主要なのではないかと私が思う中、本書はどちらも満遍なく取り入れた意欲作で、これは内容とは裏腹にとても気合いの入った作品なのではないかと感じたのも、私にはまるで高瀬さんが何かと闘っているような印象を受けたからなのだが、その物語は、お世辞にも人間の可能性や素晴らしさを謳ったものではない、寧ろ、その真逆に近いものである点に、また彼女の反抗心を見たような思いがしたのである。

     ゲームセンターで働く小説家「朝陽」の物語は、この設定を見るだけでも特殊性が高いよう

    0
    2025年05月23日
  • 犬のかたちをしているもの

    QM

    ネタバレ 購入済み

    タイトルの「犬のかたちをしているもの」、これは主人公の愛の形なのかなぁ。話の主旨とは違うかもしれないけどミナシロさん最後ちゃんと離婚してくれたのかしら、そこだけめっちゃ気になる。

    0
    2024年09月19日
  • いい子のあくび

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    この世の理不尽さにイライラし、頭を抱える日もありましたが、この本の主人公はそれ以上にイライラしていてちっぽけに感じた。

    0
    2025年12月20日
  • いい子のあくび

    Posted by ブクログ

    「あたりまえの日常」を過ごしながら、その「あたりまえ」に違和感を感じ、いらつき、傷ついている人たちの物語。繊細で考えすぎてしまう人たちにとって、いまの社会は生きにくい。

    0
    2025年12月07日
  • 犬のかたちをしているもの

    Posted by ブクログ

     作者の高瀬隼子さんは、芥川賞受賞作の「おいしいご飯が食べられますように」と同様、微妙に社会での生きにくさを感じる、微妙に変な人たちの物語が、絶妙に上手い。おかしな話なんだけど、いつのまにか主人公に感情移入してしまう。

    0
    2025年12月07日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    不穏な空気に誘われて読み進めたが、期待は不発。本当にかわいそうな息子の人に、笑えない市長の電報。線も引けず、ドッグイヤーもなし。なんで手に取ったんだっけ…

    0
    2026年03月22日
  • GOAT Winter 2026

    Posted by ブクログ

    文芸誌GOATの第3弾。愛、悪に続いて美がテーマ。人間の本能的な欲求に近い愛、悪とは異なり表面的なものではあるが、本号を読むと美も人間の本質的な繋がりを実感させられるテーマでした。次号も期待です。

    0
    2026年03月21日
  • 新しい恋愛

    Posted by ブクログ

    会社の先輩と関係性に名前がないまま身体の関係だけを持ってしまったり、ロマンチックなのが嫌で結婚に少し億劫だったり、歳の差婚した上司への羨望の反面、引いてる世間体を気にしてぐるぐるした思いを抱えていたり…純粋な恋愛と呼べるほど綺麗でなくドロっとした人間関係をリアルに描いた短編集。高瀬さんは少し歪な感情やうわべだけの人間関係を描くのが本当にお上手だと思う。でも人間誰もが感じるようなリアルさがあるので共感できる。表題作が1番怖かったな。父親の不倫を知りながら、素敵でロマンチックという小学生の娘にぞっとしました。

    0
    2026年03月21日
  • おいしいごはんが食べられますように

    Posted by ブクログ

    3.3くらい
    ゆったりまったり系の食べ物に関するエッセイとかそんなもんだと思って手に取ってみたら結構想像と違っていてびっくり。食に関する考え方ってこんなに顕著に性格や生き方に影響されるのかなぁ?わからないけれど、なんとも煮え切らない終わり方だった。

    0
    2026年03月20日
  • おいしいごはんが食べられますように

    Posted by ブクログ

    登場人物が全体的にどうにも好きになれない、逆に言えば湿っぽく解像度が高い本だと感じた。
    気持ち悪さの言語化が上手いなぁと思った。
    社会人になって再読したらこの本の見方が変わるだろうか。

    0
    2026年03月18日
  • うるさいこの音の全部

    Posted by ブクログ

    途中途中、あれ?これは現実の話?ん?ってなりながら読んでた。高瀬さんの描く人間の意地悪さが本当に大好き。肩書きによって周りの人が変わっていく描写が印象的。

    0
    2026年03月17日
  • おいしいごはんが食べられますように

    Posted by ブクログ

    結構しんどくなる。
    自分は食べることは好きなほうだと思っているけど、他人を使って自己満足するための善意ある正しく丁寧な価値観の押し付けは忽ち飯を不味くする。

    美味しい食事ではなく同じ空気を食わされている表現。狭い世界で換気できないとその空気の中でどれだけ耐え凌ぐか生き延びるための手段を選んだ結果ずーっと息が詰まっている。

    解説で『どうか小説の中だけの人でいてください。』
    と述べられている。が、狭い・人手の少ない環境下で過ごした経験がある人は大概やり方は違えど芦川さんのような人間に覚えがあるのではないだろうか。

    弱者のように振る舞える強い人間の処世術。
    我慢はしないに越したことはないという

    0
    2026年03月14日
  • おいしいごはんが食べられますように

    Posted by ブクログ

    この本で感じたことを、ちゃんと言語化できるようになりたい。

    生きることを強制させられているような感覚に嫌気がさしながら、それを甘んじてどころかポジティブに受け入れている人に対して憧れと妬みを感じる。

    みたいなことなのか、と、、

    0
    2026年03月14日
  • おいしいごはんが食べられますように

    Posted by ブクログ

    読んでいる途中は、自分は食べることが好きだと思っていたけれど、
    本当にそうなのか?
    忙しくても必死にごはんを作るのはすごい嫌いだな、そういうときはなんでもいいからさっさとごはんを済ませたいと思うから、あまり食べることが好きじゃないのかなとか思ってしまった。
    読み終えたときには、でもやっぱり食べることは好きだな、と思った。
    結局何が言いたかったのだろうというのが私にはよくわからないままだったけど、読みやすくてあっという間に読んでしまった。

    0
    2026年03月13日
  • いい子のあくび

    Posted by ブクログ

    わたしの中の痛いとこついてくる話だった。いい子に思われてるのがわからない。決して外には出さないけれど思考の中はずうっとやな子で。わたしもそうだ同じだって思うから。
    上っ面はいい顔してるのに心の底では嫌いだとか早く終わらないかなとか思う時があるから、自分がこう思うってことは他の人も思ってるんだろうなって。だから他人のことを心から信頼できることは少ないし、あったとしても年月がものすんごいかかってしまう。結果自分だけで完結する方が楽だと思っちゃうんだ

    0
    2026年03月12日
  • おいしいごはんが食べられますように

    Posted by ブクログ

    おいしいごはん♪私も食べたい♫という軽い気持ちで読んでみましたが、蓋を開けたら見事なヒトコワ作品でした笑

    登場人物一人一人に対し、なんでそうなる?という気持ちが止まりません。

    誰のことも理解できないし、好きになれない。
    恐ろしい小説です(褒めています)

    胸騒ぎの止まらない小説を求めている方はぜひ読んでみてください!

    0
    2026年03月09日