高瀬隼子のレビュー一覧

  • 水たまりで息をする

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    お風呂に入らなくなった夫と、どこまでも見守る妻との物語。
    夫を見守る妻の心の揺れ動くさまが緻密に書かれており、読者に息苦しさを感じさせる。
    大切にされても死んでしまうし、大切にされなくても生きてしまう。
    普通の定義とは何なのか、生きることの難しさを感じさせる一冊だった。

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    2026年05月31日
  • GOAT Winter 2026

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    小説と小説の合間を縫って本号もようやく読み終えました。「美」がテーマと言うことで外見の整形や美容の話、内面の優しさや愛の話、沢山面白いお話に出会えました。

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    2026年05月31日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    タイトルと内容が違いすぎて詐欺まである笑
    気持ちはわかるけどやり方があんまりだよ〜
    こんな職場あったら終わり。
    登場人物が全員好きになれない。
    スイーツは全部美味しそうなのに、、人間って怖いなっておはなし。

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    2026年05月28日
  • 水たまりで息をする

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    いつ自分にもそうなるきっかけに出会うかわからない。
    人ごとじゃないなと感じた。

    いじめ問題など、した側は悪いことをしたとも思わず、何も考えずに今まで通りの生活がてきる。
    された側は辛い感情を忘れることができず、生きていかないければならないのが不公平だ。

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    2026年05月28日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    共感したり驚いたりしながら読み終えて、いま、「自分のこの読後感は世間のみなさんが感じているのとは違うのではないか、致命的にズレているのではないか」と不安になっています。

    いつかどこかで読み直してしまうような気がしています。

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    2026年05月27日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    サクッと読める。
    でも、結構胸糞悪い気分にはなる
    あまりにリアルで心理描写がすごく心にじわじわと襲いかかってくるからなんだけど。
    それをこの短さで完結するのすごいとは思うよね

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    2026年05月27日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    この本に書かれている出来事たちに対して、共感すると安易にいっていいものか、わからないけれど、たしかにわかる部分があり、そして自分には相容れない部分もあり。複雑な気持ちになった。

    芦川さんと押尾さんの関係、自分はまだまだ学生だが社会人でない自分にも理解できることである。
    そして自分は押尾さん側なのだと思う。
    自分も押尾さんのバックグラウンドと同様、厳しい体育会系集団に所属してきた経歴が長い。思えば、自分の人生の半分以上、なんらかの体育会系の括りに縛られる側だった。

    その経験もあってか、私も全体のことや自分の成長を考えれば、多少の自己犠牲は致し方のないものだと思っている。体調が多少悪くても責任

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    2026年05月27日
  • 水たまりで息をする

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    何も明かされないまま終わってしまい、
    でも、それでいいんだろう。というのが読み終わり直後の今の気持ち。
    なるようになるしかないだろうという諦めなのか、なるようになってしまえという期待なのか。
    どちらとも取れる話だったなあと思う。
    一見思い入れはないように見えるけど実は心のどこかにきちんと大切に想っている部分が人間にはきっとあるんだろう。そうであって欲しい。

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    2026年05月26日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    今まで読んだ小説の中で、最も気持ちの悪い小説だった(笑)
    良い意味でも悪い意味でも。
    自分も食に関してはあまり拘りはなく毎日同じメニューを食べているし、行列をつくってお店に並んでいる人たちのことを内心馬鹿じゃないのか?と思ったりもしている。
    こういった部分では二谷というキャラクターに共感できたが、他の部分では全く共感できなかった。
    まず、なんでこいつは芦川と付き合っているのか(笑)
    嫌ならさっさと別れればいいのに。
    わざわざ芦川のスイーツを捨てるのも幼稚だし、押尾に関しても同じ印象を抱く。
    確かに、芦川みたいに仕事もロクにこなしていないくせに、毎日スイーツ持ってくるような周りの見えていない脳内

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    2026年05月26日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ

    あんまり会ったことはないけど、こういう人はいるよなあと芦川さんを見ていて思った。弱いことは罪ではないけど、その弱さのぶんの負担を引き受ける人たちに対して、その人たちが肩代わりしたからできた時間で作ったお菓子をあげる神経がすごいなと思った。
    私の考え方はどちらかといえば押尾さん側だと思う。私もかなり弱いけど、それを隠さないといけない強くあらねばいけないと思って生きていて、誰かが弱さを全面に出して恩恵を受けるのを見てイライラする。
    でも、心を病んで休職し復帰した時の自分は芦川さんだったかもしれない。でもその扱われ方は、いつ爆発するかわからない爆弾をそっと運ぶような感じだったし、私はそれに対してお菓

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    2026年05月24日
  • 新しい恋愛

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    花束の夜が好きだったな〜。
    誰かとの恋愛を終わらせる時に、自分の恋の終わり方はこの終わり方、と幕を引くための決め事がとても素敵だった。
    どんな恋愛の終わり方もどんな新しい恋愛も、自分らしいのが1番いい。

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    2026年05月21日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    気持ち悪さが詰め込まれた、まさしく社会の縮図といえる作品。

    ある会社の狭い人間関係の話。
    「前向き」なこのタイトルは皮肉としか言いようがない。

    「弱者」は守ってあげなければかわいそう。
    弱者は誰から見ても弱者であり、それを蔑ろにする人間が現れた時により弱者になる。
    だから守ってあげないと。
    それは共感しないことも許されないが、共感することも許したくない、という思いが渦巻いた。
    この作品に自分の感情を介入させたくない、背けてしまいたい、そんな感情を抱かせる気持ち悪さがある。

    自分で読むのには自分の脆さが炙り出されてこれはこれで良い読書体験だったと言いたいが、決して人にお勧めはしたくない作品

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    2026年05月21日
  • GOAT Winter 2026

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    来月に新刊が発売されると知って、ちょっとペースをあげて読みました

    今回のテーマは『美』

    美しさにも、いろいろあるんだよなぁ
    何をもって『美』とするのかも、個人によって違うし、それに魅了されて転落する人もいるし

    個人的には蝉谷めぐ実さんが気になったので、他の作品も読んでみたいです

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    2026年05月18日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    主人公の旦那が風呂に入らなくなってから物語が少しずつ変化する話。
    読み進めていくと風呂に入らない旦那の生活が書かれている大部分であるが何故か読むと止まらなかった。
    表現のしかたが良く、飽きずに読破できました。
    随所に主人公の回想もあり、読み終えた後の余韻に浸れます。
    改めて小説家の凄みを体感した一冊です。

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    2026年05月09日
  • 水たまりで息をする

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    ネタバレ

    頭の中を意識した時点で自分にすら嘘をついて少しマシなことを考えていたことに自動的にしているそれが普通なんだと思う。この作品はそういう嘘が限りなく少ない…誤魔化さないからこそ怖い。最後の展開は恐怖体験。風呂の文字がゲシュタルト崩壊しそう笑

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    2026年04月30日
  • うるさいこの音の全部

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    いい子のあくびがなかったのでこれをチョイス。
    最初は別々のお話だと思っていた2篇が途中でひとつに重なる時びっくりして、読み返した。
    書き方はすっと入ってくるとは言い難いけど、書き手が自分に対して突っ込む内容に私も、なんでそんなふうに思うの?って突っ込む反面、確かに私もこんな風に思うことあるなーって俯瞰することもあった。
    次はいい子のあくびを読みたい。

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    2026年04月27日
  • 水たまりで息をする

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    人はモノじゃないから、どういうことを「壊れた」と定義するのかというのを考えさせられた。
    なんだか当事者達が全部他人事で、みんながみんなどうする?の答えもなく、流されていったんだなと思った。
    ただ、2人にとってそれがいい事なのか悪い事だったのかはもう誰も分からないけれど。

    こういう本は、自分だったらをすぐに考えてしまいがちだが、「お風呂入らなくてもいいかな?」だったら自分の意見が言えるが「お風呂入らないことにした」だったらどうするかなと思った。
    その決定に至るまでの気持ちを教えてほしかったと思うかもしれない。

    最後も、結局はっきりとは誰も教えてくれなかったけど、そうしたかったんじゃないかなと

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    2026年04月21日
  • 犬のかたちをしているもの

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    私も子どもが好きではないし、このまま持たない人生なんだろうと思っている。
    育休中の人が職場に子どもの写真見せてくる時の居心地の悪さにすごく共感した。
    ほんとに犬のほうがかわいい。
    ということでとても共感を覚える主人公だったけど、そんな馬鹿な!って要求になし崩し的に適応しようとするのは何で!?の連続だった…
    すいすい読める文章なのにすいすい飲み込めない不思議さがあった。

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    2026年04月19日
  • 新しい恋愛

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    若い子の恋愛事情に関して綴る短編集で共感できる話、ちょっと理解出来ない話等有りさらっと読めた。

    ・花束の夜
    新卒会社勤めで彼女の居る良い先輩と社内恋愛をするも万人が皆んな先輩に良い感情を持っていない事を知る。そんな先輩が移動となる送別会での花束をお開き後、いらね〜と言って渡されるも捨てるに捨てられず結局花瓶を買って先輩宅の玄関先に戻って置いてくる。
    うむ〜軽いノリでの交際での別れで譲られた花束を無言で返す冷めた別れを描く。

    ・お返し
    母友の繋がりで幼少時代から知り合った異性から母親の意のもとバレンタインチョコを貰い続け、大学受験の思春期時代最後となるチョコを貰い告白される。その後、お互い会

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    2026年04月12日
  • 新しい恋愛

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    5つの短編どれもが、答えがなく、少し後ろめたいような、暗かったり苦かったりするような恋愛感情を描いており、個人的に好みの部類だった。
    「花束の夜」では、恐らくこの著者の得意分野であろう会社内での男女のドロドロとした描写がありありと描かれていてもう心を掴まれた気がした。要約すれば、水本はこの先輩に都合よく扱われていたわけなのですが、それには目を伏せるように、その事実に直視しないように様々な事柄に思いを巡らせていく様が、人間味があり、面白かった。

    「お返し」では、バレンタインデーにまつわるお話が展開され、好きという想いが成就しなくとも、好きな人の記憶に残り続けることで想いが遂げたものとするという

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    2026年04月04日