飲茶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレニーチェをここまで分かりやすく、しかも面白く解説している本はないのでは。
一気読みした。
一章
哲学には白哲学と黒哲学がある。
白哲学は物事の本質を考える。
黒哲学は現実存在(実存)について考える。
黒哲学は白哲学を批判するための反逆の学問
二章
ありもしない架空の価値観を信じて不幸になっていないか。
人間は実存であり、生まれながら「生きる意味」はないが、それをそのまま受け止めると「ニヒリズム(虚無主義)」になり、「生の高揚(充実感)」を失う。
「神は死んだ」宗教、恋愛、仕事、人生のあらゆる絶対的な価値は必ず壊れる
三章
「奴隷道徳」とは「嫌なことに文句を言わず受け入れる人が善い」という -
購入済み
初学者には分かりやすい一冊
当初どの哲学者の本を読もうかと考えていた時にこの本の存在を知りました。どれを読むべきか分からない時にこの本のように概要をざっとまとめてくれかつ分かりやすい本は初学者にとって適切な本ではないかと思います。色々な哲学者の生き方や考え方を知ることができ、次に読みたい哲学書も決まりました。
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購入済み
善い
たまたまネットの記事で目にして面白くて買った
正義とは何かって考え出したらキリ無いものに1つ提案してくれる本だった。
本をあまり読み慣れてないいない僕でも分かりやすく読むことができた。
簡単には哲学に触れてみたい人にオススメします。
是非最後まで読んでほしいです。
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Posted by ブクログ
飲茶氏の哲学入門書はこれまでにも何冊か読んでおり、どの入門書よりも一番腹落ちするスタイルだったので、国民への自粛要請が2021年度になっても継続し為政者への不信感が募るなかで、飲茶氏がこれからの時代をどのように見通しているのかを知りたくなり購入。
本書はそのタイトルから、いわゆる中学生でもわかるような「十四歳本」を連想するが、著者が冒頭で述べているように、そのような目的で著された哲学入門書ではない。
その名を歴史に刻んだ大哲学者でも、「十四歳(=厨二)レベルの発想」によって持論を構築・展開してきたということを強調したいが故のタイトルだというのであるからいかにも飲茶氏らしい。
内容は、近現代 -
Posted by ブクログ
哲学史の歴史的な流れが分かりやすく書かれているため、ストーリーで理解できる。
A哲学の誕生→A哲学は正しくない、正しいのはB哲学だ→B哲学は正しくない、正しいのはC哲学だ...の繰り返しで発展してきた哲学だが、ポスト構造主義でそのサイクルが止まった。
サイクルは止まったが、今後の哲学として考えるべきお題が明記されているため、これについて考えてみようと思う。
以下、メモ
■合理主義
“経験する“ということが成立するためには、“時間と空間という概念“が前提として必要であり、これらの概念が人間の中に最初から存在していなければ、そもそも経験すること自体が不可能である by.カント
私が認識し -
購入済み
すごく読みやすいです。
哲学とかニーチェとか聞いたことはたくさんありますが、正直全然ピンと来なかったんです。
この本は対話文になっていて、表紙の子も哲学にくわしくないので、いろいろ私のかわりに質問してくれる感じがします。そのためいちいち用語とか探しながら読む必要がなくてよかったです。