【感想・ネタバレ】正義の教室のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年03月28日

自由、平等(功利主義)、宗教の三つの価値観を主人公と3人の登場人物が議論を交わす形で話を展開していくので、わかりやすくてめちゃ面白い。

功利主義には、幸福度を客観的に計算できるのかという問題、身体的な快楽が本当に幸福だと言えるのかという問題、強権的になりがちになるパターナリズムの問題がある。

...続きを読む由主義には、富の再分配の停止による格差の拡大や弱者が排除される問題、自己責任や個人主義の横行によるモラルの低下という問題、当人同士の合意による非道徳的行為の増加の問題がある。

人類の歴史を遡れば道徳、つまり善や正義といった理想を持っている人間の方が悪人よりも大勢人間を殺している。 ニーチェは、神や善や道徳を普遍的なものではなく、支配者が人間に都合よく大人しくさせるための抑圧の道具に過ぎないと主張し、現実の存在に目を向けた生き方をせよと訴えた(実存主義)。これ以降の哲学史において、超越的な存在を肯定する哲学は全く出てこなくなった。

ロールズは、無知のヴェールによる思考実験を行うことにより、差別をせず、自由を保障するという自由の原理と、社会的・経済的不平等が最も不遇な人にとって最大の利益になるような形で存在するのであれば認めるという格差原理の二つが、万人共通の正しさとして浮かび上がってくるだろうと結論付けた。

構造主義は、人間は何らかの社会構造に支配されており、決して自由に物事を判断しているわけではないと考える。ミシェル・フーコーは「監獄の誕生」の中で、刑務所というシステムが歴史的にどのように誕生し、それが人間にどのような影響を与えたかについて分析し、刑務所は悪人の生活を監視して正常な人間に矯正する装置であると考えた。街を歩く人のほとんどがスマートフォンなどの情報機器を持っている現在は、監視カメラを持ち歩いて互いを監視しあっている状態と言える。

内容的には学生向けなんだろうけど、今まで読んだ本のベスト10に入りそう。

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Posted by ブクログ 2024年01月16日

正義を平等・自由・宗教という3つの点からアプローチし、良い点と悪い点を分かりやすく解説してくれている本。哲学という答えがないものをテーマとしていますが、ストーリー仕立てになってるので内容が頭に入ってきやすいです。
ラストシーンはなるほど、と思いましたが笑ってしまいました。笑撃のラストというやつです。

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Posted by ブクログ 2023年10月07日

難解な言葉があまり出てこないしわかりやすいし、とても読みやすかった。ストーリーとしても面白かった。課題のために読まないといけなかったから読んだが、本当に面白かったと思う。

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Posted by ブクログ 2023年09月14日

哲学と倫理の繋がりを知り、難しいのに面白い本だった。
倫理は善く生きるための学問で、大きく「平等、自由、宗教」が根幹にある。
平等は功利主義といい、最大多数の最大幸福を目指す。
自由は自由主義といい、個人の自由を重んじる。
宗教は直観主義といい、イデア、あるかないか分からないが信じるものがある。
...続きを読むれも欠点がある。
功利主義は幸福を言及できないし測れないこと。
自由主義は弱者が生まれること。
直観主義は説明がつかないこと。
そして生まれた構造主義。思考も事象も枠の中でしかないこと。
刑務所の中では囚人は囚人らしく、看守は看守らしく演じるように、社会でも同じように社会の中のその特定の環境下の存在として振る舞う。
そこから抜け出すことはできない。
だから、それらを加味した上で自分の善を進めればいいのではないか?という結論。

すごく分かった。し、それぞれに共感した。
まず、善を3つにわけて、それらの主義、主張を知れたのが大きくて、それの反論も論理的で分かりやすかった。
構造主義に対してと、ポスト構造主義に対しても説明があり、とてもとても分かりやすかった。
あと、「原典をあたる」のを伝えていたのにも共感した。
読みながら、自分は自由主義であり直観主義だと思ったけど、功利主義も構造主義も理解したつもりだった。それに自分がそこまで「主張していない存在かも」と思って、つまり「〜〜主義だ」って言わないことで、どっちつかずの自分だったと思った。そして、そこについて考えが及んでいないことも感じた。
フーコーの研究についてを読んで、追究の目線と姿勢に感銘を受けた。
どっちつかずの人間になってきているんかな?
AIが発展したり、新たな生物と関わる瞬間に、決断が起こるだろうし、そのために今のうちに詰められるところは詰めとかないとと思う。
それと思考するってやっぱり大事なことだと思った。
考えないと言葉にならないし、言葉がないと主張できないし、主張できないと決まらないし、決まらないと進まない。
一人でも考えることが増えて質が上がれば最善が尽くされるだろう。

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Posted by ブクログ 2023年09月07日

オチはともかく、学生にも読んで欲しい一冊。
オチをどう受け止めれるかで、再度自分の考え方が分かるかもwww

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Posted by ブクログ 2023年06月15日

PSYCHO-PASSというアニメが好きで、それを機に「正義」について考えるようになりこの本を読んでみました。面白くてページをめくるのが止まらなかった。

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Posted by ブクログ 2023年04月29日

「正義」に因む哲学の歴史とポイントをざっくりと物語仕立てで教えてくれる快書。

自分としては「正義かどうかは条件により異なる」ものだと思った。どんな条件でも成り立つ自然法則が無いように、どんな条件でも成り立つ正義(社会の法則)はないと思う。

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Posted by ブクログ 2023年03月16日

倫理学についての初歩的な内容を小説仕立てにしている本。
倫理学を以下の三つの考え方から説明していて非常に理解しやすい。

・功利主義(最大多数の最大幸福を優先)
・自由主義(個人の幸福を優先)
・直感主義(宗教的な価値観)

これまで哲学書や文学などに接しても晴れなかったモヤモヤが見事に言語化されて...続きを読むいて驚いた。自分の中の迷いの原因を突き止められた気がする。
悩める人に必読の書。

<アンダーライン>
★★★「宗教的である」とは、「物質または理性を超えたところにある何かを信じていること」

★★★直感主義者は噓つきにならざるを得ない。だって、わかるはずがないものをわかる、と言い張らないといけないからだ。

★★★★★
正義は答えをだしたらいけないんだ!
これこそが正義だと答えられてしまったら、それはもう正義じゃなくなる

★★★★★
これは正義じゃないと思うことがひとつある。それは、事前に正義を決めつけることだ。

★★★★★
人間は完全な正義を理解できないし、知りようもない。それはどうしようもない現実だ。でも、そんな何が正しいかわからない世界の中でも、それでも「正しくありたい」と願い、自分の正しさに不安を覚えながらも「善いこと」を目指して生きていくことはできる。きっと僕たちにはそれで十分で、むしろ、それこそが人間にとって唯一可能な主義なんじゃないだろうか。

★★★
構造主義=システム主義

★★★
矯正したければ、「他者の視線」を意識するように刷り込む

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Posted by ブクログ 2023年01月02日

飲茶氏の著作の中でも、ストーリー性が高く、ライトノベルのようなノリで読める。

かつて正義のヒーローを信じていた少年、正義(まさよし)だが、高校生となった今では、正義とは何かがわからなくなっていた。学校の倫理の授業では、「平等の正義」、「自由の正義」、「宗教の正義」という3つの考え方があるという。そ...続きを読むの、それぞれの主義を支持する3人の女子高生たちに翻弄されながら、正義(まさよし)は自分なりの答えを見つけ出していく。そして、最後には衝撃の結末が…。

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Posted by ブクログ 2022年12月24日

今までの哲学書は年代ごとの記述が多かったが、これは根本の考え方から紐解いていくので、とてもわかり易い。ぜひ一度は手にとってほしい本です。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年12月22日

「さて、さっき述べたように、正義とは『正しい行為をする』ということである。しかし、何が正しいかなんて時と場合によるし、さらには正しさの基準も3種類に分類できるとはいえ、やはり人それぞれなのだから、『絶対的な正しさなどない』という印象を持つ人も多いかもしれない。たしかに、それはその通りだろう。
 だが...続きを読む……、だからと言って、『正義』や『正しさ』について問いかけることが無駄だということにはならない。いや、むしろ、それでもなお、我々は『正義とは何か』『正しさとは何か』を問いかけるべきであるとさえ言える。
 なぜなら、我々はみな、『正しさ』を求める存在であり、何らかの『正しさ』を基準にしなければ考えることも生きることもできない存在であるからだ。
 たとえば、仮に『絶対的な正しさなんかない』と主張する人がいたとしよう。一見、彼は何の正しさも信じていないように見える。だが、実際には彼は『正しさなんかないということ』を『正しい』と信じているのだ。このように我々は何かを主張したり考えたりするとき、それがたとえ『正しさ』に疑いを持つような内容であったとしても、そこには必ず『それが正しいと思っている自分』が存在する。
 つまり、正しさの存在自体をどんなに疑おうと、『その疑いを正しいと思っている自分の存在』だけは決して疑いえないのだ。このことは、すなわち、我々が『正しい』という概念からは決して逃れられないことを意味する。そうである以上、我々は『正しさ』に無自覚であってはならない。自分が何を正しいと思っている人間なのか……、何を正義だと思っている人間なのか……、自分の考え方の基盤、すなわち『正しさの基準』を、我々はもっとよく知らなくてはならないのだ。

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Posted by ブクログ 2022年12月15日

1 どんな本?
物語形式で繰り広げられる正義に対して哲学する
本。心動かされながら正義と言う命題に向き合って
いく主人公の物語で、哲学初心者には大変わかりや
すく面白い入門書。

2 何で読んだの?
(1) 自己成長のために哲学を学びたいから。
(2) 本書で...続きを読むは正義の哲学の基礎を学びたい。
(3) 自分の人生に活かせる状態になりたい。

3 構 成
全9章348頁構成
プロローグである男の悩ましい決断から始まり、エ
ピローグで主人公の信じられない決断で終わる。3
種の正義とその問題点を取り上げ、終章でポストモ
ダン主義に言及している。単純に物語として面白い
が、オチがとてもショックで私には考えられない。

4 著者の問題提起
それは正義ですか?正義ってなんですか?

5 命題に至った理由
著者の日常生活に哲学的思考を取り入れて欲しい
と言う思いから。

6 著者の解
正義とは他者の視線を気にせず、自分が善いと思
う事をする事。

7 重要な語句・文
(1) 功利主義、自由主義、宗教主義
(2) 「正義なんて無い」と思っている時もそれを正し
いと思っている自分が存在する。我々は正しいと
言う概念から離れられない。
(3) 危害管理
(4) 無知のヴェール
(5) 唯名論、実在論、イデア論、原子論
(6) 善く生きる。

8 感 想
とてもわかりやすく面白かった。
刺さったのは己の正しさの基準をもっと知らなく
てはならないと言うこと。
深く知りたい事は各論の事。特にニーチェ。
人に勧めるなら善く生きること。他者の視線を気
にせずに。
タイトルの通り物語の筋も内容も正義の教室であ
った。
オチだけは私には考えられない気持ち悪さだっ
た。

9 TODO
(1) 次の飲茶さんの本を買う。
(2) 自分の正しさの基準を確認
(3) 子供にいつか正義を話してみる。

10 問 い
幸せのコツは?

11 答 え
人目を気にしない事


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Posted by ブクログ 2022年11月10日

飲茶さん2冊目。
ちょっとクサいところ、やってんなぁと思うネーミング等はあるものの、わかりやすさと読みやすさで自然に哲学に興味を持てるし、入り口だけだとしてもわりとしっかり理解することができたと思う。
最後の最後で「げっ。」って思ったけど、それすら、私は自分自身がコップの中の水なんだと理解する材料に...続きを読むなった。すごい。

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Posted by ブクログ 2022年09月20日

「正義」をめぐる人類の哲学史をまとめた本。コミカルなストーリーと共に西洋哲学の発展が解説されていて非常に分かりやすい。
著者の本はこれまで何冊か読んだが、ここまで体系的ではなかったので新たな見識が得られた。

正義は「平等(功利主義)」「自由(自由主義)」「宗教(直観主義)」という3つで必ず説明でき...続きを読むる。そしてそれぞれが本質的な問題点を抱えており、未だ人類はそれらに対して有効な解決策を持っていない。
人類2500年の哲学史とは、この解決を可能にする手段を見つける試行錯誤の歴史に他ならない。

前者の2つは比較的まだ理解しやすかったが、直観主義は日本人のような非唯一神教の民族には馴染みのない感覚がベースとなっているため分かりにくかった。
それでも、筆者の西洋哲学を追った丁寧な解説によって一応の理解はできたと思う。

「正義」というものは行き過ぎればそれは我々の感覚と全く合わなくなる可能性を秘めた危険なものである。普段はそれを特に意識することなく織り混ぜて使っている。
例えば日本という国は自由主義をベースとしながらも比較的西洋に比べては功利主義(福祉主義)に寄った国家運営がされていて、一方で国民は高い水準の道徳(直観主義)を持っているという風に理解できる。

自分も普段、正義というものを突き詰めて考えることはない。しかし何となく使っているこの概念も西洋のキリスト教圏の人々からすれば生きる意味の前提にもなる非常に重要な問いである。だからここまで正義や真理という不確かなものの存在を追求する学問が発達したのだ。それを改めて体験できた。

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Posted by ブクログ 2022年09月14日

哲学を学ぶハードルを下げて、哲学の面白さにも気付かされる本である。

哲学は、自分の人生を如何に生きるかを考えさせられる学問であると思った。

正義の定義が定まらないまま2500年の時がすぎた。
私自身もこれまで生きてきて、正義に向き合ったことは初めてだ。
正義を言語化することが怖いから避けていたの...続きを読むかもしれない。

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Posted by ブクログ 2022年07月27日

正しい・正義・倫理とは、を『自由・平等・宗教』の観点から説く一冊。
対話・議論・討論を如何に進めるべきかの指針にもなる良書。
他人や物事を『決めつける』(正義を決める)ことが如何に『正義』それ自身に反するかも分かる。
内省にも繋がる。
全ての社会人にお薦め。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2022年06月27日

ブログを読んだことがあるので、気になっていた。

主人公が様々な思想をもつ友人と倫理の授業を通して、自分なりの正義を模索する話。

衝撃のラストだった。ある意味で予想の全てを裏切られた。彼が生徒会長として出した結論にも些か疑問が残るが、少し納得がいく部分もある。個人的には倫理の思想が1番好きかもしれ...続きを読むない。「善とは何か」それは難しい内容ではあるが、議論する価値は十分にある。
政治哲学に関する本としてはとてもわかりやすい内容だったと言える。登場人物達を分かりやすく特定の思想にパターン化するのはとても良い発想。

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Posted by ブクログ 2022年06月12日

形のない正義という概念を丁寧に説明していて、ためになりました。
功利主義、自由主義、宗教主義
功利主義ベンサム
という大きな3つの大別枠で話が進むので頭に入りやすかったです。

自由主義には強い自由主義と弱い自由主義があり、日本は弱い自由主義になるんですかね。
正確には自由主義っぽい功利主義ですかね...続きを読む
構造主義もなるほど、と思いました。
私なんかもろに日本の経済構造の影響を受けてました。


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Posted by ブクログ 2022年05月29日

とても読みやすく、功利主義や自由主義を説明し、その問題点、論点を十分な踏み込み具合で明らかにしているとかんじました。子どもたちに適当な年齢で読んでほしいと思いました。そして、決して子供向けというわけでもなく、自分自身が自由主義、ポスト構造主義についてよく理解できていなかった点もよく理解できたと思いま...続きを読むす。ストーリーとしても、飽きずに最後までサラサラ読めると思います。あと、最後。。。

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Posted by ブクログ 2022年04月24日

【星:5.0】
とある私立高校を舞台に、4人の生徒と1人の先生を中心としたドラマの中で「正義とはなにか」が語られていく。

「正義」について考えさせられ理解が深まるとともに、「哲学」というものがどんなものなのについても理解が深まった。

哲学に興味があるが何から学んでいいか分からない、そんな人には是...続きを読む非ともオススメしたい1冊である。

また、「哲学」というテーマを抜きにしても、1つのドラマ単体としても十分に面白い。

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Posted by ブクログ 2022年04月09日

正義には種類がある。
功利主義。
自由主義。
宗教主義。
それぞれにそれぞれの考えがありどれが正解ということもない。
決めつけてはいけないことが大事なのだ。
そして、正義の中身はその場その時できっと変わるのだと思う。
これは功利主義、これは自由主義、これは宗教主義。
場面場面で考えられる事ができたら...続きを読む人はどれだけ楽になれるだろうか。
そんなことを考えさせられる本でした。
とても良い内容で何回も読み返したくなりますね。
今、自分の行動に迷ってる人、悩んでいる人そんな人にはぴったりの本だと思います。
もしかしたらこれらの正義のどれかに偏った考え方が原因なのかもしれません。
哲学の本って、、、とか思っていたけどホントに面白い本でした。
あと会話形式でとても読みやすくわかりやすいです。

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Posted by ブクログ 2022年03月15日

とても面白かった。物語と共に正義について考え、はっとなったり、主人公と一緒に困惑しながらも、私なりに正義について考えることができた。最後までドキドキしながら、正義について考えられた。考えることの大切さを感じた。

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購入済み

善い

2022年02月03日

たまたまネットの記事で目にして面白くて買った
正義とは何かって考え出したらキリ無いものに1つ提案してくれる本だった。
本をあまり読み慣れてないいない僕でも分かりやすく読むことができた。
簡単には哲学に触れてみたい人にオススメします。
是非最後まで読んでほしいです。

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哲学 生き方の本

2019年10月10日

内容としては三つの正義に分類して小説仕立てで進行、解説をして話を展開していきます
内容は哲学のここがコアだ!って感じで要点をたやすく理解できます
ただ一般的な哲学入門書のように一人ひとりの哲学者を網羅的に説明しているわけではないので、そこは注意してください

でも何を隠そうが取りあえず呼んで...続きを読むて楽しすぎます!ためにもなります!
読めばわかる!

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Posted by ブクログ 2023年12月16日

3つの正義についてそれぞれの登場人物の主張、考え方が分かりやすく面白い。何より最後の展開はあまりにも衝撃かつ想定外で、この本が何を伝えたかったのかがよく分かった。自分の考え方を前向きにしてくれる一冊。

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Posted by ブクログ 2023年03月29日

哲学について噛み砕いた説明でわかりやすかったです。特に3人の女の子たちのバックグラウンドから、それぞれの正義については考えさせられる点などがあり、明確な答えは出ないけど、それぞれの思う正義を目指して社会を生きていく必要があるんだなぁーと。
しかし、、、最後については衝撃的すぎました。これも私の偏った...続きを読む価値観からなのでしょうか?なんとも考えさせられます。。。

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Posted by ブクログ 2023年02月07日

自分の考えを考えさせられる本だった。倫理という、答えのない問いに対して、どのように考えるかを教えてもらえた。正義とは、何か。そして、それを紀元前から考えられ、そして次第の変遷と共に変化して今もなお答えのない問いを考えている。けど、答えはシンプル。これは、手元に置いておきたい一冊だった。そして、最後の...続きを読む落ちはいただけなかったので星4。

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Posted by ブクログ 2023年01月16日

「考えても仕方のないこと」「正解がないこと」と思考停止していたことに気づき、考える道筋を与えてくれる本。久々に深く考えさせられた。時間をおいて何度も読みたい本。

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Posted by ブクログ 2023年01月10日

功利主義、自由主義、直観主義(宗教)、構造主義ら辺を学園ものの物語演出で解説

今回も難しいことを大胆に非常にわかりやすくまとめている
個人的にはこの演出は逆に読みづらいけど、このカタチでまとめるのも凄いと感じた

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Posted by ブクログ 2022年12月10日

自分が何に悩んでいて、普段何と戦っているのかが見えてきて気持ちが晴れやかになった気がする。ただ、答えは出ない。
結末が衝撃的で、、、

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Posted by ブクログ 2022年03月12日

功利主義、自由主義、直観主義の3つの考え方を問題点により、登場人物の性格を交えながら授業形式で行われていて、「正義」とは何か?について考えさせられる本でした!

平等の正義の実現→功利主義
自由の正義の実現→自由主義
宗教の自由の実現→直観主義


「哲学」て難しいイメージが強いですが、
素人でもわ...続きを読むかりやすく説明してくれています!

ラストのオチは衝撃を受けました!
予想できたひといます?!
私は主人公(山下正義)の最後の決断を
受け入れることができない…というか…
倫理的に大丈夫なのかな?
とまた振り出しに戻ったような感じになるけど、
このラストのオチを理解できないと、
この本の趣旨を理解できてないてことに
なるんでしょうね!
深イイ〜

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Posted by ブクログ 2022年07月21日

最後は予想外の結幕、
歴史からなど、正義は何か考えさせられた。
監視社会からは逃げられない事実^_^

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