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「なんで人殺しはいけないの?」。厨二全開の斜に構えた「極端で幼稚な発想」。だが、この十四歳の頃に迎える感性で偉大な哲学者たちの論を見直せば、難解な思想の本質が見えてくる!
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Posted by ブクログ
哲学についてよくわかっていないので読んでみた ✍「すべての哲学は、十四歳レベルの発想、誤解を恐れずに言えば「極端で幼稚な発想」からできているということ」
ニヒリズムとは この世界にこれがしたい!こういう風になりたい!という目指すべき価値が見出せなかったら俺たちが行き着く先はの人生はせいぜい生存のための作業を仕方なくやり続けながら、ひたすら暇を潰して生きる。ぐらいのものであろう。ニーチェはそういう類の人間を末人と呼んだ。彼が生きていた20世紀から200...続きを読む年ほどに渡り、こう言った末人がどんどん増え続けていくと考えたのである。 ごく一部の人々が代わりにその当たり前に反逆してくれる。天邪鬼なやつ。みんなはXだっていうけどよ、俺はそうは思わないね。別にyでもいいんじゃね?新概念、彼らは集団の中に存在しなかった新しい価値観Yを創造する。古い価値観は時代とのズレがどんどん大きくなっていくわけで、いつかはそのズレが致命的な問題として明らかになる日がやってくる、その時になってやっと人は気づく。 Xの問題が明らかになる前からYを考えてた●ってすげえ。こうしてはみ出し者は英雄となり、彼が唱えた常識はずれの新価値観は次の世代の常識となる。旧世代の価値観を疑い、新しい価値観を生み出すこと、それこそが哲学するということだと本書、著者は強く訴えたい。 ニーチェは若くして文献学の教授となるほどの優秀な男であった。地道にやっていけばよかったものを彼は古代の文献から現代の忘れた精神を読み取り熱いことを論文で書いてしまう、そして大学を辞めて無職へと転落する。要はやっちゃったわけだ。社会から追放され無職となる。 100年後の僕たちはさらに200年先の人類のことを考えようではないか、だから学ぼう先人の哲学を学ぼう。 もっとイヂワルに言えばこうなるだろう。お前らは、次々と生み出される有りもしない見せかけの記号ゴールに踊らされて、社会校庭という小さな枠の中を死ぬまで走り回ってるだけなんだよ。そしてそれは永遠に続き、お前らはもうそこから抜け出せないんだよ。 デリダ、人間は好む好まないに関わらず、何らかのシステム、社会、価値観や分別の体系の中にとらわれている。人間はそのシステムが提供する範囲の中でしか思考も行動も欲望もできない。 新しい時代の新しい哲学、僕たちが考えるべきテーマとは、ズバリ働かない社会を作るにはどうすれば良いかである。要するにだるいし面倒臭いからもう働くの社会に貢献するの辞めちゃわね?って話である。 えーもうそんなストレスとか拘束時間とかうんざりだよー。いっそ、もう働くの辞めて社会成立させるの辞めちゃおうよ。それに多少辛くたって、生きていくために働くのは当たり前、みんなが頑張って働いているからこそ、僕たちの衣食住の提供が保証されているんじゃないか。いやいや本当にそうだろうか? 仮にそれが世界から消えたとしよう。それで何か困ったことが起きるのだろうか? 現代においてこのボードリヤールの言葉にピタリと当てはまる若者たちがいる。ニートだ。社会システムに組み込まれることを一切拒否する現代のサムライである。働きたくないでござる、絶対に働きたくないでござる。 グーチョキパーを延々と出し続けないもの、食うべからずだろう! グーチョキパーを延々と出し続けないんだったら、山奥にでも行って暮らしてろ みんながみんな面倒臭いって行ってグーチョキパーを出すの辞めちゃったら俺たちの社会が成り立たないだろう 歴史に名を残した哲学者たちのようにもっと稚拙で極端なことを積極的に言い放っても良いのではないだろうか。以外に子供じみた発想から論を展開させており、結局普通の人との違いは、その子供じみたことをどれだけ真剣に主張したかの熱量の差だけである。
星が何個か本当はつけられない。 読み始めてから、読み終わるまで三,四年かかったと思う。 何回か繰り返して読めたらいいな、と思うけどその労力を思うとなかなか。私には難しい。 14歳とついているが、14歳に適しているという意味では全くありません。 哲学っていいな、もっと知りたいな、と思いました。
1 どんな本? 14歳向けの哲学の入門書では無い。「14歳見 たいな事を偉大な哲学者達も言ってるよ。違う のは熱量だけだよ。」と説明する本。中々骨太 な本。14歳は読めないと思う本。 2 なんで読んだの? (1) 飲茶さんの本で読んで無い最後の本だから (2) 哲学に...続きを読む対する理解を深めたい。 (3) 哲学とは何かを説明できる状態 3 構 成 全6章357頁構成 「 14歳を題材にした哲学書が世に溢れているの は何故だろう?」から始まり、「ポスト構造主 義の次の哲学を僕達は考え無くてはならないの では無いだろうか?」と終わる。 哲学の歴史に沿った構成でとても分かりやすい。 4 著者の問題提起 歴史に残る哲学者は14歳と同じレベルで哲学 って本当は簡単な学問 5 命題に至った理由 14歳の哲学と言う本の影響 6 著者の解 普通の人と偉大な哲学者の差は内容では無く、 熱量だけ。 7 重要な語句・文 (1) 合理主義 (2) 実存主義 (3) 構造主義 (4) ポスト構造主義 (5) ニヒリズム (6) 記号消費社会 (7) 脱構築 8 感 想 流石飲茶さんめちゃくちゃ面白かった。 刺さったのは記号消費社会正にその通りで私 自身その為に働いている。 深く知りたい事はケインズ。なんぼ程頭良いの? 人に勧めるなら記号消費社会。皆記号の為に 生きてる。 図で様々な哲学理論が分かりやすかった。 タイトルとは全然違う骨太な入門書でした。 9 TODO (1) 飲茶さんの次の著作の購入 (2) 飲茶さん以外も読んでみる。(哲学を) 10 問 い 哲学とは? 11 答 え 人類が根底に抱える問題の解答の追求
【星:5.0】 タイトルからすると子供向けの内容に感じるがそうでは無い。著名ば哲学者の発想は14歳レベルの無邪気なものから始まる、というのがタイトルの趣旨である。 内容は哲学を分かりやすく、面白おかしく説明し、それでいて体系的な入門書である。 ほんとすごい1冊。
飲茶さんの文章のテンポが心地良く、難しい内容も分かりやすい。最後のニートの所では、象徴的な存在として出してきているのかなと思いつつも、なかなか受け入れられない私を見つけた。記号消費社会の枠組みでしか物事を考えられていない証拠かな。本を読んで私はこう思う!ということが出てくることはとても楽しい体験だ。...続きを読む毎回、飲茶さんの本にはそういう楽しさがある。
飲茶氏の哲学入門書はこれまでにも何冊か読んでおり、どの入門書よりも一番腹落ちするスタイルだったので、国民への自粛要請が2021年度になっても継続し為政者への不信感が募るなかで、飲茶氏がこれからの時代をどのように見通しているのかを知りたくなり購入。 本書はそのタイトルから、いわゆる中学生でもわかるよ...続きを読むうな「十四歳本」を連想するが、著者が冒頭で述べているように、そのような目的で著された哲学入門書ではない。 その名を歴史に刻んだ大哲学者でも、「十四歳(=厨二)レベルの発想」によって持論を構築・展開してきたということを強調したいが故のタイトルだというのであるからいかにも飲茶氏らしい。 内容は、近現代西洋哲学の歴史を軸に展開され、合理主義→実存主義→構造主義→ポスト構造主義の流れに沿って、各々の主義を主張した代表的な哲学者を紹介しながら図解を交えて述べられており、非常に読みやすい。 文体も、飲茶風というか、厨二的でカジュアルな語り口調で綴られているため、とくかく速く読み進めることができる。 とはいっても決して低レベルな内容ではなく、読みやすさを追求しながらも、それぞれの主義を支える理論やその本質、そして矛盾点をも把握したうえで述べられている。時には読み手が抱くであろう疑問にも言及し、読み手の身になって書かれているところが、これまた飲茶氏らしい。 彼の著作を読んでいつも思うのだが、難解といわれる哲学の諸問題や諸理論の解説における"例え話"が秀逸であり、自分としてはそここそが飲茶氏の最大の価値なのではないかと感じている。 飲茶氏の著作では、哲学入門書ジャンルでは圧倒的なベストセラーとなった『史上最強の哲学入門』が有名であるが、自分としては歴史に名を残す哲学者達にスポットを当て、それらをテーマ別に列挙していく"従来の入門書スタイル"ではなく、思想史の観点から"今"と"これから"を考察していく本書のようなスタイルの入門書を探していたので、非常に理解が進んだ。 特に、デリダやボードリヤールなどが提唱したポスト構造主義の次に来る時代、いわば"ポストポスト構造主義"とでもいうべき時代も見据えて結ばれている点は、本書の最も特徴的な点といえるのではないだろうか。 本書は、2021年のゴールデンウィークに、コロナ禍のため家族旅行を諦め、論文執筆のために単身で某地方都市に赴いて缶詰になる際のお供として移動中などに読み進めたのだが、これまで西洋哲学に対して抱いてきた疑問や現状、そしてこれからの展望について納得し理解することができたので、非常に充実した連休を送ることができた。 時代や自分自身を冷静に客観視するためのツールとして、何度でも読み返していきたい一冊である。
哲学に興味はあるけど難解すぎて心折られた者です。 結論から言うとメチャメチャ面白かったし、分かりやすかった。 活字でこんなに笑ったのははじめてです笑 いつの時代でも常識的にバカバカしいと 言われることを大真面目にやって自分を貫いた哲学者たち。 本当にかっこいいですね。 自分の中で常識に押し潰...続きを読むされてしまっている思いを少し思い出すことができました。ありがとうございます。
飲茶さんの哲学入門シリーズとまた別の角度で哲学の変遷を知ることができる。合理主義→実存主義→構造主義→ポスト構造主義の流れ。最後まで読むとソクラテスでありたいと願ってしまう。
哲学の大まかな流れを捉えられてとても面白かった。倫理の、授業では一人一人に焦点を当てその思想を、学ぶことがおおいが、歴史の流れや、ある哲学者に対する反論の形として登場する新しい概念などの流れがわかりやすかった。概念を説明するときの例えや表現も、納得できて好き。
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