飲茶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
•人間は区別する必要があると感じるものに名前をつける=認識すべき価値のあるものとして認められて初めてモノは「存在」しうる。
•区別すべきかそうでないかの基準は人それぞれで、国や文化によっても異なる(それは私たちが、色も形も異なる=固有の存在であるはずの石に名前をつけないのと同じ。英語では姉妹をsisterと表現するのと同じだ)。
哲学なんて意味がかるのかと思っていた。そもそも人間の存在意義に答えなんてないし、それをひたすら考えようと我々の生活は変わりなく続いていくのだから。
しかし、だからこそ「知りたい」と願う気持ち、飽くなき探究心で答えのない問いに挑む姿勢が大切なのではないか。何事も無意味 -
購入済み
正義の判断基準は大別して3つ
正義,善は私も冒頭の主人公のようにそのそもどう定義して何を持って議論するのかできないんじゃないかと考えていました。人それぞれで押し付けになるんじゃないかと。しかし,長い歴史があるだけあって判断基準は3つであることにまず驚き,疑いましたが,納得しました。
それぞれの正義に思い入れのある生徒たちと授業が繰り返され,なぜそれぞれがそれぞれの正義に思い入れがあるのかも共感できるようになっていました。面白かったです。
1つの疑問ですが,自由の正義のまとめにはロールズの名前が入っていないのは何かあるんでしょうか?(作中ではロールズの名前はでてくる)
飲茶さんの本は楽しいです。次はカントでお願いします -
Posted by ブクログ
著者の飲茶氏による**『「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学』**は、難解とされるニーチェの思想を、読者の「生き方を変える」ための指南書として、噛み砕いて解説した作品である。本書は、ニーチェの思想が、私たちを絶望させつつも、最終的には前向きな生き方へと導く力を持つことを示唆している。
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### 哲学の二つの概念と「背後世界」
本書では、哲学を「**白哲学(本質哲学)**」と「**黒哲学(実存哲学)**」の二つに分類している。「白哲学」は「意味」や「価値」など、物質を超えたものを探求する学問であるのに対し、「黒哲学」は物事に本質的な意味はないと主張し、「現実の存在(実存)」に目を向 -
Posted by ブクログ
ネタバレ西洋哲学が、平易な言葉で体系的に説明されている。
思想の流れがわかりやすく、入門書として、最適だと感じる。
日常がより面白く見えるポイント
・哲学史上で、絶対的な真理なんて本当にあるの
疑うという思考作用の存在(デカルト)、経験される知覚(ヒューム)、真理は(同じ経験の受け取り方の特有の形式を持った)人間同士の中で規定される(カント)、弁証法で真理に辿り着ける(ヘーゲル)、私にとって真理だと思えることこそが真理、私がそのために生きそのために死ねるそういう真理を見つけることが重要(キルケゴール)、自分自身が真理を作るのだ(サルトル)、到達すべき真理などない、歴史は一方向ではない(レヴィストロー -
Posted by ブクログ
ネタバレ名著。
作中や帯にも言及が見られるので,執筆の下地や背景にマイケル・サンデルの『これからの正義の話をしよう』があるのは,ほぼ間違いないと思われる。
しかし,それなりに難解なサンデルの正義論を,小説,しかも"学園ものハーレムラブコメディ"テイストのライトノベルの皮を被った,物凄く取っ付きやすさを感じる教養本にしてしまった,作者の発想力と実行力,その頭の良さには驚嘆するし,畏敬の念を抱いてしまう。
さて,本書のテーマをひと言で簡潔に表すとするならば,「正義とはなにか?」である。
もちろん,作中でも繰り返し述べられているように,このテーマは人間にとって2500年以上に及ぶ歴