飲茶のレビュー一覧

  • 正義の教室

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    とても面白く、難しい哲学の思考がポップに書かれており、読みやすい本でした。読みながら、自分は誰派?という考えを真剣に考えたし、これまでの自分の考え方についても客観的に問い直すことができました。
    ラストも意外性があって面白かったです。

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    2024年11月10日
  • 正義の教室

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    いい本には間違いないし、「正義の判断基準は平等・自由・正義の3つ」など覚えておきたい部分がたくさんあるものの......
    めんどくせぇ問いを考える人しかいなさすぎてお近づきになりたくねぇという感想しかない。
    ラストは好き。

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    2024年10月22日
  • あした死ぬ幸福の王子―――ストーリーで学ぶ「ハイデガー哲学」

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    「自分にとって自分はかけがえのない存在にも関わらず、他人にとって自分は道具に過ぎない。死はそれを突きつけるから怖いのだ」という話は、歴史を通じて普遍的かと思うが、市場経済の進展につれて社会関係資本が失われた現代社会では、より自分の道具性が突きつけられやすいように感じた。

    市場で取引される財やサービスは交換可能な道具そのものであり、市場における自分の価値をいくら高めようとも、交換可能な道具であることには変わらない。
    自分の道具性以外の価値を見出してくれる他者との関係をどれだけ築けるかで、死への向き合い方が変わるということなのだろうか。

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    2024年10月13日
  • 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

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    飲茶さんの最強の哲学…が全く理解追いつかずで
    こちらの本から再挑戦

    大きな枠組みから学べて大変わかりやすかった

    途中、難しそうな言葉にあった時に
    要するに…と語り口調で示してくれて
    理解が進みました。
    逆に14歳でこんなにわかる人いることが
    すごい!と思うくらいでした笑

    また哲学者は前説をぶっ潰し合う考えを
    出すのか〜ということも
    新たな発見で面白かったです

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    2024年09月20日
  • 正義の教室

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    倫理ちゃんと正義くん他、学園ドラマのラノベ風の仕立てもそれなりに抑揚のあるストーリーで楽しめた。その娯楽性のある初心者向け目線で、哲学を学べるという内容。例えば、学校をパノプティコンのように監視できるようにした方が良いか、などのテーマをベンサムの功利主義的視点で考えてみようというような。

    ー ソ連以外の共産主義国家もそうですが、共産主義、つまり、平等の正義を旨とし全体の幸福度の最大化を目指す国家は、だいたい強権的で抑圧的な政治体制になる傾向があります。これはなにも、共産主義者が悪い人だからという短絡的な話ではなく、「平等の正義』を実現するには、どうしても強権と抑圧が必要になってしまうからなの

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    2024年09月05日
  • 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

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    各哲学者の考え方を、時代の変遷やその時代背景とともにより分かりやすい言葉でまとまっている。

    ケインズを引き合いに出しつつ、これからの世の中で現れそうな資本主義社会の変化に合わせた哲学へについての視点も最後にあって面白い。

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    2024年08月24日
  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    前作の西洋哲学トーナメントに引き続き、本作では東洋哲学によるバトルが展開される。

    西洋哲学が「ゴール(真理)を目指す」ものであるのに対し、東洋哲学は「ゴールした」ところからスタートする。

    東洋哲学者は、西洋のようにそれまで築かれてきた哲学を批判したり打ち砕くことに躍起になったりはしない。

    後世の人間たちは、先人の東洋哲学に対して「自分たちの解釈の仕方が間違っているんだ」と考え、「新しい解釈の仕方」を作り出し、その解釈の体系を発展させていく。

    ーーーーーーー一以下、抜書きーーーーーーー
    .
    西洋の場合は、最初の哲学として「世界の根源とは何か」「絶対的に正しいことは何か」といったことを考え

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    2024年08月07日
  • 「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学

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    やはり分かりやすい。人生の意味について考えちゃう事はありますが正直まだよく分かってません。結局意味などいつか消えてしまうのだから考え込む必要はない!と解放してくれる考えだと感じた。後半のやりたい事を私の芸術と捉えるというのはすごく良いと思いましたし、最近の私の傾向かもしれませんw

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    2024年07月21日
  • 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

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    史上最強の哲学入門を読んでから哲学に興味を持ち、また飲茶氏の語り口が非常に面白く本書も購入しました。本書はニーチェ・デカルト・カントなど著名な哲学者の紹介と共に、時代と共に移り行く哲学の流れを解説しています。

    本書を読み、好きになった哲学者がキルケゴールです。厳格すぎる父親と過ごした幼少期の暗い過去、最愛の人との婚約破棄、それでも「絶望」とともに生涯哲学の道を歩んでいく。しかし、事を成し遂げることは叶わず最期を迎えてしまうのですが、その後に起きた奇跡までの流れが非常に心を打たれました。

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    2024年07月11日
  • 哲学的な何か、あと数学とか

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    「ら3 以上の自然数 n について、xn + yn = zn となる自然数の組 (x, y, z) は存在しない」というフェルマーの最終定理に挑んだ数学者たちの物語。

    数学に取り憑かれた人たち、大変やな、、、

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    2024年07月01日
  • 正義の教室

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    大好きな飲茶先生、個人的6冊目。これまで読んできた作品と異なり小説テイストで進む、正義とは何かについての講義。漠然としていた"正義"という言葉が自分の中で鮮明になった気がします。ストーリーの方もラストはまさかの展開すぎて驚いた一方、それまで語られてきた内容に矛盾のないオチだったので納得したし爽快でした。
    メモ…平等の正義(功利主義)、自由の正義(自由>平等、愚行権)、宗教の正義(直感主義、イデア)

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    2024年06月05日
  • 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

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    ■評価
    ★★★★☆

    ■感想
    ◯飲茶さんの哲学入門は非常にわかりやすい。単に知識を詰め込むのではなく、キャラクタライズされているので哲学者が遠い無機質なものではなく、近くて物を考えているちょっと変わった人になっているのが面白い。
    ◯全てではないが哲学の系譜を目次で表してくれているため、網羅性はなくてもストーリーとして吸収しやすかった。
    ◯哲学を志す者もしくは考える職業に就いているものは、ごちゃごちゃ言う前にいいから、まずさっさとカントを読めというメッセージがあったように、カントを読もうと思った。100分で名著が良さそう。

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    2024年05月06日
  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    ネタバレ

    仏教の始まりから、各国でのメジャー哲人たちの現れによる変化や手法を順序だって解説してくれてわかりやすかった。
    著者のグラップラー刃牙へのリスペクトによるものか、最強の哲人/先人たちが思想を作り上げてきた様の描きかたもエンタメ性があり楽しく読めた。
    でも結局は、悟りを求めていたら悟れないし、悟っても毎日はそんな変わらないんだよ(著者が言いたいことを私がちゃんと理解できていない可能性たかい、、)という点が考え深かった

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    2024年04月13日
  • 哲学的な何か、あと数学とか

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    普段の私なら出会わなかったであろう数学にまつわるエピソードと世界を知れた。そして、一生を捧げられる何かに出会える幸せも教えてくれた。羨ましく、真似したい。

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    2024年03月25日
  • 哲学的な何か、あと科学とか

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    ネタバレ

    ・ゲーデルの不完全性定理
    ‐第1不完全性定理:ある事務準のない理論体系の中に、肯定も否定もできない証明不可能な命題が必ず存在する
    ‐第2不完全性定理:ある理論体系に矛盾がないとしても、その理論体系は自分自身に矛盾がないことを、その理論体系の中で証明できない
    ・不確定性原理:運動量と位置を同時に正確に知ることは不可能
    ・観測至上主義的見方「測定してねぇんだから、一も運動量もへったくれもねぇんだよ!決まってねぇんだよ!」
    ・コペンハーゲン解釈:矛盾をそのまま受け入れる、予測の道具として使いやすいから使われている
    ‐電子は観測される前は波のような存在であるが、観測されると粒子になる。
    ‐観測される前

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    2024年01月19日
  • 哲学的な何か、あと数学とか

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    フェルマーの最終定理に挑んだ数学者たちのお話。
    数学理論の背景には情熱の物語がある。

    アマチュア数学者フェルマー
    盲目の数学者オイラー
    女性数学者ソフィー
    ラメ、コーシー
    クンマー
    ヴォルフスケール賞
    数学王ガウス
    ボヤイ親子
    ヒルベルト・プログラム
    ゲーデルの不完全性定理
    谷山=志村予想
    数学集団ブルバキ
    ラングランズ・プログラム
    フライの楕円曲線
    アンドリュー・ワイルズ

    3次方程式の解の公式:タルタリア、カルダノ
    4次方程式の解の公式:フェラーリ
    5次以上の方程式(解の公式ない):アーベル、ガロア

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    2024年01月19日
  • 史上最強の哲学入門

    購入済み

    史上最強の哲学入門

    哲学というとっつきにくい分野に対して「グラップラー刃牙」を用いて説明を試みた本作はとても読みやすい作品だった。哲学的問題に対する考え方、解釈について、歴史上の様々な偉人たちがどのように問題を捉えたか、そして、その後次の偉人がどう答えるに至ったのか順を追って説明がされていた。この作品をきっかけに哲学について学んでいこうと思わされたまさしく入門書に相応しい良作。

    #深い #タメになる

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    2023年12月27日
  • 正義の教室

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    3つの正義についてそれぞれの登場人物の主張、考え方が分かりやすく面白い。何より最後の展開はあまりにも衝撃かつ想定外で、この本が何を伝えたかったのかがよく分かった。自分の考え方を前向きにしてくれる一冊。

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    2023年12月16日
  • 「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学

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    先日「嫌われる勇気」を読み、哲学にも興味が湧き購入しました。

    難しい内容かな?と思ったのですが、嫌われる勇気と同じ対話式で話が進んでいく構成となっており、とても読みやすかったです。イラストでの説明も多く用いられており、特に「永劫回帰」の説明についてはイラストありきで分かりやすかったです。

    正直なところ、読み始めて半分くらいまでは何を伝えたい本なのか、なかなか掴むことが出来ませんでした。しかし、上記に挙げた永劫回帰の説明が終わったあたりから、話の束が1本に収束していくかの如く、面白くて夢中で読み進めました。

    本著を読み終え「今、この瞬間を生きる」を胸に、日々を精一杯生きていきたいと思いまし

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    2023年10月25日
  • 哲学的な何か、あと数学とか

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    一年くらい前に「哲学的な何かあと科学とか」を読んで、次は数学だな、と思っていた。
    科学の方はかみくだいた表現のわりにけっこう難しくて、数学はもっと難易度あがるかも…と思って覚悟して読んだ。

    私にとって聞いたことはあるけどよく知らない、フェルマーの最終定理。
    この数学史上、もっとも難解な問題に挑む数学者たちの歴史をなぞりつつ、役に立つこととは、ひいては生きることとは…を問うていく内容。

    いやぁ…飲茶さんの書き方のせいもあるとは思うけど、めちゃくちゃエモーショナルでドラマチック。
    フェルマーの最終定理がなんなのか、そんなの全然わからなくてもとても面白く読める。
    一見無機質とも思える数学を軸にし

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    2023年10月05日