飲茶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
SNSで見かけてからずっと興味があった飲茶さんの著作。本当は数学の方を読みたかったんだけど、本屋さんになかなか置いてなくて、とりあえず手に入ったコチラから読んでみた。
手にとって驚いたのが、
…横書き!!
フランクな文体だし、とっつきやすそう。
きっと難しい、科学やら哲学の内容を、
めっちゃわかりやすく、おもしろく書いてあるんだろうな…と思いながら読み進めた。
…
…え、
普通にめっちゃ難しいんだけど。
とくに結構前から興味があった量子力学の二重スリット実験の話とか、シュレディンガーの猫の話とか、今ある薄い知識でも、もうちょっとそのあたりの理解が深まるつもりで読んでいたんだけど、
やさし -
Posted by ブクログ
ネタバレ・「我思う、ゆえに我あり。」誰でも聞いたことがある、デカルトの言葉。この言葉は深い意味をもつ。
この世で「もっとも確かなこと」はなんだろう? これをデカルトが考えた。例えば、目の前にある世界は本物か? 幻や夢かもしれない。今見ているものは実際に存在しないかもしれない。これが夢ではないと、どうやって証明できるのか。
こうして疑って、疑って、疑い続けて、ある日、考えがひらめく。「我々が認識するものは、全て嘘かもしれない。でも、それを疑い続けているものがいるということだけは真」であること。
つまり、「すべてが夢であっても、夢をみているものが存在すること」は決して疑えない。
この世のすべてが、信じら -
Posted by ブクログ
ネタバレ正しいとはなにか?
ボクをボクたらしめる、ココロとはなにか?
そんな哲学的な問いを、
科学や実験を例にあげながら考えてみる本。
絶対正しいという証明が、拠り所が、
欲しかった人々の戦いの科学哲学史や
どこでもドアの思考実験によって
哲学にも科学にも明るくない私でもわかりやすく、
本を参考に考えてみる、ということができたので
すごくおもしろかった。
今まで当たり前に信じていたものが、
本当は違うんじゃないかと突きつけられて、
立っている地面が揺らぐような感覚になる。
とにかく、もしどこでもドアが作られても、使いたくないなあと思います。
以下、ちょっと詳細な内容の覚書
【“論理的に正