飲茶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「神は死んだ」「奴隷道徳」「超人思想」……。聞いたことはあっても核心までは知らないニーチェの思想を、人気哲学作家が分かりやすく解説。
人生に効くニーチェ入門書。
人気の哲学作家さんの書く、「ニーチェの思想の入門書」。
ニーチェの哲学とその思想の面白さを、「先生」と「アキホちゃん」2人の会話形式でざっくり簡単に教えてくれます。深くはないけど、とても分かりやすい。本当に入門として芯となる部分を知るにはちょうどいいと思います。
学ぶにはハードルの高い、哲学の一歩目を踏み出しやすくしてくれます。
また、ニーチェの入門書であると同時に、この本だけでも人生をより良く生きるために思想を転換する一助にもなりそうな一冊です。
今までの常識や道徳にとらわれ過ぎないこと。より強く成長したいという気持ちに基づいた目標を持つこと。この思想が救いになる人も多そう。 -
ネタバレ 購入済み
手軽な哲学史大全。
2024年12月読了。
前々から積ん読状態だったものから手を付けた。哲学自体は好きで、大学時代も講義を採っていたが、何せ古代から現代まで数多の星のごとく《哲学者が居るため》、フォローしきれずに終わってしまった記憶が強かった。
その後、社会人と成ってからもチョコチョコ読もうとするのだが、古代から現代までは果てしなく遠く、いつも『近代の途中』で断念していた。「哲学史大全」の様なものは沢山出版されているが、どうしてもカタログ的で喰い足りない印象に成り、遠ざかってしまってからもう数十年…。
五十路を過ぎて《これが最後のチャンス》とばかりに本書を購入したが、中々手に付けられず月日は流れ…、先日ふと思うことがあり『やはり死ぬまでにはキチンと概観だけでも理解しなくては』と思い読み始めた。
読みやすさ、ポイントの付き方、前後の哲学との繋がりや相関関係が、見事なまでに《要を得て簡潔に》書かれているため、本当に楽しい時間を過ごしながら読破した。この《読みやすさ》に特化した本は、市場には余るほど溢れているが、著者の『前後関係をハッキリさせること』『その人の主張のポイントを(例え本当は複数の主張が有っても)出来るだけ少なく簡潔に纏めること』に非常に力を注いでいる為、読者が《置いていかれない》工夫がされている点も非常に高く評価したい。
哲学は底の無い井戸のようなもの、これをスタートに現代哲学を新たな気持ちで勉強し直そうと決意した。そんな事を考えさせてくれた著者に対して、本当に厚く感謝したい。
』
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Posted by ブクログ
飲茶さんの本は読みやすい。今回も読みやすかった。これも毎回だが、読みやすいからといって、理解ができるとは限らないと思っている。難しいところもあるが、科学が思いの外、正しくないとわかった。科学という論理的な分野でさえも、根底となる前提は主観だったり、人類がその歴史を歩んできた経験値。なんでもかんでも、科学的な証明ができるわけではないということは理解できた。そう考えると、この世界で確実なものはなく、白黒つけられるものはなく、全くグレーで曖昧な世界に生きているんだな。ネガティヴケイパビリティにも通じる世界。理解が及ばないだけかもしれないが、私はそういう白黒つけない世界に漂うことが好きだ。
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Posted by ブクログ
ネタバレ・ゲーデルの不完全性定理
‐第1不完全性定理:ある事務準のない理論体系の中に、肯定も否定もできない証明不可能な命題が必ず存在する
‐第2不完全性定理:ある理論体系に矛盾がないとしても、その理論体系は自分自身に矛盾がないことを、その理論体系の中で証明できない
・不確定性原理:運動量と位置を同時に正確に知ることは不可能
・観測至上主義的見方「測定してねぇんだから、一も運動量もへったくれもねぇんだよ!決まってねぇんだよ!」
・コペンハーゲン解釈:矛盾をそのまま受け入れる、予測の道具として使いやすいから使われている
‐電子は観測される前は波のような存在であるが、観測されると粒子になる。
‐観測される前の波とは、粒子がどこで観測されるかという確率の波である。
・多世界解釈:結局コペンハーゲン解釈と同じ数式を解く
‐人間も含めて、すべての物質(宇宙)も「あらゆる可能性が重なり合った波のような存在」
‐宇宙とは、波のように漂う「巨大な可能性の塊」で、宇宙における、あらゆる可能性は、今ここに重なり合って存在している
・パイロット解釈:数式が難しい、使われていない(コペンハーゲン解釈の方が使いやすく、同じ結果が出せる)
‐空間を歪めるような未知の波が、先行して進み、それが粒子の動きに影響を与えている。
・ウィーン学団「論理実証主義」
‐理論を論理的関係(∧、∨、⇒、など)で厳密に整理すると必ず「実験や観測によって実証されていない部分が見つかる」、すべてが疑似科学となる
‐論理実証主義の問題:「いくら観測データを集めても、
すべての場合については何も言えない」、科学理論は確実なものには絶対ならない
・ポパーの決断
‐すべての科学理論は「反証不可能」な疑似科学
‐疑いを乗り越えて、何らかの科学理論を構築するためには、どこかで疑いを止める地点を<決断>しなくてはならない
・クオリア:主観的体験が伴う質感、赤い花を見たときの「赤い」という質感
‐意識上に起きている『この質感』の起源(クオリアの起源)を原理的に解明することができない