飲茶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「本書が伝えたいことは、すべての哲学は、十四歳レベルの発想、誤解を恐れずに言えば、『極端で幼稚な発想』からできているということ。どんな哲学書も難解そうに見えて、その『難解な部分(あらゆるツッコミを想定して専門家目受けに厳密に書かれた部分)』を取っ払ってしまえば、根幹にあるものこの程度にすぎないということだ」(本書「はじめに」より)。
上記のポリシーのもと、西洋の名だたる有名哲学者の主張をできるだけわかりやすく解説している。それでも、本当に14歳が本書を読んでその内容を理解できるかどうかは疑問。
昔流行った「構造主義」とはなんだったのかが、本書を読んで初めて少しではあるが、理解できた。
続編として本書の東洋哲学版も期待したい。 -
Posted by ブクログ
死を意識することは、時間の有限性を意識する事。時間の有限性を意識すると、今やってることが、本当にやりたいことがなんなのか考えることになる。人間いつ死ぬか分からないから、本当は死を意識する必要がある、メメントモリ。明日死ぬとしたら、来年死ぬとしたら、10年後死ぬなら、今日私は何をするだろうか。世間体で生きてないか、周りの人がやってるから同じことをやってないか。色んな人たちがいる中で、唯一共通しているのは死ぬこと。周りと協調して上手くやっていくことももちろん大事だけど、自分が大事だなと思うこともしっかり意識して、自分のやりたいようにやる割合も増やしていくべし。エピローグがちょっと倫理学っぽい話になってしまって若干くどいけど、飲茶さん今回もありがとう。
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Posted by ブクログ
【推し度】
★★★★
【こんな人におすすめ】
哲学に触れてみたい方
死生観を見つめ直したい方、終活を考えてる方
【感想】
仲良しさんにおすすめしてもらった本✨
哲学って奥が深いなと考えさせられた1冊!哲学に関して全くの無知の私でも読めたこの本を紹介してくれた友達に感謝✨
こんなに自問自答したのは初めて!
あした死ぬと仮定してあなたは何がしたいか?
今求めていることや頑張っていることは他者の目を気にしすぎてはいないか?
他者を道具として捉えていないか?
同時に自分も他者の道具となりうるのが人間。
しかし人に抱く感情はスプーンなどの道具に対しては抱かない感情を抱くもの(負い目など)。
美と尊さを生み出せるのも生に限りのある人間、思いやりを与えることができるのも人であることに変わりない。
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Posted by ブクログ
冒頭に有名なトロッコ問題と同種の「十数人を助けるために一人を犠牲にすべきか?」その一人が自分の愛児だったら?
では大日本帝国を降伏させるために主要都市を焼き払い原爆二発落としたのは正当化できる?〈戦争は勝者も敗者もキチガイ沙汰
〉というよりないだろうねえ。
人には嫉妬心もあるし復讐心もある。それらを通念上「悪」として「正義」は〈功利主義〉最大多数の最大幸福、〈自由主義〉人が自分の可能性を追求する降伏、〈直観主義〉=正解は人に内在するという宗教心
監視カメラ社会になった現代日本。「無敵の人」問題
ところでヌーディストビーチで公然とセックスする新参が問題になっているらしい -
Posted by ブクログ
人は死ぬ。紛れもない事実。
だけど、それを意識していないのも事実。いつかどこかで自分の死も愛する人との別れも必ず起こることなのに。
私もそうだ。明日は来ると確信的に思っている。
「死にたくなる。」そう呟きたくなる状況だとしても、そこに殺人犯が来たら、手をすり合わせて命を乞うだろう。
人は死ぬ。本当の死と。誰の記憶にも残らない死。
存在とは何かと根源的に問いかける本だった。
実体とは何かを問いかけても今のところ、私は答えを上手く言えない。
職業、年齢、性別、出身地や出身校…どれも1部であるが、私そのものでは、ない。父母をはじめ祖先も付随するもの。
ツバメも王子も最後の最後に自分の人生を否定して死ぬことを恐れる。
人をいっぱい傷つけた。お礼が言えなかった。自分にも人にも嘘をついた。過程を振り返るなら、沢山の瓦礫と石ころが転がってる。だとしても、そこから何かしら得ることができ、変わることが出来るなら人は生きる意味を見つけ進めるのではないのか? -
Posted by ブクログ
エントロピーの増大が面白い、秩序は必ず無秩序になる、身の回りでもそうしたことは沢山ある。
二重スリット実験により、観測してない時は可能性こそが存在というのも面白い。量子力学、言葉しか分からなかったけど観測できないから理論を立てるんじゃなくて解釈で捉えるの、わりとアバウト。白黒ハッキリしないもんなのね。
科学は反証出来るもの、というのも初知り。反証しようがないものはそもそも理論として成り立ってないらしい。
クオリア、自分が感じているものを他者と共有することは出来ないし、科学的な解明もできない。今見てる青が他の人の青と同じかどうかは絶対に分からない、不思議。
人間の選択には常に無意識が働き、その無意識こそがブラックボックスでありそれに操られているため、人間に自由意志はない。
どこでもドアに入る前の自分は痛みながら死に、その分子情報から新たな自分が作られている、人間の本質とは。 -
Posted by ブクログ
本書は、一般に難解とされるハイデガーの哲学を、物語形式でわかりやすく解説した入門書です。かなり噛み砕いた説明がされていますが、それでも読み応えがあり、深く考えさせられる内容でした。
特に印象的だったのは、「人は孤独ではない」というメッセージです。私たちは皆、異なる道を歩みながらも、「死」という同じゴールに向かっている。理不尽な世界に投げ込まれ、不確かな未来の中で無力さを感じる人間ですが、誰もが懸命に生きており、唯一無二の存在であるという事実に、心を揺さぶられました。
哲学に興味はあるけれど、難解な原著に尻込みしている方におすすめです。ハイデガーの思想に触れながら、生きることの意味を深く考えさせられる、少し泣ける物語でもあります。