飲茶のレビュー一覧

  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    前作、史上最強の哲学入門を読み、だいぶ時間を空けて、本書を読んだ。
    読み物としては、東洋の哲人たちの方が面白かった。
    東洋の哲学の真髄が分かったとは到底言えないのだが(その理由は本書を読んでもらえれば分かると思う。)、著者の言いたいことはある程度理解できたと思う。

    とりあえず、南無阿弥陀仏を口癖にしてみようかな笑

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    2025年09月07日
  • 正義の教室

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    名著。
    作中や帯にも言及が見られるので,執筆の下地や背景にマイケル・サンデルの『これからの正義の話をしよう』があるのは,ほぼ間違いないと思われる。

    しかし,それなりに難解なサンデルの正義論を,小説,しかも"学園ものハーレムラブコメディ"テイストのライトノベルの皮を被った,物凄く取っ付きやすさを感じる教養本にしてしまった,作者の発想力と実行力,その頭の良さには驚嘆するし,畏敬の念を抱いてしまう。


    さて,本書のテーマをひと言で簡潔に表すとするならば,「正義とはなにか?」である。
    もちろん,作中でも繰り返し述べられているように,このテーマは人間にとって2500年以上に及ぶ歴史の歩みにおいて,延々と考えられ続けてきたうえに,今なお答えを出しきれていない永久不変のものだ。
    簡単に万人が納得のいく答えを提示することなどできようはずがない。

    本書においても,作者が想定している「正義とはなにか?」が一応の形としては示されることにはなるが,むしろ「大事なのは"正義"を規定しないことである」という,本書自体の存在意義どころか,倫理学・哲学のいとなみ自体を否定しているところにこそ,本質的な価値を感じさせるものになっている。

    そのような意味においては,「正義とはなにか?」を知りたくて,その答えを求めて本書に縋った人にとっては,ともすれば結果的に,メビウスの輪に閉じ込められてしまったような感覚を覚えることになるのかもしれない。

    だが,実際に現実世界を生きること自体もそうであるのと同様に,すっきりと決まりきった絶対的な答えなど,無いことの方が多いのだ。
    むしろ,だからこそ絶えずその時,その場,その状況ごとに応じて,常に人間は考え続けていく必要があるし,迷い続けながら生きていく。
    その根底に願いとしてある,よりよい人生を目指して。



    簡潔に総括した感想としては,以上であるが,以下は個人的な考えや,本書から学ばせていただいたこと,あるいは好みの部分について言及していきたい。


    私としては「正しいこと」があらかじめ規定,あるいは見出されていなければ,人間が集団として,社会的に他者と関わりあいながら生きていくことは,事実上不可能だと思うので,たとえ本当にそれが正義なのかどうか?は証明できなかったとしても,広く普遍的に善いことだとされていたり,考えられたり,肌で感じることができるものを,「正義」と信奉すること自体は,やむを得ないのではないかと思う。

    その点からすれば,立場的には直観主義者に近い。
    本当のところを言えば理由は存在しないし,証明することも不可能なのではあるが,それを正義だと言うことが,たとえ嘘を突き続けることになるのだとしても,前提として規定できる善や正義がなければ,全てが空中崩壊して,無に帰してしまうからだ。

    だから絶対主義やプラトンのイデア論に全く意味が無いとは思えない。
    大昔の偉大なる賢人が,考えて考えて考え抜いた末に,必要だと思ったからこそ規定せざるを得なかったもので,重要であることには違いないと思うのだ。


    一方で,身も蓋もない構造主義の考え方にも一理あるよなと唸らされるところはある。
    この広い宇宙の中に,地球という惑星があって,時間という概念に基づきながら,我々人類が思考する生物として存在している。
    さすがにこの前提にある事実を疑うのは難しいところまで,長い歴史を通じて人類は歩んでこられたのではないかと思う。

    そうなると,宇宙という枠組みがあること,地球という星の中で生息していることなど,構造(システム・枠組み)的に人間の意思とは関係無く,人類誕生の瞬間からすでに規定されてしまっていたことは,間違いなく存在したと考える方が妥当になるだろう。

    そしてそれらの構造からは影響を受けざるを得ないというか,影響を受けないなんてことはあり得ないし,無理だというのは,極めて納得度が高い考え方だと思うのだ。


    逆に言えば,ポスト構造主義が,構造主義を乗り越えようとした挙句,皮肉にも構造主義が"正しい"ことを証明する結果ばかりになってしまったことからもうかがえるように,我々が,時代や,場所や,その時々の人々の価値観や考え方を乗り越えよう,抜け出そうとする,その考え自体が,「すでに"構造"に支配されてしまっている」とも言えるわけで,さながら一度とらわれてしまったが最後,抜け出せない,アリ地獄のようなものに感じる。

    作中でもラストシーンにおいて,主人公である正義が,その時・その場・その状況に応じた中で,「自分が善いと思ったこと」を選択して,実行に移すことになるが,その一連の思考から行動に至るまでのプロセス全てが,構造に支配されてしまっているからこそ,鳥籠を抜け出して羽ばたいて自由になるために,あえて常識の枠から外れた愚行を冒さざるを得ないということが,構造からの脱却の困難さを象徴的に示しているように感じられた。


    だが,構造に支配され,その構造から抜け出そうとすることすら,すでに構造に支配されているのだとしても,それでもなお,われわれ人間はよりよく,より幸せになれる人生を求めて,生き続けていってしまう生き物である。

    だからこそ,著者は無理を承知の上で,その無理を押し通してでも,その時・その場・その状況という構造に支配されながらも,自分が「善い」と感じるものを信じ抜くしかないと,そんなもの本当はないのだと分かってはいるけれども,「確立された自己」や「自由意思」,それに準じるような"何か"を信じ抜くことでしか,人は自分の振る舞いに「正義」を見出せないし,生きていくことはできないのではないかと,問うているのだと思う。

    さながら,善を求め,善を問い続けることで,人々から疎まれ,善や正義に殉じて死へと追い込まれることになってしまった師・ソクラテスの姿に,意義を見出すためには,イデア論を提唱するよりほかなかった,プラトンと同じように。



    さて,本書には人間が規定する「正義」を,究極的にまで突き詰めて考えると浮かび上がる,3種類の正義が登場する。

    1.平等の正義である功利主義
    2.自由の正義である自由主義
    3.宗教の正義である直観主義

    である。

    最後に,私個人がこの3つの「正義」から学んだことと,その問題点について対処しておきたいなと感じるあり方を記して,長く拙いこの文章を終えようと思う。


    功利主義はスタートはみんな違っていて多様だけど,同じ幸せというゴールは目指せるよねという考え方だと思う。
    だからこそ"同じ幸せ"を前提とし,それを実現するために強要してしまうところに問題がある。
    そもそも人はみな同じゴールを目指しているのか?ということにも疑問が生じる。

    個人的には,みんな一緒に幸せになりたい,みんなを幸せにしたいという,根本にある理念自体はすごく素敵だと思うし,好感が持てる考え方だ。
    作中のエピローグで語られる主人公・正義のベンサム評は,正直この作品の中で1番心にグッと迫ってきたし,感動を覚えて目頭が熱くなるくらいだった。

    正義も言っているが,誰よりも優しすぎたからこそ,みんなで一緒に幸せになるためには無理を押し通すしかなかったというのは,痛いくらいに理解できるし,共感してしまう。

    けれども,やはり人はみなそれぞれ,生き方も価値観も何もかもが違う生き物であるのは間違いなく前提としてあるから,一律の基準によって幸せを規定してもよいとは思えない。

    以上のことから功利主義は,理念の部分の素晴らしさを,生き方や考え方のベースとして,ほんのり心に抱いたり掲げておくくらいが,ちょうど良い塩梅なのかなと感じた。

    困っている人がいたら余裕ある分を分け与えて助けるとか,公平性が求められる場面や事柄において,用いていきたいなと思う。

    ちなみに,個人的には千幸ちゃんが今作における最萌えキャラです……。
    どんな作品においても一貫して,健気で優しい女の子が好きなので,自分が「善い」と感じる,「正義」として規定している要素として,他者に対する「優しさ」や「思いやり」とか,弱者が困難にもめげずに一所懸命に努力する様や,立派に振る舞う姿,諦めずに自分の信念を貫こうとする姿勢みたいなところは大きいのだなーと,改めて気付かされた。


    自由主義は逆に,どのような事情や状況であれ,みな同じ人間であることには違いないのだから,それぞれ個人で責任を負って生きるべきだし,それこそが自由へとつながっていくという考え方だ。

    まず,そもそも自分が元から自由主義が嫌いだということは,ハッキリと前置きしておく(笑)
    が,その理由や原因が,持って生まれた時点でのハンディキャップを考慮していないところにあるということを,本書を読むことで理解が進んだように思う。

    単純な障がいの有無に限らず,生まれた家の貧富の差ももちろんだし,それこそ構造主義が唱えるところでもある,あらゆる状況や条件などの構造が,人それぞれで異なっていることなど,火を見るよりも明らかだ。

    にもかかわらず,その事実を無視して,「いやいや,人間なんだから,みんな条件は平等で同じでしょ?」とでも言い出しかねない自由主義は,どう考えても受け容れがたい。


    確かに「人は他人の自由を阻害することさえしなければ,何をしても自由だ」というシンプルな論理は,シンプルだからこその強み,付け入る隙の無さを感じさせるものではある。

    さらに言うならば,先にも述べたように,人の手によって規定されてきた「正義」や「善」に,根拠があるのかといえば,少なくとも証明することができないのは紛れもない事実だ。

    だからこそ,「本来,人間は何物にも縛られず,自由な存在である」という前提から始まっている自由主義は,その点からすれば"正しさ"に最も近いとも言えるし,なおのこと,だから1つだけ,「他人の自由を奪うことだけしてはならない」という最低限の自由を阻害する縛りしか設けないというのも,論理の筋道として一貫している。
    ある意味では,大多数の人にとっては優しく思いやりがあるとすらも言えてしまう。

    だが,やはりシンプルすぎるがゆえ,「正しさ」の規定が最小限・最低限であるがゆえの,アンコントローラブルさ,言い換えれば作中でも挙げられているように,愚行権に代表される悪用のされやすさは,欠点になってしまうなとは思う。

    個人的に自由主義は,自分の主義として掲げるためのものというよりかは,他者と共存して生きていく上で,他者に対する思いやりを示すために,用いていくのがよいと思う考え方だ。

    たとえ自分と違う価値観や信念や考え方をしている相手であっても,「人間は根本的には自由である」という考え方を前提として持っておくことで,他者と自分とのよい境界を築くことにつながったり,不要な衝突を避けて,違うからこそ相手を知ることが面白いと感じ,共存しあえる道へと繋がっていくのではないだろうか。
    そのためにも,自由主義の根本にある考え方は必要だし,誰もが備えておいた方がよいものだろうと感じた。

    もちろん,誰かが愚行権を行使しようとしているならば,止めた方が好ましいだろうと私は感じるから,そこは相手の状況なども踏まえつつ,時には自由を阻害する柔軟さを持ち合わせておきたいなとは思うが。


    最後に直観主義についてだが,前述通り,私自身は直観主義の立場に最も近い。
    だからこそ,直観主義の悪い面として挙げられていた,「独り善がりで押し付けがましい」という指摘には,真摯に耳を傾けて,反省すべきだと思う。

    私自身は他者に対して自分の考えを押し付けるようなケースはあまり多くないと思うし,できればこれまでの人生において,それほど押し付けずにきたとは信じたいがw

    自分にとって好ましく,善いと感じる価値観や信念は,当たり前ではあるけれども,他人にとってはそうではないことだってあるし,むしろその方が多いのだということは,キチンと受け止めながら,これから先も生きていきたいと思う。

    主人公の正義も作中で述べていたように,「正義」は,あらかじめこうだと規定しておいて,それを振りかざすためにあるものではなくて,その時,その場,その状況ごとに応じて,悩み苦しみ,もがいて葛藤しながらも,考えて考えて考え抜いた先に,選びとるものであって,選んだ後もなお,「本当にこれでよかったのか?」と問い続けていくものなのだと思うから。

    そしてこの考え自体も,他人に影響されて,構造の中で自分が「選ばされてしまった」だけのものに過ぎなかったとしても,それでもなお,自分がその時「善い」と感じたものを信じて,歩んでいきたいと思う。



    風邪というか,おそらくは新型コロナウイルス感染症に罹ってしまったため,だいぶ途中で間が空いて,読み終わるまでに時間が掛かってしまいましたが,素晴らしい一冊でした。
    本当にありがとうございました。
    これからも迷った時,思い悩んだ時,折に触れて立ち返って読み直したいし,学びを深めていきたいなと思います。

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    2025年09月07日
  • あした死ぬ幸福の王子―――ストーリーで学ぶ「ハイデガー哲学」

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    ハイデガーの「死の哲学」をこれで理解した、などとは微塵も思わないが、素人でも大枠がみえるような論理的文章は本当に素晴らしいと思った。
    飲茶先生の哲学の本は、本当にわかりやすくて最高。

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    2025年08月18日
  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    非常に読みやすかった。読書筋力が低い私でもすらすらと読め、理解に困らない平易さとユーモラスを持った本で、著者の他の本も読みたくなった。
    ただ東洋哲学自体は難解で本来はこうした入門書で理解することに頼るものではないというのも学んだ。それでも、自分は生きている苦しみをどうにかするため、思考し、理解しようとしてしまうだろうと思った。

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    2025年07月27日
  • 正義の教室

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    どうして自分の正義は他人の正義と違うんだろうという疑問にわかりやすくヒントをくれる哲学と倫理学の本。

    多数派、少数派、差別だとかなんとかファーストだとか。今の社会、自分の立場で好き嫌いをすぐ白黒つけがちだけど。
    よくよく考えて冷静に、俯瞰して見ないと。周りの目や流行りばかり気にしてネットやSNSに簡単に意見をひっくり返されて騙されてしまう。

    「30人の子供と自分の娘どちらを助けるか?」
    本の中で迫られる選択。
    絶対に正しいとか善い行動なんてものはなくて、その人が必死に考えて決めたことならそれでいいんじゃないか。考えないこと、決断しないこと、行動しないこと、諦めることのほうが問題だと思う。
    意見や価値観、見えてる世界は人それぞれ。
    わからないことばかりだけど、無知を自覚してわかる努力をしなきゃいけない。

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    2025年07月19日
  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    東洋の哲学総ざらい!
    日本は仏教が主流とはいいつつも、何もに知らなかったのでここまで東洋哲学と宗教が関係していると思っていなかった。
    経験的体験を重視する仏教は非常に自分にマッチしているなと思った。
    あとがきの完成された哲学ならば素晴らしい国になっているはずだから不完全なのだろうというのはとても印象的。西洋哲学も知りたくなった。

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    2025年07月06日
  • あした死ぬ幸福の王子―――ストーリーで学ぶ「ハイデガー哲学」

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    ハイデガーの哲学を物語形式で解説しており、難解なテーマも不思議と身近に感じられた。
    「死」について考えるなんて、普段は避けたいと思うものだけど、本書では「死を考えることで、人生の本質に気づける」と語られている。特に、「死期を知らされた今も、趣味や仕事が本当に幸せか?」という問いは、自分の日常を見つめ直すきっかけになりそう。
    また、「人間は存在について語れないのに、なぜか理解している」という部分も印象的。普段何気なく使っている「存在」という概念が、実はとても不思議で奥深いものだと気づかされた。
    今この瞬間をもっと大切にしようと思える一冊で、いつかまた再読したい。

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    2025年07月03日
  • 正義の教室

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    正義 とは何なのか、何をもって正義と捉えるのかについて考えたことなかったから面白かった。答えのない問いについて追求する面白さを知ることが出来た1冊。物語形式になってて読みやすかった。オチも最高。

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    2025年07月03日
  • あした死ぬ幸福の王子―――ストーリーで学ぶ「ハイデガー哲学」

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    救われた一冊

    2025年の5月病はヘビーだったわけだが、その立ち直りに欠かせなかった一冊。
    過去思い描いた理想との乖離、その現状から逃げて目を背け全力を出して立ち向かっていないこと、それを頭では分かりつつもなお逃げてしまうこと。

    その心を説明し、
    その上で前向きに生きていくこと、
    今を人間として生きることを教えてくれた。

    思春期に読んで欲しい一冊

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    2025年06月05日
  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    東洋哲学は、「学ぶこと」では決して理解に達することができない、と本書の冒頭にありましたが、全くその通りだと思いました。ここで、感想を書くこと自体が、理解していないことを証明する行為でありますが、書かせていただきます。東洋哲学の「私がない」という概念ですが、本書を読んで、ぼんやりと理解できた気がしています。もちろん、この感覚は「悟り」ではなく、あえて言うなら、「悟り」の入り口の門の前に立てた、とでもいえばいいでしょうか。この門の先に「悟り」があるかもしれないが、とても入れない、といった感覚です。もっとも、「門」とか「門の先」とかと表現していること自体が、「物がある」と認識しているわけで、この「物がある」という概念や思考に囚われている限り、「悟り」の境地には到達できないのだと思います。いつか「悟り」の境地にたどりつけたとして、そこはどんな景色で、どんな感覚なんだろうか…非常に興味深いです。

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    2025年05月28日
  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    西洋哲学は、常に反証が繰り返され進化していくもの。
    東洋哲学は、祖となる経本へ様々な解釈を繰り返し進化を遂げていくもの。
    その異なりを発見できただけでも儲けもん。

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    2025年05月03日
  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    おもしろいしわかりやすすぎる〜!
    今まで仏教書を読みながら「でもこれってこうじゃない?」と頭の中で反論していたことに飲茶さんがビシビシ突っ込んで解説していってくれるから、読後のいやでもやっぱり…がない 読者がわかるまで例えを使って何度も根気強く教えてくれるイメージ
    東洋哲学は経験がなきゃ理解したと言えないから、だからこそ新興宗教やカルト集団がたくさん誕生するのかなと思った 悟った、ってわかんないもんね。

    たしかに法華経とかって釈迦の「たとえばさ…」みたいな話が多くて、読者側はこれがかえってはぐらかされたように感じていた でもそれは書かれてるように釈迦が悟りへ「辿り着くこと」だけを重要視していたから だからそれ以外の理論、弟子から投げかけられる「世界はどうなっているのか」の問には無記としていた

    中国哲学について初めてこの本できちんと知ったけど、墨子、アツいね。中国の歴史や国の成り立ちから解説されているのがすごく勉強になる 自然に立ち向かって国を作っていった人たちが何度も王に反乱を起こすのは当然のことで、そりゃ何度も国名が変わるよね…と思わぬ所で世界史の理解を深められた
    タオはすべてのもと……という思想は単純明快で、なるほど仏教が浸透しなかったわけだ、と納得

    なかなかの分厚さでどうしようかと思ってたけどするする読めた 読もうか迷ってるなら読むべき だって東洋哲学は体験を伴った理解でしか知ったと言えないからね

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    2025年04月16日
  • 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

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    ネタバレ

    「哲学は死んだ」

    タイトルと表紙に長いこと見事に騙されていて、14歳の頃に途中で諦めてしまったのを気にして今まで読めていなかったけど、久しぶりに恐る恐る開いたらあっという間に最後まで読めてしまった。

    偉大な哲学者たちが難解な言葉を駆使して語る哲学はすべて14歳の頃に持つ反抗心(言ってしまえば厨二心)に帰結し、極端に突き詰め、すでに存在する理論に疑問を呈して容赦無く全否定していくことから哲学は発展してきたという歴史を辿ることができる。

    その哲学者たち一人一人の、説得力があったり極端すぎてなかったりする理論に興味深く耳を傾けていたら、最終的に哲学はすでに終焉を迎えていたことを伝えられる。学問においてすでに議論が終わっているというのが初めての体験すぎてショックが大きかった。だが、議論が終わっていることに対して「じゃあ私にできることはもうないんだな、はい、解散」というわけでもないことをラストに匂わせられて終わる。

    哲学という学問の変遷の全体像を踏まえた上で、今後哲学をどう捉えていくかを考えながら、別の哲学書を漁ることができるきっかけを作ってくれた。すごく良い本だった。

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    2025年04月04日
  • 史上最強の哲学入門

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    想像以上におもしろかった。
    とっつきにくい哲学を誰もが分かりやすいように噛み砕いて、しかも体系的に並べて、天下一舞踏会になぞらえて本にまとめているとかセンス良すぎ。

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    2026年08月12日
  • 哲学的な何か、あと科学とか

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    学校で習ってもよくわからなかったことや、時々見かけるけど理解に苦しむ概念などが、うまく解説されている。説明がうまい。

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    2025年03月10日
  • 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

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    哲学についてよくわかっていないので読んでみた
    ✍「すべての哲学は、十四歳レベルの発想、誤解を恐れずに言えば「極端で幼稚な発想」からできているということ」

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    2025年02月20日
  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    おもしろかった!
    前作のことを思い出しながら読みました。

    イデア論とか例外があるからすべてに当てはまるわけではないけど東洋哲学がトップダウン型で西洋哲学がボトムアップ型っぽいな〜って思いました。

    また忘れた頃に読み返したいです。
    あとこの作者さんの他の本も読みたい。「読ませる力」が強すぎる。

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    2025年01月24日
  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    東洋哲学と西洋哲学の違いや、東洋哲学の変遷がわかりやすく学べて有意義な本でした。
    読み終わった今思うのは、これから先の未来に東洋哲学はどう残っていくのだろうかということ。日常生活において祖父母など身近な先祖を仏様として意識することはあっても、無とか悟りとか禅などの哲学に触れることはほぼない。また、世界中が繋がっているせいか西洋とか東洋などの地域性もない混ぜに均質化しているように思われ、インドや中国や日本などの哲人たちが繋いできた求道の存在感が薄らいでいる気がする。そんなことにさえ捉われないことが哲人たちのスタンスなのだろうけど、果たして現代って望ましい方向に向かっているのかな、というのが気になった。

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    2025年01月23日
  • 史上最強の哲学入門 東洋の哲人たち

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    ほんとに分かりやすい説明、全く無知の私でも理解できる内容になっていた

    西洋哲学の方も読んでいて、中盤までは西洋哲学派だなと思っていたが、「悟り」を理解してからは逆転した
    火事の話やピーナッツなど、とてもわかりやすい例だった
    入門書として最高だと思う

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    2025年01月18日
  • 「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学

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    ニーチェ大好きになった
    この思考を完全に身につけるのは大変だろうけど、意識はしていきたい

    物語形式で堅くなく読みやすい
    読んでいくと「だからどうなるの?」って疑問が湧くけど、その疑問をピンポイントで解説してくれる、それそれってなった

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    2025年01月14日