飲茶のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
飲茶先生の著作であることに加え、「あした死ぬ幸福の王子」というタイトルの「あした死ぬのに幸福……?」という疑問に興味を持ち、本書を手に取った。
本書は、『幸福の王子』の物語を通してハイデガー哲学を学ぶ入門書である。主人公のオスカー王子は、贅沢な生活を送りながらも人生に意味を見出せずにいた。しかし、死を意識する出来事をきっかけに、自分自身の生き方と向き合っていくことになる。
本書の中心的なテーマは、人は放っておくと世間や他人の価値観に流されて生きてしまうということだ。自分では自分の人生を選んでいるつもりでも、実際には周囲からの評価や「こうあるべき」という価値観に縛られていることは多い。
ハ -
Posted by ブクログ
タイトルと主人公であろう青年の悲壮感MAXな表情の表紙から、さぞ陰惨な正義の物語りなんだろうと思ったけど違った。高校生の授業というベースで話は展開する。
ライトな入門書ってカテゴリーでよいと思います。
あと哲学的なおおまかな歴史。読みやすい。
著者様さすがで、非常に分かりやすく説明してくれていて腹落ちする。好き。
何からの答えを知るために、哲学を学ぶのか。
考えの幅を広げ、思考がとらわれないために学ぶのか。
まぁ大半は後者なんだろうと思う、でも...答えあるのか?
ないならなんで哲学すんだって楽しい思考の無限ループ。
本書でも一応の答え?はある。納得するかはホント個人的な判断なので気楽 -
Posted by ブクログ
ネタバレ正義の判断基準は3種類しかない。
①平等の正義:功利主義。最大多数の最大幸福。ベンサム。快楽計算。↔︎不平等
「全員の幸福度を計算し、その合計値が一番大きくなる行動をしなさい」
→問題点1:そもそも幸福度は計算できるのか
→問題点2:快楽が本当に幸福だと言えるのか
→問題点3:パターナリズム(独善的なおせっかい主義)
②自由の正義:自由主義。弱い自由主義(自由主義のふりをした功利主義)と強い自由主義(自由>幸福)。愚行権。↔︎不自由
「個人の自由を守る行動をしなさい」
→問題点1:格差の拡大と弱者の排除
→問題点2:自己責任、個人主義の横行によるモラルの低下
→問題点3:当人同士の合意 -
Posted by ブクログ
理系の大学院を出て就職し、読書とくに哲学が好きで会社を辞めた元サラリーマンがカジュアルな語りで科学の原理や哲学の問いをテーマに繰り広げる。量子力学の解釈問題は非常に面白いテーマで、とくに2重スリット実験に多くの紙面が割かれているが、改めて確認すると、今の量子力学の主流は、粒子自身の存在し得る可能性同士が干渉を生じる原因になっているということになる。これは霊的な力が物理に作用したような解釈になってしまうが、結局科学は便利な理論を採用するだけで、本質について観察することも証明することもできない、と開き直ってしまうのも物悲しい。そのために哲学があって、この学問の面白さを改めて教えてくれる。そして2重
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Posted by ブクログ
ハイデガーの「ある」と、友だちの言う「いる」は、同じような意味を持つのではないかと思った。
友だちとの交換日記にあった
「家族って一番大切で、一番めんどくさい」
だからこそ、どんなことがあっても逃げないで、ただ“ここにいる”だけでいい――という言葉。
何かをする、役に立つ、といった条件を抜きにしても、ただ存在していることそのものが、家族の力になるのではないかと思った。
温かいまなざしで見守られているだけで、子どもは安心できる。
高学歴や高収入でなくても、包まれている優しさがあるだけで、気持ちは穏やかに生きていける。
どれだけ裕福であるかよりも、寂しくなく生きていける存在がそばにあることの -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
正義とは何か、というテーマ。高校生の男子が倫理の授業を通して学んでいく。
正義は次の3つに分けられる。
◯平等の正義「功利主義」ベンサム、最大多数の最大幸福
◯自由の正義「自由主義」ミル、強い・弱い自由主義(リベラル、リバタリアニズム)
◯宗教の正義「直観主義」ソクラテス、善く生きる、イデア論⇔ニーチェ、「神は死んだ」
この3つの考え方について、それぞれの内容とその課題を解説。また主要人物の3人の女子高生が、それぞれの考え方を擬人化したようなキャラクターで、日常に落とし込んで考えやすいようにしてる。
最終的には主人公の正義(まさよし)が、「自分がやるべきだと思ったことが、自分にと