飲茶のレビュー一覧

  • 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

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    「14歳からの」とタイトルについているけど、他の著作とは被らない内容なので、著者の著作が好きだったら手に取って欲しい本。
    永劫回帰のニーチェに始まり
    合理主義
    演繹法で神の存在証明まで行ってしまったデカルト、帰納法&経験主義のヒューム、精神で合理論と経験論を統合するカント、弁証法で絶対精神に行っちゃうヘーゲル
    実存主義
    ネガティヴすぎて絶望し神に可能性を見出すキルケゴール、実存>本質で社会にEngagementすることを呼びかけるサルトル
    構造主義
    (無意識を発見したフロイト)、構造を無意識に選ぶというレヴィ=ストロース、言語は無根拠なルールによって成り立っているとして哲学をおわらせたウィトゲ

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    2023年05月20日
  • 哲学的な何か、あと数学とか

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    フェルマーの最終定理を軸に、未解決問題に取り組む数学者たちの歴史をドラマチックに描いた名著です。
    知的な活動に取り組む意欲が湧いてきます。

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    2023年05月04日
  • 哲学的な何か、あと科学とか

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    漫画やアニメ、小説やドラマでたまに聞く「シュレーディンガーの猫」。
    こういう意味だったんですね。
    量子力学…すごく不思議で面白い!

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    2023年05月01日
  • 正義の教室

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    「正義」に因む哲学の歴史とポイントをざっくりと物語仕立てで教えてくれる快書。

    自分としては「正義かどうかは条件により異なる」ものだと思った。どんな条件でも成り立つ自然法則が無いように、どんな条件でも成り立つ正義(社会の法則)はないと思う。

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    2023年04月29日
  • 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

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    1 どんな本?
    14歳向けの哲学の入門書では無い。「14歳見
    たいな事を偉大な哲学者達も言ってるよ。違う
    のは熱量だけだよ。」と説明する本。中々骨太
    な本。14歳は読めないと思う本。

    2 なんで読んだの?
    (1) 飲茶さんの本で読んで無い最後の本だから
    (2) 哲学に対する理解を深めたい。
    (3) 哲学とは何かを説明できる状態

    3 構 成
    全6章357頁構成
    「 14歳を題材にした哲学書が世に溢れているの
    は何故だろう?」から始まり、「ポスト構造主
    義の次の哲学を僕達は考え無くてはならないの
    では無いだろうか?」と終わる。

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    2023年04月22日
  • 正義の教室

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    倫理学についての初歩的な内容を小説仕立てにしている本。
    倫理学を以下の三つの考え方から説明していて非常に理解しやすい。

    ・功利主義(最大多数の最大幸福を優先)
    ・自由主義(個人の幸福を優先)
    ・直感主義(宗教的な価値観)

    これまで哲学書や文学などに接しても晴れなかったモヤモヤが見事に言語化されていて驚いた。自分の中の迷いの原因を突き止められた気がする。
    悩める人に必読の書。

    <アンダーライン>
    ★★★「宗教的である」とは、「物質または理性を超えたところにある何かを信じていること」

    ★★★直感主義者は噓つきにならざるを得ない。だって、わかるはずがないものをわかる、と言い張らないといけない

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    2023年03月16日
  • 「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学

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    哲学の入門書として最適。
    自身の経験を踏まえての対話形式なので、非常に読みやすいし、面白い。
    読み終えると、くだらないけど夢中になれる瞬間を大切にしようと思う。

    ★背後世界
     外部から押し付けられた価値観。
     勝手なラベル付け。事実ではなく、全ては解釈。

    ★末人
     人生には意味はない。
     毎日忙しく働いて、暇を潰すだけの人間。

    ★ルサンチマン、奴隷道徳、社畜道徳
     弱者を善いとする歪んだ価値観
     嫌なこと、惨めなことに文句を言わずに受け入れる人が善い
     だから、人間本来の生き方ができなくなってしまう

    ★超人
     永劫回帰により、同じことを繰り返す世界
     時間を直線ではなく、円で考え、今こ

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    2023年02月12日
  • 哲学的な何か、あと数学とか

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    1 どんな本?
    フェルマーの最終定理を通して数学という学問
    の熱い歴史を教えてくれる本。高卒の学の無い私
    でも数学の面白さや人間ドラマを垣間見る事がで
    きる名著。著者は天才なのでは無いか?と思うほ
    どメチャクチャ面白い。

    2 なんで読んだの?
    (1) 飲茶さんの本だから。
    (2) 数学の哲学を知りたい。
    (3) 数学の哲学要素を知った状態になりたい。

    3 構 成
    全5章264頁
    フェルマーの紹介から始まり、エピローグで未解決
    問題の悪魔が囁いて終わる。章間のコラムでn次方 
    程式の解の公式の歴史を教えてくれる。

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    2023年02月11日
  • 「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学

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    水王舎出版の「飲茶の最強のニーチェ」と全く内容同じです。
    出版社もタイトルも違うから別物だったらいいなと思ってただけにちと残念。
    でも水王舎の方はAudibleで聴いただけで活字で読んでなかったので、おさらいの意味も込めて再読。

    やはりオススメです。

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    2023年02月07日
  • 哲学的な何か、あと科学とか

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    「科学的に証明された」というと曲げられそうもなく、正しいものだと思われがちだし、自分もそう思ってきたが、実はそんなこともなく、科学なんてもっと哲学的で抽象的な辻褄合わせであることをわかりやすい言葉、具体例を用いて説明してくれる本。
    量子力学の各解釈が素人にもわかりやすく概説されており、とても面白かった。哲学的な思考をすることが大事だし、学ぶことでより知らないことを知れて楽しくなる。

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    2023年01月07日
  • 哲学的な何か、あと数学とか

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    ネタバレ

    「フェルマーの最終定理」を題材にして、
    "哲学的なもの"(=知への探究心やその情熱)について書かれた本。

    350年以上も解かれることがなかった数学における未解決問題が歴史の進展とともに少しずつ紐解かれていく中で、数多くの人々がどのような姿勢でこの問題へと取り組んできたのかどうか。また、彼らはそこに何を思っていたのか。

    個人的には数学と聞くと小難しく聞こえるものですが、難しい知識がなくてもなんの問題もなく読み進められます。あくまでテーマは"哲学的なもの"であるため、登場する人々の思いに注目して読むのがオススメですね(そういう後世にもなってますから)。

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    2023年01月05日
  • 正義の教室

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    飲茶氏の著作の中でも、ストーリー性が高く、ライトノベルのようなノリで読める。

    かつて正義のヒーローを信じていた少年、正義(まさよし)だが、高校生となった今では、正義とは何かがわからなくなっていた。学校の倫理の授業では、「平等の正義」、「自由の正義」、「宗教の正義」という3つの考え方があるという。その、それぞれの主義を支持する3人の女子高生たちに翻弄されながら、正義(まさよし)は自分なりの答えを見つけ出していく。そして、最後には衝撃の結末が…。

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    2023年01月02日
  • 「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学

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    ネタバレ

     いやいや、今どきの人たちも、原理的には、やはり「奴隷道徳的なもの」にとらわれていると僕は思うんだ。ここからはニーチェではなく、僕オリジナルの考えになっちゃうんだけど、今の人々は「奴隷道徳」から少し価値を変えた「道化道徳」にとらわれているように思う。
    ーー道化道徳? なんだか言いにくいですね。
     芸人道徳とか、自虐道徳でもいいかな。つまり、自分の境遇の悪さを「ネタ的な笑い」にすることで「それをよし」としてしまう考え方のことだよ。たとえば、残業が月一00時間を超えてるとしてさ、その惨めさを「笑い話」っぽく話してくる人って多くない?
    ーーあ、それはいますね!「残業一00時間やったよ、社会人として当

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    2022年10月10日
  • 史上最強の哲学入門

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    ネタバレ

     たしかに、資本主義のおかげで、僕たちの生活は豊かになった。だが、実のところ、もはや十分に豊かになったといえるのではないだろうか。僕たちの生活を豊かにする技術は飽和したといっていいのではないだろうか。だとすると、僕たちはいったい、何のために労働するんだろう?
     ものがあふれ、生活必需品を自動的に生産できるシステムすらつくり出せるはずの知恵を持った人類は、なぜ毎日、「お金がない」と言い続けながら、人生を労働に費やし続けているのだろう。僕たちは、働くために生まれてきたのだろうか。
     そもそも、最初は、自分たちの生活を豊かにするために、資本主義経済をつくり出したはずなのに、いつの間にか、そのシステム

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    2025年04月11日
  • 哲学的な何か、あと科学とか

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    科学と哲学が論理という観点から近い存在だったとは知らなかった!
    「科学とは、今のところまだ反証されていない仮説にすぎない」は、道具主義に陥りやすい人間への戒めの言葉かもしれない。

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    2022年08月28日
  • 新世紀食糧記 ムシグルメン マイマイと人類虫食計画

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    世界的な人口増加に伴い予測される深刻な食糧危機。その解決策の一つとして最近注目されている「昆虫食」について、漫画とテキストでがっつり学べる1冊。小学生から読めます!

    昆虫食が必要とされるに至った原因である地球環境問題をはじめ、虫を食べる際の注意点(生食しない・アレルギーに注意する・罰ゲームなどに使わない等)、更には食べ物と宗教の関係についても解説されており、めちゃくちゃ勉強になりました。

    以前読んだムシモアゼルギリコさんの「スーパーフード!昆虫食最強ナビ」(辰巳出版)でもおすすめ昆虫食本として紹介されていた書籍だったので、読めて良かったです。

    わたしパクチー大好きだからカメムシ食べてみた

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    2022年08月02日
  • 「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学

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    ニーチェの思想をわかりやすく面白く解説

    毎回著者の言葉による説明の
    分かりやすさに驚きを覚えていたが、
    第五章の個人的な体験談を読んで納得

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    2022年07月26日
  • 「最強!」のニーチェ入門 幸福になる哲学

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    ニーチェの哲学は人々に生きる勇気を与えてくれる…。
    道徳観、倫理観はラベリングされた価値にすぎない。

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    2022年06月27日
  • 哲学的な何か、あと数学とか

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    タイトルからは分からないが、「フェルマーの最終定理」に立ち向かった歴代の数学者達のお話。コラムとして「n次方程式の解の公式」物語が並走し、時に交わる。いわゆる偉人伝である。

    数学と聞くと無機質なイメージをしてしまうが、それに関わる「人」に焦点を当てれば、やはりドラマチックであった(飲茶氏の書きっぷりによるところも大きいと思うが)。

    学問に限らず、芸術でもスポーツでもそうだが、「偉業」自体よりも、それを成し遂げた人間の物語のほうが面白いものである。

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    2022年05月05日
  • 14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

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    飲茶さんの本は初めて読んだが、こんなにわかりやすい哲学(入門)の本は初めて。他の本も読みたくなった。
    ニートに未来の希望を見出しているところも斬新で好き。

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    2022年05月03日