ワンチャイのレビュー一覧

  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    『三体』の二次創作。インターネットに発表した作品が評価され、本家公認となって出版された。雲天明が三体世界に囚われた状況を語る。拷問は過酷であった。三体人側には残酷なことをしているという自覚もない。現代日本の人質司法や外国人収容と重なる。三体人は地球人と接触することで、だますことを覚えた。その結果、だ...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    前作で羅輯が三体人に突き付けた両刃の剣の最終兵器。
    膠着状態に陥って終わったけれど、それはそれで納得の終わり方だった。
    なんならこれで『三体』が終わってもいいくらいの。

    さて、ではどんな続きが始まったのか。
    「面壁計画」と並行して行われていた「階梯計画」について書かれる。
    「階梯計画」とは、三体本...続きを読む
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    「三体Ⅲ 死神永生(ししんえいせい)」刊行直後(なんと1ヶ月以内!)に当時アマチュアだった宝樹(パオシュー)さんが二次創作として本作をネットで発表。大きな反響となって本家、劉慈欣さんからも公認されて出版されたという。
    なんだか、90年代後半から瞬く間にネットで拡散された「僕が勝手に考えたドラえもんの...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    途中までなかなか進まなかったが、後半、最後は面白かった。マクロ電子が出てきてからが面白い。マクロな量子効果など、やはりこの作者の発想がすごい。
    最後は怒涛の展開。なぜか戦争が始まり、事件が起きるとデンイーが陳の下へ。マクロ核融合で戦争終結し、林雲は去り、陳はダイリンと再会。よかった。
    232ページ「...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
     中国SFベストセラー"三体"シリーズの前日譚という位置づけの本作。
     完全に三体とリンクしておらず、本作の登場人物が三体にも登場する。
     もともと2000年に本作が長編として執筆されたあとに三体が書かれたという。

     世界各地で目撃される球電現象。
     陳は幼い頃、この球電現象によって両親を亡くして...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    また少し難解になってきました。。
    一度は落ち着いたと思いましたが、まだまだ話が広がっていきそうな予感がします。
    しかしこれだけの大きな話をコントロールして描いているのはすごいなあと思います。
    幹がしっかりしているので枝の部分が分からなくてもなんとか楽しく読めます。
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    三体シリーズとは別の著者が書いたスピンオフもの。三体世界のことを調査するため人類が主人公の同級生の脳を送り込んだ後、理解できた世界が描かれる。謎解きが明かされるワクワクもあり、面白い。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    「三体」1作目の前日譚。水滴と対峙した丁儀が登場するとのことだったが、彼自信の話ではなく彼の力を求める張(名前があっているか忘れた)博士の話。日本にはあまり女性軍人のイメージが無いのだが、メイン人物の一人は若き女性少佐。原子や核融合の話が出てくるのでちょっと物理を勉強し直したくなる。超常現象とされて...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    最後まで読み通して、Ⅱ巻までは銀英伝ばりの壮大なSF小説という印象だったが、Ⅲでは一転してセカイ系となる。(「君と僕」の関係がそのまま人類の運命のような壮大な話に直結してしまう物語。)この辺りは読者の評価が分かれるのではないかと思ったが、新海誠作品が成功を収めている日本では、歓呼をもって迎えられたよ...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    今回は、ウォールフェースプロジェクト発足時代に戻り、もう一つの奇想天外?なプロジェクト=ラダープロジェクトから話しは始まる。
    前作の黒暗森林で、一応話は落ち着いたのかと思いきや、意外な展開で話は進む。時代も場所も次々に入れ替わり、中盤以降スケールがますます大きくなってくる。
    やはり、この作者の話のひ...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    ルオジーから程心にバトンタッチした後の展開が凄まじかった。感情を優先すべきか、冷酷に判断を下すべきか…いろいろと考えさせられました。
  • 三体III 死神永生(上)
    三体三部作の三部作目上巻。
    前の二部作に比べて、スケールが壮大になり、頭がついていかなくなるほどの迫力でした。

    本作品では、「面壁計画」の裏で実施されていた「階梯計画」に焦点が当てられます。主人公は若き航空宇宙エンジニアの程心。階梯計画で、大学の同級生である、雲天明の脳を三体艦隊に向けて送ります。...続きを読む
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    「三体」にどっぷりハマった著者がそのロスを抑え切れずに書いた本家の「余白」。それが公認として発売される展開もスゴいし、そのストーリーも良かった。本家らしい重厚感もあり、スピンオフらしいポップさもあるような、公式っぽくも読めるしジャンク品っぽくも読めるというか。天明が三体世界に拿捕されてからの歩み、A...続きを読む
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    ファンによる二次創作とは思えないクオリティ。三体本編で良く分からなかった部分などが上手く想像で補われている。巻末に三部作目の簡潔なまとめがあるのも有り難い。
    想像を絶する(もはや読んでもイメージしきれない)技術による闘いのスケールに、よくわからないのに感動する、という不思議な体験が出来た。
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    とても面白かった。少し俗っぽいところがあるのがオリジナルとの違いかな?世界観の広がり、物理学的なアプローチなどは遜色ない。三体の三部で曖昧な理解だった事をおさらいをしながら説明しもらえる感じ。ますます三体ワールドが好きになってしまう一冊だった。
  • 三体III 死神永生(上)

    SF小説ってすごいんですね。

    一大長編小説、ハードカバー5冊分くらいを読んだ感じがして、とても頭が疲れました。三次元画像の仕組みさえもおぼつかないのに、四次元世界を想像しなければ読み進められないので、最終的に自分勝手に想像して読みました。SF小説ってすごいですね。
  • 三体

    難しかったです

    物理学の知識やゲームをしたことがないので、文章が頭に入ってくるのにとても時間がかかりました。未だに分からなくて、半分くらいぼやぼやと内容を理解している程度です。ただ、スケールがとても大きくて、作者はとても博識だということはわかりました。SFは読んだことがないのですが、中国のSF、すごいと思いました。
  • 三体III 死神永生(下)
    やっと読み終わった...。
    やっぱり最後が嫌い。というか、やはり1人の作者がこの膨大な歴史を創作するのは無理がある。引き合いに出される西暦時代の歴史など、説明の根拠になっていなく、ただの弱いアナロジーでしか無いのもかなり気になる。(媒体中の光速速度とか本作でも言われてたが全く関係ないのに何度も書かな...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    やっぱり三体シリーズは佳境に入ると最高に面白くて止まらなくなる。(ただ佳境に入るまでが結構長くて大変だけど…でもその分読んだ甲斐が有る!)
    物理とかそう言う科学的な事にもっと詳しければより面白さを楽しめるだろうにと言う感覚は本編とは変わらず…
    本編に出てきた天才科学者丁儀が出てきて、
    中国では別に三...続きを読む
  • 三体
    いやー難しかった。
    特にSF苦手、物理学苦手、でなにやらさっぱりなのでうすーく読んだ。
    終盤なにやら風向きが変わった。
    確かに続きは気になる。
    しかし読むのに時間がかかりすぎるし頭になかなか入らない。
    次、どうしよう。