ワンチャイのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。前評判に違わぬとてつもないスケールの大きさと面白さだった。
上巻から思っていたのだが、程心は登場から常に傲慢だったと思う。
程心のもたらした結果は常に人類、もしくは程心にとってよくない方向へ進み、その度に後悔を繰り返していたが、結局最後まで傲慢であり続けた。
一方で程心以外の主な登場人物は己の手で道を切り拓き、常に前に進み続けた。
この対比は割と意識して描かれていたんじゃないかと思う。
程心の傲慢さに少しイラッとすることもあったが、きっと自分が同じ立場ならそうするし、傲慢こそが人類が持つ特性なのだと思う。
そう思えば、この三部作の中で一番共感の持てる主人公であったし、一番嫌いな主人 -
Posted by ブクログ
中華SFの傑作である三体の前日章のSF小説。
三体と同一世界線の話であり、三体に登場した人物も1人登場するが、基本的には三体の話とは関係がない、雷の球のような現象についての小説。
(あとがきに記載されていたことだが、中国版の三体ではこの雷球のことが元々書かれていたそうで、翻訳の際に書き換えられたそう。なので、前日章というのは間違いではないらしい)
現実には存在しない科学技術も登場するが、科学的な理由付けも素人にはかなりそれっぽく思えるほど話が練られているので、非現実感はそれほど無く没入感を得られる。
もちろん、そんなもんあるかいというような物も出てくるのてSF感は感じられる。
科学や技術 -
Posted by ブクログ
上巻を読み終えた勢いで、一気に読み終えた。
三体Ⅱよりもスケールが大きいと思って読んでいた三体Ⅲ上巻よりも、更にどんどんとスケールが大きくなり、最後にはもうこれ以上は本当にあり得ないというスケールの宇宙にたどり着く。
一生の内にこれだけ大きな物語に触れることができたことは私にとって幸運であったと思えた。
読み始める前は、決して読み終えられないと思った。途中で挫折してしまうのではないかという恐怖があった。まるで宇宙に出て新天地を探すことをためらう人類のように。
読み進める内に、想像したこともない展開の数々に心が躍った。ときにはページがなかなか進まない暗黒領域のような地帯もあったが、前へ、何があろ -
Posted by ブクログ
ネタバレとうとう読み終わってしまった。
本当に面白い三部作だった。
空間的にも時間的にも圧倒的なスケール。
人類を虫ケラに思わせるほど発展した三体文明も、さらに超高度文明にとってみれば変わりない。
そんなわけで一瞬で滅ぼされてしまった。
しかも実行者はその文明内ではヒエラルキーの下位に位置する者らしい。
恒星を破壊する活動は誰でもできるお仕事として扱われている。
物語中、程心にのしかかる責任は半端なく大きい。
太陽系を救うこと、滅亡を受け入れて遺すこと、生き残ること、宇宙を消滅から救うこと。
どれも想像がつかないほどの重みだった。
物語には教訓がつきものだったりするが、三体のスケールはそんなもの