ワンチャイのレビュー一覧

  • 三体2 黒暗森林 上
    SF超大作である三体の第2弾。
    前回の三体のラストに出てきたように人類の科学技術発展を阻害する決定的な妨害工作、智子が発動された。

    それにより人類は科学の基礎理論発展の道を閉ざされただけでなく、常にあらゆる言動・行動を異星人に監視されることになった。

    しかしそんな監視の目も人の心のうちだけは見抜...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    黒暗森林で描かれた羅輯の抑止によって三体世界との均衡が取れるようになった時代の物語です。上巻だけで地球と三体世界との関係が一変し、ジェットコースターのようでした。
    程心に託された重責と彼女の責任感や、雲天明の愛の重さが印象的でした。
  • 三体2 黒暗森林 下
    一作目が現代が舞台なのに対し、二作目は、軌道エレベータ、核融合エンジン、宇宙戦艦、冬眠技術などなど、未来の宇宙ものらしいSF要素が盛りだくさんで出てくる。ただの宇宙ものでない面白さは、面壁計画が上手い具合にミステリー仕掛けになってるところ。結構多い文章量だけど、飽きずに疲れずに読めてしまう傑作。

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  • 三体2 黒暗森林 上
    宇宙戦艦ヤマトとか、ガンダムみたいな、作り込んだ話が好きな人にはたまらない。

    どのキーワードに触れてもネタバレになってしまうので触れられないもどかしさ。
    ただ鉄砲でドンパチするのではない宇宙戦争、それを巡って様々に思考する地球人。これは本当に面白い。

    読書が止まらなくなる一冊。
  • 三体2 黒暗森林 下
    三体の第2作目。1作目はSF感が足りなかったが、今作はガッツリSF。未来のテクノロジーや宇宙での物語など、盛りだくさん。
    しかし本小説はそのようなSF要素がメインではなく、三体世界を前にした時の人間ひとりひとりの行動描写にスポットを当てている。

    またロジックが非常に綿密に練り上げられており、想像の...続きを読む
  • 三体2 黒暗森林 下
    読み始めるのがたいへんでしだが
    読み始めたら あとは一気に読み進んでしまって
    読み終わって 終わってしまった感満載で
    とても充実しました
    ただ 最後が なんだかあっけなくて
    もう少し ひっぱってほしかったなー
    と思いました それも手に汗握って 読んで
    しまったからかもしれません
  • 三体
    宇宙哲学とでも言ったらいいのか、スケールは壮大、理論は広大、思考は深淵。いやわからん。分からんけれどほんのりは分かる、ような気がする。あまりにも流行っているのでエンタメ要素が強いのかと想像していた。どっこい物凄く硬派。

    文革の恐ろしい処刑から始まる。『さらば、わが愛』を思い出した。思想統制は科学に...続きを読む
  • 三体2 黒暗森林 下
    しばらく時間がかかりましたが、読破しました。
    とても重厚な群像劇でした。羅輯をはじめとして、タイラー、ディアス、ハインズ。章北海も。
    また、第二部「呪文」の締めに最期が描かれる人物たちや、水滴による丁儀の最期、また読者への配慮のように言及された汪淼や葉文潔の人生の締めくくり。
    容赦のない時代の進行に...続きを読む
  • 三体2 黒暗森林 下
    最高の1冊でした!地球文明vs三体文明。いわば宇宙戦争ながら、三体文明の到着は何光年も先ということで、いわば頭脳戦。これほど壮大な頭脳戦を描いた作品はそう他にないと思います。上巻で描かれたルオジーの呪文とは何だったのか。そして、文明間の対決はどんな結末を迎えるのか、納得の結末でした!最終部の発売が来...続きを読む
  • 三体
    劉慈欣が書いた『三体』は中国で2006年に発表されたSF小説で2014年英語訳され欧米で出版、2019年日本語版が刊行され、当初から高い反響を呼び世界中でブームになっている作品だ。
    新聞や雑誌の書評でよく目にし書店の店頭でも大々的に宣伝され、気にはなっていた。大騒ぎの新刊書は出版社や書店の「売らんか...続きを読む
  • 三体2 黒暗森林 下
    こんなに面白いエンターテイメント小説を読んでしまったら、今後何読んでも物足りなさを感じてしまいそうだ。
    冬眠により時間が一気に進み時代は近未来へ。
    ルオジーとダーシーの名コンビをずっと見ていたい…。
    ワンミャオは、死んだのか…
  • 三体2 黒暗森林 上
    文章量めちゃくちゃ増えたけど不思議と読みやすい。
    スケールも何もかもが1巻と段違い。
    ワンミャオは、出てこない…のか…?
  • 三体
    中国の史実、物理学、SFがミックスされて重厚で難解なストーリー。とても重いのに、展開が早い。壮大でリアルな世界観。振り落とされないように必死で読んだ。三体星人て本当にいるのでは…と思ってしまうほど細部まで説得力がある。
    ずっと気になっていた本で、文庫版が出てやっと買えました。中国人作家の作品は初めて...続きを読む
  • 三体2 黒暗森林 上
    Netflixドラマでは面壁者が決定して、羅輯(に相当するキャラクター)の暗殺が失敗するところまでだったので、やっとその続きが読めました。
    面壁者それぞれがしっかりと描写されていたのが素晴らしかった。特に、羅輯が自分の小説の構想内のキャラクターに振り回されていく回想が面白く読めました。

    サイエンス...続きを読む
  • 三体
    ドラマがあまりにも面白かったので文庫版を購入、読破。
    歴史に疎く知識がないため第一部は難しく感じたが、現代編に入ってからはとんでもないスケールのエンターテイメントを魅せられた。
    ドラマだけ観た人と小説だけ読んだ人は話通じないでしょってくらい濃密さが異なる。
    いやドラマも凄かったけども。
    宇宙の瞬きの...続きを読む
  • 三体III 死神永生(下)
    三部作、終わってしまった。
    私には全てが理解し易いわけでもなくて、うんうんって流した所もありながら。
    スケール感を変えながらビュンビュン進むストーリーに引き込まれ続けてしまいました。
    想像を超える世界の体験ができますよ!
  • 三体2 黒暗森林 下
    ぶっちぎり面白かった。上巻はダルく、三体世界に対抗する面壁者もちょっと子供向けアニメの趣向というか、キャラが分かりやすいのも相まってあまり入り込めなかった。
    が、下巻、冬眠から目覚めて三体世界の先鋒である水滴と対決するところから俄然面白くなりそこからは衝撃の展開とオチで一気に読み切ってしまった。最後...続きを読む
  • 三体2 黒暗森林 下
    面白かった。1巻目の「三体」は正直、さほど面白いとは思わなかったのですが(少し期待が過ぎたのもあって)。しかし、IIは引き込まれました。この分量ながら、久しぶりに「ページをめくる行為を意識しない/覚えていない」モードで読み進めてしまいました。
  • 三体2 黒暗森林 下
    面壁者登場!知能戦や宇宙戦争やらで、SF小説としてとても充実していた内容。
    評判通りの面白さだった。
  • 三体2 黒暗森林 下
    前巻では人類に絶望した葉文潔が宇宙に向けて発信したメッセージが三体世界に到達した。折しも、新天地を求めていた三体世界は地球へと侵略艦隊を送り出した。さらに、三体世界は地球侵略を確実にするために智子というスーパーコンピューターも送り込み、人類の科学の発展などを阻害することにした。
    それを迎え撃つために...続きを読む