ワンチャイのレビュー一覧
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周囲の勧めで読み始めた。
最初の一巻は、全体の序章だと思うが全体の話がつかみずらい印象を持った。スケールが大きい(大きすぎる)からが全体に無理があるストーリーのような気もする。
それとゲームの位置づけも意味不明。そもそもゲームなのかもよくわからない。
「三体」という言葉はよくでてくるが、そもそも「あの世界」が三体であるというそもそもの説明がどこにもない気がするのは自分だけであろうか。
1巻までは我慢を強いられている気がするが、途中で脱落しなければ、この先は非常に面白くなるようなので、楽しみではある。(SFなのであまり細かいことは気にしてもしょうがないのだろうとも思っている。) -
Posted by ブクログ
ネタバレ・とても壮大な話になって読んだあとが少し怖いという感情が残った。
・あの二人は最後まで再会できず、とても悲しかった。もう少しハッピーエンドを求めてしまった。救いがなさ過ぎるように感じた。
・地球がなくなってしまうのは悲しい。
・太陽系を滅ぼすのが紙一枚という斬新な武器。その発想がすごい。
・結局、反人類罪の二人が正しかった。自分を貫くことのすごさ、後からしかわからない正しさを考えさせられた。
・作中を通してルオジーが一番好きだったので、最後まで登場してくれてうれしかった。
・ルオジーのモナリザを見つけた時のそこにいたんだね、それならもっとここにきたのに。という言葉が感動的だった。200年 -
Posted by ブクログ
初版の凝った装丁やタイトルで勝手に重厚な話と思い込んでいましたが、言ってしまうとこれは多分ラノベです。すぐ読み終わります。
実写映画が好きだったので購入しました。映画と原作はかなり違うという事は分かっていましたし、コミカライズ版のイラストも先に見てたので何となく若者向けなのかと予想はしてましたが、原作小説もとにかくマンガをそのまま書籍にしたような感じです。
登場人物は魅力的ですが展開が本当にマンガ読んでるようなスピード感でした。
好きな映画の原作であることと、キャラクターの良さ(本当に映画とまるで設定が違うのですが、読むと「確かにここからあの魅力的な映画が作られたのだな」と納得できる何かを -
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謎の発光体、球電によって両親を奪われた主人公は取り憑かれた様に球電を追い求めるようになる。やがて球電の兵器利用を目論む軍部との接触をきっかけとして、その驚くべき正体が明らかになっていく...
「三体」の前日譚とは誇大広告もいいところだが、このタイトルでなければ読んでいないのも確かなので、まんまと命名者である大森望の術中にはまっていると言える。
主人公の感傷的すぎる一人称や終盤の悲劇的な展開はあまり好みではないが、大暴走の果てにとんでもないことになった「三体」3部作に比べて、一冊できちんと完結しているのは高評価。とはいえ球電の正体、捕獲、兵器化、そして量子状態など、今作も十分とんでもないこと -
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ネタバレ総じて面白いが、傑作とは言えず意欲作といったところ。ストーリーの原動力が文革という歴史背景などの枠組み頼りで、それ以上ではない。登場人物もストーリーもプロットありきで個性が生きてこない。それが顕著なのはゲーム描写。主人公が主体的に進めたのは本当に1プロセスだけであとはただただゲームーオーバーまでのムービーを眺めてるだけなのに、彼はゲーム内で異常に持ち上げられ、そんなゲーム性をもまた異常に持ち上げ。「このゲームはとにかく面白くて難しいのである。」「そんな難しいゲームを解いたことになっている主人公はすごいのである」を飲み込めないものはエリートから除外される。
続編で漂ってる死体を拾うほど人類の情報 -
Posted by ブクログ
面白い。とは思うんだけど、助走が長い。
この一巻の後半で漸く何の話か、前振りがつながり始めるんだけども、そこまで大体400ページくらいなんだかよく分からないゲームの話や、地球外生命とコンタクトするきっかけ作った人物の動機が延々と掘り下げられる。
それを辛い、退屈と思う人には向かない。
また高校から理系の大学で習う程度の科学知識、リテラシーがないと何のことやらついていけない気がする。特に三体世界の話。それらがあっても何のことやらって感じではあるけども。
あとは中国人の名前が読んでいて覚えられず辛い。
そのことを見越してか、文庫には登場人物のメモ書きみたいな紙がついている。…序盤で目を通してし