ワンチャイのレビュー一覧

  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    前回の平和なラストから一転して魔女紀元から始まって何事かと思ったし、状況が変わりすぎて頭がパンクしそうになったけど、相変わらず最高だった。
    安全通知の送り方が気になるけど、一応4次元のかけらで太陽を隠すみたいな予想だけしておきます。
    あと、2時間の会話内容を正確に覚えるタスクが地味にキツい。元ソードホルダーのチェン・シンありがとう。
    ロオ・ジーはさらに洗練されててかっこよすぎるし、ユン・ティエンメンは幸福のまま人生を終えられそうでよかった。

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    2025年03月19日
  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    二巻である黒暗森林の終わり方が完璧で、続きをどうなるのだろうと読み始めた。

    人類の救世主とも言える面壁者のその後が何ともやるせない。世間の評価はどんどん変わり、英雄だ、悪魔だと言われたい放題。ルオ・ジーの達観した様子を見るに極度のストレスにさらされて、ある意味ボケしまったのではないかと思わされる。

    人類は重大なミスを犯して、再度滅亡の危機にさらされる。チェン・シンの心情描写には胸が苦しくなる。自分がその立場に立ったとしても、きっと何もできないだろうと思う。
    それでもあっと驚く展開で、またも形勢逆転。圧倒的なスケール感と正直理解の及ばない描写が続く。

    人類に最後の希望を残して、下巻に続く。

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    2025年02月27日
  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    II部の時点でそうだったけど、SF以外の要素も考えられてるのがすごい
    暗黒森林理論の是非についてもちゃんと議論してたり、様々な状況によって政治や宗教の変遷もちゃんと描写してる。
    自分は宗教に対して無関心(強い言葉を使うと、馬鹿馬鹿しい)と思ってたけど、
    「地球が助かったのは奇跡=神がいるとしか考えられない→ 信仰しよう!祈りが足りない!」みたいになるのは少し理解できたし、単に自分の教養が足りない(歴史的背景があるからこその宗教)んだな、と気付かされた。

    もちろんSF要素も、四次元や他の全宇宙文明を出してくることで、三体文明をちっぽけに見せてしまう圧倒的スケール。理解できてない部分が大半だけど

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    2025年03月01日
  • 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

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    全編面白かった。流石の劉慈欣。
    訳者の大森望もあとがきで言っているが、過去30年余りにわたって書かれた作品のうち邦訳されていなかったものが収録された作品集であるのに、ハズレと感じるものが1つもないのが劉慈欣という作家の凄まじさを感じる。
    特に気に入ったのは『時間移民』、『全帯域電波妨害』『鏡』『フィールズ・オブ・ゴールド』
    2018年の『フィールズ・オブ・ゴールド』以降書き続けているという新作長編が出版され、邦訳される日を心待ちにしつつ、積んじゃってる球状閃電と白亜紀往事を読もうと思う。

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    2025年02月16日
  • 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

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    Netflixドラマにもなった「三体」の劉慈欣先生の短篇集。
    「時間移民」「思索者」「夢の海」「歓喜の歌」「ミクロの果て」「宇宙収縮」「朝に道を聞かば」「共存できない二つの祝日」「全帯域電波妨害」「天使時代」「運命」「鏡」「フィールズ・オブ・ゴールド」の13作品を収録。

    SF×哲学の「時間移民」「共存できない二つの祝日」「朝に道を聞かば」
    SF×戦争の「全帯域電波妨害」「天使時代」
    SF×科学の「宇宙収縮」「思索者」「ミクロの果て」
    三体を感じる「夢の海」「歓喜の歌」
    ・・・などなどSFといってもいろんなタイプの作品があり、1つ1つの作品で違った世界観に一気に引き込んでくれるものばかりで、ど

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    2025年02月11日
  • 時間移民 劉慈欣短篇集Ⅱ

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    劉慈欣の短編集。圧倒されっぱなしです。ほんにあんたはすごい。長編書かずにいっぱい短編書いてください。その一つひとつに新しいSFが感じられると思うとたまりません。
    今回もほんとに面白かったのですが、「歓喜の歌」。国連が崩壊しようとしている時に宇宙からの音楽が世界を救います。各国首脳が心揺さぶられる中で日本の首相だけが「人類にとってこの音楽は馬の耳に念仏かもしれませんよ」とひとりズレている。おかしかったですね。日本ってそんな国と思われてるんですね。

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    2025年02月01日
  • 三体

    購入済み

    頑張って読む価値はある

    これほどの世界観を作者1人の頭の中で作り上げたというのが尋常ではない。
    自分はNetflixの映像作品から入ったけどやっぱり原作は読まなきゃダメだなと感じた。

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    2024年11月26日
  • 三体

    購入済み

    すごい

    圧倒的なスケール。SF初心者でもグイグイ。翻訳も良く、とても読みやすい。おすすめです。今からもう一度読みます。

    #アガる #怖い #ダーク

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    2024年04月10日
  • 超新星紀元

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    前半はエンダーの知能ゲーム
    後半は楳図かずおの狂気世界
    のようなイメージ

    もちろん 至福の

    ただ 「三体」と比較し ところどころ 冗長な部分も
    例えば 戦争ゲームのルール決めの部分
    長い....

    ーー

    2回目
    1回目よりも面白かった
    後半の戦争ゲームの部分がちょっと長かったのかも

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    2023年11月15日
  • 三体3 死神永生 上

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    非常に面白かったですが、下巻もあるためあえて星4にします。
    今回の主人公がルオジーからチェンシンになりましたが非常に魅力的な登場人物でした。物語の前半の賢いアイデアの数々から後半では人類の代表のような形になるくらいの出世でしたが、変わらず彼女らしい選択の心情の数々で良かったです。
    これからこの物語がどう終幕するのか楽しみで仕方がないです。

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    2025年12月07日
  • 三体X 観想之宙

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    Audibleで聴読。
    三体シリーズのファンが書いた作品らしいが、三体シリーズの中で正直一番読みやすかった。SFの描写はこれまでよりかは解説のように丁寧に書かれていて、恋愛的な描写が多かったように感じた。世界に人類が2人だけになったらどうするだろうと考えながら読んだ。
    10次元の宇宙が全然想像出来ないが、200年後くらいの文明ではこの小説のような技術が出来ているのかと思うと、冬眠してタイムスリップしてみたいと思った。

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    2025年12月04日
  • 九龍城砦1  囲城

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    陳洛軍が、初めから裏社会にいるし、恋もしてる!!
    映画とだいぶ違うじゃあないか!!

    ということは…2度美味しいということですからね、本当にありがたいですね。
    ちなみに読み口は結構ライトで、漫画的な小説ですから、中学生くらいから読めます。

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    2025年11月19日
  • 三体3 死神永生 上

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    ネタバレ

    前回で綺麗に終わったと思いきや絶望に突き落とされ地球があそこまでになるとは思いもしなかった!これからどうなるのか最後展開が全然読めない。下巻でどうなるのか楽しみです。

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    2025年11月17日
  • 三体

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    Netflixのドラマが面白くて原作を手に取った。
    物理学、工学など特に理系分野の専門用語が飛び交うのと、時系列が複雑に絡んで話が進むのでエネルギーは使うが、とにかく壮大で面白い。
    事前に基礎知識(三体問題)を入れるか、調べながら読むことをおすすめする。

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    2025年11月16日
  • 三体

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    敢えて言わせてもらうなら、残念ながら日本では、世界が注目する程の『ハリーポッターシリーズ』並の人気は出ないだろうと推測する。誠に遺憾ながら。それは決して作品が面白くないということを意味しない。

    僭越ながら、自分はこれまで『幼年期の終り』『星を継ぐもの』『銀河帝国の興亡 1』は読んできた。なので本作は今までのSFの流れを正当に汲んでいて、その中でも大作だなと思えた。しかしながら、SFを読み慣れないとなかなか読むの難しいんじゃないかと思う。少なくとも、本を普段から読み慣れない友人に最初に薦められる一冊ではない。かといって、科学的な、物理の天文の力学の素養は全く無いので、全ての記述を全て理解できな

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    2025年11月01日
  • 三体3 死神永生 上

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    ・星の贈り物は素敵すぎる。脈なしな人も一途な気持ちには弱いのだなと思った。
    ・ルオジーの家庭が崩壊していてとても悲しかった。ルオジーのような家庭を気づくことが夢だったのに。。

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    2025年10月31日
  • 三体

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    ネタバレ

    ・ETOのトップがまさかのあの人で、あの瞬間はよんでいてとても興奮した。
    ・中盤の方から話に引き込まれて一気に読むスピードが上がった。
    ・主人公の物理学者やダーシーの二人がとても個性的で好きになった。



    ・最初の文化大革命のところが長くて読むのがしんどかった。
    ・中国の作家の作品を初めて読んだので名前を覚えるのが大変だった。
    ・文化大革命の時の人達が可哀想すぎて、心が痛くなった。漫画のキングダムも読んでいて思うけど、中国は不幸な人達の屍の上で建国されたんだなと思った。

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    2025年10月30日
  • 九龍城砦1  囲城

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    魁男塾(古い!)といろいろな義兄弟物を混ぜてごった煮にし、美味しいところだけ取り出したような物語。強い者は戦って強い者と契りを結び、より強くなって行く。荒唐無稽だが、勢いに引っ張られて読み進めてしまった。映画についてはタイトルぐらいは聞いたことがあるが、全くのノー知識。ソフトカバーなのに、天・地・小口がポケミスのごとく色づけされていて、装丁として雰囲気を良く伝えている。間もなく続編が出るようだが、これは読むしかないでしょう。

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    2025年10月23日
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電

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    ネタバレ

    『三体』の前日譚という触れ込みであったけれど、実際には丁儀という物理学者が共通して出ているという程度で、話の繋がりはほとんどない。
    が、そんなことはどうでもよくて、『三体』に比べて圧倒的に若書きで詰め込み過ぎなのが気になってしょうがなかった。

    出だしは面白かったんよ。
    14歳の誕生日に、目の前で両親が球電によって灰にされた陳は人一倍死を怖れながら、球電に魅せられ、物理学徒となる。
    最初は気象を学んでいたが、自分が知りたいことは物理を学ばなければ分かり得ないと気づき、ひたすら球電についての研究を一人で行っていた。

    ところが軍属の美女・林雲と出会ったところから、急速に物語は加速していく。
    究極

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    2025年10月03日
  • 九龍城砦1  囲城

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    渋谷に香港を模した店がオープンし、その店の内装を手がけたのがこの本を原作とする映画の美術スタッフというニュースから興味を持ったのだが、イマイチだった。劇画的な小説なのだが話が浅い。香港語からの翻訳のせいなのかもしれないが、言語や登場人物の思考のロジックも意味不明。購入したので最後まで読んだが、次回作を読む気はない。

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    追記①
    香港のデモ運動を描いたカレン・チャンの本を読み始めた。英国から中国に香港が返還され、時を経て強まる中国共産党の支配に対する市民の抵抗運動が激化するのは2014年。

    対して、この本が描く香港は返還前の九龍城砦。英国の体制下というシェルターに包まれていた時代の物語

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    2025年10月05日