ワンチャイのレビュー一覧

  • 三体
    話題の中国発のSF小説。前半はSF要素は感じられないが、後半急にSF感が全開になる。
    科学・工学の専門用語が頻出するので、しっかり理解しながら読もうとするととても難しいが、SFにそんなもの求めてる方が間違っているかもしれない。
    小説としてはとても面白いが、ワクワク感がそこまで無いのでSF小説としてみ...続きを読む
  • 三体
    Netflixの配信前に予習しようと思い、読みました。
    いきなり文化大革命の場面が出てきたので、あれ、これSFじゃないの?と驚きました。
    一冊丸ごと、序章といった感じ。続きを読んでいきたいと思います。
    ドラマ配信とともに、これからが楽しみです。
  • 三体
    去年話題なった中華SFの大作。文庫になったんでようやく読んだ。
    テセント版のドラマを序盤の数話まで見た状態で読み始めたのだが、ドラマに
    比べてそのテンポの良さに驚く。そこそこボリュームのある本だがさくさく話
    が進んでいく。展開が早すぎて終盤の展開なんかはもっとゆっくりで良いのよ。
    と思うぐらい。
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  • 三体III 死神永生(下)
    三体シリーズの中で一番面白かった。分からない理論が多かったけど、一緒に宇宙旅行をした気分になったので◎!世界は広がるんだけど、生命は全てが幻という気持ちにもなる物語だった。
  • 三体III 死神永生(上)
    三体の中で一番さくさく読み進められた!2作目で語り尽くしたのでは?と思っていたがそんなことはなかった。SFはすごい。上巻だけで様々なことが起こったが、下巻も厚みがある。楽しみ。
  • 超新星紀元
    「三体」劉慈欣のデビュー作。地球近傍で起きた超新星爆発の影響で世界から13歳以上の人間がいなくなり、子供だけの世界になる。タイトル的に「超新星」という宇宙のキーワードを冠しているが、超新星はあくまできっかけでそこまで掘り下げられない。世界に子供しかいなかったら?というifの世界の物語が中心。
    著者の...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
     三体シリーズの前日譚ということになっているが、「三体」は特にでてきません。主人公は、球電のの謎を追い求める科学者陳と女性軍人林雲。そして彼らを助ける天才物理学者丁儀。この丁儀が「三体」に登場するのだ。

     本書は日本では、ヒットした三体シリーズの後から翻訳出版されたので、営業的にシリーズに含めちゃ...続きを読む
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    2次創作とは思えないクオリティ。とは言え、死神永生を読んだ後に読まないとあまり前提がわからないから、その後に読むのがいい。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    量子ファンタジーの傑作

    量子力学をこれほど美しい物語に仕上げた作品を他に知らない。ヒーローもヒロインも像が薄いし、ところどころに繋がりが切れ気味なところを感じるけど、それも量子力学かな。

    物語のスケールサイズ、あちこちの伏線回収、とてもきれいなエンディング。一流作品だと思う。

    なにより、マクロ...続きを読む
  • 三体X 【観想之宙/かんそうのそら】
    三体シリーズの二次創作の公式スピンオフ、なんて聞いたら読まずにはいられなかった。もはや三体シリーズの細かいことを忘れているため、思い返しながらの読書となった。
    作者は"原作を隅々まで読み込んだ三体オタク"なのだろうという熱量がひしひしと伝わってきた。あの物語と並行して謎を解き、あちこちを繋げて伏線を...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    三体シリーズ同様に、読み切るのには一苦労するが、その努力と引き換えに得られる体験、すなわち見たことも聞いた事もない世界観にひたる事、が出来て、今回も頑張って読んで良かった。

    物理や科学、ましてや量子力学など全く予備知識無しの為、描かれている内容の何割も理解出来てない筈ながらも、優れた描写力によって...続きを読む
  • 三体III 死神永生(下)
    あまりにスケールの大きな内容に拡大。
    宇宙そのものの存在意義、時空を超えたストーリー。
    一体この作者に限界はあるのか?
  • 三体III 死神永生(下)
    やっと全部読み終わった。長かった。
    長いが、引き伸ばしや無駄な箇所がなく内容の濃さ、密度は圧巻だった。
    また、第三部については、
    太陽系の危機をどう乗り越えるか・光速をどう超えるか・宇宙はどうなるのか
    というスケールの大きな問題に対し、想像力が凄すぎて感動した。
    少し難しかったが、最後まで読んで欲し...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    黒暗森林で綺麗に終わり、抑止の後どうなるのかと思っていたら、
    執剣者、智子と展開は止まらず面白かった。
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    殆ど量子物理学の話でした
    前日譚と言っても、三体の日本語訳では意図的に外されていたそうなので、どうりでピンと来なかった訳で…

    救いのあるような無いような結末に、哀愁を感じました 涙
  • 三体III 死神永生(下)
    スケールがでかい。創造力がすごい。後半やや駆け足に感じたけれど、宇宙を想像するのにとても良い本。もちろんあくまでこれはフィクションですが、それでもこんな想像はしたこともない世界観でした。圧巻。

    しかし、この感動は1から読んでこそ。そして、読み終わってがっかりしない大作。

    それでも生命への友愛を貫...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    暗黒森林による抑止状態の地球以降が主な場面だが、その先に続くエピソードが面壁計画時代に一月盛り込まれる。

    抑止力が機能するための条件についてはかんがえさせられる。これは三体社会による地球侵略で描かれるが、核による抑止と理屈は変わらない。

    なんにせよ、最後の対談からの続きが気になる。とても面白いし...続きを読む
  • 三体III 死神永生(上)
    前巻でストーリーは一段落してしまった様な気がしていて、III死神永生は外伝なのかと勝手に想像していましたが、そんなことはなかったです。
    よくもまぁ、中弛みさせずに次から次へと物語をたたみかけてこられるものです。

    ややハードな感触のSF&バイオレンス描写と、甘酸っぱいラブストーリーのエンターテインメ...続きを読む
  • 三体0【ゼロ】 球状閃電
    三体三部作を読んだときにも感じたが、物理学的なハードSFの面白さ(文系でも何とかついていける)もあるが、ヒューマンドラマの要素もしっかりしている。全ての登場人物が熱く、語る言葉に揺さぶられる。嫌なキャラクタはほぼいなくて、それがこの小説の清々しさなのかもしれない。
  • 三体III 死神永生(上)
    序盤で雲天明に感情移入してしまったので程心がその後全然思い出してあげないのを見て(聖母のような扱いされてるけど)悪い女だなと思ってしまった笑 暗黒森林抑止のスイッチがルオジーから程心に渡された直後に三体文明が侵略を開始。大移住の苦難の中、宇宙で生き残っていた艦隊が三体文明と地球の位置を公開することで...続きを読む