魚豊のレビュー一覧
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ひゃくえむ
チ。―地球の運動について―でブレイクした漫画家「魚豊(うおと)」さんの作品。凝縮された感情の表現が特徴的でこころを動かされる。とくに何も考えず無思考で逃げていることにも忘れてしまっている漂流者には鈍痛のように響く作品。彼の漫画はそんな人間にとってAEDの装置のような作品だ。「大丈夫ですか?起きてください!」と彼は叫んでいるようだ。短距離走にかける高校生たちの熱い青春群像劇!主人公・十種(とくさ)の純粋なまでの速さへの執着と、個性豊かなライバルたちの存在が、読み手をグイグイ引き込みます。疾走感あふれる描写と、それぞれのキャラクターが抱える葛藤が丁寧に描かれており、陸上経験者はもちろん、そうでない
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最終の巻である。読み終わって、脱力感に襲われた。なんだ。この結末はと思った。
シュミット隊長とドゥラカは、二人は馬で逃げ、それをノヴァクが追いかける。そしてシュミットはノヴァクと戦う。そこで、シュミットは敗れ、死ぬ。ノヴァクも傷がついた。
そして、ドゥラカは教会に辿り着き、アントニ司祭に会い、本を出すことについて、交渉し、ドゥラカは20%の利益をとることで、契約が成立する。
そこに、ノヴァクが現れ、地動説を認めたアントニ司祭は、「君の宇宙論関係の仕事は非公開処刑が多すぎた。君の残っている記録を処分せよと指示した」という。
ノヴァクは、「地動説の迫害を実行したのは、この世で私だけ?」 -
Posted by ブクログ
若い司教で異端審問官のアッシュはノヴァクの傷つける手法と同じ、異端審問をしていた。
ダミアン司教は、アッシュのやり方を批判する。
アッシュは、異端審問所を襲ったもの達がいて、本を持っていったことをダミアン司教に伝える。
その本には、「ポトツキに寄付しろ」と住所が書いてあった。
それを聞いたダミアン司教は、引退しているノヴァクに聞きにいけという。初めは、ノヴァクはダミアンを拒否していたが、「地動説」を憎んでいることでダミアンに協力する。
ヨレンタは、ドゥラカに、手に入れた本を燃やした理由を聞く。ドゥラカは、あの本を燃やさないと、本部に連れて行かれないからだ。あの本の先に何があるのか -
Posted by ブクログ
話は、全く違う展開を見せる。C教の教会の腐敗を追求し、C教正統派を排除する勢力の登場。
「異端解放戦線」シュミット隊長。主張は、神を信じている。人倫に汚された神を復活させること。そのため、C教正統派を弱体化させる。ただし、C教を否定し、すべての宗教を廃絶する自然主義者という。人間の作った神は信じない。シュミットの姿勢がスッキリしている。
教会は、人々に「勤勉で、謙虚で、質素に生きろ。それで救われる」という。
清貧を説きながら、自分たちは聖職売買で稼いでいる。たらふく食って、僧侶が酒を飲みクダをまき、貧民の女児や男児を買ってる。教会に豪華絢爛な装飾がなぜ必要か?信者に上下の階級が必要なの -
Posted by ブクログ
ノヴァクは、バデーニの事務所を視察する。そして、オクジーのペンダントを見て、二人は異端者であることを見破る。簡単な挨拶をして、事務所を立ち去るノヴァク。
オクジーは何事もなかったと安心する。バデーニは、事務所を立ち去る決意をする。オクジーは、ネックレスが見つからなかったとバデーニに言うと、バデーニはすぐさま立ち去ることを決める。最悪を想定する。バデーニは書類を燃やし始める。そして、オクジーに、次の場所に行くようにいう。
オクジーは、全て資料を燃やすバデーニに「あまり他人を排除しすぎると間違い気づきにくくなるのでは?紙の上、計算で誤差を競うことはできる。でも、確かな証拠がない以上、本当に -
Posted by ブクログ
本作品は、独特の雰囲気を持つ漫画である。タイトルの「チ。」は、地球を指し、「ちいさな」または「ちょっとした」を意味している。題名のセンスがいいな。記憶に残りやすい。
物語は、「硬貨を捧げればパンを得られる」「税を捧げれば権利を得られる」「労働を捧げれば報酬を得られる」といった言葉から始まる。そこに対して問いかけがなされる。「なら一体何を捧げれば、この世の全てを知ることができるのか?」
舞台は、15世紀前期のP王国の某所である。ここでは、C教に背くことは異端思想とみなされる。異端者は火あぶりの刑に処せられる。火あぶりに処せられると、肉体は灰となり、最後の審判による復活の身体も失われてし